「Enlightenment」の版間の差分

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[[Category:デスクトップ環境]]
 
[[Category:デスクトップ環境]]
[[cs:Enlightenment]]
 
 
[[de:Enlightenment]]
 
[[de:Enlightenment]]
 
[[en:Enlightenment]]
 
[[en:Enlightenment]]
 
[[es:Enlightenment]]
 
[[es:Enlightenment]]
[[fr:Enlightenment]]
 
[[it:Enlightenment]]
 
[[lt:Enlightenment]]
 
[[pl:Enlightenment]]
 
[[ru:Enlightenment]]
 
 
[[zh-hans:Enlightenment]]
 
[[zh-hans:Enlightenment]]
 
{{Related articles start}}
 
{{Related articles start}}
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{{Related|ウィンドウマネージャ}}
 
{{Related|ウィンドウマネージャ}}
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
 
[https://www.enlightenment.org/ Enlightenment のホームページ] より:
 
 
:''Enlightenment デスクトップシェルは Enlightenment Foundation Libraries を使った能率的でハッと息を飲むようなウィンドウマネージャと、ファイルマネージャ・デスクトップアイコン・ウィジェットなどの重要なデスクトップコンポーネントを提供します。前例のないようなテーマ機能を持ちながら古いハードウェアや携帯デバイスでも動作させることが可能です。''
 
   
 
== Enlightenment ==
 
== Enlightenment ==
   
Enlightenment [[ウィンドウマネージャ]]とツールキットオブジェクトキャンバス、抽象オブジェクトなどのデスクトップ環境の機能を提供する Enlightenment Foundation Libraries (EFL) から構成されています。2005年から開発中のまですが、2011年2月コア EFL 最初の安定版 1.0 リリースされていす。Enlightenment のウィンドウマネージャはバージョン 0.17.0 とて2012年12月21日にリリースされ、同じく EFL ライブラリの 1.7.4 リリースがされています
+
これは [https://www.enlightenment.org/ Enlightenment] [[ウィンドウマネージャ]]と Enlightenment Foundation Libraries (EFL) の両方から成ります。EFL は、ツールキットオブジェクトキャンバス、そして抽象化されたオブジェクトなどの追加のデスクトップ環境の機能を提供ます。2005年から開発が続けられていますが、2011年2月の時点でコア EFL 最初の安定版 1.0 リリースされまし
   
 
=== インストール ===
 
=== インストール ===
   
Enlightenment は[[公式リポジトリ]]の {{Pkg|enlightenment}} パッケージインストールできます
+
{{Pkg|enlightenment}} パッケージを[[インストール]]してください
 
また、Enlightenment と調和する EFL ベースのターミナルエミュレータ、{{Pkg|terminology}} もインストールすると良いかもしれません。
 
   
  +
Enlightenment と良く統合されている EFL ベースのアプリケーションをインストールすると良いかもしれません:
==== AUR からインストール ====
 
  +
* {{Pkg|ecrire}} – Ecrire テキストエディタ
  +
* {{Pkg|ephoto}} – [https://smhouston.us/ephoto/ Ephoto] 画像ビューア
  +
* {{Pkg|evisum}} – Evisum タスクマネージャ
  +
* {{Pkg|rage}} – Rage ビデオプレイヤー
  +
* {{Pkg|terminology}} – Terminology ターミナルエミュレータ
   
  +
最新の開発コードをダウンロードしインストールする開発 PKGBUILD は {{AUR|enlightenment-git}} とその依存パッケージで利用可能です。
{{Warning|これらの PKGBUILD は不安定な開発版のコードを使っています。自己責任で使用して下さい。}}
 
   
  +
{{Warning|以下の PKGBUILD のいくつかは不安定な開発コードを使用します。自己責任で使用してください。}}
最新の開発コードをダウンロード・インストールする開発版の PKGBUILD が {{AUR|enlightenment-git}} として [[Arch User Repository|AUR]] から利用できます。
 
   
以下は、いまだに開発の初期段階にあってリリースされて EFL ベースのアプリケーションです:
+
以下は EFL ベースのアプリケーションです。殆どは開発の初期段階にあり、まだリリースされていません:
  +
* {{AUR|econnman}} – [[ConnMan]] ネットワークマネージャの EFL ベースのユーザインターフェイス
* {{AUR|ecrire-git}} – Ecrire テキストエディタ
 
  +
* {{AUR|edi}} – EFL ベースの IDE
* {{AUR|elbow-git}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} – Elbow ウェブブラウザ
 
* {{AUR|eluminance-git}} – Eluminance 写真ブラウザ
+
* {{AUR|eluminance-git}} – Eluminance フォトブラウザ
* {{AUR|enjoy-git}} – [https://trac.enlightenment.org/e/wiki/Enjoy Enjoy] 音楽プレイヤー
+
* {{AUR|enjoy-git}} – Enjoy 音楽プレイヤー
 
* {{AUR|eperiodique}} – [http://eperiodique.sourceforge.net/ Eperiodique] 周期表ビューア
 
* {{AUR|eperiodique}} – [http://eperiodique.sourceforge.net/ Eperiodique] 周期表ビューア
  +
* {{AUR|epour}} – EFL ベースの Torrent クライアント
* {{AUR|ephoto-git}} – [https://trac.enlightenment.org/e/wiki/Ephoto Ephoto] 画像ビューア
 
 
* {{AUR|epymc-git}} – E Python Media Center
 
* {{AUR|epymc-git}} – E Python Media Center
* {{AUR|equate-git}} – Equate 電卓
+
* {{AUR|eruler-git}} – Eruler 画面上の定規、及び計測ツール
* {{AUR|eruler-git}} – Eruler オンスクリーンルーラー・計測ツ
+
* {{AUR|efbb-git}} – Escape from Booty Bay。Angry Birds 風のゲム。
* {{AUR|efbb-git}} – Escape from Booty Bay angry birdsようなゲーム
+
* {{AUR|elemines-git}} – [http://elemines.sourceforge.net/ Elemines] マインスイーパー風のゲーム
* {{AUR|elemines-git}} – [http://elemines.sourceforge.net/ Elemines] マインスイーパのようなゲーム
 
* {{AUR|espionage-git}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} – Espionage D-Bus インスペクタ
 
* {{AUR|ev-git}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} – ev シンプルな画像ビューア
 
* {{AUR|rage}} と {{AUR|rage-git}} – Rage 動画プレイヤー
 
   
 
=== Enlightenment の起動 ===
 
=== Enlightenment の起動 ===
   
お好きな[[ディスプレイマネージャ]]から ''Enlightenment'' セッションを選んで下さい。または [[xinitrc]] を設定してコンソールから起動してください。
+
[[ディスプレイマネージャ]]から ''Enlightenment'' セッションを選択するか、[[xinitrc]] を設定してコンソールから起動してください。
   
 
==== Entrance ====
 
==== Entrance ====
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{{Warning|Entrance はまだ実験段階であり、適切な systemd サポートがありません。自己責任で使って下さい。}}
 
{{Warning|Entrance はまだ実験段階であり、適切な systemd サポートがありません。自己責任で使って下さい。}}
   
Enlightenment は Entrance と言う名前の新しいディスプレイマネージャを持っており、AUR の {{AUR|entrance-git}} で利用できます。Entrance は非常に複雑であり設定は {{ic|/etc/entrance/entrance.conf}} で行います。[[systemd#ユニットを使う|systemd]] を使って {{ic|entrance.service}} を有効にすることで使用できます。
+
Enlightenment は Entrance と言う名前の新しいディスプレイマネージャがあり、{{AUR|entrance-git}} パッケージで利用できます。Entrance は非常に洗練されていて、設定は {{ic|/etc/entrance/entrance.conf}} で行います。[[systemd#ユニットを使う|systemd]] を使って {{ic|entrance.service}} を有効にすることで使用できます。
   
==== Enlightenment を手動で起動する ====
+
==== 手動 ====
   
コンソールから手動で Enlightenment を起動したい場合は以下の行を {{ic|~/.xinitrc}} に追加してください:
+
Enlightenment を手動で起動したい場合は、コンソールに {{ic|startx /usr/bin/enlightenment_start}} と入力してください。詳細は [[xinitrc]] を参照してください
{{hc|~/.xinitrc|
 
exec enlightenment_start
 
}}
 
   
  +
[[Wayland]] コンポジタを試すには、代わりに {{ic|enlightenment_start}} と入力してください。
これで {{ic|startx}} と入力することで Enlightenment を起動できます。詳しくは [[xinitrc]] を見て下さい。
 
  +
  +
{{Note|Wayland でソフトウェアラスタライザ OpenGL ドライバを使用する場合、{{ic|<nowiki>EVAS_GL_NO_BLACKLIST=1</nowiki>}} [[環境変数]]を設定してください。さもないと、Enlightenment が起動しません。[https://git.enlightenment.org/enlightenment/efl/src/commit/81cba676d77be3508aab01866c7590211b21d23a/src/modules/evas/engines/gl_drm/evas_outbuf.c#L338-L355]}}
   
 
=== 設定 ===
 
=== 設定 ===
  +
  +
Enlightenment には洗練された設定システムがあり、メインメニューの設定サブメニューからアクセスできます。
   
 
==== ネットワーク ====
 
==== ネットワーク ====
77行目: 67行目:
 
'''ConnMan'''
 
'''ConnMan'''
   
Enlightenment の推奨ネットワークマネージャである [[Connman]] は[[公式リポジトリ]]の {{Pkg|connman}} パッケージで利用できます。[[Connman]] に書かれている手順に従って設定してください。
+
Enlightenment の推奨ネットワークマネージャである [[Connman]] は {{Pkg|connman}} パッケージで利用できます。[[Connman]] に書かれている手順に従って設定してください。
   
設定を拡張するには、Econnman (AUR の {{AUR|econnman}} もしくは {{AUR|econnman-git}}) 関連する依存パッケージをインストールしてください。
+
設定を拡張するには、Econnman (AUR の {{AUR|econnman}} もしくは {{AUR|econnman-git}} で利用可能) 及び関連する依存パッケージをインストールしてください。しかし、これは、一般的な機能を利用する場合には必要では有りません
   
  +
'''ConnMan Gadget をシェルフに追加する'''
'''NetworkManager'''
 
   
  +
# 設定 -> 拡張機能 -> モジュール
{{Pkg|networkmanager}} を使ってネットワーク接続を管理することも可能です。[[NetworkManager]] の指示に従って設定を行なって下さい。
 
  +
# "システム"タブ
  +
# "接続マネージャ"
  +
# それをロードしてください (''ロード'' をクリック)。
  +
# 画面下部にある"シェルフ"を右クリックしてください。
  +
# Shelf -> 中身
  +
# スクロールし、''ConnMan'' を見つけてください。
  +
# ''追加'' をクリックしてください。
   
  +
'''NetworkManager'''
設定を楽にするために {{Pkg|network-manager-applet}} を使うこともできます。このアプレットをスタートアッププログラムに加えることで Enlightenment を立ち上げた時にシステムトレイに表示されるようになります。''Settings Panel -> Apps -> Startup Applications -> System'' に行って ''Network'' を有効にしてください。
 
   
ネットワーク接続されても、アプレットはシステムトレイ有効にしない表示されません。[[#システムトレイ]] を参照。
+
{{Pkg|networkmanager}} を使ってネットワーク接続を管理するこも可能です詳細は [[NetworkManager]] を参照してください
  +
  +
しかし、アプレットを Enlightenment の[[#システムトレイ|システムトレイ]]に表示するには、Appindicator のサポートが必要であることに注意してください。[[NetworkManager#Appindicator]] を参照してください。アプレットを使う方法の代わりとして、NetworkManager にはネットワーク設定のための CLI と TUI の両方のインターフェイスが含まれています。[[NetworkManager#使い方]] を参照してください。
   
 
==== Polkit エージェント ====
 
==== Polkit エージェント ====
   
Enlightenment には[[Polkit#認証エージト|グラフィカルな polkit 認証エージェント]]ないため、特権が必要なアクション (例: システムデバイス上ファイルシステムマウント) をしたいならば、認証エージェントをインストールして、自動起動させる必要ありま''Settings Panel -> Apps -> Startup Applications -> System'' に行って有効にしてください。AUR には EFL ベースの認証エージェント {{AUR|polkit-efl-git}}存在し
+
Enlightenment ージ DR 0.24.0 には、組み込みの polkit エージェントが同梱されており、特権アクションの認証に追加polkit パッケージ必要ありませんそれより前の Enlightenment バージョンには[[Polkit#認証エージェント|グラフィカルな polkit 認証エージェント]]同梱されていせん
  +
  +
特権が必要なアクション (例: システムデバイス上のファイルシステムのマウント) にアクセスしたいならば、認証エージェントをインストールして、自動起動させる必要があります。そのためには、''設定パネル > アプリケーション > スタートアップアプリケーション > システム'' を開いて、有効化する必要があります。EFL ベースの認証エージェントが利用可能です: {{AUR|polkit-efl-git}}。
   
 
==== GNOME Keyring の統合 ====
 
==== GNOME Keyring の統合 ====
   
 
Enlightenment で gnome-keyring を使うことが可能です。ただし今のところ完全に動作させるには細かいハックが必要になります。
 
Enlightenment で gnome-keyring を使うことが可能です。ただし今のところ完全に動作させるには細かいハックが必要になります。
まず Enlightenment に gnome-keyring を自動起動するようにさせて下さい。そのためには ''Settings Panel > Apps > Startup Applications'' に行き ''Certificate and Key Storage'', ''GPG Password Agent'', ''SSH Key Agent'' そして "Secret Storage Service" を有効にする必要があります。その後 {{ic|~/.pam_environment}} を編集して以下を追加してください:
+
まずgnome-keyring を自動起動するように Enlightenment を設定する必要があります。そのためには ''設定パネル > アプリケーション > スタートアップアプリケーション'' に行き ''Certificate and Key Storage'', ''GPG Password Agent'', ''SSH Key Agent'' そして "Secret Storage Service" を有効にする必要があります。
  +
その後、以下の[[環境変数#ユーザーごと|環境変数を設定]]してください:
   
  +
{{bc|1=
#Set gnome-keyring as the ssh authentication agent
 
SSH_AUTH_SOCK=/run/user/${UID}/keyring/ssh
+
SSH_AUTH_SOCK=/run/user/${UID}/keyring/ssh
  +
}}
   
  +
この"ハック"は、"enlightenment-start" による変数の自動設定を "ssh-agent" から gnome-keyring に上書きするためのものです。
これで次のログイン時にキー管理に必要な変数が設定されます。
 
   
 
このトピックについては [[GNOME Keyring]] の記事に詳細が載っています。
 
このトピックについては [[GNOME Keyring]] の記事に詳細が載っています。
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{{Note|Enlightenment 20 から、Xembed のサポートは削除されました [https://twitter.com/_enlightenment_/status/538000507315314688]。これにより古いアプレットはシステムトレイに表示できなくなりました。そのようなアプレットを使用するには、{{Pkg|stalonetray}} などのスタンドアロンのシステムトレイアプリケーションを使用する必要があります。}}
 
{{Note|Enlightenment 20 から、Xembed のサポートは削除されました [https://twitter.com/_enlightenment_/status/538000507315314688]。これにより古いアプレットはシステムトレイに表示できなくなりました。そのようなアプレットを使用するには、{{Pkg|stalonetray}} などのスタンドアロンのシステムトレイアプリケーションを使用する必要があります。}}
   
Enlightenment はシステムトレイをサポートしていますが、デフォルトでは無効になっています。システムトレイを有効化するには、Enlightenment のメインメニューを開いて、''Settings'' サブメニューから ''Modules'' オプションをクリックしてください。''Systray'' オプションのところまでスクロールします。''Load'' ボタンをクリックしてください。モジュールをロードすれば、Shelf に追加することができます。システムトレイを追加したい Shelf を右クリックして、''Shelf'' サブメニューの ''Contents'' オプションをクリックします。''Systray'' のところまでスクロールしてください。'Add' ボタンをクリックしてください。
+
Enlightenment はシステムトレイをサポートしていますが、デフォルトでは無効になっています。システムトレイを有効化するには、Enlightenment のメインメニューを開いて、''設定'' サブメニューから ''モジュール'' オプションをクリックしてください。''システムトレイ'' オプションのところまでスクロールします。''ロード'' ボタンをクリックしてください。モジュールをロードすれば、Shelf に追加することができます。システムトレイを追加したい Shelf を右クリックして、''Shelf'' サブメニューの ''中身'' オプションをクリックします。''システムトレイ'' のところまでスクロールしてください。そのオプションをハイライトして、''追加'' ボタンをクリックしてください。
   
 
==== 通知 ====
 
==== 通知 ====
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Enlightenment の見た目をカスタマイズするテーマが以下から利用できます:
 
Enlightenment の見た目をカスタマイズするテーマが以下から利用できます:
* [http://exchange.enlightenment.org/theme exchange.enlightenment.org]
+
* [https://www.enlightenment-themes.org/ enlightenment-themes.org]
  +
* [https://relighted.c0n.de/#100 relighted.c0n.de] 200色のデフォルトテーマ
* [http://e17-stuff.org/index.php?xcontentmode=7000 e17-stuff.org]
 
  +
* [https://git.enlightenment.org git.enlightenment.org] (気に入ったテーマを git clone して 'make' を実行すれば .edj テーマファイルが作られます)
* [http://relighted.c0n.de/#100 relighted.c0n.de] 200色のデフォルトテーマ
 
  +
* [http://packages.bodhilinux.com/bodhi/pool/b6main/b/ packages.bodhilinux.com] にもテーマがあります (.deb から .edj ファイルを抽出する必要があります; ArchLinux に初めから含まれている bsdtar でこれを行えます)。[https://web.archive.org/web/20140120083020/http://art.bodhilinux.com/doku.php?id=bodhi_e17_themes_v3 wiki] でカタログを見ることができます。
* [http://git.enlightenment.org/themes git.enlightenment.org] (気に入ったテーマを git clone して 'make' を実行すれば .edj テーマファイルが作られます)
 
  +
* [https://web.archive.org/web/20161025233126/https://exchange.enlightenment.org/theme exchange.enlightenment.org] (アーカイブ済み)
* [http://packages.bodhilinux.com/bodhi/pool/stable/b/ packages.bodhilinux.com] にもテーマがあります (.deb から .edj ファイルを抽出する必要があります; ArchLinux に初めから含まれている bsdtar でこれを行えます)。[https://web.archive.org/web/20140120083020/http://art.bodhilinux.com/doku.php?id=bodhi_e17_themes_v3 wiki] でカタログを見ることができます。
 
   
 
テーマ (.edj フォーマット) をインストールするには、テーマの設定ダイアログを使うかファイルを {{ic|~/.e/e/themes}} に移動してください。
 
テーマ (.edj フォーマット) をインストールするには、テーマの設定ダイアログを使うかファイルを {{ic|~/.e/e/themes}} に移動してください。
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{{Note|Enlightenment は安定したテーマ API を提供していません。テーマ API には、E17 がリリースされた後も、多くの変更がずっと加えられ続けています。定期的に更新がされていないテーマはおそらく動作しないでしょう。}}
 
{{Note|Enlightenment は安定したテーマ API を提供していません。テーマ API には、E17 がリリースされた後も、多くの変更がずっと加えられ続けています。定期的に更新がされていないテーマはおそらく動作しないでしょう。}}
   
{{Tip|1=GTK と Qt アプリケーションの外観を Enlightenment のデフォルトテーマに合わせるには [http://gnome-look.org/content/show.php/?content=163472 E17 GTK テーマ] などのテーマをダウンロードして、{{ic|~/.themes/}} に配置して Enlightenment の設定からアプリケーションテーマを選択して、設定します。これで GTK2 と GTK3 アプリケーションはデフォルトの Enlightenment テーマに合うようになります。Qt アプリケーションは GTK+ テーマを使って GTK+ アプリケーションの使用するテーマを模倣するように設定できます。以上の設定で、ほとんどのアプリケーションがデフォルトの Enlightenment テーマで完全に調和するようになります。[[Qt と GTK アプリケーションの外観の統合]]も参照。}}
+
{{Tip|1=GTK と Qt アプリケーションの外観を Enlightenment のデフォルトテーマに合わせるには [https://www.gnome-look.org/p/1013662 E17 GTK テーマ] などのテーマをダウンロードして、{{ic|~/.themes/}} に配置して (もしくは {{AUR|gtk-theme-e17gtk-git}} をインストール)、Enlightenment の設定からアプリケーションテーマを選択して、設定します。これで GTK2 と GTK3 アプリケーションはデフォルトの Enlightenment テーマに合うようになります。Qt アプリケーションは GTK テーマを使って GTK アプリケーションの使用するテーマを模倣するように設定できます。以上の設定で、ほとんどのアプリケーションがデフォルトの Enlightenment テーマで完全に調和するようになります。[[Qt と GTK アプリケーションの外観の統合]] も参照。}}
   
==== GTK+ ====
+
==== GTK ====
   
GTK+ テーマを変更するには ''Settings > All > Look > Application Theme'' を開いて下さい。
+
GTK テーマを変更するには ''設定 > すべて > 外見 > Application Theme'' を開いて下さい。
   
 
=== モジュールとガジェット ===
 
=== モジュールとガジェット ===
150行目: 153行目:
 
{{Warning|これらのサードパーティ製のモジュールは Enlightenment の開発者による公式サポートを受けていません。また、git から直接取得するので、場合によっては開発コードが動いたり動かなかったりします。自己責任で利用して下さい。}}
 
{{Warning|これらのサードパーティ製のモジュールは Enlightenment の開発者による公式サポートを受けていません。また、git から直接取得するので、場合によっては開発コードが動いたり動かなかったりします。自己責任で利用して下さい。}}
 
ここで説明しているモジュールの他にも、{{AUR|e-modules-extra-git}} から多数の "extra" モジュールをインストールできます。
 
ここで説明しているモジュールの他にも、{{AUR|e-modules-extra-git}} から多数の "extra" モジュールをインストールできます。
 
'''Places'''
 
 
Places はコンピュータに接続した(携帯やカメラといった usb ポートに挿入したストレージデバイスなどの)さまざまなデバイス上のファイルをブラウズするのを助けるガジェットです。
 
 
{{AUR|places-git}}{{Broken package link|{{aur-mirror|places-git}}}} から利用可能です。
 
{{Note|Enlightenment では外部デバイスの自動マウントにこのモジュールは必要なくなりました。}}
 
   
 
'''Scale Windows'''
 
'''Scale Windows'''
166行目: 162行目:
 
ウィンドウ選択キーバインドを Scale Windows に置き換えるには、''ALT'' セクションまで左パネルをスクロールして {{ic|ALT + Tab}} を選択してください。そして、"Scale Windows" セクションまで右パネルをスクロールして ''Select Next'' か ''Select Next (All)'' を選択してください。''Apply'' をクリックすることでバインドが保存されます。
 
ウィンドウ選択キーバインドを Scale Windows に置き換えるには、''ALT'' セクションまで左パネルをスクロールして {{ic|ALT + Tab}} を選択してください。そして、"Scale Windows" セクションまで右パネルをスクロールして ''Select Next'' か ''Select Next (All)'' を選択してください。''Apply'' をクリックすることでバインドが保存されます。
   
{{AUR|comp-scale-git}}{{Broken package link|{{aur-mirror|comp-scale-git}}}} から利用可能です。
+
[https://git.enlightenment.org/enlightenment/enlightenment-module-comp-scale 上流の git] から利用可能です。
  +
  +
=== デフォルトのキーバインド ===
  +
  +
{| class="wikitable"
  +
! キー !! 効果
  +
|-
  +
| {{ic|Shift+F10}}
  +
| 垂直に最大化
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Menu}}
  +
| "Clients" (ウィンドウ) メニューを表示
  +
|-
  +
| {{ic|Alt+Esc}}
  +
| "Everything Launcher" (アプリ、ウィンドウなど) を表示
  +
|-
  +
| {{ic|Super+Left}}
  +
| 左に最大化
  +
|-
  +
| {{ic|Super+Right}}
  +
| 右に最大化
  +
|-
  +
| {{ic|Alt+Shift+F10}}
  +
| 水平方向に最大化
  +
|-
  +
| {{ic|Alt+Shift+Left}}
  +
| デスクトップを左に移動
  +
|-
  +
| {{ic|Alt+Shift+Right}}
  +
| デスクトップを右に移動
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+d}}
  +
| デスクトップを表示
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+f}}
  +
| フルスクリーンを切り替え
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+i}}
  +
| アイコンモードを切り替え
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+k}}
  +
| ウィンドウを kill
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+l}}
  +
| スクリーンセーバを起動
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+n}}
  +
| ウィンドウを最大化
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+r}}
  +
| シェードアップを切り替え
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+w}}
  +
| ウィンドウメニュー
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+x}}
  +
| ウィンドウを閉じる
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Down}}
  +
| 下へ
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Up}}
  +
| 上へ
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Left}}
  +
| 左のデスクトップに移動
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Right}}
  +
| 右のデスクトップに移動
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Del}}
  +
| "End session" ダイアログを表示
  +
|-
  +
| {{ic|Ctrl+Alt+Ins}}
  +
| デフォルトのターミナルを起動
  +
|}
   
 
=== トラブルシューティング ===
 
=== トラブルシューティング ===
175行目: 246行目:
 
# {{ic|~/.e}} をバックアップしてから削除してみる (例: {{ic|mv ~/.e ~/.e.back}})
 
# {{ic|~/.e}} をバックアップしてから削除してみる (例: {{ic|mv ~/.e ~/.e.back}})
   
バグを発見したと思ったら [https://phab.enlightenment.org/maniphest/task/create/ 上流に直接] 報告してください。
+
バグを発見したと思ったら https://git.enlightenment.org/ で関連するコンポーネントの issue を開いてください。
   
 
==== コンポジット ====
 
==== コンポジット ====
185行目: 256行目:
 
フォントが小さすぎて画面が読めない場合、適切なフォントパッケージをインストールしてください。{{Pkg|ttf-dejavu}} や {{Pkg|ttf-bitstream-vera}} はオーソドックスなフォントです。
 
フォントが小さすぎて画面が読めない場合、適切なフォントパッケージをインストールしてください。{{Pkg|ttf-dejavu}} や {{Pkg|ttf-bitstream-vera}} はオーソドックスなフォントです。
   
''Settings -> Settings Panel -> Look -> Scaling'' からスケーリングを設定できます。
+
また、Scaling でスケールサイズを増やすことも検討してみてください。''Settings > Settings Panel > Look > Scaling'' からスケーリングを設定できます。
   
==== バックライトが暗い ====
+
==== バックライトが常に暗い ====
   
ログアウト時に Enlightenment によってバックライトが 30% に設定されてしまうことがあります。Enlightenment セッションにログインしないと 100% に戻りません。これは Enlightenment 以外のデスクトップ環境も使っている場合に困ります。そのデスクトップ環境を使用するときにバックライトが通常のレベルに自動的に戻らないためです。この問題を修正するには、Enlightenment の ''Settings Panel'' を開いて、''Look'' タブの ''Composite'' オプションをクリックしてください。''Don't fade backlight'' にチェックを入れて ''OK'' をクリックします。
+
ログアウト時に Enlightenment によってバックライトが 0% に設定されてしまうことがあります。Enlightenment セッションにログインしないと 100% に戻りません。これは Enlightenment 以外のデスクトップ環境も使っている場合に困ります。そのデスクトップ環境を使用するときにバックライトが通常のレベルに自動的に戻らないためです。この問題を修正するには、Enlightenment の ''Settings Panel'' を開いて、''Look'' タブの ''Composite'' オプションをクリックしてください。''Don't fade backlight'' にチェックを入れて ''OK'' をクリックします。
   
 
==== カーソルテーマがバラバラ ====
 
==== カーソルテーマがバラバラ ====
209行目: 280行目:
 
=== E16 をインストールするには ===
 
=== E16 をインストールするには ===
   
{{Pkg|enlightenment16}} をインストールしてください。
+
{{AUR|enlightenment16}} をインストールしてください。
   
E16 は他の WM とは全く異っているため、イール後は {{ic|/usr/share/doc/e16/e16.html}} を読んで勉強してください。man ページは {{ic|man enlightenment}} ではなく {{ic|man e16}} です。スタートアップオプションだけを説明しています
+
詳細ドキュメントは {{ic|/usr/share/doc/e16/e16.html}} を参照してください。
   
 
=== 基本的な設定 ===
 
=== 基本的な設定 ===
   
E16 のほとんど全ての設定は {{ic|~/.e16}} にあり、自由に編集ができます。メニューなどもここに含まれています。
+
E16 のほとんど全ての設定は {{ic|~/.e16}} にあり、テキストベースであり、自由に編集ができます。メニューなどもここに含まれています。
   
ショートカットキーは手動で修正するか、e16 プロジェクトの [http://sourceforge.net/projects/enlightenment/ sourceforge] ページでソースとして提供されている、もしくは AUR の {{AUR|e16keyedit}}{{Broken package link|{{aur-mirror|e16keyedit}}}} パッケージから e16keyedit を使ってください。キーボードショートカットファイルはデフォルトでは {{ic|~/.e16}} に作られません。ショートカットを変更したい場合、ホームディレクトリにコピーすることで変更できます:
+
ショートカットキーは手動で修正するか、e16 プロジェクトの [https://sourceforge.net/projects/enlightenment/ sourceforge] ページでソースとして提供されている e16keyedit を使ってください。キーボードショートカットファイルはデフォルトでは {{ic|~/.e16}} に作られません。ショートカットを変更したい場合、ホームディレクトリにコピーすることで変更できます:
 
$ cp /usr/share/e16/config/bindings.cfg ~/.e16
 
$ cp /usr/share/e16/config/bindings.cfg ~/.e16
   
 
==== スクリプトの起動・再起動・停止 ====
 
==== スクリプトの起動・再起動・停止 ====
   
{{ic|~/.e16}} フォルダに Init, Start, Stop フォルダを作成してください: このフォルダ内にある .sh スクリプトは起動 (Init フォルダ) と再起動 (Start フォルダ) そしてシャットダウン (Stop フォルダ) それぞれで実行されます; MMB / settings / session / <enable scripts> ボタンで有効にすることができ {{ic|chmod +x '''yourscript.sh'''}} で実行可能にできます。pulseaudio やお好みのネットワークマネージャアプレットを起動するなど。
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{{ic|~/.e16}} フォルダに Init, Start, Stop フォルダを作成してください: このフォルダ内にある .sh スクリプトは起動 (Init フォルダ) と再起動 (Start フォルダ) そしてシャットダウン (Stop フォルダ) それぞれで実行されます; MMB / settings / session / <enable scripts> ボタンで有効し、[[実行可能属性|実行可能]]にできます。典型的な例は、pulseaudio やお好みのネットワークマネージャアプレットを起動するなどです
   
 
==== コンポジタ ====
 
==== コンポジタ ====
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== 参照 ==
 
== 参照 ==
  +
* [http://www.enlightenment.org/ Enlightenment ホームページ]
 
* [http://exchange.enlightenment.org/ Enlightenment Exchange]
+
* [https://www.enlightenment.org/ Enlightenment ホームページ]
* [http://docs.enlightenment.org/ Enlightenment 開発ドキュメント]
+
* [https://docs.enlightenment.org/ Enlightenment 開発ドキュメント]
* [http://www.bodhilinux.com/e17guide/e17guideEN/ Bodhi Guide to Enlightenment]
 
 
* [http://www.e17-stuff.org/ E17-Stuff]
 
* [http://www.e17-stuff.org/ E17-Stuff]
* [http://sourceforge.net/projects/enlightenment/ DR16 download resource]
+
* [https://sourceforge.net/projects/enlightenment/ DR16 ダンロードソース]
* [https://lists.sourceforge.net/lists/listinfo/enlightenment-users Enlightenment ユーザメーリングリスト]
+
* [https://lists.sourceforge.net/lists/listinfo/enlightenment-users Enlightenment ユーザメーリングリスト]
* [https://lists.sourceforge.net/lists/listinfo/enlightenment-devel Enlightenment 開発メーリングリスト]
+
* [https://lists.sourceforge.net/lists/listinfo/enlightenment-devel Enlightenment 開発メーリングリスト]
* irc://irc.freenode.net#e
+
* ircs://irc.libera.chat/e
  +
  +
{{TranslationStatus|Enlightenment|2023-06-14|777898}}

2023年6月14日 (水) 15:15時点における最新版

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Enlightenment

これは Enlightenment ウィンドウマネージャと Enlightenment Foundation Libraries (EFL) の両方から成ります。EFL は、ツールキット、オブジェクトキャンバス、そして抽象化されたオブジェクトなどの追加のデスクトップ環境の機能を提供します。2005年から開発が続けられていますが、2011年2月の時点でコア EFL の最初の安定版 1.0 がリリースされました。

インストール

enlightenment パッケージをインストールしてください。

Enlightenment と良く統合されている EFL ベースのアプリケーションをインストールすると良いかもしれません:

  • ecrire – Ecrire テキストエディタ
  • ephotoEphoto 画像ビューア
  • evisum – Evisum タスクマネージャ
  • rage – Rage ビデオプレイヤー
  • terminology – Terminology ターミナルエミュレータ

最新の開発コードをダウンロードしインストールする開発 PKGBUILD は enlightenment-gitAUR とその依存パッケージで利用可能です。

警告: 以下の PKGBUILD のいくつかは不安定な開発コードを使用します。自己責任で使用してください。

以下は EFL ベースのアプリケーションです。殆どは開発の初期段階にあり、まだリリースされていません:

  • econnmanAURConnMan ネットワークマネージャの EFL ベースのユーザインターフェイス
  • ediAUR – EFL ベースの IDE
  • eluminance-gitAUR – Eluminance フォトブラウザ
  • enjoy-gitAUR – Enjoy 音楽プレイヤー
  • eperiodiqueAUREperiodique 周期表ビューア
  • epourAUR – EFL ベースの Torrent クライアント
  • epymc-gitAUR – E Python Media Center
  • eruler-gitAUR – Eruler 画面上の定規、及び計測ツール
  • efbb-gitAUR – Escape from Booty Bay。Angry Birds 風のゲーム。
  • elemines-gitAURElemines マインスイーパー風のゲーム。

Enlightenment の起動

ディスプレイマネージャから Enlightenment セッションを選択するか、xinitrc を設定してコンソールから起動してください。

Entrance

警告: Entrance はまだ実験段階であり、適切な systemd サポートがありません。自己責任で使って下さい。

Enlightenment には Entrance と言う名前の新しいディスプレイマネージャがあり、entrance-gitAUR パッケージで利用できます。Entrance は非常に洗練されていて、設定は /etc/entrance/entrance.conf で行います。systemd を使って entrance.service を有効にすることで使用できます。

手動

Enlightenment を手動で起動したい場合は、コンソールに startx /usr/bin/enlightenment_start と入力してください。詳細は xinitrc を参照してください。

Wayland コンポジタを試すには、代わりに enlightenment_start と入力してください。

ノート: Wayland でソフトウェアラスタライザ OpenGL ドライバを使用する場合、EVAS_GL_NO_BLACKLIST=1 環境変数を設定してください。さもないと、Enlightenment が起動しません。[1]

設定

Enlightenment には洗練された設定システムがあり、メインメニューの設定サブメニューからアクセスできます。

ネットワーク

ConnMan

Enlightenment の推奨ネットワークマネージャである Connmanconnman パッケージで利用できます。Connman に書かれている手順に従って設定してください。

設定を拡張するには、Econnman (AUR の econnmanAUR もしくは econnman-gitAUR で利用可能) 及び関連する依存パッケージをインストールしてください。しかし、これは、一般的な機能を利用する場合には必要では有りません。

ConnMan Gadget をシェルフに追加する

  1. 設定 -> 拡張機能 -> モジュール
  2. "システム"タブ
  3. "接続マネージャ"
  4. それをロードしてください (ロード をクリック)。
  5. 画面下部にある"シェルフ"を右クリックしてください。
  6. Shelf -> 中身
  7. スクロールし、ConnMan を見つけてください。
  8. 追加 をクリックしてください。

NetworkManager

networkmanager を使ってネットワーク接続を管理することも可能です。詳細は NetworkManager を参照してください。

しかし、アプレットを Enlightenment のシステムトレイに表示するには、Appindicator のサポートが必要であることに注意してください。NetworkManager#Appindicator を参照してください。アプレットを使う方法の代わりとして、NetworkManager にはネットワーク設定のための CLI と TUI の両方のインターフェイスが含まれています。NetworkManager#使い方 を参照してください。

Polkit エージェント

Enlightenment バージョン DR 0.24.0 には、組み込みの polkit エージェントが同梱されており、特権アクションの認証に追加の polkit パッケージは必要ありません。それより前の Enlightenment バージョンにはグラフィカルな polkit 認証エージェントが同梱されていません。

特権が必要なアクション (例: システムデバイス上のファイルシステムのマウント) にアクセスしたいならば、認証エージェントをインストールして、自動起動させる必要があります。そのためには、設定パネル > アプリケーション > スタートアップアプリケーション > システム を開いて、有効化する必要があります。EFL ベースの認証エージェントが利用可能です: polkit-efl-gitAUR

GNOME Keyring の統合

Enlightenment で gnome-keyring を使うことが可能です。ただし今のところ完全に動作させるには細かいハックが必要になります。 まず、gnome-keyring を自動起動するように Enlightenment を設定する必要があります。そのためには 設定パネル > アプリケーション > スタートアップアプリケーション に行き Certificate and Key Storage, GPG Password Agent, SSH Key Agent そして "Secret Storage Service" を有効にする必要があります。 その後、以下の環境変数を設定してください:

SSH_AUTH_SOCK=/run/user/${UID}/keyring/ssh

この"ハック"は、"enlightenment-start" による変数の自動設定を "ssh-agent" から gnome-keyring に上書きするためのものです。

このトピックについては GNOME Keyring の記事に詳細が載っています。

システムトレイ

ノート: Enlightenment 20 から、Xembed のサポートは削除されました [2]。これにより古いアプレットはシステムトレイに表示できなくなりました。そのようなアプレットを使用するには、stalonetray などのスタンドアロンのシステムトレイアプリケーションを使用する必要があります。

Enlightenment はシステムトレイをサポートしていますが、デフォルトでは無効になっています。システムトレイを有効化するには、Enlightenment のメインメニューを開いて、設定 サブメニューから モジュール オプションをクリックしてください。システムトレイ オプションのところまでスクロールします。ロード ボタンをクリックしてください。モジュールをロードすれば、Shelf に追加することができます。システムトレイを追加したい Shelf を右クリックして、Shelf サブメニューの 中身 オプションをクリックします。システムトレイ のところまでスクロールしてください。そのオプションをハイライトして、追加 ボタンをクリックしてください。

通知

Enlightenment には Notification 拡張による通知サーバーがあります。

  • 下で定義した "screen" のコーナーに通知は表示されます。
  • 利用できるスクリーンポリシーは Primary Screen, Current Screen, All Screens, Xinerama です。
  • 緊急度によって通知はフィルタリングできます (Low, Normal, Critical あるいはその組み合わせ)。
  • デフォルトの通知のタイムアウトを設定することができます。
  • 通知サーバーは任意で ID の置換えリクエストを無視できます。

テーマ

Enlightenment の見た目をカスタマイズするテーマが以下から利用できます:

テーマ (.edj フォーマット) をインストールするには、テーマの設定ダイアログを使うかファイルを ~/.e/e/themes に移動してください。

ノート: Enlightenment は安定したテーマ API を提供していません。テーマ API には、E17 がリリースされた後も、多くの変更がずっと加えられ続けています。定期的に更新がされていないテーマはおそらく動作しないでしょう。
ヒント: GTK と Qt アプリケーションの外観を Enlightenment のデフォルトテーマに合わせるには E17 GTK テーマ などのテーマをダウンロードして、~/.themes/ に配置して (もしくは gtk-theme-e17gtk-gitAUR をインストール)、Enlightenment の設定からアプリケーションテーマを選択して、設定します。これで GTK2 と GTK3 アプリケーションはデフォルトの Enlightenment テーマに合うようになります。Qt アプリケーションは GTK テーマを使って GTK アプリケーションの使用するテーマを模倣するように設定できます。以上の設定で、ほとんどのアプリケーションがデフォルトの Enlightenment テーマで完全に調和するようになります。Qt と GTK アプリケーションの外観の統合 も参照。

GTK

GTK テーマを変更するには 設定 > すべて > 外見 > Application Theme を開いて下さい。

モジュールとガジェット

モジュール
Enlightenment ではこの名前はガジェットの"後ろで動く"コードとして使われています。
ガジェット
Enlightenment のエンドユーザーが何かをするのを手助けするフロントエンドまたはユーザーインターフェイス

多くのモジュールはあなたのデスクトップや shelf に追加できるガジェットを提供します。(CPUFreq など) モジュールによっては1つのガジェットしか提供しませんが、(Composite など) 他のモジュールは追加機能を提供します。Systray などの特定のガジェットは shelf にしか追加できません。Moon などのガジェットはデスクトップにしかロードできません。

"Extra" モジュール

警告: これらのサードパーティ製のモジュールは Enlightenment の開発者による公式サポートを受けていません。また、git から直接取得するので、場合によっては開発コードが動いたり動かなかったりします。自己責任で利用して下さい。

ここで説明しているモジュールの他にも、e-modules-extra-gitAUR から多数の "extra" モジュールをインストールできます。

Scale Windows

Scale Windows モジュールは複数の機能を追加します。コンポジットを有効にする必要があります。scale windows は開かれている全てのウィンドウを縮小し整列させます。これは macOS では "Mission Control" と呼ばれています。scale pager は compiz の expo プラグインのように全てのデスクトップを縮小して表示します。どちらもデスクトップにガジェットとして追加したりキーバインド・マウスバインド・スクリーンエッジバインドに設定できます。

人によっては標準のウィンドウ選択キーバインド ALT + Tab で Scale Windows のウィンドウ選択に使いたいと思うかもしれません。この設定を変更するには Menu > Settings > Settings Panel > Input > Keys に行き、ここからキーバインドを設定してください。

ウィンドウ選択キーバインドを Scale Windows に置き換えるには、ALT セクションまで左パネルをスクロールして ALT + Tab を選択してください。そして、"Scale Windows" セクションまで右パネルをスクロールして Select NextSelect Next (All) を選択してください。Apply をクリックすることでバインドが保存されます。

上流の git から利用可能です。

デフォルトのキーバインド

キー 効果
Shift+F10 垂直に最大化
Ctrl+Menu "Clients" (ウィンドウ) メニューを表示
Alt+Esc "Everything Launcher" (アプリ、ウィンドウなど) を表示
Super+Left 左に最大化
Super+Right 右に最大化
Alt+Shift+F10 水平方向に最大化
Alt+Shift+Left デスクトップを左に移動
Alt+Shift+Right デスクトップを右に移動
Ctrl+Alt+d デスクトップを表示
Ctrl+Alt+f フルスクリーンを切り替え
Ctrl+Alt+i アイコンモードを切り替え
Ctrl+Alt+k ウィンドウを kill
Ctrl+Alt+l スクリーンセーバを起動
Ctrl+Alt+n ウィンドウを最大化
Ctrl+Alt+r シェードアップを切り替え
Ctrl+Alt+w ウィンドウメニュー
Ctrl+Alt+x ウィンドウを閉じる
Ctrl+Alt+Down 下へ
Ctrl+Alt+Up 上へ
Ctrl+Alt+Left 左のデスクトップに移動
Ctrl+Alt+Right 右のデスクトップに移動
Ctrl+Alt+Del "End session" ダイアログを表示
Ctrl+Alt+Ins デフォルトのターミナルを起動

トラブルシューティング

予期せぬ挙動を見つけた時は、以下を行えます:

  1. デフォルトのテーマでも同じ挙動が存在するか確認する
  2. インストールしたサードパーティ製のモジュールを無効にする
  3. ~/.e をバックアップしてから削除してみる (例: mv ~/.e ~/.e.back)

バグを発見したと思ったら https://git.enlightenment.org/ で関連するコンポーネントの issue を開いてください。

コンポジット

設定を失敗して設定ウィンドウが現れなくなった時は、コンポジタの設定をリセットする決め打ちのキーバインドがあります: Ctrl + Alt + Shift + Home

フォントが読めない

フォントが小さすぎて画面が読めない場合、適切なフォントパッケージをインストールしてください。ttf-dejavuttf-bitstream-vera はオーソドックスなフォントです。

また、Scaling でスケールサイズを増やすことも検討してみてください。Settings > Settings Panel > Look > Scaling からスケーリングを設定できます。

バックライトが常に暗い

ログアウト時に Enlightenment によってバックライトが 0% に設定されてしまうことがあります。Enlightenment セッションにログインしないと 100% に戻りません。これは Enlightenment 以外のデスクトップ環境も使っている場合に困ります。そのデスクトップ環境を使用するときにバックライトが通常のレベルに自動的に戻らないためです。この問題を修正するには、Enlightenment の Settings Panel を開いて、Look タブの Composite オプションをクリックしてください。Don't fade backlight にチェックを入れて OK をクリックします。

カーソルテーマがバラバラ

Firefox などのアプリケーションで使用されるカーソルテーマとデスクトップで使われるカーソルテーマが異なってしまうことがあります。これはデスクトップアプリケーションが X カーソルテーマを使用するのに対して Enlightenment は自分のカーソルテーマを使うためです。カーソルテーマを統一するには、常時 X カーソルテーマを使用するように Enlightenment を設定します。Enlightenment の Settings Panel を開いて Input タブをクリックしてください。Mouse オプションをクリックします。Enlightenment から X にテーマを変更して OK をクリックしてください。これで、どこでも同じカーソルテーマが使われるようになります。X カーソルテーマ自体が統一されていない場合、カーソルテーマ#XDG の仕様を参照。

背景画像

好きな壁紙を ~/.e/e/backgrounds/ にコピーしてください。

デスクトップの MMB や RMB は設定にアクセスを与えます、/Desktop/Backgrounds/ を選択してください。

~/.e/e/backgrounds/ フォルダに新しくコピーされた画像は自動で更新される自動で更新される壁紙リストに入ります。ドロップダウンメニューから希望の壁紙を選択してください。全体設定の適切なタブから、背景画像のタイリングなどを設定することができます。

Enlightenment DR16

Enlightenment, Development Release 16 は最初2000年にリリースされ、2009年に 1.0 になりました。もとは DR16 は Enlightenment プロジェクトのバージョン 0.16 を意味していました。現在 Arch のリポジトリではただの "Enlightenment 16" として、今日も開発が続けられており、Kim 'kwo' Woelders によって定期的に更新されています。速度を保ちながらコンポジット・影、透明度などの機能が加えられ、E16 は元の作者 Carsten "Rasterman" Haitzler による最新の改善がなされています。

E16 をインストールするには

enlightenment16AUR をインストールしてください。

詳細なドキュメントは /usr/share/doc/e16/e16.html を参照してください。

基本的な設定

E16 のほとんど全ての設定は ~/.e16 にあり、テキストベースであり、自由に編集ができます。メニューなどもここに含まれています。

ショートカットキーは手動で修正するか、e16 プロジェクトの sourceforge ページでソースとして提供されている e16keyedit を使ってください。キーボードショートカットファイルはデフォルトでは ~/.e16 に作られません。ショートカットを変更したい場合、ホームディレクトリにコピーすることで変更できます:

$ cp /usr/share/e16/config/bindings.cfg ~/.e16

スクリプトの起動・再起動・停止

~/.e16 フォルダに Init, Start, Stop フォルダを作成してください: このフォルダ内にある .sh スクリプトは起動 (Init フォルダ) と再起動 (Start フォルダ) そしてシャットダウン (Stop フォルダ) それぞれで実行されます; MMB / settings / session / <enable scripts> ボタンで有効し、実行可能にできます。典型的な例は、pulseaudio やお好みのネットワークマネージャアプレットを起動するなどです。

コンポジタ

影や透明度などは全て Composite の MMB や RMB から設定することができます。

参照

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