Insync

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insync は Windows, macOS, Linux に対応している Google ドライブクライアントです。ローカルフォルダやシンボリックリンクのフォルダを Google ドライブに同期することができます。前のベータ版では無料で使えましたが、最終リリース版は試用期間後に Google アカウントごとに支払う必要があります。

インストール

insyncAUR パッケージをインストールしてください。同期デーモンと systemd のサービスファイル、設定用のコマンドラインユーティリティが入っています。KDE, GNOME, Cinnamon など様々なデスクトップ環境で使うことができます。

設定

ノート: --set-files-path フラグで Insync を起動する必要はありません。最近のリリースでこのフラグは削除されました。

Insync は insync start コマンドで起動でき insync quit コマンドで停止できます。デスクトップ環境のアプリケーションメニューから Insync を起動するショートカットが存在します。

systemd サービスとして実行

systemd サービスを使って起動時に自動的に insync を動かすことができます:

# systemctl enable insync@<user>

Cinnamon

スタートメニューから insync を起動してもタスクバーに insync が表示されないことがあります。パネルを右クリックしてタスクバーアプレットを追加してください。

使用方法

特に難しいところはありません。Google ドライブに同期したいファイルやフォルダをコピーするだけです。

CLI でコントロール

How to control Insync via command line (CLI) を見てください。

トラブルシューティング

同期の進捗が遅い

insyncAUR に含まれているデフォルトの systemd サービスファイルは --synchronous-full フラグを使用して SQLite のトランザクションを安全に行ってデータベースの破損を防ぎます。ただし、ユーザーによっては同期速度が遅くなってしまう場合があります。完全な同期が必要ない場合、/etc/systemd/system/insync@.service を作成して同梱されているサービスファイルを上書きして ExecStart 変数を修正できます:

/etc/systemd/system/insync@.service
.include /usr/lib/systemd/system/insync@.service
[Service]
ExecStart=/usr/bin/insync start