忘れてしまった root パスワードをリセットする

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このページでは忘れてしまった root パスワードをリカバリする方法を記述します。複数の方法があります。

LiveCD を使う

LiveCD を使ってリカバリする方法は2つあります: change root と passwd コマンドを使う方法、またはパスワードエントリを消去する方法です。アーキテクチャが一致していれば、どの Linux の LiveCD でも使うことができます。

Change Root と passwd を使う方法

  1. LiveCD を起動して change root して下さい。
  2. passwd コマンドでルートパスワードを再設定します。
  3. change root を終了してください。
  4. 再起動して、先に設定したパスワードを使います。

パスワードエントリを消去する方法

1. LiveCD を起動しルートパーティション(/)をマウントしてください:

mkdir /mnt/arch
mount /dev/sda2 /mnt/arch

2. 好きなエディタでパスワードを編集します。vim の場合:

vim /mnt/arch/etc/shadow

3. root 行の2番目の項目を削除してください (vim では項目の最初の文字まで移動し d/:/ とタイプしてから Enter を押す):

root:$1$9gDquXRP$gbOHLXuqslL.rw81q4pHc1:14589::::::

4. ファイルを保存します。 (:x in vim).

5. 再起動します。root ログインにパスワードは要求されなくなっているはずです。

Bash を起動するために GRUB を使う

1. 起動時、GRUB メニューから適切なブートエントリを選び e を押します。

2. kernel 行を選びもう一度 e を押して編集に入ります。

3. 行の終末に init=/bin/bash を追加して下さい。

4. b を押して起動します(この変更は一時的なものであり、menu.lst には書き込まれません)。起動後、bash プロンプトが表示されます。

5. ルートファイルシステムが readonly でマウントされているはずなので、read/write でマウントし直します:

# mount -n -o remount,rw /

6. passwd コマンドを使って新しい root パスワードを作って下さい。

7. 再起動します。次からはパスワードを忘れないようにしましょう。

ノート: init システムによってキーボードが正しくロードされず、bash プロンプトで何も入力できなくなることがあります。このような場合には、違う方法を使って下さい。

参照