「Cockpit」の版間の差分

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デフォルトでは、Cockpit は自己署名の TLS 証明書を使用します。適切な証明書を使用するには、サフィックス {{ic|.cert}} の証明書と サフィックス {{ic|.key}} の対応する鍵を、{{ic|/etc/cockpit/ws-certs.d/}} ディレクトリに置いてください。 Cockpit はそのフォルダ内のアルファベット順の最後の {{ic|*.cert}} ファイル を使用し、{{ic|0-self-signed.cert}} にフォールバックします。cert と key は ''cockpit-ws'' ユーザーが読めるものでなければなりません。適用するには、 {{ic|cockpit.service}} を再起動します。詳細は [https://cockpit-project.org/guide/latest/https.html 公式ドキュメントのページ] を参照してください。
 
デフォルトでは、Cockpit は自己署名の TLS 証明書を使用します。適切な証明書を使用するには、サフィックス {{ic|.cert}} の証明書と サフィックス {{ic|.key}} の対応する鍵を、{{ic|/etc/cockpit/ws-certs.d/}} ディレクトリに置いてください。 Cockpit はそのフォルダ内のアルファベット順の最後の {{ic|*.cert}} ファイル を使用し、{{ic|0-self-signed.cert}} にフォールバックします。cert と key は ''cockpit-ws'' ユーザーが読めるものでなければなりません。適用するには、 {{ic|cockpit.service}} を再起動します。詳細は [https://cockpit-project.org/guide/latest/https.html 公式ドキュメントのページ] を参照してください。
   
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=== インターフェイスのネットワークアクセスをローカルアドレスのみに限定する ===
=== Limit network access to the interface to local address only ===
 
   
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デフォルトでは、Cockpit は全てのネットワークインターフェイス ({{ic|0.0.0.0}}) でポート 9090 でリッスンしますが、セキュリティ上の理由から、インターフェイスの露出を特定のものに限定したり、デフォルトポートを変更することが望ましい場合があります。
By default, Cockpit listen on all network interfaces ({{ic|0.0.0.0}}) on port 9090, for security reasons, one may want to limit the exposition of the interface to a specific one only or change the default port.
 
   
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例えば、インターフェイスがローカルアドレスでのみリッスンするようにするには、以下のファイルを作成します:
For example, for the interface to listen only on the local address, create the following file:
 
   
 
{{hc|/etc/systemd/system/cockpit.socket.d/listen.conf|2=
 
{{hc|/etc/systemd/system/cockpit.socket.d/listen.conf|2=
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}}
 
}}
   
See [https://cockpit-project.org/guide/latest/listen the page in the official docs] for more information.
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詳細については、公式ドキュメントの[このページ](https://cockpit-project.org/guide/latest/listen)を参照してください。
   
=== Hide login MOTD ===
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=== ログイン MOTD の非表示 ===
   
{{Accuracy|{{Pkg|cockpit}} ships with {{ic|/etc/motd.d/cockpit}} instead of {{ic|/usr/lib/motd.d/cockpit}} so symlinking {{ic|/etc/motd.d/cockpit}} to {{ic|/dev/null}} will not help. pacman will simply replace the symlink with the file when the {{Pkg|cockpit}} package is upgraded.}}
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{{Accuracy|{{Pkg|cockpit}} {{ic|/etc/motd.d/cockpit}} ではなく {{ic|/usr/lib/motd.d/cockpit}} を提供しているため、{{ic|/etc/motd.d/cockpit}} {{ic|/dev/null}} にシンボリックリンクすることは効果がありません。pacman {{Pkg|cockpit}} パッケージのアップグレード時にシンボリックリンクをファイルで置き換えます。}}
   
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デフォルトでは、Cockpit は TTY ログインまたは SSH で MOTD を表示します。{{man|8|pam_motd}} は、これらのメッセージを隠すためにシンボリックリンクを作成することを推奨しており、将来の Cockpit の更新でこれが上書きされないようにします。
By default, Cockpit shows a MOTD on either TTY login or SSH. {{man|8|pam_motd}} recommends creating a symbolic link to hide these messages, so future Cockpit updates do not override this.
 
   
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これは次のコマンドで行うことができます:
This can be done via:
 
   
 
# ln -sfn /dev/null /etc/motd.d/cockpit
 
# ln -sfn /dev/null /etc/motd.d/cockpit
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# ln -sfn /dev/null /etc/issue.d/cockpit.issue
 
# ln -sfn /dev/null /etc/issue.d/cockpit.issue
   
{{TranslationStatus|Cockpit|2021-08-25|687609}}
+
{{TranslationStatus|Cockpit|2024-04-17|806244}}

2024年4月17日 (水) 18:27時点における版

Cockpit は Red Hat が支援しているブラウザベースの Linux 用管理ツールです。

インストール

cockpit パッケージをインストールします。オプションの依存関係をチェックして、ネットワーク接続、パッケージおよびハードディスクを管理するために必要なパッケージを確認してください。

追加機能については、以下のいずれかのパッケージをインストールしてください。

使用方法

cockpit.socket ユニットを起動有効化して、Cockpit を起動します[1]

ウェブブラウザで、https://localhost:9090/ にアクセスして、Cockpit を使用します。Linux のアカウントとパスワードでログインします。(ログインできない場合、再起動するとログインできるかもしれません)

設定

TLS 証明書

デフォルトでは、Cockpit は自己署名の TLS 証明書を使用します。適切な証明書を使用するには、サフィックス .cert の証明書と サフィックス .key の対応する鍵を、/etc/cockpit/ws-certs.d/ ディレクトリに置いてください。 Cockpit はそのフォルダ内のアルファベット順の最後の *.cert ファイル を使用し、0-self-signed.cert にフォールバックします。cert と key は cockpit-ws ユーザーが読めるものでなければなりません。適用するには、 cockpit.service を再起動します。詳細は 公式ドキュメントのページ を参照してください。

インターフェイスのネットワークアクセスをローカルアドレスのみに限定する

デフォルトでは、Cockpit は全てのネットワークインターフェイス (0.0.0.0) でポート 9090 でリッスンしますが、セキュリティ上の理由から、インターフェイスの露出を特定のものに限定したり、デフォルトポートを変更することが望ましい場合があります。

例えば、インターフェイスがローカルアドレスでのみリッスンするようにするには、以下のファイルを作成します:

/etc/systemd/system/cockpit.socket.d/listen.conf
[Socket]
ListenStream=
ListenStream=127.0.0.1:9090
FreeBind=yes

詳細については、公式ドキュメントの[このページ](https://cockpit-project.org/guide/latest/listen)を参照してください。

ログイン MOTD の非表示

この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: cockpit/etc/motd.d/cockpit ではなく /usr/lib/motd.d/cockpit を提供しているため、/etc/motd.d/cockpit/dev/null にシンボリックリンクすることは効果がありません。pacman は cockpit パッケージのアップグレード時にシンボリックリンクをファイルで置き換えます。 (議論: トーク:Cockpit#)

デフォルトでは、Cockpit は TTY ログインまたは SSH で MOTD を表示します。pam_motd(8) は、これらのメッセージを隠すためにシンボリックリンクを作成することを推奨しており、将来の Cockpit の更新でこれが上書きされないようにします。

これは次のコマンドで行うことができます:

# ln -sfn /dev/null /etc/motd.d/cockpit
# ln -sfn /dev/null /etc/issue.d/cockpit.issue
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