「Microsoft Surface Book 2」の版間の差分

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このページでは Microsoft Surface Book 2 に Arch Linux をインストール・設定する手順やヒントを説明します。
 
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Surface Book 2 Performance Base に搭載されている Nvidia 1050 と 1060 カードはカーネルによって認識し、{{Pkg|nvidia}} や {{Pkg|nvidia-dkms}} ドライバーでサポートされています。ただし、Nvidia グラフィックカードに負担がかかると、即座に速度が 139MHz まで落ちます。
   
 
==UEFI の設定とセキュアブート==
 
==UEFI の設定とセキュアブート==

2018年7月24日 (火) 23:25時点における版

デバイス 状態 モジュール
Intel 動作 xf86-video-intel
Nvidia 部分的に動作 nvidia or nvidia-dkms
ワイヤレス 動作 mwifiex
オーディオ 動作 snd_hda_intel
タッチパッド 動作 xf86-input-synaptics
タッチスクリーン 動作 intel_ipts
カメラ 動作せず
カードリーダー 動作
Bluetooth 動作 btusb
バッテリー状態 動作せず

このページでは Microsoft Surface Book 2 に Arch Linux をインストール・設定する手順やヒントを説明します。

互換性

Surface Book 2 は Arch Linux でも使うことができますが、最新のドライバーとモジュールを搭載したカスタムカーネルが必要になります。GitHub か AUR の linux-surface4AUR パッケージでインストールできます。

動作する機能

ノート: タッチスクリーンは対応しているウィンドウマネージャやデスクトップ環境でのみ使えます。対応していない場合はマウスのクリックとして認識されます。
  • タッチスクリーン
    • カスタムカーネルが必要です。
  • ペン入力
    • カスタムカーネルが必要です。
  • キーボードの取り外し
    • Windows と比べて Linux では認識が数秒遅くなります。
    • タッチスクリーンが動かなくなり再起動が必要になることがあります。
    • ディスクリートグラフィックで問題が発生することがあります。
  • ボリュームやバックライドを制御するキーボードのファンクション・メディアキー
  • 無線ネットワーク
  • NVIDIA のディスクリートグラフィック (搭載している場合)

動作しない機能

  • カメラ
  • バッテリーの状態
  • Nvidia 製カードは発熱で性能が限られ、ファンの速度はかぎりなく性能を限定するゼロにデフォルトでなります。

Nvidia

Surface Book 2 Performance Base に搭載されている Nvidia 1050 と 1060 カードはカーネルによって認識し、nvidianvidia-dkms ドライバーでサポートされています。ただし、Nvidia グラフィックカードに負担がかかると、即座に速度が 139MHz まで落ちます。

UEFI の設定とセキュアブート

メーカーのドキュメント に従って UEFI セットアップにアクセスしてください:

  1. Surface をシャットダウンして完全に電源が切れるまで10秒間待ってください。
  2. Surface のボリュームアップボタンを押しながら、電源ボタンを押して離してください。
  3. Surface のロゴが表示されたら、ボリュームアップボタンを離してください。数秒後に UEFI メニューが表示されます。

セキュアブートの無効化は必須ではありませんが、Arch Linux のインストールを楽にします。

起動

ブートローダーの記事を参照してください。refind-efi でうまく起動できます。

USB から起動

UEFI の設定で起動デバイスの順序を変更することで USB デバイスから起動できるようになります。

グラフィックドライバー

Surface Book は標準の xf86-video-intel ドライバーで機能します。

専用の Nvidia グラフィックカードを搭載している場合、nvidia ドライバーで GPU を使えます。

コンソールフォント

ディスプレイの解像度が高いため、コンソールフォントが読みにくいかもしれません。フォント#コンソールフォントに変更する方法が載っています。