「Lenovo ThinkPad P52」の版間の差分

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Lenovo P52 はクアッドまたはヘックスコアの 第8世代 Intel プロセッサ搭載のラップトップです。
 
Lenovo P52 はクアッドまたはヘックスコアの 第8世代 Intel プロセッサ搭載のラップトップです。
   
== インストールの前に ==
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== インストール ==
   
 
{{Warning|'''BIOSが破損''' される可能性のある設定がいくつかあります。設定は Arch のインストールに直接関係しませんが、リスクを理解した上で変更を設定してください。そこで、この警告をここに提示します。}}
 
{{Warning|'''BIOSが破損''' される可能性のある設定がいくつかあります。設定は Arch のインストールに直接関係しませんが、リスクを理解した上で変更を設定してください。そこで、この警告をここに提示します。}}
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この段階で、マシンを再起動します。すると、通常通り {{ic|optirun}} で GPU 上のアプリケーションを実行できるはずです。例えば {{ic|optirun glxgears}} などです。外部ディスプレイを使いたい場合は、{{ic|optirun}} でアプリを実行してから {{ic|intel-virtual-output -f}} を実行して GPU をオンにし続ける必要があります。(これは実行されたままで、外部ディスプレイポートを使用可能な仮想出力にバインドします) この段階で、外部ポートを見たり使ったりできるようになるはずです。
 
この段階で、マシンを再起動します。すると、通常通り {{ic|optirun}} で GPU 上のアプリケーションを実行できるはずです。例えば {{ic|optirun glxgears}} などです。外部ディスプレイを使いたい場合は、{{ic|optirun}} でアプリを実行してから {{ic|intel-virtual-output -f}} を実行して GPU をオンにし続ける必要があります。(これは実行されたままで、外部ディスプレイポートを使用可能な仮想出力にバインドします) この段階で、外部ポートを見たり使ったりできるようになるはずです。
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== 指紋認証リーダー ==
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[[Lenovo_ThinkPad_T480s]] を参照 - {{AUR|python-validity}} で動作しますが、[[Fprint|libfprint]] では動作しません。
   
 
== タッチパッド ==
 
== タッチパッド ==

2023年5月29日 (月) 11:31時点における最新版

Hardware PCI/USB ID Working?
GPU (Intel) Yes
GPU (Nvidia) Yes
Wireless Yes
Bluetooth 8087:0aaa Yes
Audio 10de:0fb9 Yes
Touchpad Yes
Webcam 5986:2113 Yes
Card reader 10ec:525a Yes
Fingerprint reader 06cb:009a Yes

Lenovo P52 はクアッドまたはヘックスコアの 第8世代 Intel プロセッサ搭載のラップトップです。

インストール

警告: BIOSが破損 される可能性のある設定がいくつかあります。設定は Arch のインストールに直接関係しませんが、リスクを理解した上で変更を設定してください。そこで、この警告をここに提示します。

BIOS を V1.17 以降 に更新してください。2019年3月の時点で v1.24 です。特定の設定を選択すると、以前のバージョンの BIOS が動作しなくなる可能性があります。

  1. ハイブリットグラフィックスとディスクリートグラフィックス - https://forums.lenovo.com/t5/ThinkPad-P-and-W-Series-Mobile/P52-won-t-start-after-change-to-only-discrete-graphic-card/m-p/4265065
  2. Thunderbolt 3 のサポート - https://forums.lenovo.com/t5/ThinkPad-P-and-W-Series-Mobile/Lenovo-P52-bricked-by-selecting-BIOS-thunderbolt-support-for/td-p/4207538?page=12
ノート: Lenovo のブータブル (CD) 更新オプションを使用して BIOS を更新するか、事前にパッケージ化された Windows インストールとソフトウェアを使用して、BIOS を更新し、BIOS が更新されたら Arch インストールを続行できます。

グラフィックス

このラップトップには、NVIDIA チップに直接配線された外部ディスプレイポートがあります。大まかに言うと、これは外部ディスプレイを使用するには、専用 GPU を有効にする必要があるという事です。幸い、統合グラフィックスと専用グラフィックスを動的に切り替えることは可能ですが、これは modesetting ドライバではなく Intel DDX ドライバ xf86-video-intel を使用することによってのみ可能です。

ラップトップは、ハイブリットグラフィックスまたは専用グラフィックスのみの 2 つのモードのうちの 1 つで使用できます。

統合 Intel UHD 630 GPU(パイブリットグラフィックスの一部)を使用するには、mkinitcpio のモジュールとして、i915 モジュールを initramfs に追加する必要があります。これを行うには /etc/mkinitcpio.conf で次のように設定します。

/etc/mkinitcpio.conf
...
MODULES=(i915)

上記を追加しないと、initramfs をロードしようとしたときに動かなくなり、システムが起動できなくなります。

Dedicated Graphics のみを使用することで、上記のモジュールなしで済ますことができる場合があります(UEFI の設定を変更することで可能です)。

bumblebee とプロプライエタリドライバ

この設定では、一部のアプリケーションでは統合 GPU が使用されますがoptirun または primusrun ランチャーを使用して、ディスクリート GPU でレンダリングできます。詳しい手順については、Bumblebee を参照してください。適切な V-sync サポートがないため、この方法ではディスクリート GPU でレンダリングされたアプリケーションにティアリングが発生します。また、ディスクリート GPU と統合 GPU の間でデータを非効率に移動させる結果、いくつかのオーバーヘッドが発生しますが、Nvidia GPU は Nouvearu を使用した場合よりはるかに優れたパフォーマンスを発揮します。

これを動作させるには、bumblebee, bbswitch, nvidia, xf86-video-intel が必要です。

そして、以下の設定ファイルをセットしてください。

/etc/X11/xorg.conf.d/intel.conf
Section "ServerLayout"
    Identifier     "Layout0"
    Screen      0  "intel"
    Inactive       "nvidia"
EndSection

Section "Monitor"
    Identifier     "Monitor0"
    Option         "DPMS"
EndSection

Section "Device"
    Identifier     "nvidia"
    Driver         "dummy"
    BusID          "PCI:1:0:0"
EndSection

Section "Screen"
    Identifier     "nvidia"
    Device         "nvidia"
EndSection
 
Section "Screen"
    Identifier     "intel"
    Device         "intel"
    Monitor        "Monitor0"
EndSection

Section "Device"
    Identifier  "intel"
    Driver      "intel"
    Option      "TearFree" "true"
    Option      "DRI" "3"
    BusId       "PCI:0:2:0"
EndSection

(既にこれらのいずれかがあると思われるので、必要に応じて調整/追加してください。最後のダミーデバイスは必須です。):

/etc/bumblebee/xorg.conf.nvidia
Section "ServerLayout"
    Identifier  "Layout0"
    Option      "AutoAddDevices" "false"
    Option      "AutoAddGPU" "false"

    # Inventions
    Screen      0 "nvidia"
    Inactive    "intel"
EndSection

Section "Device"
    Identifier  "DiscreteNvidia"
    Driver      "nvidia"
    VendorName  "NVIDIA Corporation"
    BusID "PCI:1:0:0"
    Option "ProbeAllGpus" "false"

    Option "NoLogo" "true"
    Option "UseEDID" "true"
    Option "AllowEmptyInitialConfiguration"
EndSection

Section "Device"
    Identifier "intel"
    Driver "dummy"
    BusID "PCI:0:2:0"
EndSection

Section "Screen"
    Identifier "nvidia"
    Device "nvidia"
EndSection

この段階で、マシンを再起動します。すると、通常通り optirun で GPU 上のアプリケーションを実行できるはずです。例えば optirun glxgears などです。外部ディスプレイを使いたい場合は、optirun でアプリを実行してから intel-virtual-output -f を実行して GPU をオンにし続ける必要があります。(これは実行されたままで、外部ディスプレイポートを使用可能な仮想出力にバインドします) この段階で、外部ポートを見たり使ったりできるようになるはずです。

指紋認証リーダー

Lenovo_ThinkPad_T480s を参照 - python-validityAUR で動作しますが、libfprint では動作しません。

タッチパッド

Linux カーネルをアップグレードすると、タッチパッドとトラックポイントが機能しなくなるという問題が発生することがあります。カーネルパラメータ psmouse.elantech_smbus=0 で起動すると修正されるようです。FS#59714#comment174924