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[[Advanced Format#HDD が 4k セクタを使用しているかどうか判断する方法]]を見てください。
パーティションは4096バイトにアライメントしてください。
 
   
 
=== Discard ===
 
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[[ext4]] や [[LVM]] を使用する普通のセットアップではデフォルトで Discard は無効になりますが、ファイルシステムによっては明示的に無効化する必要があります。
 
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SSD メーカーの Intel はファイルシステムレベルで discard を有効にすることを非推奨としており、代わりに [[ソリッドステートドライブ#fstrim で定期的に TRIM を適用する|fstrim で定期的に TRIM を適用する]]方法を提案しています [https://communities.intel.com/thread/75161?start=0&tstart=0]。
   
 
=== エアフロー ===
 
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NVMe SSD は負担時に高熱になることが知られており、特定の閾値に達すると性能が制限されます [http://www.legitreviews.com/samsung-ssd-950-pro-512gb-nvme-pcie-ssd-review_174096/3]。
 
NVMe SSD は負担時に高熱になることが知られており、特定の閾値に達すると性能が制限されます [http://www.legitreviews.com/samsung-ssd-950-pro-512gb-nvme-pcie-ssd-review_174096/3]。
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=== テスト ===
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デバイスの性能テストは {{pkg|hdparm}} で実行できます:
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# hdparm -Tt --direct /dev/nvme0n1
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=== NVME 省電力パッチ ===
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2016年8月30日、Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットのバージョン2をリリースしました。現在、パッチはまだメインラインにマージされていません。以下の AUR パッケージでパッチを使用できます。
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== 参照 ==
 
== 参照 ==
* [http://downloadmirror.intel.com/23929/eng/Intel_Linux_NVMe_Driver_Reference_Guide_330602-002.pdf Intel Linux NVMe driver reference]
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* [http://www.intel.com/content/dam/support/us/en/documents/ssdc/data-center-ssds/Intel_Linux_NVMe_Guide_330602-002.pdf Intel Linux NVMe driver reference]

2016年9月25日 (日) 12:13時点における版

関連記事

NVM Express (NVMe) は PCI Express バスから SSD に接続するための規格です。論理デバイスインターフェイスとして NVM Express は新規に設計されています。PCI Express SSD の低遅延と並行性を活かすために、最新の CPU やプラットフォーム、アプリケーションの並列性を複製するように開発されました。

インストール

Linux の NVMe ドライバーはカーネルバージョン 3.3 から含まれています。NVMe デバイスは /dev/nvme* 下に認識されます。

NVMe のユーザースペースツールは nvme-cli-gitAUR に含まれています。

サポートされているファイルシステム、パフォーマンスの最適化・ディスクの読み書きの最小化などはソリッドステートドライブを見てください。

ノート: ルートファイルシステムを正しく起動するには /etc/mkinitcpio.conf の中の MODULES 行に nvme モジュールを追加しなくてはならない可能性があります。

パフォーマンス

セクタサイズ

Advanced Format#HDD が 4k セクタを使用しているかどうか判断する方法を見てください。

Discard

ノート: SSD で discard を使うことが推奨されているのに反して、NVMe デバイスでは discard は実行するべきではありません

ext4LVM を使用する普通のセットアップではデフォルトで Discard は無効になりますが、ファイルシステムによっては明示的に無効化する必要があります。

SSD メーカーの Intel はファイルシステムレベルで discard を有効にすることを非推奨としており、代わりに fstrim で定期的に TRIM を適用する方法を提案しています [1]

エアフロー

NVMe SSD は負担時に高熱になることが知られており、特定の閾値に達すると性能が制限されます [2]

テスト

デバイスの性能テストは hdparm で実行できます:

# hdparm -Tt --direct /dev/nvme0n1

省電力 APST

NVME 省電力パッチ

2016年8月30日、Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットのバージョン2をリリースしました。現在、パッチはまだメインラインにマージされていません。以下の AUR パッケージでパッチを使用できます。

Linux-nvme — Andy の NVME 省電力 APST パッチが含まれたメインラインの Linux カーネル。

https://github.com/damige/linux-nvme || linux-nvmeAUR

参照