「OpenVAS」の版間の差分

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[gvm]$ gvmd --user=admin --new-password=<password>
 
[gvm]$ gvmd --user=admin --new-password=<password>
 
==インストール後の設定==
 
 
[https://svn.wald.intevation.org/svn/openvas/tags/openvas-scanner-release-5.0.3/doc/redis_config.txt OpenVAS redis configuration] に書かれているように [[redis]] を設定してください。{{ic|/etc/redis.conf}} で以下を編集します:
 
 
unixsocket /var/lib/redis/redis.sock
 
unixsocketperm 700
 
port 0
 
timeout 0
 
 
{{ic|/etc/openvas/openvassd.conf}} を作成、以下を追加してください:
 
 
kb_location = /var/lib/redis/redis.sock
 
 
最後に {{ic|redis}} を再起動してください:
 
 
# systemctl restart redis
 
   
 
== 使用方法 ==
 
== 使用方法 ==
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{{Note|デフォルトでは、{{ic|gsad}} はポート 80 にバインドします。すでに Web サーバーを実行している場合、これは明らかに問題を引き起こします。/etc/default/gsad ファイル内のポートと待受アドレスを変更して下さい。}}
 
{{Note|デフォルトでは、{{ic|gsad}} はポート 80 にバインドします。すでに Web サーバーを実行している場合、これは明らかに問題を引き起こします。/etc/default/gsad ファイル内のポートと待受アドレスを変更して下さい。}}
 
==Systemd==
 
 
{{aur|openvas-systemd}} という名前の AUR パッケージに Redhat による systemd ユニットが入っています。より良い TLS 設定なども入っています。
 
 
==メジャーバージョンのアップデート==
 
 
新しいメジャーバージョンにするときはデータベースの移行が必要です:
 
 
# openvasmd --migrate --progress
 
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==

2023年12月31日 (日) 16:03時点における最新版

OpenVAS は Open Vulnerability Assessment System の略で、グラフィカルなユーザーフロントエンドなどのツールが付属しているネットワークセキュリティスキャナです。リモート環境やアプリケーションのセキュリティ問題を検出するネットワーク脆弱性テスト (NVT) が集められたサーバーがコアになります。

プリインストール

PostgreSQL

続行する前に PostgreSQL をセットアップしてください。

Redis

OpenVAS redis 設定 の規定に従って Redis を構成します。要約すると、/etc/redis/redis.conf を次のように修正します:

port 0
unixsocket /run/redis/redis.sock
unixsocketperm 770
timeout 0
databases 128
ノート: databases の数を計算する方法については、前の OpenVAS redis 設定 ドキュメントを参照してください。

最後に redis.service再起動 します。

インストール

次のパッケージを インストール して、マネージャー、Web フロントエンド、スキャナーなどを含む完全な OpenVAS セットアップを取得します: openvas-scannerAURospd-openvasAURgsaAURgvmdAUR。スキャナが適切な結果を提供するには nmap をインストールする必要があり、PDF レポート機能が動作するには texlive が必要です。

警告: パッケージ openvas-scannerAURospd-openvasAURgsaAURgvmdAUR は現在壊れています。それらを修正するには、[1] を参照してください。

初期設定

gvm 用に PostgreSQL DB をセットアップします:

[postgres]$ createuser gvm
[postgres]$ createdb -O gvm gvmd

このユーザーに DBA ロールを付与します:

[postgres]$ psql gvmd
# create role dba with superuser noinherit;
# grant dba to gvm;
# create extension "uuid-ossp";
# \q

次の sysctl 設定があることを確認してください:

# echo "net.core.somaxconn = 1024" >> /etc/sysctl.d/90-openvas.conf
# echo "vm.overcommit_memory = 1" >> /etc/sysctl.d/90-openvas.conf
# sysctl -p /etc/sysctl.d/90-openvas.conf

これを行う前に、somaxconn の値を確認してください (Arch Linux では通常、これは 4096 であり、調整する必要はありません):

# sysctl -a | grep somaxconn

この場合は、最初のエコー行をスキップしてください。

gvm ユーザーに Redis ソケットへのアクセスを許可します:

# usermod -aG redis gvm
# echo "db_address = /run/redis/redis.sock" > /etc/openvas/openvas.conf
# chown gvm:gvm /etc/openvas/openvas.conf

NVT を更新します:

# chown -R gvm:gvm /var/lib/openvas
[gvm]$ greenbone-nvt-sync && openvas --update-vt-info

フィードを更新します:

[gvm]$ greenbone-feed-sync --type GVMD_DATA
[gvm]$ greenbone-scapdata-sync --rsync
[gvm]$ greenbone-certdata-sync --rsync

次のタイマーを 有効化 して、これらのデータを頻繁に更新できます: greenbone-nvt-sync.timergreenbone-feed-sync.timergreenbone-scapdata-sync.timergreenbone-certdata-sync.timer

サーバーとクライアントの証明書を作成します。デフォルト値が使用されます:

[gvm]$ gvm-manage-certs -a

管理者ユーザーアカウントを追加します。必ずパスワードをコピーしてください:

[gvm]$ gvmd --create-user=admin --role=Admin

ユーザーのパスワードを後で変更することもできます

[gvm]$ gvmd --user=admin --new-password=<password>

使用方法

ospd-openvas.service, gvmd.service および gsad.service起動 します。

スキャナーを作成します:

[gvm]$ gvmd --get-scanners

OpenVAS デフォルトスキャナーの ID をコピーし、次を実行します:

[gvm]$ gvmd --modify-scanner=id-of-scanner --scanner-host=/run/gvm/ospd.sock
[gvm]$ gvmd --verify-scanner=id-of-scanner

フィードインポートユーザーを設定します:

[gvm]$ gvmd --get-users --verbose

管理者ユーザーの ID をコピーして、次を実行します:

[gvm]$ gvmd --modify-setting 78eceaec-3385-11ea-b237-28d24461215b --value id-of-admin

Web ブラウザで http://127.0.0.1 を指定し、管理者の資格情報を使用してログインします。

ノート: デフォルトでは、gsad はポート 80 にバインドします。すでに Web サーバーを実行している場合、これは明らかに問題を引き起こします。/etc/default/gsad ファイル内のポートと待受アドレスを変更して下さい。

参照