「Qnix QX2710」の版間の差分

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この記事は、QX2710 を Linux 上で動作させる為の短いチュートリアルです。
This article is a short tutorial on how to get the QX2710 to work well on Linux.
 
   
== Fixing X11 with Nvidia ==
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== Nvidia による X11 の修正 ==
   
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デフォルトでは、一部のグラフィックスドライバーでは、QX2710 はデバッグモードに入り、[[X]] を起動すると色が切り替わります。この理由は、ドライバーがモニターから EDID を読み取る際に問題が発生するためです。
By default, on some graphics drivers, the QX2710 will enter a debug mode and flip through colors when you start up [[X]]. The reason for this is that the driver is having issues reading the EDID from the monitor.
 
   
This issue with reading the EDID does not occur on Windows, so the read EDID can be acquired with a live Windows media. An example EDID bin that was exported using [https://www.entechtaiwan.com/util/moninfo.shtm Monitor Asset Manager] from Windows 11 is available for download [https://archive.org/download/qx-2710-edid/QX2710.bin QX2710.bin]
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EDID の読み取りに関するこの問題は Windows では発生しないため、読み取り EDID はライブ Windows メディアを使用して取得できます。Windows 11 から [https://www.entechtaiwan.com/util/moninfo.shtm Monitor Asset Manager] を使用してエクスポートされた EDID bin の例は、[https://archive.org/download/qx-2710-edid/QX2710.bin QX2710.bin] からダウンロードできます。
   
* Copy the edid file to {{ic|/etc/X11/edid}} (create the directory if needed)
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* edid ファイルを {{ic|/etc/X11/edid}} にコピーします (必要に応じてディレクトリを作成します)
* Remove any nvidia-generated xorg configs in {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d}}
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* {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d}} にある nvidia が生成した xorg 設定を削除します。
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* 次のコマンドでモニターの ID を確認します。
* Find the ID of the monitor through the following command
 
 
$ nvidia-xconfig --query-gpu-info
 
$ nvidia-xconfig --query-gpu-info
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もう 1 つの方法は、{{ic|/var/log/Xorg.0.log}} ファイルでモニター ID を検索することです。
Another possibility is to look up the monitor id in the {{ic|/var/log/Xorg.0.log}} file.
 
* Create {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf}} and add the following to it (remember to change DFP-0 to your monitor ID)
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* {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf}} を作成し、次の内容を追加します (DFP-0 をモニター ID に変更することを忘れないでください)
 
{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf|2=
 
{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf|2=
 
Section "Device"
 
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}}
 
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* ファイルを保存して X を再起動します。これでモニターが動作するはずです。
* Save the file then restart X. Your monitor should now be working.
 
Yet another possibility is to write a fixed EDID to the monitor with [https://www.monitortests.com/forum/Thread-EDID-DisplayID-Writer EDID/DisplayID Writer] the program will detect that the checksum indicates the EDID is corrupt and will offer to fix the problem.
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さらに別の方法としては、[https://www.monitortests.com/forum/Thread-EDID-DisplayID-Writer EDID/DisplayID Writer] を使用して固定 EDID をモニターに書き込むことです。プログラムはチェックサムが EDID が破損していることを検出します。そして問題の解決を提案します。

2024年1月26日 (金) 06:07時点における版

この記事は、QX2710 を Linux 上で動作させる為の短いチュートリアルです。

Nvidia による X11 の修正

デフォルトでは、一部のグラフィックスドライバーでは、QX2710 はデバッグモードに入り、X を起動すると色が切り替わります。この理由は、ドライバーがモニターから EDID を読み取る際に問題が発生するためです。

EDID の読み取りに関するこの問題は Windows では発生しないため、読み取り EDID はライブ Windows メディアを使用して取得できます。Windows 11 から Monitor Asset Manager を使用してエクスポートされた EDID bin の例は、QX2710.bin からダウンロードできます。

  • edid ファイルを /etc/X11/edid にコピーします (必要に応じてディレクトリを作成します)
  • /etc/X11/xorg.conf.d にある nvidia が生成した xorg 設定を削除します。
  • 次のコマンドでモニターの ID を確認します。
$ nvidia-xconfig --query-gpu-info

もう 1 つの方法は、/var/log/Xorg.0.log ファイルでモニター ID を検索することです。

  • /etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf を作成し、次の内容を追加します (DFP-0 をモニター ID に変更することを忘れないでください)
/etc/X11/xorg.conf.d/60-qnix-edid.conf
Section "Device"
     Identifier     "Device0"
     Option         "CustomEDID" "DFP-0:/etc/X11/edid/QX2710.edid"
EndSection
  • ファイルを保存して X を再起動します。これでモニターが動作するはずです。

さらに別の方法としては、EDID/DisplayID Writer を使用して固定 EDID をモニターに書き込むことです。プログラムはチェックサムが EDID が破損していることを検出します。そして問題の解決を提案します。