「Remind」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(文字列「http://linux.die.net/」を「https://linux.die.net/」に置換)
(英語版と同期. 英語版で削除済の機能概要はひとまず残した.)
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示)
1行目: 1行目:
 
[[Category:アプリケーション]]
 
[[Category:アプリケーション]]
 
[[en:Remind]]
 
[[en:Remind]]
Remind は高性能なカレンダー・アラームプログラムです。以下の機能を備えています:
+
[https://dianne.skoll.ca/projects/remind/ Remind] は高性能なカレンダー・アラームプログラムです。以下の機能を備えています:
   
 
* 洗練されたスクリプト言語と休日や例外の賢い処理。
 
* 洗練されたスクリプト言語と休日や例外の賢い処理。
12行目: 12行目:
 
== インストール ==
 
== インストール ==
   
[[公式リポジトリ]]の {{Pkg|remind}} パッケージを[[インストール]]してください。
+
{{Pkg|remind}} パッケージを[[インストール]]してください。
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==
30行目: 30行目:
 
最後から2番目のリマインダーは次の月から7日間を引いています。{{ic|+}} 記号は指定した日付よりも早くメッセージを表示します。
 
最後から2番目のリマインダーは次の月から7日間を引いています。{{ic|+}} 記号は指定した日付よりも早くメッセージを表示します。
   
''remind'' の設定について詳しくは {{ic|remind(1)}} の [[man ページ]]を見てください。
+
''remind'' の設定について詳しくは {{man|1|remind}} の [[man ページ]]を見てください。
   
 
=== インクルード ===
 
=== インクルード ===
61行目: 61行目:
 
{{ic|-p}} オプションで ''remind'' から出力される文字列は ''rem2ps'' で処理できます。''rem2ps'' はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで ''evince'' などのプログラムで開くことができるようになります。
 
{{ic|-p}} オプションで ''remind'' から出力される文字列は ''rem2ps'' で処理できます。''rem2ps'' はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで ''evince'' などのプログラムで開くことができるようになります。
   
''PostScript'' ファイルは {{ic|ps2pdf}} で変換できます。Ps2pdf は[[公式リポジトリ]]の {{Pkg|ghostscript}} パッケージに入っています。
+
''PostScript'' ファイルは {{ic|ps2pdf}} で変換できます。Ps2pdf は {{Pkg|ghostscript}} パッケージに入っています。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
   
* [https://linux.die.net/man/1/remind remind(1)] — man page on die.net
+
* {{man|1|remind}} — man ページ

2019年3月19日 (火) 16:54時点における版

Remind は高性能なカレンダー・アラームプログラムです。以下の機能を備えています:

  • 洗練されたスクリプト言語と休日や例外の賢い処理。
  • プレーンテキスト, PostScript, HTML での出力。
  • リマインダーやポップアップアラームの設定。
  • スクリプト言語を学ぶ気のない人のためのフレンドリーなグラフィカルフロントエンド。
  • グレゴリオ暦とユダヤ暦に対応。
  • 12カ国語をサポート。

インストール

remind パッケージをインストールしてください。

設定

インストール後、remind スクリプトファイル (.rem) を使ってリマインダーを定義できます。作成したファイルは ~/.reminders~/.config/remind に置くと良いでしょう。

以下は remind スクリプトで書いたリマインダーの例です:

~/.config/remind/reminders.rem
REM Jan 1 MSG Remind every year on new years day
REM January 1 2015 MSG Remind only on new years day 2015
REM Sunday 2 MSG Remind every second Sunday
REM March Monday 1 --7 MSG remind on the last Monday of February
REM December 25 +30 MSG Christmas

最後から2番目のリマインダーは次の月から7日間を引いています。+ 記号は指定した日付よりも早くメッセージを表示します。

remind の設定について詳しくは remind(1)man ページを見てください。

インクルード

リマインダースクリプトでは他のスクリプトをインポートすることができます。例えば、以下のようにして誕生日のリマインダーと休日のリマインダーを別のファイルに分けることができます:

include ~/.config/remind/birthdays.rem
include ~/.config/remind/holidays.rem

使用方法

remind を使うことでリマインダーの確認ができます。リマインダーファイルを remind に指定してください:

$ remind ~/.config/remind/reminders.rem

上記のコマンドはユーザーに通知することが予定されているリマインダーのリストを出力します。

テキストベースのカレンダーを出力するには -c オプションを使用:

remind -c1 ~/.config/remind/reminders.rem

上記のコマンドは現在の月のカレンダーを出力します。来月以降を出力するには、1 を出力したい月数に置き換えてください。

PostScript / PDF カレンダー

PostScript 形式でカレンダーを作成することもできます:

$ remind -c2 -p ~/.config/remind/reminders.rem | rem2ps > calendar.ps

-p オプションで remind から出力される文字列は rem2ps で処理できます。rem2ps はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで evince などのプログラムで開くことができるようになります。

PostScript ファイルは ps2pdf で変換できます。Ps2pdf は ghostscript パッケージに入っています。

参照