「Intel GMA 3600」の版間の差分

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2024年9月3日 (火) 22:38時点における最新版

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Intel GMA 3600 シリーズは PowerVR SGX 545 グラフィックコアがベースの内蔵ビデオアダプタのファミリーです。Intel Cedarview Atom D2500、D2550、D2700、 N2600 および N2800 で使われています。

Linux カーネルはバージョン 3.5 以降サポートされていますが、バージョン 4.15 以降、関連するカーネルドライバー uvesafb がカーネルに含まれていないため、ドライバーの DKMS バージョンを使用する必要があります。詳細については、uvesafb を参照してください。

Xorg ドライバー

今のところ、Xorg サーバーのアクセラレーションドライバーは存在しません。ただ xorg-server パッケージに含まれている Xorg の modesetting ドライバーを使うことで多少のサポートは得られます:

/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
Section "Device"
    Identifier "Intel GMA3600"
    Driver     "modesetting"
EndSection

modesetting ドライバーを使うことで LVDS, VGA などの端子の有効・無効を切り替えたり xrandr で解像度を変えられるようになります。

必要であれば以下の設定で LVDS を無効にして強制的に VGA を有効にできます:

/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
Section "Device"
    Identifier "Intel GMA3600"
    Driver     "modesetting"
    Option     "Monitor-LVDS-0" "Ignore"
    Option     "Monitor-VGA-0" "Monitor"
EndSection

Section "Monitor"
    Identifier "Ignore"
    Option     "Ignore"
EndSection

Section "Monitor"
    Identifier "Monitor"
    Option     "Enable"
EndSection

トラブルシューティング

復帰後に画面が表示されない

以下のコマンドを実行してみてください:

# touch /etc/pm/sleep.d/99video

動画の再生

チップの力を使ってグラフィックアクセラレーションでフル HD の動画を再生することはできません。Atom CPU のパワーを最大限使って動画をデコードするには:

$ mplayer -lavdopts threads=4 -fs myvideo.avi
$ mpv --vd-lavc-threads=4 -fs myvideo.avi

参照