Lemonbar

提供: ArchWiki
2017年10月7日 (土) 22:44時点におけるKusakata.bot (トーク | 投稿記録)による版 (Pkg/AUR テンプレートの更新)
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lemonbar は XCB ベースの軽量なバーです。前景・背景色の切り替え、テキストの配置変更、カラフルな下線・上線を使うことができ UTF-8 を完全にサポートしていてメモリの消費量が少ないのが特徴です。それ以上でもそれ以下でもありません。

インストール

lemonbarAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] パッケージをインストールしてください。開発版は lemonbar-gitAUR パッケージでインストールできます。

設定

コンパイル時に設定がされる旧バージョンと異なり、lemonbar の設定は screenrc のような設定フォーマットやコマンドラインオプションで完全に行うことができます。

設定オプションについては man ページを見てください。

使用方法

lemonbar は何も情報を出力しません。テキストを lemonbar に表示させるにはパイプで流し込む必要があります。以下の例ではバーに "Hello World" と書き込みます:

#!/bin/bash

# Echo the text
echo "Hello World"

スクリプトで lemonbar のテキストを更新したい場合、-p オプションを追加してください。標準入力が閉じられた後も lemonbar が終了しなくなります。

カラー

lemonbar では以下のコマンドを使用してテキストや背景、下線・上線に色を付けます。#RRGGBB, #AARRGGBB (アルファチャンネルを指定、コンポジタを実行する必要があります), #RGB という形式で色を指定できます。

- は特殊でデフォルトカラーを意味します (コマンドラインフラグで設定できます。フラグで設定しなかった場合はデフォルトは黒地に白字です)。

コマンド 意味
%{Fcolor} 前景・フォント色として color を使用。
%{Bcolor} 背景として color を使用。
%{Ucolor} テキストの下線・上線の色として color を使用。

テキストの配置

lemonbar ではテキストの配置を変えられます。以下のコマンドを使用します:

コマンド 意味
%{l} テキストを左揃えにする。
%{c} テキストを中央揃えにする。
%{r} テキストを右揃えにする。

サンプル

以下のサンプルはバーの中央に日付と時間を表示します。フォントの色は yellow に背景は blue にしてから、デフォルトカラーに戻しています。/path/to/script/example.sh | lemonbar -p で実行してください。

example.sh
#!/usr/bin/bash

# Define the clock
Clock() {
        DATETIME=$(date "+%a %b %d, %T")

        echo -n "$DATETIME"
}

# Print the clock

while true; do
        echo "%{c}%{F#FFFF00}%{B#0000FF} $(Clock) %{F-}%{B-}"
        sleep 1
done

以下はバッテリーの残量を表示します。以下のスクリプトを使用するには acpi のインストールが必要です。

example.sh
#!/usr/bin/bash

#Define the battery
Battery() {
        BATPERC=$(acpi --battery | cut -d, -f2)
        echo "$BATPERC"
}

# Print the percentage
while true; do
        echo "%{r}$(Battery)"
        sleep 1;
done