「Lenovo IdeaPad Yoga 900」の版間の差分

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=== センサー ===
 
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{{AUR|iio-sensor-proxy}} をインストールすることで加速度計や光量センサーが機能します。
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== トラブルシューティング ==
 
== トラブルシューティング ==
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=== 画面の回転 ===
 
=== 画面の回転 ===
   
最初の起動時には画面の回転が機能しないことがあります。{{AUR|iio-sensor-proxy}} パッケージを使って画面を回転させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。
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最初の起動時には画面の回転が機能しないことがあります。{{Pkg|iio-sensor-proxy}} パッケージを使って画面を回転させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。
   
 
=== 光センサー ===
 
=== 光センサー ===
   
最初の起動時には光センサーによる画面の輝度の自動調整が機能しないことがあります。{{AUR|iio-sensor-proxy}} パッケージを使って光センサーを機能させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。
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最初の起動時には光センサーによる画面の輝度の自動調整が機能しないことがあります。{{Pkg|iio-sensor-proxy}} パッケージを使って光センサーを機能させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。
   
 
=== バッテリー保護モード ===
 
=== バッテリー保護モード ===
   
バッテリーの充電量を通常の60%程度に制限する機能です。root権限が必要ですが、Linuxからも設定可能です。https://www.linux.org.ru/forum/general/10574293 にあるコードの設定を書き換えてコンパイルします。
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バッテリーの充電量を通常の60%程度に制限する機能です。root 権限が必要ですが、Linux からも設定可能です。https://www.linux.org.ru/forum/general/10574293 にあるコードの設定を書き換えてコンパイルします。書き換えは下記の行です:
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#define BATT_PORT 0x0a
書き換えは下記の行です。
 
#define BATT_PORT 0x0a
+
#define BATT_LIMIT 0x21
#define BATT_LIMIT 0x21
+
#define BATT_FULL 0x41
  +
以下の様に書き換えることで Yoga 900 (ISK2)でも動作しました:
#define BATT_FULL 0x41
 
  +
#define BATT_PORT 0xED
以下の様に書き換えることでYoga 900 (ISK2)でも動作しました。
 
#define BATT_PORT 0xED
+
#define BATT_LIMIT 0x42
#define BATT_LIMIT 0x42
+
#define BATT_FULL 0x40
#define BATT_FULL 0x40
 

2018年12月19日 (水) 23:45時点における最新版

デバイス 状態 モジュール
Intel 動作 xf86-video-intel
ワイヤレス 動作 iwlwifi
オーディオ 動作
タッチパッド 動作 xf86-input-libinput
タッチスクリーン 動作 xf86-input-libinput
カメラ 動作
カードリーダー 動作
Bluetooth 動作 btusb

Lenovo Yoga 900 は QHD+ ディスプレイを搭載した 2 in 1 ノートパソコンです。

ノートパソコン一般に関する記事や推奨事項はノートパソコンを見てください。

最近、Lenovo は Yoga 900 13ISK2 の新しい BIOS (バージョン 2UCN10T) をリリースし、ユーザーが RAID/AHCI モードを選択できるようになりました。Linux でも 13ISK2 を使用できます。

インストール

BIOS

Lenovo は現在 BIOS アップデート ISO イメージを提供していません。Windows 10 から BIOS をアップグレードしてください。

フォントサイズ

解像度が高いディスプレイのためインストール時にコンソールのテキストを読むのは困難です。sun12x22 などの大きなフォントを一時的に使用してください:

# setfont sun12x22

terminus-font パッケージをインストールして vconsole.conf で設定することで永続的に大きなフォントを使えます。フォント#コンソールフォントを見てください。

Wifi

インストール時に wifi-menu を使ってもネットワークが表示されないことがあります。無線がソフトブロックされているのが原因です。rfkill を使うことで問題は解決します:

# rfkill unblock all

設定

キーボード

ノート:
  • BIOS にはファンクションキーの挙動を変更する設定があります。
  • 以下の状態は GNOME におけるものです。
キー 機能 状態
Fn+F1 音声のミュート・ミュート解除 動作
Fn+F2 音声のボリュームダウン 動作
Fn+F3 音声のボリュームアップ 動作
Fn+F4 アプリケーションを終了 動作
Fn+F5 ページの再読込 動作
Fn+F6 タッチパッドの無効化 動作せず
Fn+F7 機内モード 動作
Fn+F8 アクティブなアプリの表示 動作せず
Fn+F9 LCD をオフ 動作
Fn+F10 ディスプレイの切り替え 動作
Fn+F11 LCD バックライトを暗くする 動作
Fn+F12 LCD バックライトを明るくする 動作
Fn+Space キーボードのバックライトのオンオフ 動作

KVM

KVM は BIOS の Intel Virtual Technology オプションで有効にできます。

HiDPI

HiDPI を見てください。

センサー

iio-sensor-proxy をインストールすることで加速度計や光量センサーが機能します。

トラブルシューティング

カードリーダー

カードの読み取りは問題なく機能しますが起動時にエラーが発生します。

ブートメッセージ:

kernel: mmc0: Unknown controller version (3). You may experience problems.

カードを挿入したときのメッセージ:

kernel: sdhci: Timeout waiting for Buffer Read Ready interrupt during tuning procedure, falling back to fixed sampling clock
kernel: mmc0: tuning execution failed
kernel: mmc0: ddr50 tuning failed

外部モニター

ノート: 最新の xf86-video-intellinux カーネルでは VGA や HDMI で外部ディスプレイを接続したときの問題は解決しています。

外部モニターに表示しようとしたときに複数の問題が発生します。ディスプレイ端子は USB-C しかないため、普通のディスプレイに接続するにはドングルが必要です。DisplayPort でモニターを接続したときは問題ありませんが、HDMI や VGA ドングルで接続すると複数の問題が発生します。モニターを接続したまま再起動しても問題は解決しません。xrandr を複数回実行すると接続が表示されることもあります。

xrandr で強制的に表示するには以下を試してみてください:

$ xrandr --output eDP1 --auto --output DP1 --auto --right-of eDP1

以下のようなカーネルメッセージが表示されることもあります:

kernel: ------------[ cut here ]------------
kernel: WARNING: CPU: 1 PID: 1253 at drivers/gpu/drm/i915/intel_pm.c:3553 skl_update_other_pipe_wm+0x177/0x180 [i915]()
kernel: WARN_ON(!wm_changed)
kernel: Modules linked in:
kernel:  ccm snd_hda_codec_hdmi deflate ctr twofish_generic twofish_avx_x86_64 twofish_x86_64_3way twofish_x86_64 twofish_
kernel:  hid_rmi ax88179_178a usbnet mii iwlmvm mac80211 snd_soc_skl snd_soc_skl_ipc i2c_designware_platform i2c_designwar
kernel:  fan i2c_hid thermal wmi battery bluetooth intel_hid int3400_thermal rfkill pinctrl_sunrisepoint pinctrl_intel int
kernel: 
kernel: CPU: 1 PID: 1253 Comm: Xorg Tainted: G     U  W  O    4.5.2-1-ARCH #1
kernel: Hardware name: LENOVO 80MK/VIUU4, BIOS C6CN35WW 12/17/2015
kernel:  0000000000000286 000000000f1007b6 ffff88044bf4f918 ffffffff812dad91
kernel:  ffff88044bf4f960 ffffffffa01b8d20 ffff88044bf4f950 ffffffff81078e52
kernel:  ffff8804604ec000 ffff88044bf4f9dc ffff88045d629bd4 ffff8804604eb000
kernel: Call Trace:
kernel:  [<ffffffff812dad91>] dump_stack+0x63/0x82
kernel:  [<ffffffff81078e52>] warn_slowpath_common+0x82/0xc0
kernel:  [<ffffffff81078eec>] warn_slowpath_fmt+0x5c/0x80
kernel:  [<ffffffffa00e77c7>] skl_update_other_pipe_wm+0x177/0x180 [i915]
kernel:  [<ffffffffa00e795e>] skl_update_wm+0x18e/0x5f0 [i915]
kernel:  [<ffffffffa01725ff>] ? intel_ddi_enable_transcoder_func+0x17f/0x260 [i915]
kernel:  [<ffffffffa00eb06e>] intel_update_watermarks+0x1e/0x30 [i915]
kernel:  [<ffffffffa0155e61>] haswell_crtc_enable+0x321/0x8c0 [i915]
kernel:  [<ffffffffa0151777>] intel_atomic_commit+0x737/0x1870 [i915]
kernel:  [<ffffffffa0020581>] ? drm_atomic_check_only+0x181/0x600 [drm]
kernel:  [<ffffffffa0020a37>] drm_atomic_commit+0x37/0x60 [drm]
kernel:  [<ffffffffa00908b6>] drm_atomic_helper_set_config+0x76/0xb0 [drm_kms_helper]
kernel:  [<ffffffffa000f1b2>] drm_mode_set_config_internal+0x62/0x100 [drm]
kernel:  [<ffffffffa00142c0>] drm_mode_setcrtc+0x3e0/0x500 [drm]
kernel:  [<ffffffffa0005892>] drm_ioctl+0x152/0x540 [drm]
kernel:  [<ffffffffa0013ee0>] ? drm_mode_setplane+0x1b0/0x1b0 [drm]
kernel:  [<ffffffff811ece7c>] ? __vfs_write+0xcc/0x100
kernel:  [<ffffffff811ffdd1>] do_vfs_ioctl+0xa1/0x5b0
kernel:  [<ffffffff81084df1>] ? __set_task_blocked+0x41/0xa0
kernel:  [<ffffffff8120a1f7>] ? __fget+0x77/0xb0
kernel:  [<ffffffff81200359>] SyS_ioctl+0x79/0x90
kernel:  [<ffffffff8108793e>] ? SyS_rt_sigprocmask+0x8e/0xc0
kernel:  [<ffffffff815b0b6e>] entry_SYSCALL_64_fastpath+0x12/0x6d
kernel: ---[ end trace 4d86447ef15dd94e ]---

タッチパッドの切り替え

ノート: 以下の設定には問題があり、タブレットモードにしたときにトラックパッドは無効化されますが、ノートパソコンのフタを一度閉じて開くと自動的にトラックパッドが無効化されてしまいます。F6 を押して再度有効化させる必要があります。キーのマッピングを変更しなかった場合、タブレットモードでもトラックパッドは有効になったままですが、他のアプリケーションに問題は起こりません。

トラックパッドキー (F6) ではトラックパッドのオンオフを切り替えられません。udev を使ってスキャンコードをキーコードにマップすることで機能するようになります。以下は機能させるためのカスタム hwdb ファイルです。

# Lenovo YOGA 900-13ISK
evdev:atkbd:dmi:bvn*:bvr*:bd*:svnLENOVO*:pn*:pvrLenovoYOGA900*
 KEYBOARD_KEY_bf=f21                                   # Fn+F6 Disable Touchpad

画面の回転

最初の起動時には画面の回転が機能しないことがあります。iio-sensor-proxy パッケージを使って画面を回転させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。

光センサー

最初の起動時には光センサーによる画面の輝度の自動調整が機能しないことがあります。iio-sensor-proxy パッケージを使って光センサーを機能させるにはノートパソコンをサスペンド・復帰させる必要があるというバグが存在します。

バッテリー保護モード

バッテリーの充電量を通常の60%程度に制限する機能です。root 権限が必要ですが、Linux からも設定可能です。https://www.linux.org.ru/forum/general/10574293 にあるコードの設定を書き換えてコンパイルします。書き換えは下記の行です:

#define BATT_PORT 0x0a
#define BATT_LIMIT 0x21
#define BATT_FULL 0x41

以下の様に書き換えることで Yoga 900 (ISK2)でも動作しました:

#define BATT_PORT 0xED
#define BATT_LIMIT 0x42
#define BATT_FULL 0x40