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ASUS Linux は、Linux を実行しているときに ASUS ラップトップのパフォーマンスと機能を向上させるために設計された一連のツールです。[[asusctl]] と [[supergfxctl]] の 2 つの主要部分で構成され、前者は {{ic|asus-wmi}} カーネルモジュールと対話して BIOS レベルの機能を制御し、後者は専用 GPU をデュアル制御するために使用されます。
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ASUS Linux は、Linux を実行しているときに ASUS ラップトップのパフォーマンスと機能を向上させるために設計された一連のツールです。[[asusctl]] と [https://wiki.archlinux.org/title/Supergfxctl supergfxctl] の 2 つの主要部分で構成され、前者は {{ic|asus-wmi}} カーネルモジュールと対話して BIOS レベルの機能を制御し、後者は専用 GPU をデュアル制御するために使用されます。
   
 
このプロジェクトは Luke Jones によって維持され、GitLab でホストされています。
 
このプロジェクトは Luke Jones によって維持され、GitLab でホストされています。

2023年3月25日 (土) 01:26時点における版

ASUS Linux は、Linux を実行しているときに ASUS ラップトップのパフォーマンスと機能を向上させるために設計された一連のツールです。asusctlsupergfxctl の 2 つの主要部分で構成され、前者は asus-wmi カーネルモジュールと対話して BIOS レベルの機能を制御し、後者は専用 GPU をデュアル制御するために使用されます。

このプロジェクトは Luke Jones によって維持され、GitLab でホストされています。

インストール

asusctlAUR パッケージを インストール して下さい。または カスタムリポジトリ から、asusd.service systemd サービスを 有効化 して下さい。

一部の機能には、Linux の新しいバージョン、具体的には 6.1 以降が必要な場合があります。ASUS Linux は カスタム カーネル を提供していますが、これにはまだメインラインカーネルにマージされていないパッチが含まれています。

使い方

コマンド asusctl を単独で発行すると、サポートされているオプションのリストが出力されます。サブ値を使用してサブカテゴリのオプションを一覧表示することもできます。たとえば、asusctl bios は BIOS サブカテゴリのすべてのオプションを一覧表示します。

サブカテゴリを扱う場合、フラグの大文字と小文字を入れ替えることで現在の設定を照会できます。大文字のフラグは変更を行い、小文字のフラグは現在の設定を照会します。たとえば、asusctl bios -o は現在のパネルオーバードライブ状態を返し、asusctl bios -O true はそれを有効に設定します。

サポートされているオプションを表示

次のコマンドは、ラップトップがサポートするすべてのオプションを表示するために使用されます。

$ asusctl -s

充電制限

次の方法でバッテリーの充電制限を設定します。

$ asusctl -c limit 

ここで、limit は 20 から 100 の間です。

ノート: 75 の充電制限は、頻繁にプラグを抜くラップトップに適しています。ほとんどの場合プラグを差し込んだままにする場合は、60 が適切な値です。

パネルオーバードライブ

ラップトップがパネルオーバードライブをサポートしている場合は、次のコマンドで切り替えることができます。

$ asusctl bios -O <true/false>

パワープロファイル

Quiet, Balanced and Performance modes are supported.

次のようにパワープロファイルを変更します。

$ asusctl profile -P profile

または、次を使用してすべてのプロファイルを循環します。

$ asusctl profile -n

起動時に自動的に読み込まれるようにしたい場合は、/etc/asusd/profile.conf で電源プロファイルを設定できます。

ノート: パワープロファイルを切り替えには、power-profiles-daemon パッケージが実行されている必要があります。

MUX スイッチの使用

ディスクリートグラフィックスのみへの切り替え (MUX スイッチ)

supergfxctl は、MUX スイッチが有効になっているかどうかを検出でき、有効になっていてもディスプレイマネージャーが失敗することはありません。asusctl で他の Optimus マネージャーを使用して MUX を制御すると、問題が発生する可能性があります。

ディスクリートグラフィックスへの切り替えは、次のコマンドで行います。

$ asusctl bios -D 0

そして再起動します。

Optimus モードに戻る

Optimus モードへの切り替えは、次のコマンドで行います。

$ asusctl bios -D 1

そして再起動します。

視覚効果

RGB/キーボードバックライト

次のコマンドを使用して、LED モードを切り替えます。

次のモード:

$ asusctl led-mode -n

前のモード:

$ asusctl led-mode -p

/etc/asusd/asusd-ledmodes.toml を編集することで、キーボードのバックライト効果を定義できます。

RGB 効果の設定 (サポートされているモデルを使用している場合) は /etc/asusd/aura.conf に保存されます。通常、このファイルを手動で編集する必要はなく、asusd.service を再起動するたびに再作成されます。

AniMe matrix ディスプレイ

AniMe matrix ディスプレイを備えたラップトップの場合、それを制御するための設定とオプションは /etc/asusd/anime.conf に保存されます。

Linux で使用するには、まず asusd-user ユーザーユニット有効化 する必要があります。

rog-control-center

asusctl の多くの機能は GUI で制御できます。rog-control-centerAUR としてパッケージ化されているか、Custom repository から入手できます。

ラップトップに RGB、バックライト効果、または AnimMe matrix ディスプレイがある場合、このツールを使用すると、それらを制御する能力が大幅に向上します。

カスタムファン曲線

rog-control-center を使用すると、サポートされている電力プロファイルごとに、CPU と GPU の両方のカスタム ファン カーブを定義できます。

警告: この機能は非常に不​​安定なようです。有効にした後、一般的な吃音、ビデオのフレームのドロップ、またはその他の一見電源に関連する問題が発生した場合は、無効にしてオフのままにする必要があります。