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2024年9月3日 (火) 22:40時点における最新版

wikipedia OpenGL から:

OpenGL (Open Graphics Library) は、グラフィックスハードウェア向けの2次元/3次元コンピュータグラフィックスライブラリである。SGI 社内で自社の CG ワークステーション向けにクローズドに策定された API 仕様が改良されて公開されています。

詳しくは、Khronos をご覧ください。

インストール

OpenGL を使うアプリケーションを実行するには、あなたのハードウェア(GPU または CPU)用のドライバを インストール する必要があります。

  • mesa はオープンソースの OpenGL 実装で、最新の OpenGL 仕様をサポートするために継続的に更新されています。Intel グラフィックス]]、ATIAMDAMD PRO および NVIDIA のためのオープンソースドライバが集められています。また、ソフトウェアラスタライザーも提供します。パッケージに含まれるドライバは以下の通りです。
    • i915 : GMA 916G および i830、i845、i865 統合 GPU シリーズ用です。
    • i965 : Intel の Gen 4 ハードウェア以降に対応。インテルにより公式にサポートされています。
    • iris : Intel の Gen8 ハードウェア以降に対応。インテルにより公式にサポートされています。
    • r100 : AMD Radeon R100 GPU シリーズ用です。
    • r200 : AMD Radeon R200 GPU シリーズ用。
    • r300 : AMD Radeon R300, R400, R500 GPU シリーズ用。
    • r600 : AMD Radeon HD 2000 GPU シリーズ以降に対応。AMD が公式にサポートしています。
    • radeonsi : AMD の Southern Island GPU 以降のシリーズ用。AMD が公式にサポートしています。
    • nouveau : NouveauNVIDIA 用のオープンソースドライバです。GPU の場合。
    • virgl : 仮想マシン用にホストと GPU を共有するための仮想 GPU ドライバです。
    • svga : VMware の仮想 GPU 用です。
    • zink : Gallium ライバで、vulkan 上で OpenGL を動作させることができます。
    • swrast : レガシーソフトウェア rasterizer です。
    • softpipe : ソフトウェア rasterizer、リファレンス Gallium ドライバです。
    • llvmpipe : ソフトウェア rasterizer、x86 JIT コード生成に LLVM を使用し、マルチスレッド化されています。
    • swr : AVX および AVX2 CPU 命令を使用する高性能ソフトウェア rasterizer OpenSWR としても知られています。
ノート: mesa に適したドライバが自動的に選択されるはずですので、設定する必要はありません。
ヒント:
  • AMD (および ATI) では、プロプライエタリなものを使用する非常に強い理由がない限り、オープンソースのドライバを使用することをお勧めします。
  • NVIDIA では、プロプライエタリドライバをインストールした方が、新しいカードや一般的なパフォーマンスが向上する場合がほとんどです。

検証

OpenGL のインストールを確認するには、 mesa-utils glxinfo を使用すると、次のような出力が得られるはずです。

$ glxinfo | grep OpenGL
OpenGL vendor string: X.Org
OpenGL renderer string: AMD RV620 (DRM 2.50.0 / 5.10.12-arch1-1, LLVM 11.0.1)
OpenGL core profile version string: 3.3 (Core Profile) Mesa 20.3.4
OpenGL core profile shading language version string: 3.30
OpenGL core profile context flags: (none)
OpenGL core profile profile mask: core profile
OpenGL core profile extensions:
OpenGL version string: 3.0 Mesa 20.3.4
OpenGL shading language version string: 1.30
OpenGL context flags: (none)
OpenGL extensions:
OpenGL ES profile version string: OpenGL ES 3.0 Mesa 20.3.4
OpenGL ES profile shading language version string: OpenGL ES GLSL ES 3.00
OpenGL ES profile extensions:

(もちろん、設定によって異なる値で)

同じパッケージから glxgears も試せます。3つの歯車が回転しているのが見えるはずです。

ドライバの切り替え

ハイブリッドグラフィック については、PRIME を見て下さい。

ノート: reddit post によると、異なるベンダーの2つの GPU を同時にうまく動作させることができるそうです。

Mesa

以下の 環境変数 を使用することで、使用されているドライバーを上書きすることができます。

MESA_LOADER_DRIVER_OVERRIDE=driver

デフォルトでは、mesa は /lib/dri/ にあるドライバを検索します。

$ ls /lib/dri/

driver_dri.so を除いたドライバ名です。もし失敗したら、llvmpipe にフォールバックします。

また、以下の 環境変数 を設定することで、OpenGL ソフトウェアラスタライザードライバを使用することができます。

LIBGL_ALWAYS_SOFTWARE=true
GALLIUM_DRIVER=driver

driversoftpipe, llvmpipe, swr のどれか1つです。

ヒント: これを書いている時点では、llvmpipe と swr は softpipe より高速です。

OpenGL over Vulkan (Zink)

もし、何らかの問題(RadeonSI や Iris のバグなど)が発生した場合は、Zink を使用してみてください。

AMD RX 6700 XT では、[1] によると、RadeonSI と比較してゲームによって FPS が 58-105% になるそうです。

2021-11-30 現在、最新のドライバ 495.44 と mesa-gitAUR の master ブランチでも多くのアプリケーションが NVIDIA GPU で動きません。Copper DRI 拡張(アップストリーム未対応)と組み合わせると、RTX 2070 では Tomb Raider の平均 FPS が 20% 高くなります。

$ env __GLX_VENDOR_LIBRARY_NAME=mesa MESA_LOADER_DRIVER_OVERRIDE=zink GALLIUM_DRIVER=zink %app%

開発

ノート: このセクションは、OpenGL を使いたい開発者のためのものです。エンドユーザはこのセクションの内容は必要ありません。

OpenGL をコードで使うには、関数ローダーが必要です。詳しくは、Khronos を参照してください。

OpenGL ハードウェアデータベース

GPUInfo は、ユーザーが報告した GPU/ドライバ の組み合わせ、サポートされる拡張機能、能力などを提供します。