Lenovo ThinkPad X220

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Lenovo ThinkPad X220 は Intel Mobile i5/i7 CPU と Intel Graphics を搭載した省スペースノートパソコンです。光学ドライブは搭載していません。詳しいスペックは ThinkWiki で確認できます。

設定

バッテリー

バッテリーに充電を開始する閾値などは tpacpi-bat スクリプトと acpi_call カーネルモジュールを使うことで制御できます。省電力ツールの TLP では acpi_call をバックエンドとして使って閾値を設定できます。

指紋リーダー

Upek 製の指紋リーダーは Fingerprint-gui によってサポートされています。

グラフィック

xf86-video-intel パッケージに必要なグラフィックドライバーが含まれています。

トラックポイントとクリックパッド

トラックポイントを見てください。

ドック

Dockd を見てください。

トラブルシューティング

起動ができない

レガシー BIOS モードで GPT ディスクから起動することはできません。UEFI ブートに切り替えるか MBR のパーティションテーブルを作成する必要があります。

ThinkWiki に書かれている注意事項:

  • X220 では Legacy BIOS を使って GPT ディスクを起動することはできません。UEFI を設定する必要があります。
  • X220 は BIOS に署名がないかぎり /efi/*/*.efi を起動できません。/efi/boot/bootx64.efi にコピーする必要があります。
  • BIOS 設定の USB UEFI BIOS Support を無効にすると UEFI だけでなく Legacy BIOS の USB ブートも無効になります。

サスペンドから復帰したときに再起動ループが発生する

EFI の領域が満杯になった場合に発生することがあります。root で以下のコマンドを実行して空き容量を作ってください:

まずは pstore を消去します:

# mkdir -p /dev/pstore
# mount -t pstore pstore /dev/pstore
# ls /dev/pstore # <- Nothing important should be here, but check first anyway
# rm /dev/pstore/*

次に EFI 変数を消去します。pstore によって使用・作成されているものですが、上記のコマンドで pstore のデータを消去しても消去されません。以下を実行:

# rm /sys/firmware/efi/efivars/dump-type0-*

この情報は Lenovo フォーラム に書かれたものです。

マイクロフォン

x220 内蔵のマイクは悪評が絶えません。録音した音声にスタティックノイズやヒスノイズが大量にのってしまうことがあります。(チャンネル別に設定を変えられる音量制御プログラムを使って) 適切なマイク入力チャンネルをミュートするか、GUI のバランススライダーをドラッグして内部マイクの音量を切ってください。

オーディオジャックはヘッドホンとマイクのコンビネーションジャックとなっているため、インラインマイクが使えるスマートフォンのヘッドセットで使用するという方法もあります。

バックライト

linux 3.16 からバックライト関連のカーネルパラメータのデフォルト値が変更されたことにより、明るさを変更するハードウェアキーが使えなくなってしまっています。acpi_osi カーネルパラメータを以下のように設定することで問題は解決します:

acpi_osi="!Windows 2012"

詳しくはバックライトのページを見てください。

タッチパッドカーソルが正確に動作しない

タッチパッドが無意味にジャンプしたり不正確な場合は、次の2行を udev の設定に加えてください:

/etc/udev/hwdb.d/90-libinput-x220-touchpad-fw81.hwdb
touchpad:i8042:*
 LIBINPUT_MODEL_LENOVO_X220_TOUCHPAD_FW81=1

そして、udevadm hwdb --update && udevadm control --reload-rules && udevadm trigger を実行してください。

さらなる詳細は、Fedora bug #1264453 を参照してください。

参照