「P7zip」の版間の差分

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p7zip は (Linuxを含む) [[Wikipedia:ja:POSIX|POSIX]] システムのための [[Wikipedia:ja:7-Zip|7-Zip]] のコマンドライン版です。
 
p7zip は (Linuxを含む) [[Wikipedia:ja:POSIX|POSIX]] システムのための [[Wikipedia:ja:7-Zip|7-Zip]] のコマンドライン版です。
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元の作者は、2016年以降アップデートを行なっていませんが、Arch Linux にパッケージされているバージョンは活発なフォークによるもので、アップストリームの {{aur|7-zip}} と {{aur|7-zip-full}} には現在 Linux 版が存在します。いずれもGUIは提供されていません。この圧縮方式を使えるフロントエンドの一覧は [[アプリケーション一覧/ユーティリティ#Archive managers|アプリケーション一覧#アーカイブマネージャー]] を見て下さい。
   
 
==インストールと使い方==
 
==インストールと使い方==
[[公式リポジトリ]]から {{Pkg|p7zip}} を[[pacman#パッケージのインストール|インストール]]します。
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{{Pkg|p7zip}} パッケージを[[pacman#パッケージのインストール|インストール]]します。
   
プログラムを扱うためのコマンドは以下通りても簡単です:
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プログラムを実行するコマンドはのとおりです
 
$ 7z
 
$ 7z
   
 
==例==
 
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{{Warning|ファイルの属性 所有者/グループ を保存しないため、バックアップの目的で 7z 形式を使用しないでください。 詳細については、{{man|1|7z|Backup and limitations}} を参照してください。}}
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ファイル/ディレクトリをアーカイブに追加します(または新しいものを作成します)。
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$ 7z a <圧縮ファイル名> <ファイル名>
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また、フラグ {{ic|-p}} を使用してパスワードを設定し、フラグ {{ic|1=-mhe=on}} を使用してアーカイブの構造を非表示にすることもできます。
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$ 7z a <圧縮ファイル名> <ファイル名> -p -mhe=on
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アーカイブ内の既存のファイルを更新するか、新しいファイルを追加します。
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$ 7z u <圧縮ファイル名> <ファイル名>
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アーカイブの内容を一覧表示します。
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簡単にアーカイブから現在のディレクトリに(使っているディレクトリの名前を除いて)全てのファイルを展開するには以下のようにコマンドを使用します:
 
簡単にアーカイブから現在のディレクトリに(使っているディレクトリの名前を除いて)全てのファイルを展開するには以下のようにコマンドを使用します:
$ 7za e <圧縮ファイル名>
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$ 7z e <圧縮ファイル名>
   
 
フルパスを含んだまま展開するには以下のようにコマンドを使用します:
 
フルパスを含んだまま展開するには以下のようにコマンドを使用します:
$ 7za x <圧縮ファイル名>
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$ 7z x <圧縮ファイル名>
   
 
新しいディレクトリに展開するには:
 
新しいディレクトリに展開するには:
$ 7za x -o <フォルダ名> <圧縮ファイル名>
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$ 7z x -o <フォルダ名> <圧縮ファイル名>
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アーカイブの整合性を確認します。
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== 7z,7za,7zr 各バイナリの違い ==
   
==7z,7za,7zr バイナリの違い==
 
 
{{Pkg|p7zip}} は次のバイナリを含んでいます。{{ic|/usr/bin/7z}} と {{ic|/usr/bin/7za}}、それから {{ic|/usr/bin/7zr}} です。これらの違いは manpage によると:
 
{{Pkg|p7zip}} は次のバイナリを含んでいます。{{ic|/usr/bin/7z}} と {{ic|/usr/bin/7za}}、それから {{ic|/usr/bin/7zr}} です。これらの違いは manpage によると:
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* 7z は圧縮ファイルを展開するために外部のプラグインを使用します。
 
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* {{man|1|7z}} はアーカイブを処理するためにプラグインを使用します。
* 7za はスタンドアローンの実行ファイルです。7za は 7z に比べて対応しているアーカイブ形式が少ないですが、他のものを必要としません。
 
* 7zr はスタンドアロンの実行ファイルです。7zr7zaよりも、扱えるアーカイブ形式が少ないですが、他のものを必要としません。7zr は 7z アーカイブを扱うだけの 7za の"軽量版"です
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* {{man|1|7za}} はスタンドアロンの実行ファイルです。7za7z に比べて対応しているアーカイブ形式が少ないですが、他のものを必要としません。
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* {{man|1|7zr}} はスタンドアロンの実行ファイルです。7z アーカイブのみを扱う 7za の "軽量版" です。7za とは対照的に、暗号化されたアーカイブは扱えません。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
   
*[http://p7zip.sourceforge.net/ ホームページ]
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*[https://www.7-zip.org/download.html 7zip ホームページ]
*[http://www.7-zip.org/download.html 7zip ホームページ]
 
*[https://www.ibm.com/developerworks/community/blogs/6e6f6d1b-95c3-46df-8a26-b7efd8ee4b57/entry/how_to_use_7zip_on_linux_command_line144?lang=en How to use 7zip on Linux command Line.]
 

2023年11月14日 (火) 18:48時点における最新版

p7zip は (Linuxを含む) POSIX システムのための 7-Zip のコマンドライン版です。

元の作者は、2016年以降アップデートを行なっていませんが、Arch Linux にパッケージされているバージョンは活発なフォークによるもので、アップストリームの 7-zipAUR7-zip-fullAUR には現在 Linux 版が存在します。いずれもGUIは提供されていません。この圧縮方式を使えるフロントエンドの一覧は アプリケーション一覧#アーカイブマネージャー を見て下さい。

インストールと使い方

p7zip パッケージをインストールします。

プログラムを実行するコマンドは次のとおりです。

$ 7z

警告: ファイルの属性 所有者/グループ を保存しないため、バックアップの目的で 7z 形式を使用しないでください。 詳細については、7z(1) § Backup and limitations を参照してください。

ファイル/ディレクトリをアーカイブに追加します(または新しいものを作成します)。

$ 7z a <圧縮ファイル名> <ファイル名>

また、フラグ -p を使用してパスワードを設定し、フラグ -mhe=on を使用してアーカイブの構造を非表示にすることもできます。

$ 7z a <圧縮ファイル名> <ファイル名> -p -mhe=on

アーカイブ内の既存のファイルを更新するか、新しいファイルを追加します。

$ 7z u <圧縮ファイル名> <ファイル名>

アーカイブの内容を一覧表示します。

$ 7z l <圧縮ファイル名>

簡単にアーカイブから現在のディレクトリに(使っているディレクトリの名前を除いて)全てのファイルを展開するには以下のようにコマンドを使用します:

$ 7z e <圧縮ファイル名>

フルパスを含んだまま展開するには以下のようにコマンドを使用します:

$ 7z x <圧縮ファイル名>

新しいディレクトリに展開するには:

$ 7z x -o <フォルダ名> <圧縮ファイル名>

アーカイブの整合性を確認します。

$ 7z t <圧縮ファイル名>

7z,7za,7zr 各バイナリの違い

p7zip は次のバイナリを含んでいます。/usr/bin/7z/usr/bin/7za、それから /usr/bin/7zr です。これらの違いは manpage によると:

  • 7z(1) はアーカイブを処理するためにプラグインを使用します。
  • 7za(1) はスタンドアロンの実行ファイルです。7za は 7z に比べて対応しているアーカイブ形式が少ないですが、他のものを必要としません。
  • 7zr(1) はスタンドアロンの実行ファイルです。7z アーカイブのみを扱う 7za の "軽量版" です。7za とは対照的に、暗号化されたアーカイブは扱えません。

参照