「ソリッドステートドライブ/NVMe」の版間の差分

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=== NVME 省電力パッチ ===
 
=== NVME 省電力パッチ ===
   
Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットをリリースしています。現在、パッチはまだメインラインマージされていせん。以下の AUR パッケージでパッチを使用できます
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Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットをリリースしています。メインラインカーネル v4.11 でパッチはマージされました古いカーネルを使用している場合、以下のパッケージでパッチを用できます:
   
 
{{App|Linux-nvme|Andy の NVME 省電力 APST パッチが含まれたメインラインの Linux カーネル。|https://github.com/damige/linux-nvme|{{AUR|linux-nvme}}}}
 
{{App|Linux-nvme|Andy の NVME 省電力 APST パッチが含まれたメインラインの Linux カーネル。|https://github.com/damige/linux-nvme|{{AUR|linux-nvme}}}}
 
カーネル 4.11 以上では、パッチはメインラインにマージされているため不要です。
 
   
 
NVME の電源管理が動作しているかテストするには、{{AUR|nvme-cli}} をインストールして {{ic|nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme}} を実行してみてください。
 
NVME の電源管理が動作しているかテストするには、{{AUR|nvme-cli}} をインストールして {{ic|nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme}} を実行してみてください。
   
ように出力されれば動作しています: {{ic|Autonomous Power State Transition Enable (APSTE): Enabled}}。
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ASPT が有効なっている場合 {{ic|Autonomous Power State Transition Enable (APSTE): Enabled}} と出力されます。表のエントリは各ステートに移行するときの待機時間を示しています
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ASPT が有効になっているのにステートが表に表示されない場合、高遅延のせいでデフォルトで有効になっていない可能性があります。{{ic|nvme id-ctrl /dev/nvme}} を使うことで NVME コントローラの未使用のステートを確認できます。ステートの遅延の合計 (enlat + xlat) が 25000 (25ms) よりも大きい場合、有効にするにはブートパラメータを使って {{ic|nvme_core}} モジュールの {{ic|default_ps_max_latency_us}} オプションで値を指定する必要があります。ASPT が有効になり {{ic|nvme get-feature}} の表にエントリが表示されるようになります。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==

2017年6月25日 (日) 21:07時点における版

関連記事

NVM Express (NVMe) は PCI Express バスから SSD に接続するための規格です。論理デバイスインターフェイスとして NVM Express は新規に設計されています。PCI Express SSD の低遅延と並行性を活かすために、最新の CPU やプラットフォーム、アプリケーションの並列性を複製するように開発されました。

インストール

Linux の NVMe ドライバーはカーネルバージョン 3.3 から含まれています。NVMe デバイスは /dev/nvme* 下に認識されます。

NVMe のユーザースペースツールは nvme-cliAUR または nvme-cli-gitAUR に含まれています。

サポートされているファイルシステム、パフォーマンスの最適化・ディスクの読み書きの最小化などはソリッドステートドライブを見てください。

ノート: ルートファイルシステムを正しく起動するには /etc/mkinitcpio.conf の中の MODULES 行に nvme モジュールを追加しなくてはならない可能性があります。

パフォーマンス

セクタサイズ

Advanced Format#HDD が 4k セクタを使用しているかどうか判断する方法を見てください。

Discard

ノート: SSD で discard を使うことが推奨されているのに反して、NVMe デバイスでは discard は実行するべきではありません

ext4LVM を使用する普通のセットアップではデフォルトで Discard は無効になりますが、ファイルシステムによっては明示的に無効化する必要があります。

SSD メーカーの Intel はファイルシステムレベルで discard を有効にすることを非推奨としており、代わりに fstrim で定期的に TRIM を適用する方法を提案しています [1]

エアフロー

NVMe SSD は負担時に高熱になることが知られており、特定の閾値に達すると性能が制限されます [2]

テスト

デバイスの性能テストは hdparm で実行できます:

# hdparm -Tt --direct /dev/nvme0n1

省電力 APST

NVME 省電力パッチ

Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットをリリースしています。メインラインカーネル v4.11 でパッチはマージされました。古いカーネルを使用している場合、以下のパッケージでパッチを利用できます:

Linux-nvme — Andy の NVME 省電力 APST パッチが含まれたメインラインの Linux カーネル。

https://github.com/damige/linux-nvme || linux-nvmeAUR

NVME の電源管理が動作しているかテストするには、nvme-cliAUR をインストールして nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme を実行してみてください。

ASPT が有効になっている場合 Autonomous Power State Transition Enable (APSTE): Enabled と出力されます。表のエントリは各ステートに移行するときの待機時間を示しています。

ASPT が有効になっているのにステートが表に表示されない場合、高遅延のせいでデフォルトで有効になっていない可能性があります。nvme id-ctrl /dev/nvme を使うことで NVME コントローラの未使用のステートを確認できます。ステートの遅延の合計 (enlat + xlat) が 25000 (25ms) よりも大きい場合、有効にするにはブートパラメータを使って nvme_core モジュールの default_ps_max_latency_us オプションで値を指定する必要があります。ASPT が有効になり nvme get-feature の表にエントリが表示されるようになります。

参照