「Kitty」の版間の差分

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[[IBus]] IME フレームワークの Kitty サポートは、既定で無効になっています。これを有効にするには、環境変数 {{ic|1=GLFW_IM_MODULE=ibus}} を設定します。互換性のある IBus インターフェースが提供されているので、 [[Fcitx5]] でも動作します。
 
[[IBus]] IME フレームワークの Kitty サポートは、既定で無効になっています。これを有効にするには、環境変数 {{ic|1=GLFW_IM_MODULE=ibus}} を設定します。互換性のある IBus インターフェースが提供されているので、 [[Fcitx5]] でも動作します。
   
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=== シングルインスタンスモード ===
=== Single instance mode ===
 
   
This works similar to a daemon mode. When kitty is launched with the {{ic|--single-instance}} or {{ic|-1}} option, only one instance of kitty will run. Launching kitty subsequently with the same option will create a new window of the existing kitty instance. This will lower memory usage because of a shared GPU cache and also reduces startup time. You can have multiple groups of kitty instances with {{ic|--instance group ''name''}} option. See {{man|1|kitty|single-instance|url=https://man.archlinux.org/man/kitty.1#single}} for more information.
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これはデーモンモードと似たような働きをします。kitty {{ic|-single-instance}} または {{ic|-1}} オプションで起動すると、kitty のインスタンスは 1 つだけ実行されます。続けて同じオプションで kitty を起動すると、既存の kitty インスタンスの新しいウィンドウが作成されます。これにより、GPU キャッシュが共有されるためメモリ使用量が少なくなり、起動時間も短縮されます。kitty のインスタンスは {{ic|--instance group ''name''}} オプションで複数のグループを持つことができます。詳しくは {{man|1|kitty|single-instance|url=https://man.archlinux.org/man/kitty.1#single}} を参照してください。
   
 
== トラブルシューティング ==
 
== トラブルシューティング ==

2022年10月6日 (木) 11:28時点における版

Kitty はスクリプトを組める OpenGL ベースのターミナルエミュレータです。タイル機能、TrueColor、合字、キーボード入力と画像レンダリングのプロトコル拡張があります。また、 GNU Screentmux のようなタイリング機能も提供します。

インストール

kitty パッケージ、または開発版のkitty-gitAURインストールしてください。

使用方法

新しいタブやウィンドウを ctrl+shift ショートカットで作成・リサイズすることができます。レイアウトは ctrl+shift+l で切り替えて保存・復元することが可能です。

フルキーボードモードでは ctrl+itab などのキーを区別します。さらに、アプリケーションによっては波線などのエフェクトを使うことができます。

Kitten

Kitty はサブプログラムを作成するためのフレームワークが備わっておりサブプログラムは kitten と呼ばれます。以下のような kitten が存在します。

たとえば、ターミナルに画像を表示するには (imagemagick が必要です。)

$ kitty +kitten icat image.jpeg

2つのファイルの差分を表示するには:

$ kitty +kitten diff file1 file2

ssh 上でクリップボードを操作するには:

$ kitty +kitten clipboard

設定

kitty は ~/.config/kitty/kitty.conf に設定を保存し、デフォルトの設定は /usr/share/doc/kitty/kitty.conf で確認できます。フォント・カラー・カーソル・スクロールバックバッファの動作を調整することができます。利用可能なすべてのオプションは、公式ドキュメントまたは kitty.conf(5) で確認することができます。

ノート: If you are editing the default configuration with vim, the sections will begin folded. Each section can be expanded by using zo in normal mode.
ヒント:
  • The default configuration file at /usr/share/doc/kitty/kitty.conf is self-documenting with comments explaining each option.
  • The official documentation is available locally at /usr/share/doc/kitty/html/index.html.

ヒントとテクニック

IME サポートを有効にする

IBus IME フレームワークの Kitty サポートは、既定で無効になっています。これを有効にするには、環境変数 GLFW_IM_MODULE=ibus を設定します。互換性のある IBus インターフェースが提供されているので、 Fcitx5 でも動作します。

シングルインスタンスモード

これはデーモンモードと似たような働きをします。kitty を -single-instance または -1 オプションで起動すると、kitty のインスタンスは 1 つだけ実行されます。続けて同じオプションで kitty を起動すると、既存の kitty インスタンスの新しいウィンドウが作成されます。これにより、GPU キャッシュが共有されるためメモリ使用量が少なくなり、起動時間も短縮されます。kitty のインスタンスは --instance group name オプションで複数のグループを持つことができます。詳しくは kitty(1) § single-instance を参照してください。

トラブルシューティング

SSH のターミナルの問題

kitty を使用して、terminfo を持たないリモートに ssh 接続すると、さまざまな問題が発生する可能性があります。解決策は通常 terminfo にコピーすることです。kitty には、まさにこれを自動化するための ssh kitten があります。

kitty +kitten ssh user@host

ssh のエイリアスとして設定したい場合、そのための一つの方法として、ユーザーが Kitty を使っているかどうかを検出し、もしそうなら、ssh コマンドのエイリアスを設定することです。これを行うには(Bashで)~/.bashrcファイルに次の行を追加します。

~/.bashrc
[[ "$TERM" == "xterm-kitty" ]] && alias ssh="kitty +kitten ssh"

何らかの理由でリモートに terminfo をインストールできない場合、 TERM をより存在しやすいものに設定してみてください。この場合、端末の機能のいくつかが使えなくなる可能性があることに注意してください。OpenSSH#適切な terminfo エントリがないリモートに接続する場合 を参照してください。

Disappearing background color in vim

When using a color scheme with a background color in vim, the background may disappear or flicker while scrolling. To fix this, make sure the environment variable TERM is still set to xterm-kitty, then add this line to your .vimrc file:

~/.vimrc
let &t_ut=''

Related bug reports: Github issue #108, kitty FAQ

参照

翻訳ステータス: このページは en:Kitty の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2022-08-25 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。