「Apache OpenOffice」の版間の差分

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スペルチェックを使うには {{Pkg|hunspell}} と hunspell の辞書 ({{Pkg|hunspell-en}} や {{Pkg|hunspell-de}} など) が必要です。ハイフネーションルールを使うには {{Pkg|hyphen}} ({{Pkg|hyphen-en}}, {{Pkg|hyphen-de}} など) が必要です。類語辞典を使うには、{{Pkg|libmythes}} が必要です。
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スペルチェックを使うには {{Pkg|hunspell}} と hunspell の辞書 ({{Pkg|hunspell-en}}{{Broken package link|置換パッケージ: {{Pkg|hunspell-en_AU}}}} や {{Pkg|hunspell-de}} など) が必要です。ハイフネーションルールを使うには {{Pkg|hyphen}} ({{Pkg|hyphen-en}}, {{Pkg|hyphen-de}} など) が必要です。類語辞典を使うには、{{Pkg|libmythes}} が必要です。
   
 
==== デフォルトでインストールされている他の拡張 ====
 
==== デフォルトでインストールされている他の拡張 ====

2018年12月19日 (水) 23:44時点における版

ノート: OpenOffice.org の公式サポートはドロップされ、"Document Foundation" によるプロジェクトのフォークで、様々な機能の改善や追加がされている LibreOffice が代わりにサポートされています。Dropping Oracle OpenOffice (arch-general) を見て下さい。

Why Apache OpenOffice より:

Apache OpenOffice はワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーション、グラフィック、データベースなどの優れたオープンソースオフィススイートソフトウェアです。多数の言語で使うことができ一般的なコンピュータのほとんどで動作します。全てのデータを国際的なオープン標準のフォーマットに保存するため他のオフィスソフトウェアパッケージからファイルを読み書きすることもできます。どんな使用目的であれ完全に無料でダウンロード・利用することが可能です。

インストール

Apache OpenOffice は openofficeAUR パッケージでインストールすることができます。

Java 実行環境のインストールが推奨されています。次を参照: Java

Microsoft フォント

ページネーションの問題を解決するには Microsoft の公式フォントが必要です。MS フォントの wiki ページを見て下さい。

拡張の管理とスペルチェック

現在 Arch のパッケージには複数の辞書が付属しています。OpenOffice プログラム (例えば Writer) をロードしてツールメニューから Extension Manager を開いて、あなたの使用している言語が存在するか確認してください。以下の場所を入力することでスペルチェック辞書をインストールできます:

/usr/lib/openoffice/share/extension/install/
ノート: LibreOffice をインストールしている場合、パスは /usr/lib/libreoffice/share/extensions/ に変わっています。

他にもインストールする方法はいくつか存在します:

  • OpenOffice メニューの Extension manager を使ってダウンロード・インストールする - ユーザーの ~/.openoffice.org/3/user/uno_packages/cache にインストールされます
  • 拡張をダウンロードして /usr/lib/openoffice/program/unopkg add extension を使ってユーザーにインストール
  • 拡張をダウンロードして /usr/lib/openoffice/program/unopkg add --shared extension を使ってシステムの全てのユーザーが使えるようにインストール (root 権限が必要)

スペルチェッカー

スペルチェックを使うには hunspell と hunspell の辞書 (hunspell-en[リンク切れ: 置換パッケージ: hunspell-en_AU]hunspell-de など) が必要です。ハイフネーションルールを使うには hyphen (hyphen-en, hyphen-de など) が必要です。類語辞典を使うには、libmythes が必要です。

デフォルトでインストールされている他の拡張

  • pdfimport.oxt - Draw や Impress で PDF ファイルがインポートできます
  • presenter-screen.oxt - ディスプレイを2つ使っている場合にスライドショーのコントロールを増やします
  • sun-presentation-minimizer.oxt - プレゼンテーションのファイルサイズを減らします
  • wiki-publisher.oxt - MediaWiki のマークアップ言語の構文を知らなくても MediaWiki サーバーに Wiki 記事を作れるようになります

マクロのインストール

ほとんどの Linux ディストロでは、マクロのデフォルトパスは:

~/.openoffice.org/3/user/Scripts/

Arch Linux おけるこのディレクトリのパスは:

~/.config/.openoffice.org/3/user/Scripts/

OpenOffice と LibreOffice の両方でマクロが実行できる保証はありませんが、同じディレクトリを選択することは可能です。Tools > Options > LibreOffice/OpenOffice > Paths でパスを選択してください。Arch Linux における LibreOffice のマクロのデフォルトパスは:

~/.config/libreoffice/4/user/Scripts/
ノート: マクロを使用する場合、Java 実行環境が必須になります。この挙動はデフォルトですが、Java を無効化することでロード時間が高速化されます。

TrueType フォントのインストール

OpenOffice にフォントを追加するには、spadmin を実行してください。

テーマ

OpenOffice は様々なデスクトップ環境で正しく表示するために複数のツールキットに対応しています。手動で選択するには、OOO_FORCE_DESKTOP 環境変数を設定します。利用可能な値は gnomekde4 です。

/etc/profile.d/openoffice.sh または /usr/bin/sofficeOOO_FORCE_DESKTOP 変数をエクスポートすることで、OpenOffice が起動するときに外観を設定できます。もしくは OpenOffice のデスクトップファイルを編集して Exec 行に変数を記述して、デスクトップファイルを $XDG_DATA_HOME/applications にコピーするという方法もあります。

KDE4/Qt4 ルックアンドフィール

OpenOffice 以外のアプリケーションにも共通する、一般的な方法は Qt と GTK アプリケーションの外観の統合に載っています。

一般的なテーマで別の設定を使う

Use my KDE style in GTK applications は選択しないでください。代わりに GTK+ 2 アプリケーションのネイティブのスタイルとフォントを選択してください。

gtk-chtheme などのプログラムを使ってスタイルとフォントを選択してください。他の GTK+ エンジンパッケージも使えます。

OpenOffice のオプションダイアログで関連するのは ViewFonts です:

  • View
    • スケールを 100% に設定
    • システムフォントの使用をオフに設定 (設定しないと置換テーブルが使われません)
    • アンチエイリアスをオフに設定
  • Fonts
    • Use replacement table を選択
    • Andale Sans UI (ドロップダウンリストからではなく手動で入力する必要があります) を他のフォントに置換 (KDE のシステムフォントなど)
    • チェックマークを押してリストを更新
    • AlwaysScreen only を選択
    • OK をクリック

OpenOffice のフォントを選択するときは、パッケージに含まれているレンダリングエンジンが貧弱なためにデスクトップの他のアプリと同じようにフォントをレンダリングできない可能性があることに注意してください。

OpenOffice の高速化

設定によって OpenOffice の起動時間やレスポンスを改善することができます。ただし、いくつかの設定は多くの RAM を使用することになるので、気をつけて使って下さい。 全て Tools > Options からアクセスできます。

  • メモリ:
    • Undo > Number of steps の数を 100 以下に減らします、40 か 50 ステップくらい。
    • グラフィックキャッシュの、「OpenOffice用に使用」を 128 MB (デフォルト値は 20MB) に設定します。
    • オブジェクト当たりのメモリを 20MB (デフォルト値は 5MB) に設定します。
    • OpenOffice を頻繁に使う場合、クイック起動を有効にします。
  • Java の「Java 実行環境(JRE)を使用」のチェックを外します。
ノート: Java に依存している機能のリストは次のページで見れます: http://wiki.services.openoffice.org/wiki/Java

トラブルシューティング

フォントの置き換え

OpenOffice のオプションで設定を変更できます。ドロップダウンメニューから Tools > Options > OpenOffice > Fonts を選択してください。Apply Replacement Table というボックスにチェックを入れてください。フォントボックスに Andale Sans UI と入力して Replace with オプションで使用したいフォントを選択します。設定したら checkmark をクリックします。そして下のボックスで AlwaysScreen only オプションを選択して OK をクリックしてください。それから Tools > Options > OpenOffice > View から Use system font for user interface のチェックを外す必要があります。Arial などアンチエイリアスがないフォントを使用する場合、Screen font antialiasing のチェックを外さないとメニューのフォントが正しく表示されなくなります。

アンチエイリアス

次を実行:

$ echo "Xft.lcdfilter: lcddefault" | xrdb -merge

設定を永続化させるには、~/.Xresources ファイルに Xft.lcdfilter: lcddefault を追加してください [1]

上記でアンチエイリアスが有効にならない場合、Xorg が起動されるたびに $ xrdb -merge ~/.Xresources が実行されるようにしてください。ファイルが存在しない場合、作成して下さい。

スペルチェックの問題

OpenOffice 3.0.0-2 現在、文字列のエンコーディングの問題のため辞書が上手く使えないことがあります。問題を修正するには、以下の手順に従って下さい。

Find where the particular openoffice distribution places its dictionary files; e.g., pacman -Ql openoffice-base. Most distibutions follow the convention of installing these to /usr/lib/openoffice/share/extension/install. Once the directory has been found, assign it to a shell variable:

droot="/usr/lib/openoffice/share/extension/install"

辞書ファイルを展開・圧縮できるように unzipzip パッケージをインストールしてください。

For reference, get a list of languages whose dictionary files are packaged with the base distribution:

cd "$droot" && ls | sed -rn 's,^dict-(..)\.oxt$,\1,p'

Define a list of languages whose dictionary files are to be fixed:

lang="en es"

Extract the target languages' dictionary files and convert the erroneous encoding to UTF-8:

tmp="/tmp/dictfix-$USER-$$"

mkdir "$tmp"
cd "$tmp"

for i in $lang; do
    i="$droot/dict-$i.oxt"
    unzip "$i" -d oxt.tmp
    iconv -f ISO-8859-15 -t UTF-8 oxt.tmp/dictionaries.xcu > dict.tmp
    mv dict.tmp oxt.tmp/dictionaries.xcu
    (cd oxt.tmp && zip -r "$i" .)
done

rm -rf "$tmp"

最後に OpenOffice の拡張マネージャ (Tools メニューから使えます) を使用して作成した dict-xx.oxt ファイルから辞書をインストールしてください。

暗い GTK+ テーマ, アイコン, GTK-Qt エンジン

古いバージョンの OpenOffice/LibreOffice では暗い GTK+ テーマを使っている場合に High Contrast Mode で起動します。このモードでは High Contrast Icons や Calc のセルの背景色を変更することができなくなります。

新しいバージョンの OpenOffice / LibreOffice ( > 3.2.x) では以下のように設定することで解決できます:

  • Tools > Options > Appearance から手動で UI の色を設定できますが、Impress や Calc は変わらないことがあります。
  • LibreOffice > Accessibility (> LO 4.1.x) の Automatically detect high-contrast mode of operation system を無効にすることで解決する場合があります。

Now the colors can be configured in Options > Appearance and the selection of another iconset is possible again.

NFSv3 共有を使用するとフリーズする

NFSv3 共有上のドキュメントを開いたり保存しようとすると OpenOffice がフリーズする場合、/usr/lib/openoffice/program/soffice の以下の行の前に # を付けてください:

SAL_ENABLE_FILE_LOCKING=1
export SAL_ENABLE_FILE_LOCKING

アップデート時に /usr/lib/openoffice/program/soffice が上書きされないようにするには /usr/local/bin に上記のファイルをコピーしてください。詳しくは こちら を参照。

Java フレームワークエラーの修正

OpenOffice の実行時に以下のようなエラーが表示される場合:

[Java framework] Error in function createSettingsDocument (elements.cxx).
javaldx failed!

以下のようにして ~/.config/ の所有者を変更してください:

# chown -vR username:users ~/.config

詳しくは Arch Linux フォーラムの 投稿 を参照。

OpenOffice が証明書を検出してくれない

ドキュメントに署名しようとしたときに証明書が表示できない場合、Firefox (または Thunderbird) で証明書を設定する必要があります。設定しても OpenOffice で証明書が表示されないときは MOZILLA_CERTIFICATE_FOLDER 環境変数を Firefox (または Thunderbird) のフォルダに設定してください:

export MOZILLA_CERTIFICATE_FOLDER=$HOME/.mozilla/firefox/XXXXXX.default/

詳しくは certificate detection を参照。