「Windows とのデュアルブート」の版間の差分

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Linux/Windows のデュアルブートをセットアップする場合、最初に Windows をインストールするのが推奨されます。Windows はディスクの一部を使ってパーティションを作ります。Windows のセットアップが終わったら、Linux のインストール環境にブートして、既存の Windows のパーティションには触れずに Linux 用のパーティションを作成することができます。Windows をインストールすると、Linux のブートローダーから使うことができる EFI System Partition が作成されます。
 
Linux/Windows のデュアルブートをセットアップする場合、最初に Windows をインストールするのが推奨されます。Windows はディスクの一部を使ってパーティションを作ります。Windows のセットアップが終わったら、Linux のインストール環境にブートして、既存の Windows のパーティションには触れずに Linux 用のパーティションを作成することができます。Windows をインストールすると、Linux のブートローダーから使うことができる EFI System Partition が作成されます。
   
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=== Linux の前に Windows をインストール ===
=== Windows before Linux ===
 
   
 
==== BIOS システム ====
 
==== BIOS システム ====

2022年4月6日 (水) 13:55時点における版

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ノート: 最終更新は 2020-10-09 ですが、変更箇所が多数あります。 (議論: トーク:Windows とのデュアルブート#)

この記事では Arch と Windows を共存させる方法を簡単に説明しています。

重要情報

Windows の UEFI と BIOS の制限

Microsoft は Windows のバージョンによって使用できるファームウェアのブートモードとパーティションスタイルを制限しています:

ノート: 以下の項目は Windows インストーラによってサポートされている構成のみをリストしていますが、これらのサポートされない構成でも Windows Setup や Windows 自体は機能するかもしれません。Windows インストーラーのチェックをバイパスしさえすれば、Windows 11 は BIOS/MBR の構成でも機能するのが良い例です。
  • Windows XPx86 32ビット版x86_64 (別名 x64) の両方とも UEFI モード(IA32 や x86_64)による、如何なるディスク(MBRGPT)からの起動も、BIOS モード による GPT ディスクからの起動もサポートしていません (RTM や全てのサービスパックを含む)。BIOS ブートかつ MBR/msdos ディスクからしか起動できません。
  • Windows Vista7x86 32ビット版は MBR/msdos ディスクからの BIOS モードによる起動しかサポートしていません。x86_64 UEFI や IA32 (x86 32ビット) UEFI による起動はサポートしていません。
  • Windows Vista RTM x86_64 バージョンは MBR/msdos ディスクからの BIOS モードによる起動しかサポートしていません (RTM 版のみ)。x86_64 UEFI や IA32 (x86 32ビット) UEFI による起動はサポートしていません。
  • Windows Vista (SP1 以上で非 RTM) と Windows 7 x86_64 は GPT ディスクからの x86_64 UEFI モードによる起動、または MBR/msdos ディスクからの BIOS モードによる起動のみサポートしています。GPT/MBR ディスクからの IA32 (x86 32ビット) UEFI ブート、MBR/msdos ディスクからの x86_64 UEFI ブート、GPT ディスクからの BIOS ブートなどはサポートしていません。
  • Windows 8/8.110 x86 32ビット は GPT ディスクからの IA32 UEFI モードによる起動、あるいは MBR/msdos ディスクからの BIOS モードによる起動のみサポートしています。GPT/MBR ディスクからの x86_64 UEFI ブート、MBR/msdos ディスクからの x86_64 UEFI ブート、GPT ディスクからの BIOS ブートなどはサポートしていません。市場に出ているマシンとしては古い Intel Mac (2010年以前のモデル) や Intel Atom System-on-Chip (Clover Trail と Bay Trail) が搭載された Windows タブレットだけに IA32 (U)EFI が含まれており、GPT ディスクからの IA32 UEFI モードによる起動を行います。
  • Windows 8/8.110 x86_64 は GPT ディスクからの x86_64 UEFI モードによる起動、あるいは MBR/msdos ディスクからの BIOS モードの起動をサポートしています。IA32 UEFI ブート、MBR/msdos ディスクからの x86_64 UEFI ブート、GPT ディスクからの BIOS ブートなどには対応していません。
  • Windows 11x86_64 と UEFI モードによる GPT ディスクからの起動のみをサポートしています。

Windows がマシンにプリインストールされている場合:

  • Windows XP, Vista, 7 の32ビット版がプリインストールされているマシンはデフォルトで BIOS-MBR モードで起動します。サービスパックやビット数、Windows のエディション (SKU) やファームウェアが UEFI をサポートしているかどうかは関係ありません。
  • Windows 7 x86_64 がプリインストールされているマシンの大多数はデフォルトで BIOS-MBR モードで起動します。サービスパックやビット数、エディション (SKU) は無関係です。最近発売された Windows 7 マシンにはデフォルトで x86_64 UEFI-GPT モードで起動するものも少数ながらあります。
  • Windows 8/8.1, 10, 11 がプリインストールされたマシンは全て UEFI-GPT モードで起動します。Windows 10 までは、ファームウェアのビット数は Windows のビット数と一致します。例えば x86_64 の Windows は x86_64 UEFI モードで起動し32ビットの Windows は IA32 UEFI モードで起動します。

Windows のブートモードは以下の手順で確認できます ([1] を参照):

  • Windows を起動
  • Win キーを押しながら 'R' で起動ダイアログを開く
  • 起動ダイアログに "msinfo32" と入力してエンター
  • システム情報から左側のシステムの要約を選択して右の BIOS モードの値を確認
  • 値が UEFI であれば、Windows は UEFI-GPT モードで起動しています。値が Legacy の場合、Windows は BIOS-MBR モードで起動しています。

一般に、Windows では使用しているファームウェアのモードによってパーティションのタイプが強制的に決定されます。Windows が UEFI モードで起動していれば、GPT ディスクにしかインストールすることができません。Windows がレガシー BIOS モードで起動している場合、MBR ディスクにしかインストールできません (別名 msdos)。これは Windows インストーラーによる制約であり、2014年4月現在、UEFI-MBR や BIOS-GPT の組み合わせで Windows をインストールする公式(Microsoft)の方法はありません。したがって Windows は UEFI-GPT あるいは BIOS-MBR しかサポートしていません。

ヒント: Windows 10 version 1703とそれ以降のバージョンは、MBR2GPT.EXEを使うことで BIOS/MBR から UEFI/GPT への変換をサポートしています。

Linux カーネルにはそのような制限はありませんが、使用するブートローダーやその設定方法が変わってきます。ブートローダーのインストール手順はファームウェアの種類やディスクのパーティショニングの設定に依るので、Windows と Linux を同一のディスクからデュアルブートする場合、Windows の制限には注意が必要です。出来る限り、Windows が使用する方法、つまり UEFI-GPT あるいは BIOS-MBR ブートにあわせることを推奨します。詳しくは https://support.microsoft.com/kb/2581408 を見てください。

インストールメディアの制限

Microsoft による OEM 向けのコネクテッドスタンバイガイドラインによれば、Intel Atom System-on-Chip タブレット (Clover Trail と Bay Trail) は(ほとんどの x86_64 UEFI システムとは違って)レガシーな BIOS (CSM) はサポートしておらず IA32 UEFI ファームウェアしか用意されていません。これらのシステムでのレガシー BIOS へのサポートがないせいや、Arch の公式インストール ISO が32ビット UEFI ブートができない(FS#53182)せいで、公式のインストールメディアはこれらのシステムで起動できません。さらなる情報や利用可能な回避策については Unified Extensible Firmware Interface#UEFI ファームウェアのビット数 をご覧ください。

ブートローダーの UEFI と BIOS の制限

ほとんどの Linux ブートローダーはインストールされたものと別のタイプのファームウェアのブートローダーを起動したりチェインロードすることができません。したがって、Arch を UEFI-GPT あるいは UEFI-MBR モードでインストールして、Windows を他のディスクに BIOS-MBR モードでインストールした場合、Arch の UEFI ブートローダーで Windows をチェインロードすることは不可能です。同じように BIOS-MBR や BIOS-GPT モードで Arch をインストールして、Windows を UEFI-GPT を使って他のディスクにインストールした場合、Arch の BIOS ブートローダーで Windows をチェインロードすることはできません。

Apple Mac における GRUB(2) だけが上記の例外であり、appleloader コマンドを使って EFI でインストールされた GRUB(2) から BIOS でインストールされた OS を起動したり、rEFInd を使って UEFI 環境からレガシー BIOS の OS を起動できますが、ツールの作者である Rod Smith によれば Apple 以外の UEFI 環境では機能しません

ただし Arch を BIOS-GPT でインストールして、Windows を他のディスクに BIOS-MBR でインストールした場合、ブートローダーが他のディスクをチェインロードできれば、Arch の使用しているブートローダーで他のディスクに入っている Windows を起動できます。

ノート: Arch と Windows を同一のディスクから起動する場合、Windows によって使用されているのと同じファームウェアのブートモードとパーティションタイプの組み合わせを使ってください。

Windows セットアップ は 100 MiB の EFI システムパーティション を作成します(ただし、Advanced Format の 4K ネイティブドライブには 300 MiB の ESPが作成されます)。故に、使用できるカーネルの数は制限されます。回避策は:

  • ESP を /efi にマウントする。そして、ファイルシステムドライバーがあり、他のパーティションにあるカーネルを起動できるブートローダーを使用する。
  • ESP を拡張する。通常の方法としては、回復パーティションのサイズを減らすか、Windows パーティションを移動する(これにより UUID が変わります)かです。
  • バックアップをとり、esp/EFI/Microsoft/Boot/Fonts/ 内にある不要なフォントを削除する[2]
  • バックアップをとり、esp/EFI/Microsoft/Boot/ 内にある不要な言語ディレクトリを削除する。(例えば、en-USのみを残す)

UEFI セキュアブート

Windows 8/8.1, 10, 11 がプリインストールされている場合、デフォルトで UEFI-GPT モードで起動するようになっており UEFI Secure Boot が有効になっています。これは全ての OEM プリインストールで Microsoft によって強制されています。

Arch Linux のインストールメディアは現在 Secure Boot をサポートしています。セキュアブート#archiso の起動を見てください。

Arch Linux を起動する前に UEFI Secure Boot を無効化することが推奨されます。Secure Boot を無効にしても Windows 8/8.1, 10, 11 は問題なく起動できるはずです。UEFI Secure Boot のサポートを無効化するには物理的にコンピュータにアクセスして、ファームウェアの設定で Secure Boot オプションを無効化する必要があるというのが唯一の問題です。Microsoft は、Windows 8/8.1 以上のプリインストール済みのシステムにおいて、リモートで、または(OS 中から)プログラムを使って Secure Boot を無効化する方法を明確に禁止しています。

ノート:
  • Windows で Bitlocker を使用していて、起動時に自動的にロックを解除するために TPM 内にキーを保存している場合、セキュアブートを無効化すると起動に失敗して Bitlocker の回復画面が表示されます。しかし、これは恒久的なものではなく、単にセキュアブートを有効化すれば Windows を簡単に再び起動できるようになります。
  • Windows 11 では、セキュアブートを無効化すると Windows Hello や WSM (Windows Subsystem for Android)、Windows Update が動作しなくなります。

高速スタートアップとハイバネート

ハイバネート可能な OS が2つあるとき、Windows と Linux (または、他の OS)の一方をハイバネートしてもう一方を起動したり、両方をハイバネートする場合があります。

警告: Windows がハイバネートしているときに、Windows と Linux の両方から読み書き可能な、Windows によってマウントされているファイルシステム(例えば NTFS)上のファイルに対して、デュアルブートしている他の OS から変更を加えるとデータの損失が発生する可能性があります[3]。Windows と Linux の立場が逆の場合でも同じです。Windows ではシャットダウンのボタンを押してもハイバネートするかもしれません。#Windows 設定を見てください。

同じ理由で、1つの EFI システムパーティションを Windows と Linux の間で共有している場合に、Windows をハイバネート(または、高速スタートアップを有効化した状態でシャットダウン)して Linux を起動したり、その逆をしたりすると、EFI システムパーティションが損傷するかもしれません。

ハイバネートされたディスクを読み書きでマウントすることを防ぐセーフガードが [https://www.archlinux.org/packages/?name=ntfs-3g ntfs-3g には追加されています] が、Linux カーネルの NTFS ドライバーにはそうしたセーフガードが存在しません。

Windows はデフォルトで、Linux で一般的に使用されている ext4 のようなファイルシステムを読み込むことができません。Windows にこれらのファイルシステム用のドライバーをインストールしていない限り、これらのファイルシステムを考慮する必要はありません。

Windows 設定

Windows 8 以上には高速スタートアップという新しい機能が含まれており、シャットダウンを実際に行う代わりにハイバネートをすることで起動時間を短縮します。

高速スタートアップとハイバネートに対する Windows 設定の複数の選択肢が次のセクションで言及されています。

  • 高速スタートアップとハイバネートを無効化する
  • 高速スタートアップを無効化し、ハイバネートを有効化する
  • 高速スタートアップとハイバネートを有効化する

高速スタートアップを無効化する手順については、Windows 8 はここにWindows 10 はここにあります。如何なる設定を無効化する場合においても、Linux をインストールする前にその設定を無効化したことを確認して Windows をシャットダウンしてください。再起動では不十分であることに注意してください。

高速スタートアップとハイバネートを無効化する

この選択肢は、ある OS から別の OS に再起動するときにユーザの注意を最も必要としません。よって最も安全で、先の問題についてよくわからない場合に推奨されます。1つの同じ EFI システムパーティションを Windows と Linux の間で共有することができます。

高速スタートアップを無効化し、ハイバネートを有効化する

この選択肢は、ある OS から別の OS に再起動するときにユーザの注意を必要とします。 一般的な使用ケースとして、Windows がハイバネートしているときに Linux を起動したい場合:

  • EFI システムパーティション(ESP)を Windows 用と Linux 用とで分けなければならず、Windows が Linux 用の ESP をマウントしないようにしなければなりません。ドライブごとに1つの ESP しか存在できないので、Linux 用の ESP は Windows 用の ESP があるドライブとは別のドライブに存在していなければなりません。この場合、Linux の root パーティションとは別のドライブに Linux 用の ESP を置けば、Windows と Linux は同じドライブの別々のパーティションにインストール可能です。
  • Windows がハイバネートしているときに、Windows によってマウントされているファイルシステムを読み書き可能な状態で Linux からマウントすることはできません。これについては非常に注意するべきです。また、自動マウント の挙動についても考慮すべきです。
  • Windows をハイバネートでなく完全にシャットダウンした場合は、先に述べたようなファイルシステムを読み書き可能な状態でマウントすることができます。
ノート: ドライブに関するこの問題は、Windows でドライブを外部ドライブとしてマウントし、ハイバネートする前にそのドライブを Windows から取り外すことにより回避できます。
高速スタートアップとハイバネートを有効化する

「高速スタートアップを無効化し、ハイバネートを有効化する」場合と同じ考慮が適用されますが、Windows が完全にシャットダウンされずハイバネートするだけなので、Windows がハイバネートしているときに、Windows によってマウントされていたファイルシステムを読み書き可能な状態でマウントすることはできません。

ノート: [4]で報告されているように、Windows アップデートは高速スタートアップを再有効化するかもしれません。

Windows のファイル名の制限

Windows ではファイルパスが 260 文字 以下までに制限されています。

また、Windows はファイル名で 特定の文字を使用禁止 にしています。これは昔の DOS の名残です:

  • < (小なり)
  • > (大なり)
  •  : (コロン)
  • " (ダブルコロン)
  • / (スラッシュ)
  • \ (バックスラッシュ)
  • | (縦線またはパイプ)
  •  ? (クエスチョンマーク)
  • * (アスタリスク)

以上の制約は Windows のものであって NTFS にはありません、つまり NTFS パーティションを使用する他の OS は影響を受けません。Windows はこれらのファイルを検出することが出来なくて chkdsk を実行すると大抵はファイルを削除しようとします。

NTFS-3G では windows_filenames オプションを使用すると Windows の制限が新しく作成したファイルに適用されます (fstab を見てください)。

インストール

Linux/Windows のデュアルブートをセットアップする場合、最初に Windows をインストールするのが推奨されます。Windows はディスクの一部を使ってパーティションを作ります。Windows のセットアップが終わったら、Linux のインストール環境にブートして、既存の Windows のパーティションには触れずに Linux 用のパーティションを作成することができます。Windows をインストールすると、Linux のブートローダーから使うことができる EFI System Partition が作成されます。

Linux の前に Windows をインストール

BIOS システム

Linux のブートローダーを使う

マルチブートをサポートする BIOS ブートローダーを使うことができます。

Windows 7/8/8.1 のブートローダーを使う

このセクションでは次のことをする方法を説明しています: Linux のブートローダーを MBR 以外のパーティションにインストールする; そのブートローダーを Windows のブートローダーから読み込めるパーティションにコピーする; Windows のブートローダーを使って Linux のブートローダーのコピーを起動する。

ノート: ドキュメントによっては Windows のブートローダーによってロードされるパーティションはプライマリパーティションでなければならないと言及していますが、拡張パーティションも問題なく使用できます。
  • VBR のコピーを作成します:
    dd if=/dev/disk of=/path/to/linux.bin bs=512 count=1
    /dev/disk の部分はブートローダーがインストールされているパーティションのパスです。/path/to/ の部分は Windows のブートローダーによって読み込めるブートローダーのコピーを置くマウント済みファイルシステムです。
  • Windows を起動して下さい、Windows から linux.bin ファイルにアクセス可能なはずです。コマンドプロンプト cmd を管理者として実行し以下を実行してください(スタート > 全てのプログラム > アクセサリ から コマンドプロンプト を右クリックして 管理者として実行 を選択):
    bcdedit /create /d "Linux" /application BOOTSECTOR
    BCDEdit はエントリの UUID を返します。以下の残りの手順では、この UUID を UUID と表記します。
    bcdedit /set UUID device partition=c: (or the drive letter on which linux.bin is kept)
    bcdedit /set UUID  path \path\to\linux.bin
    bcdedit /displayorder UUID /addlast
    bcdedit /timeout 30

再起動すると Windows と Linux が Windows のブートローダーに表示されているはずです。

ノート: 一部のハードウェアでは Windows のブートローダーを使うことにより、二番目の電源ボタンを Windows の代わりに Linux を起動するようにすることができます。(例: Dell Precision M4500)

詳細については https://www.iceflatline.com/2009/09/how-to-dual-boot-windows-7-and-linux-using-bcdedit/ をご覧ください。

UEFI systems

If you already have Windows installed, it will already have created some partitions on a GPT-formatted disk:

  • a Windows Recovery Environment partition, generally of size 499 MiB, containing the files required to boot Windows (i.e. the equivalent of Linux's /boot),
  • an EFI system partition with a FAT32 filesystem,
  • a Microsoft Reserved Partition, generally of size 128 MiB,
  • a Microsoft basic data partition with a NTFS filesystem, which corresponds to C:,
  • potentially system recovery and backup partitions and/or secondary data partitions (corresponding often to D: and above).

Using the Disk Management utility in Windows, check how the partitions are labelled and which type gets reported. This will help you understand which partitions are essential to Windows, and which others you might repurpose. The Windows Disk Management utility can also be used to shrink Windows (NTFS) partitions to free up disk space for additional partitions for Linux.

警告: The first 4 partitions in the above list are essential, do not delete them.

You can then proceed with partitioning, depending on your needs.

Mind that an additional EFI system partition should not be created, as it may prevent Windows from booting. Simply mount the existing partition.

ノート: It only appears when Linux is installed on the second hard disk and a new EFI system partition is created on the second hard disk.

The boot loader needs to support chainloading other EFI applications to do dual boot Windows / Linux.

ヒント: rEFInd and systemd-boot will autodetect Windows Boot Manager (\EFI\Microsoft\Boot\bootmgfw.efi) and show it in their boot menu automatically. For GRUB follow either GRUB#Windows installed in UEFI/GPT mode to add boot menu entry manually or GRUB#Detecting other operating systems for a generated configuration file.

Computers that come with newer versions of Windows often have Secure Boot enabled. You will need to take extra steps to either disable Secure Boot or to make your installation media compatible with secure boot (see above and in the linked page).

Linux before Windows

Even though the recommended way to setup a Linux/Windows dual booting system is to first install Windows, it can be done the other way around. In contrast to installing Windows before Linux, you will have to set aside a partition for Windows, say 40GB or larger, in advance. Or have some unpartitioned disk space, or create and resize partitions for Windows from within the Linux installation, before launching the Windows installation.

UEFI firmware

Windows will use the already existing EFI system partition. In contrast to what was stated earlier, it is unclear if a single partition for Windows, without the Windows Recovery Environment and without Microsoft Reserved Partition, will not do.

Follows an outline, assuming Secure Boot is disabled in the firmware.

  1. Boot into windows installation. Watch to let it use only the intend partition, but otherwise let it do its work as if there is no Linux installation.
  2. Follow the #Fast Startup and hibernation section.
  3. Fix the ability to load Linux at start up, perhaps by following #Cannot boot Linux after installing Windows. It was already mentioned in #UEFI systems that some Linux boot managers will autodetect Windows Boot Manager. Even though newer Windows installations have an advanced restart option, from which you can boot into Linux, it is advised to have other means to boot into Linux, such as an arch installation media or a live CD.
Windows 10 with GRUB

The following assumes GRUB is used as a boot loader (although the process is likely similar for other boot loaders) and that Windows 10 will be installed on a GPT block device with an existing EFI system partition (see the "System partition" section in the Microsoft documentation for more information).

Create with program gdisk on the block device the following three new partitions. See [5] for more precise partition sizes.

Min size Code Name File system
16 MB 0C01 Microsoft reserved N/A
~40 GB 0700 Microsoft basic data NTFS
300 MB 2700 Windows RE NTFS

Create NTFS file systems on the new Microsoft basic data and Windows RE (recovery) partitions using the mkntfs program from package ntfs-3g.

Reboot the system into a Windows 10 installation media. When prompted to install select the custom install option and install Windows on the Microsoft basic data partition created earlier. This should also install Microsoft EFI files in the EFI partition.

After installation (set up of and logging into Windows not required), reboot into Linux and generate a GRUB configuration for the Windows boot manager to be available in the GRUB menu on next boot.

トラブルシューティング

Couldn't create a new partition or locate an existing one

Windows 8.1 のインストール USB スティックは MBR パーティションテーブルを必要としており、存在しない場合、パーティションは作成されるのにかかわらず、"Couldn't create a new partition or locate an existing one" と出力されます。

Windows をインストールしたら Linux が起動できなくなった

UEFI#Windows によってブート順序が変わってしまうを見てください。

Windows のブートレコードの修復

習慣的に、Windows は1番目のパーティションにインストールされ、パーティションの1番目のセクタにパーティションテーブルとブートローダーの位置がインストールされることになっています。間違えて GRUB などのブートローダーを Windows のパーティションにインストールしてしまったなど何らかの理由でブートレコードを破損した場合は、ユーティリティを使用して修復する必要があります。Microsoft はリカバリディスクの中にブートセクタの修復ユーティリティである FIXBOOT と MBR の修復ユーティリティである FIXMBR を用意しています。インストールディスクから使うことが出来る場合もあります。修復できたら、本来のとおりに MBR に GRUB を再インストールしてください。

Windows が使用できるように戻したい場合、FIXBOOT コマンドを使うことで Windows オペレーティングシステムが自動的にロードされるようにすることができます。

また、ms-sysAUR という Linux ユーティリティも存在します。ただし、このユーティリティが書き込むことができるのは新しい MBR とブートセクタだけです。ほとんどの LiveCD にはユーティリティがデフォルトでは含まれていないため、あらかじめインストールするか、Parted Magic などのようなレスキュー CD が必要です。

まず、パーティション情報 (パーティションテーブル) を書き出すには:

# ms-sys --partition /dev/sda1

次に Windows 2000/XP/2003 の MBR を書き出すには:

# ms-sys --mbr /dev/sda  # Read options for different versions

そして、新しいブートセクタ (ブートレコード) を書き出すには:

# ms-sys -(1-6)          # Read options to discover the correct FAT record type

ms-sys が書き出すことができるのは Windows 98, ME, Vista, 7 の MBR です。詳しくは ms-sys -h を見てください。

時刻系

  • 推奨: Arch Linux と Windows のどちらも UTC に設定します。簡単なレジストリの修正が必要です。また、Windows のバージョンによっては、ハードウェアクロックが localtime にデフォルトで戻るため、Windows がオンラインで時間の同期をすることができなくなります。時刻あわせ (NTP sync) をしたいときは、Arch Linux 側で ntpd を使うのが好ましいです。ただしこの問題は Windows 10 では修正されています。
  • 非推奨: Arch Linux を localtime に設定して NTPd のような時刻関係のサービスを無効にします。こうするとハードウェアクロックの修正の面倒を Windows に押し付けることになるので、一年に夏時間が入るときに少なくとも2回(春と秋に)は Windows を起動しないといけないことを覚えておく必要があります。Windows をしばらく起動しなかったら時計が1時間すすんだりおくれたりするのは何故?とフォーラムで聞くのはやめましょう。

Bluetooth ペアリング

Bluetooth デバイスを Linux と Windows の両方でペアリングする場合、両方のシステムは同じ MAC アドレスを持ちますが、ペアリング処理で生成された異なるリンクキーを使用します。その結果、一方の OS にペアリングすると、もう一方の OS からの接続が切断されます。再ペアリングせずにどちらの OS からも接続できるようにするには、Bluetooth#デュアルブートペアリングに従ってください。

参照