「Neovim」の版間の差分

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== 設定 ==
 
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Neovim のユーザ固有の設定ファイルは {{ic|$XDG_CONFIG_HOME/nvim/init.vim}} にあり、デフォルトでは {{ic|~/.config/nvim/init.vim}} です。グローバルコンフィグレーションファイルが、存在する場合は {{ic|$XDG_CONFIG_DIRS/nvim/sysinit.vim}} (デフォルトでは {{ic|/etc/xdg/nvim/sysinit.vim}}) から、存在しない場合は {{ic|/usr/share/nvim/sysinit.vim}}} からロードされます。このファイルは、ユーザが編集することはできません。[https://github.com/neovim/neovim/blob/master/runtime/doc/starting.txt#L437] デフォルトでは、以前のグローバルコンフィグレーションファイルは存在しません。前者のファイルを作成する場合、 pacman でインストールされた vim パッケージを Neovim で動作させる機能が必要な場合は、後者をソースにすることもできます。
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Neovim は Vimのほとんどのオプションと互換性がありますが、 Neovim 固有のオプションもあります。 Neovim のオプションの完全なリストについては、 Neovim の [https://neovim.io/doc/user/options.html help file] を参照してください。
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Neovim のデータディレクトリは {{ic|~/.local/share/nvim/}} にあり、開いているファイルのスワップ、 [https://neovim.io/doc/user/starting.html#shada ShaDa] (共有データ) ファイル、プラグインのサイトディレクトリが含まれています。
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Neovim のバージョン 0.5 以降では、Lua 経由で Neovim をセットアップすることができます。デフォルトでは {{ic|~/.config/nvim/init.lua}}、 API はまだ若いですが、一般的な設定は、これ以上のステップを踏むことなく、すぐに使えます。現在の設定を変換する方法については、 [https://github.com/nanotee/nvim-lua-guide] を参照してください。現時点では、{{ic|init.lua}} を使用しても一般的な {{ic|init.vim}} を使用してもあまりメリットはありませんが、正しく実行すると、 Lua の起動時間がわずかに短縮され、設定も容易なため、 Lua で作成された複数のプラグインを使用する場合に特に便利になります。
   
 
=== vim からの移行 ===
 
=== vim からの移行 ===

2021年4月29日 (木) 00:37時点における版

Neovim はユーザーエクスペリエンスやプラグイン、GUI などを改良した Vim のフォークです。

インストール

neovim パッケージを インストール または最新の開発バージョンの場合は neovim-nightly-binAUR を選択します。これにより、 lua を主な構成言語として使用することが強く推奨されます。

ノート: neovim では、一部の機能が外部 プロバイダ に委任されます。 Python プロバイダの場合は、 python-pynvim を使用します。 クリップボードプロバイダの場合は、 provider-clipbood または :help provider-clipboard neovim コマンド

また、 多くのGUIおよびその他の関連プロジェクト のいずれかをインストールすることもできます (大部分は 公式リポジトリ または AUR にあります)

設定

Neovim のユーザ固有の設定ファイルは $XDG_CONFIG_HOME/nvim/init.vim にあり、デフォルトでは ~/.config/nvim/init.vim です。グローバルコンフィグレーションファイルが、存在する場合は $XDG_CONFIG_DIRS/nvim/sysinit.vim (デフォルトでは /etc/xdg/nvim/sysinit.vim) から、存在しない場合は /usr/share/nvim/sysinit.vim} からロードされます。このファイルは、ユーザが編集することはできません。[1] デフォルトでは、以前のグローバルコンフィグレーションファイルは存在しません。前者のファイルを作成する場合、 pacman でインストールされた vim パッケージを Neovim で動作させる機能が必要な場合は、後者をソースにすることもできます。

Neovim は Vimのほとんどのオプションと互換性がありますが、 Neovim 固有のオプションもあります。 Neovim のオプションの完全なリストについては、 Neovim の help file を参照してください。

Neovim のデータディレクトリは ~/.local/share/nvim/ にあり、開いているファイルのスワップ、 ShaDa (共有データ) ファイル、プラグインのサイトディレクトリが含まれています。

Neovim のバージョン 0.5 以降では、Lua 経由で Neovim をセットアップすることができます。デフォルトでは ~/.config/nvim/init.lua、 API はまだ若いですが、一般的な設定は、これ以上のステップを踏むことなく、すぐに使えます。現在の設定を変換する方法については、 [2] を参照してください。現時点では、init.lua を使用しても一般的な init.vim を使用してもあまりメリットはありませんが、正しく実行すると、 Lua の起動時間がわずかに短縮され、設定も容易なため、 Lua で作成された複数のプラグインを使用する場合に特に便利になります。

vim からの移行

Neovim はメインの設定ディレクトリに ~/.vim ではなく $XDG_CONFIG_HOME/nvim を、メインの設定ファイルとして ~/.vimrc ではなく $XDG_CONFIG_HOME/nvim/init.vim を使用します。

移行に関する情報は nvim-from-vim を参照するか、neovim で :help nvim-from-vim コマンドを実行することで得ることができます。

vim アドオンのロード

vim のためにインストールしたプラグインやシンタックス定義などのアドオンを使いたい場合、rtp を使って vim のデフォルトのランタイムパスを neovim に追加することができます。nvim の中から以下を実行するか、あるいは neovim の設定ファイルに追加してください:

set rtp^=/usr/share/vim/vimfiles/

ヒントとテクニック

vi や vim を neovim で置き換える

$VISUAL$EDITOR 環境変数を設定することで大抵の場合に neovim が使われるようになります。

一部のアプリケーションでは vi や vim がデフォルトエディタとしてハードコードされていますが、neovim-drop-inAUR をインストールすることで neovim を使うことができます。

init.vim から .vimrc にシンボリックリンクを作成

neovim は標準 vim と互換性を保っているため、nvim/init.vim から .vimrc にシンボリックリンクを張ることで設定オプションをそのまま使うことができます:

$ ln -s ~/.vimrc ~/.config/nvim/init.vim

neovim と vim の設定を分けたい場合、.vimrc ファイルの中で if ブロックを使うことでどちらかにだけ適用される設定を記述できます:

if has('nvim')
    " Neovim specific commands
else
    " Standard vim specific commands
endif

トラブルシューティング

Neovim を終了してもカーソルが元に戻らない

Neovim の終了後もカーソルが点滅してしまう場合は neovim FAQ の解決方法を見てください。

参照