ブラウザプラグイン

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ブラウザプラグインには使用しているプラグイン API によって2種類のタイプがあります:

Flash Player

Adobe Flash Player

警告: Adobe Flash Player のサポートは 2020年12月31日に終了しました。その結果、NPAPI および PPAPI プラグインはどのブラウザーでもサポートされなくなりました。さらに、プロジェクトはバグフィックスやセキュリティアップデートも受けられなくなります。[1]

古いスタンドアロン版は、flashplayer-standaloneAURインストール できます。このパッケージは、ハードコードされた使用期限より前のものなので引き続き動作します。まだサポートしているブラウザには flashpluginAUR があります。(NPAPI) と pepper-flashAUR (PPAPI) があります。(PPAPI) は Adobe の最後のプラグインを提供していますが、"kill switch" を削除するパッチを当てています。

Lightspark

Lightspark は Adobe Flash のフリーな代替を提供しようとしているもうひとつの試みであり、新しい Flash フォーマットのサポートを目指しています。まだ開発途上ですが、人気のサイト をいくつかサポートしています。

Lightspark は AUR にある lightspark-gitAUR パッケージで インストール できます。

Ruffle

RuffleRust で書かれた Flash Player エミュレータです。スタンドアロンアプリケーションとしてネイティブに実行され、WebAssembly を使用することで最新のすべてのブラウザーで実行されます。現在も開発が活発に行われていますが、基本的な ActionScript 1.0/2.0 のサポートが整備され、改善されています。ActionScript 3.0 のサポートは間もなく開始されます。

Ruffle は ruffle-gitAUR または ruffle-nightly-binAUR パッケージのいずれかで インストール できます。

Java (IcedTea)

ノート: どちらの Java プラグインも NPAPI のみです。

ブラウザの Java サポートを有効にする方法は2つあります: オープンソースの OpenJDK (推奨) と Oracle のプロプライエタリバージョンです。OpenJDK がなぜ推奨なのかは [2] を参照してください。

OpenJDK を使うには、IcedTea ブラウザプラグイン icedtea-web をインストールする必要があります。

Oracle の JRE を使いたい場合は、AUR にある jreAUR パッケージをインストールしてください。

マルチメディアの再生

多くのブラウザは GStreamer フレームワークをサポートしており HTML5 の <audio><video> エレメントでマルチメディアを再生できます。GStreamer がサポートされているかは、ブラウザのパッケージの任意の依存パッケージを確認してください (webkit ベースのブラウザを使っている場合 webkitgtk2AUR または qt5-webkit を確認してください)。それぞれのプラグインの説明は GStreamer#インストール を見て下さい。

  • Rosa Media Player Plugin — Qt と MPlayer を利用するブラウザプラグイン。
https://abf.rosalinux.ru/uxteam/ROSA_Media_Player || rosa-media-player-pluginAUR
  • VLC Plugin — NPAPI ベースのプラグイン、VLC を使用。
https://code.videolan.org/videolan/npapi-vlc || npapi-vlcAUR

MozPlugger

警告: MozPlugger はメンテナンスされていません。最終リリースは 2014 年です。

MozPlugger は、ブラウザー内でさまざまな種類のマルチメディアを表示できる NPAPI プラグインです。これを実現するために、MPlayer、xine、Evince、OpenOffice、TiMidity などの外部プログラムを使用します。

MozPlugger は mozpluggerAUR パッケージでインストールできます。

MozPlugger はブラウザの中で多種のマルチメディアを表示できる Mozilla プラグインです。表示のために MPlayer, xine, Evince, OpenOffice, TiMidity などの外部プログラムを使用します。MozPlugger によって使用するアプリケーションを変更・追加するには /etc/mozpluggerrc ファイルを修正してください。

PDF ビューア

/etc/mozpluggerrc ファイルで pdf を含む行を見つけ、GV() の後の対応する行を次のように変更します。

repeat noisy swallow(pdf_reader) fill: pdf_reader "$file"

Firefox を使用する場合、about:config の 2 つの値を変更する必要がある場合があります。

  • pdfjs.disabled の値を true に変更します。
  • plugin.disable_full_page_plugin_for_types の値を空の値に変更します。

次に、Firefox を再起動してプラグインを使用します。

OpenOffice の代わりに LibreOffice を使用する

例えば、doc ファイルを開くのに MozPlugger はデフォルトで OpenOffice を使います。LibreOffice を使うように変更させるには、OpenOffice のセクションを見て下さい:

/etc/mozpluggerrc
...
### OpenOffice
define([OO],[swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice2.0 -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: soffice -nologo $1 "$file"])
...

そして LibreOffice をリストの一番最初に加えて下さい:

/etc/mozpluggerrc
...
### LibreOffice/OpenOffice
define([OO],[swallow(VCLSalFrame) fill: libreoffice --nologo --norestore --view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice2.0 -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: soffice -nologo $1 "$file"])
...
ノート: doc ファイルを開く規定のアプリケーションとして LibreOffice が選択されることを確認してください。

Kate で cpp ファイルを開く

別の簡単な例として、cpp ファイルをお気に入りのテキストエディター (Kate を使用します) で開き、構文を強調表示する場合は、mozpluggerrc ファイルに新しいセクションを追加するだけです。

/etc/mozpluggerrc
text/x-c++:cpp:C++ Source File
text/x-c++:hpp:C++ Header File
    repeat noisy swallow(kate) fill: kate -b "$file"

MPlayer の代わりに mpv を使用する

mpv が代わりに使われるようにデフォルトの MPlayer を変更するには、以下のように適切な行を変更してください:

/etc/mozpluggerrc
...
### MPlayer

#define(MP_CMD,[mplayer -really-quiet -nojoystick -nofs -zoom -vo xv,x11 -ao esd,alsa,oss,arts,null -osdlevel 0 $1 </dev/null])
define(MP_CMD,[mpv -really-quiet $1 </dev/null])

#define(MP_EMBED,[embed noisy ignore_errors: MP_CMD(-xy $width -wid $window $1)])
define(MP_EMBED,[embed noisy ignore_errors: MP_CMD(--autofit=$width -wid $window $1)])

#define(MP_NOEMBED,[noembed noisy ignore_errors maxaspect swallow(MPlayer): MP_CMD($1)])
define(MP_NOEMBED,[noembed noisy ignore_errors maxaspect swallow(mpv): MP_CMD($1)])

...

#define(MP_AUDIO,[mplayer -quiet -nojoystick $1 </dev/null])
define(MP_AUDIO,[mpv -really-quiet $1 </dev/null])

#define(MP_AUDIO_STREAM,[controls stream noisy ignore_errors: mplayer -quiet -nojoystick $1 "$file" </dev/null])
define(MP_AUDIO_STREAM,[controls stream noisy ignore_errors: mpv -really-quiet $1 "$file" </dev/null])
...