Lenovo ThinkPad P50

提供: ArchWiki
2021年11月15日 (月) 14:26時点におけるKusanaginoturugi (トーク | 投稿記録)による版 (→‎lspci と lsusb: 削除)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

Lenovo P50 はクアッドコアの Intel Skylake が搭載されたノートパソコンです。

Hardware PCI/USB ID Working?
Webcam 04f2:b52c Untested
Fingerprint reader 138a:0090 Yes
Smart card reader 058f:9540 Untested
Color sensor 0765:5010 Untested

設定

外部ビデオ出力

BIOS でディスクリートのグラフィックカードしか使わないように設定されている場合 Mini DisplayPort を使用して外部ビデオ出力ができます。Xorg を使用するには nvidia をインストールして /etc/X11/xorg.conf.d/20-nvidia.conf を以下の内容で作成してください:

   Section "Device"
       Identifier "Device0"
       Driver "nvidia"
       VendorName "NVIDIA Corporation"
       Option "NoLogo" "true"
   EndSection

トラブルシューティング

HD Graphics 530 (Skylake GT2) でグラフィック性能が上がらない

最大解像度の 4K を使っている場合、パフォーマンスが出ないことがあります。UEFI BIOS で DRAM から Intel グラフィックアダプタに割り当てるメモリ容量を 256 MB から最大の 512 MB に増やすことで改善します。

Chromium で CPU が高負担になるバグ

Intel Graphics を使用している場合、5から6のタブを同時に開くと「新しいタブ」ページを表示するだけでも全てのコアの CPU 負担率が数秒間 100% になってしまうことがあります。ハードウェアアクセラレーションのバグが原因で Intel Graphics で Chromium や Firefox が壊れる、応答しないことに関連があるのかもしれませんが確証は得られていません。ただし Chromium の設定 GUI でハードウェアアクセラレーションを無効化するだけで問題は解決します。また、.config/chromium-flag ファイルを作成して以下のフラグを有効にすることでハードウェアアクセラレーションを有効にしたままで問題を無くすことができます:

--ignore-gpu-blacklist

CPU 負担が低いときでもファンの速度が高速になる

CPU 負担が低い場合でもブラウザを開いただけでファンが回り始めて最大速度で音を鳴らすことがあります。この問題は Intel Graphics だけを使用して NVIDIA の Optimus カードの電源を完全にオフにすることで多少改善します。おそらく NVIDIA のチップのファンが回り始める閾値となっている温度が低いことが原因です。

画面のロックを解除した後にマウスカーソルが表示されない

light-locker と Intel のグラフィックドライバーの既知のバグです。コンソールに切り替えて (Ctrl-Alt-F1) から X に戻ってみてください (Alt-F7)。詳しくは以下のページを参照:

タッチパッドを BIOS で無効化しても反応する

BIOS で無効化しても Linux でタッチパッドが有効にされてしまうことがあります。無効化するには適切なスタートアップファイル (例: ~/.xprofile) で以下のコマンドを実行してください:

xinput set-prop "SynPS/2 Synaptics TouchPad" "Device Enabled" 0

デバイス名は以下のコマンドで確認できます:

$ xinput list

タイピング中にタップクリックが発生しないようにする

タッチパッドは非常に反応しやすくタイピング中に勝手にクリックが発生してカーソルが移ってしまうことがあります。タッチパッドのタップクリックを無効化してハードウェアボタンを使用するのが一番の解決方法です。

グラフィカルなデスクトップ環境の設定 (GNOME では libinput ドライバーをインストールしたら設定できるようになります) を使用するか、シェルから以下のコマンドを実行することで一時的に無効化できます:

$ synclient TapButton1=0

Xorg の設定を変更することで上記の設定は永続化できます。

VLC で動画にブロックノイズが発生する

NVIDIA の dGPU を使っている場合、VLC で動画を再生するとブロックノイズが現れることがあります。Tools -> Preferences -> Input / Codecs から "Hardware-accelerated decoding" を "Disable" に設定してください。

指紋センサーが機能しない

nmikhailov によるリバースエンジニアリングおよび 3v1n0 により libfprint が実装されたおかげで、指紋センサーは次のようにして Linux 環境で利用できます。

P50 の指紋センサーは 138a:0090 として認識されます。lsusb の一覧にきちんと含まれていることを確かめてください。公式リポジトリから fprintd および AUR から libfprint-vfs0090-gitAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません]インストールして、fprint の記事に従ってください。

公式ドライバーは現状ではリリースされていません。Lenovo の公式フォーラム を参照してください。

PulseAudio でヘッドセットが機能しない

ヘッドセットを接続したまま起動してみてください。PulseAudio には原因はありません。

Wifi failing to come up (Intel 8260)

On a clean install with kernel 4.8.10 I was unable to bring up the wireless interface. It showed up in 'ip link' and 'iw dev' and was clear of blocks (confirmed via 'rfkill list'). Step 1 is to make sure that it is not soft blocked with rfkill via the 'rfkill list' command. If it is blocked you can use the "F8" wifi toggle key to ensure that it is not been disabled via that switch.

More importantly: I was unable to get it working intially. I eventually started downgrading the available firmware for this unit by simply moving specific iwlwifi firmware out of /lib/firmware until I identified the working firmware packages.

At the time of this note, the available iwlwifi-8000C-XX.ucode files include version 13, 16, 21 and 22. 22 seems to be the culprit here. 21 and 16 both worked for me. I left all files in place and moved firmware v. 22 to /root/lib/firmware for safe keeping. A reboot (or modprobe -r iwlwifi / modprobe iwlwifi) and the card was working.

ハイブリッドグラフィックにおいて外部ディスプレイが認識されない

NVIDIA のドライバーを利用する場合は、Bumblebee# NVIDIA のチップに出力が接続されている場合 に従ってください。nouveau ドライバーを利用する場合は、このスレッド を参照してください。