「Dunst」の版間の差分

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== ヒントとテクニック ==
 
== ヒントとテクニック ==
   
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=== ボリューム/明るさレベルのインジケーターとして dunstify を使用 ===
=== スクリプト ===
 
   
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ID の置換機能を使用して、この画像 [https://i.postimg.cc/j2CDkS1H/screen1712.png] のような単純な音量または明るさインジケーターの通知を実装できます。
Dunst を設定することで特定の通知が表示されたときにスクリプトを実行することができます。以下は [[Pidgin]] から誰かがサインオンしたという通知がきたときにスクリプトを実行する例です:
 
   
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ボリュームインジケーターを実現するには、次のスクリプトを {{ic|PATH}} のどこかに配置します。
[signed_on]
 
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appname = Pidgin
 
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{{bc|<nowiki>
summary = "*signed on*"
 
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#!/bin/bash
urgency = low
 
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# changeVolume
script = do_something.sh
 
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# Arbitrary but unique message id
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msgId="991049"
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# Change the volume using alsa(might differ if you use pulseaudio)
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amixer -c 0 set Master "$@" > /dev/null
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{{bc|<nowiki>
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#!/bin/bash
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# changeVolume
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# Arbitrary but unique message id
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msgId="991049"
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# Change the volume using alsa(might differ if you use pulseaudio)
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amixer -c 0 set Master "$@" > /dev/null
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# Query amixer for the current volume and whether or not the speaker is muted
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volume="$(amixer -c 0 get Master | tail -1 | awk '{print $4}' | sed 's/[^0-9]*//g')"
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mute="$(amixer -c 0 get Master | tail -1 | awk '{print $6}' | sed 's/[^a-z]*//g')"
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if [[ $volume == 0 || "$mute" == "off" ]]; then
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# Show the sound muted notification
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dunstify -a "changeVolume" -u low -i audio-volume-muted -r "$msgId" "Volume muted"
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else
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# Show the volume notification
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dunstify -a "changeVolume" -u low -i audio-volume-high -r "$msgId" \
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"Volume: ${volume}%" "$(getProgressString 10 "<b> </b>" " " $volume)"
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fi
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# Play the volume changed sound
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canberra-gtk-play -i audio-volume-change -d "changeVolume"
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</nowiki>}}
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{{ic|getProgressString}} は、文字列のようにプログレスバーを組み立てる関数である必要があります。このスクリプトは [https://github.com/Fabian-G/dotfiles/blob/master/scripts/bin/getProgressString] を使用します。
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{{ic|changeVolume 2dB+ unmute}} などをホットキーにバインドするだけで、完了です。また、 dunst に履歴内のこれらのタイプの通知を無視させることもできます。 [[#Modifying]] を参照してください。
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=== 以前の通知を上書きする ===
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一部の通知(音や明るさなど)では、前の通知を上書きしたい場合があります。より一般的な例については、 [[#Replacingnotifications]] で Dunst メソッドを使用するか、 [https://wiki.archlinux.org/index.php/Desktop_notifications#Replace_previous_notification Replacepreviousnotification] を参照してください。

2020年12月21日 (月) 12:51時点における版

関連記事

Dunst はデスクトップ環境に同梱されている通知デーモンを置き換える軽量な代替デーモンです。

インストール

dunst パッケージをインストールしてください。dunst を起動・有効化する必要はありません。プログラムが dbus で通知を送信したときに systemd によって呼び出されます。

サンプル設定ファイルは /usr/share/dunst/dunstrc に存在します。

ファイルを ~/.config/dunst/dunstrc にコピーして適宜編集してください:

$ cp /usr/share/dunst/dunstrc ~/.config/dunst/dunstrc

設定

外観

Dunst では HTML を使って通知を表示できます。太字・斜体・取り消し線・下線のサンプルが存在します。詳しくは [1] を参照してください。markupno に設定することで、通知から HTML を取り除くこともできます。

また、通知のフォーマットを指定できます。使用できるオプションは以下の通り:

%a  アプリ名
%s  概要
%b  本文
%i  アイコン名 (パスを含む)
%I  アイコン名 (パスは含まない)
%p  進捗率 ([  0%] から [100%])

上記のオプションは HTML と組み合わせて使うことができます。例えば format<b>%s</b>\n%b と設定することで、太字の概要に、改行の後に本文を表示します。

アイコンセット

アイコンは icon_folders オプションで設定できます。ステータスとデバイスアイコンは必須です。

# Paths to default icons.
icon_folders = /usr/share/icons/Arc/status/16/:/usr/share/icons/Arc/devices/16/

ショートカット

Dunst は dunstctl で制御できます。dunstctl を実行する任意のキーボードショートカットを登録して使用してください。

例:すべての通知を閉じる

$ dunstctl close-all

例:履歴リストを表示する

$ dunstctl history-pop

ルール

特定の通知に一致するルールをdunstrcファイルに作成し、スクリプトの実行などのアクションを実行できます。

フィルタリング

新しいルールを作成するには、構成ファイルにカスタム名を使用して新しいセクションを作成します。 そのセクションでは、属性 appname、 summary、 body、 icon、 category、 match_transient、および msg_urgency を使用して、 お知らせ。 グロブがサポートされています。例については、 Scripting を参照してください。 -print オプションから始めて、適切なルールを作成するための通知に関する有用な情報を見つけてください。

変更

通知が一致すると、フォーマット文字列の変更など、特定のアクションを実行できます。これは特に 特定の通知を完全に無視したい場合に便利です。 その場合は、 format="" 行をルールに追加するだけです。

もう1つの便利な機能は、たとえば、ダンストを使用している場合など、特定の通知を履歴から除外したい場合です。 音量インジケーター として。 これを実現するには、ルールに history_ignore=yes を追加するだけです。

スクリプト

Dunst を設定することで特定の通知が表示されたときにスクリプトを実行することができます。以下は Pidgin から誰かがサインオンしたという通知がきたときにスクリプトを実行する例です:

[signed_on]
   appname = Pidgin
   summary = "*signed on*"
   urgency = low
   script = do_something.sh

指定されたスクリプトには、appname、 summary、 body、 icon、 urgency の順にパラメーターが渡されます。

ヒントとテクニック

ボリューム/明るさレベルのインジケーターとして dunstify を使用

ID の置換機能を使用して、この画像 [2] のような単純な音量または明るさインジケーターの通知を実装できます。

ボリュームインジケーターを実現するには、次のスクリプトを PATH のどこかに配置します。

#!/bin/bash
# changeVolume

# Arbitrary but unique message id
msgId="991049"

# Change the volume using alsa(might differ if you use pulseaudio)
amixer -c 0 set Master "$@" > /dev/null

{{bc|<nowiki>
#!/bin/bash
# changeVolume

# Arbitrary but unique message id
msgId="991049"

# Change the volume using alsa(might differ if you use pulseaudio)
amixer -c 0 set Master "$@" > /dev/null

# Query amixer for the current volume and whether or not the speaker is muted
volume="$(amixer -c 0 get Master | tail -1 | awk '{print $4}' | sed 's/[^0-9]*//g')"
mute="$(amixer -c 0 get Master | tail -1 | awk '{print $6}' | sed 's/[^a-z]*//g')"
if [[ $volume == 0 || "$mute" == "off" ]]; then
    # Show the sound muted notification
    dunstify -a "changeVolume" -u low -i audio-volume-muted -r "$msgId" "Volume muted" 
else
    # Show the volume notification
    dunstify -a "changeVolume" -u low -i audio-volume-high -r "$msgId" \
    "Volume: ${volume}%" "$(getProgressString 10 "<b> </b>" " " $volume)"
fi

# Play the volume changed sound
canberra-gtk-play -i audio-volume-change -d "changeVolume"

getProgressString は、文字列のようにプログレスバーを組み立てる関数である必要があります。このスクリプトは [3] を使用します。

changeVolume 2dB+ unmute などをホットキーにバインドするだけで、完了です。また、 dunst に履歴内のこれらのタイプの通知を無視させることもできます。 #Modifying を参照してください。

以前の通知を上書きする

一部の通知(音や明るさなど)では、前の通知を上書きしたい場合があります。より一般的な例については、 #Replacingnotifications で Dunst メソッドを使用するか、 Replacepreviousnotification を参照してください。