「Quod Libet」の版間の差分

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; Display lyrics: ディスプレイの右側にパネルを追加して、埋め込まれた歌詞を表示します。
 
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== Plugins ==
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== プラグイン ==
   
 
=== ReplayGain ===
 
=== ReplayGain ===
   
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[[Wikipedia:ReplayGain|ReplayGain]] Quod Libet ではデフォルトで無効になっています。実行時に ReplayGain タグに基づいてトラックのボリュームが調整されるようにするには、環境設定でこれを有効にする必要があります。
[[Wikipedia:ReplayGain|ReplayGain]] is disabled by default on Quod Libet. You must enable it in the preferences so that the volume of tracks will be adjusted at runtime based on ReplayGain tags.
 
   
Quod Libet is able to compute ReplayGain information and store it in the tags of audio files. It relies on the [https://gstreamer.freedesktop.org/documentation/replaygain/rganalysis.html?gi-language=c GStreamer's rganalysis] plugin. To do so:
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Quod Libet は、ReplayGain 情報を計算し、オーディオファイルのタグに保存できます。これは [https://gstreamer.freedesktop.org/documentation/replaygain/rganaracy.html?gi-language=c GStreamer rganalysis] プラグインに依存しています。:
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* GStreamer のプラグインが {{Pkg|gst-plugins-good}} パッケージを通じてインストールされていることを確認してください。
* Ensure GStreamer's plugins are installed through the {{Pkg|gst-plugins-good}} package.
 
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* ReplayGain プラグインを有効にし、ファイルを右クリックして ''plugin''に移動し、''ReplayGain'' をクリックします。
* Enable the ReplayGain plugin, right click on a file, go to ''Plugins'' and click on ''ReplayGain''.
 
   
=== External control ===
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=== 外部制御 ===
   
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Quod Libet は、[[MPRIS]] から [[D-Bus]] を使用してプログラムで制御できます。これを行うには、''D-BUS MPRIS support'' プラグインを有効にします。マルチメディアキーとターミナルを使用した制御が可能になります。
Quod Libet can be controlled programmatically using [[MPRIS]] through [[D-Bus]]. To do so, enable the ''D-BUS MPRIS support'' plugin. It allows control using multimedia keys and terminal.
 
   
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以下に、ターミナルを使用したプレーヤー制御の例をいくつか示します。
The following demonstrate some examples of player control using the terminal.
 
   
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; 音量を 50% に設定します:
; Set the playback volume to 50%:
 
   
 
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.freedesktop.DBus.Properties.Set string:org.mpris.MediaPlayer2.Player string:Volume variant:double:0.5
 
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.freedesktop.DBus.Properties.Set string:org.mpris.MediaPlayer2.Player string:Volume variant:double:0.5
   
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; 再生アクションの制御:
; Control playback action:
 
 
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.mpris.MediaPlayer2.Player.Next
 
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.mpris.MediaPlayer2.Player.Next
   
Instead of ''Next'', you can use one of the following actions: ''Pause'', ''Play'', ''Previous'', ''Stop''.
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''Next'' の代わりに、''Pause'', ''Play'', ''Previous'', ''Stop'' のいずれかのアクションを使用できます。
   
=== Media server ===
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=== メディアサーバー ===
   
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Quod Libet は、バックエンドとして [[Music Player Daemon]] または [[Rygel]] を使用してメディア サーバーとして機能できます。これらのいずれかを選択して使用するには、環境設定で対応するプラグインを有効にします。
Quod Libet can act as a media server using [[Music Player Daemon]] or [[Rygel]] as backends. To select and use one of them, enable the correspond plugins in the preferences.
 
   
 
== Troubleshooting ==
 
== Troubleshooting ==

2024年1月1日 (月) 01:10時点における版

Quod Libet は、Python で書かれ、GTK に基づいた音楽プレーヤーで、ネイティブまたはユーザーのプラグインを使用して拡張可能で、GStreamer をバックエンドとして使用して、多くのオーディオ形式をサポートしています。ReplayGain、タグの読み取りと書き込み、アルバムアートと歌詞の表示、正規表現に基づくライブラリのフィルタリングなどをサポートします。

Quod Libet プロジェクトには 3 つのコマンドが用意されています。:

quodlibet(1)
CLI をサポートするプレーヤーおよびライブラリマネージャー。
exfalso(1)
グラフィカルなタグマネージャー。
operon(1)
コマンドラインタグマネージャー。

インストール

quodlibet パッケージを インストール して下さい。

デコード機能の拡張

Quod Libet は、GStreamer を介して Libav-based コーデックの恩恵を受けることができます (Monkey's Audio (APE) ファイルをデコードする場合など) これを有効にするには、gst-libav パッケージをインストールし、オーディオプレーヤーを再起動します。

プラグインリストの拡張

Quod Libet は、いくつかの GStreamer のプラグイン (ReplayGain 情報の計算など) から恩恵を受けることができます。これらを Quod Libet のプラグインリストで利用できるようにするには、gst-plugins-good パッケージをインストールし、オーディオプレーヤーを再起動します。

設定

プレーヤーコアの設定

メニューで、FilePreferences の順に移動します。ここから、ライブラリパスを設定し、ReplayGain を有効にし、プレーヤーレイアウトを設定できます。

プラグインの有効化

プレーヤーのデフォルト設定はすべてを網羅するものではありません。より高度な設定は次のように実行します。 それらを有効にするには、メニューで File > Plugins に移動し、目的のプラグインを有効にします。

興味深いプラグインのリストは次のとおりです:

Alternative progress bar
ウィンドウの上部に進行状況バーを表示します。
Waveform search bar
単純なバーの代わりに波形プログレスバーを表示します。
Change theme
インターフェースのテーマを設定します。
ReplayGain
コンテキストメニューにボタンを追加して、選択したファイルの ReplayGain 情報を計算します。
Information overlay
タイトル変更時に OSD を追加します。
D-BUS MPRIS support
D-BUS を介して MPRIS サポートを追加すると、キーボードのマルチメディアキーを使用してメディアプレーヤーを制御できるようになります。
Display lyrics
ディスプレイの右側にパネルを追加して、埋め込まれた歌詞を表示します。

プラグイン

ReplayGain

ReplayGain Quod Libet ではデフォルトで無効になっています。実行時に ReplayGain タグに基づいてトラックのボリュームが調整されるようにするには、環境設定でこれを有効にする必要があります。

Quod Libet は、ReplayGain 情報を計算し、オーディオファイルのタグに保存できます。これは GStreamer の rganalysis プラグインに依存しています。:

  • GStreamer のプラグインが gst-plugins-good パッケージを通じてインストールされていることを確認してください。
  • ReplayGain プラグインを有効にし、ファイルを右クリックして pluginに移動し、ReplayGain をクリックします。

外部制御

Quod Libet は、MPRIS から D-Bus を使用してプログラムで制御できます。これを行うには、D-BUS MPRIS support プラグインを有効にします。マルチメディアキーとターミナルを使用した制御が可能になります。

以下に、ターミナルを使用したプレーヤー制御の例をいくつか示します。

音量を 50% に設定します
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.freedesktop.DBus.Properties.Set string:org.mpris.MediaPlayer2.Player string:Volume variant:double:0.5
再生アクションの制御
$ dbus-send --dest=org.mpris.MediaPlayer2.quodlibet --print-reply /org/mpris/MediaPlayer2 org.mpris.MediaPlayer2.Player.Next

Next の代わりに、Pause, Play, Previous, Stop のいずれかのアクションを使用できます。

メディアサーバー

Quod Libet は、バックエンドとして Music Player Daemon または Rygel を使用してメディア サーバーとして機能できます。これらのいずれかを選択して使用するには、環境設定で対応するプラグインを有効にします。

Troubleshooting

Multimedia keys do not work

Multimedia keys work using the MPRIS interface. This interface has to be enabled in the plugins of Quod Libet to make them work.

Interface freeze when title changes

Enabling a buggy plugin or too many sane plugins can sometimes leads to poor performance. Disable plugins until the freeze disappear, such that you can identify the faulty plugin. For instance, the Waveform search bar is known to cause some lags for low-end systems.

See also