「Termite」の版間の差分

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{{ic|Ctrl+Shift+t}} で新しいタブを開こうとすると {{ic|no directory uri set}} というエラーで失敗する場合、{{ic|/etc/profile.d/vte.sh}} を [[source]] してください。[[GNOME/ヒントとテクニック#新しいターミナルを開いた時に現在のディレクトリを引き継ぐようにする]]を参照。
 
{{ic|Ctrl+Shift+t}} で新しいタブを開こうとすると {{ic|no directory uri set}} というエラーで失敗する場合、{{ic|/etc/profile.d/vte.sh}} を [[source]] してください。[[GNOME/ヒントとテクニック#新しいターミナルを開いた時に現在のディレクトリを引き継ぐようにする]]を参照。
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=== Remote SSH error ===
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TermiteがリモートSSH接続を使用している場合、エラーが発生することがあります: Error opening terminal: xterm-termite. or Open terminal failed: missing or unsuitable terminal: xterm-termite.
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このエラーは、vimまたはnanoでファイルを編集しようとしたときに発生する可能性があります。この問題を修正するには、リモートシステムで次のコマンドを実行する必要があります。
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$ export TERM=xterm-color
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Termiteの[https://github.com/thestinger/termite#terminfo Github]も参照してください、それでもうまく行かない場合こちらを参照 [https://github.com/thestinger/termite/issues/229#issuecomment-250659169]
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==

2020年6月30日 (火) 13:51時点における版

Termite はタイル型ウィンドウマネージャでの使用を想定して作られたミニマルなターミナルエミュレータです。モーダルアプリケーションであり、Vim と同じように、キーバインディングの機能が異なる挿入モードとコマンドモードがあります。Termite は VTE ライブラリを使っています。

設定ファイルでカラーやキーバインディングを変更することができます。Termite は透過や256色やトゥルーカラー (1677万色) のパレットをサポートします。ルックアンドフィールは urxvt と似ています。

インストール

termite パッケージをインストールしてください。開発版を使いたいときは termite-gitAUR をインストールしてください。Wayland のタイル型ウィンドウマネージャを使っている場合、クライアントサイドデコレーションを無効化した termite-nocsdAUR をインストールすると良いでしょう。

使用方法

Termite はデフォルトで挿入モードで起動します。マウスやコマンドモードのキーを使ってテキストを選択することが可能です。挿入モードでは、Ctrl-Shift-c を使って選択したテキストをクリップボードにコピーして、Ctrl-Shift-v でペーストします。Ctrl-tab はスクロールバックの補完を開始し、Ctrl-Shift-up / Ctrl-Shift-down は画面を上下にスクロールします。

Ctrl-Shift-space でコマンドモードに入ります。ほとんどのコマンドは Vim にあやかっています。例えば、ビジュアルモードは v、ビジュアルラインモードは Shift-v、ビジュアルブロックモードは Ctrl-v、選択したテキストのコピー ("yank") は y、検索は /?、移動は wb^$、挿入モードに戻るには Escape となっています。

設定

Termite の設定ファイルは $XDG_CONFIG_HOME/termite/config, ~/.config/termite/config, $XDG_CONFIG_DIRS/termite/config, /etc/xdg/termite.cfg です。設定ファイルを使うことでフォントや色、ウィンドウヒントなどのオプションを変更できます。設定ファイルは ini フォーマットになっており、3つのセクションが存在します: options, colors, hints

termite をカスタマイズするときはまずホームディレクトリにベースのサンプルファイルをコピーしてください:

$ cp /etc/xdg/termite/config ~/.config/termite/config

フォント

フォントは options セクションの下に font=<font_name> <font_size> という形式で指定します。<font_name> の指定は fontconfig に従います。Xft ではありません。fc-list を使うことで利用できるフォントを確認できます (フォント設定#フォントパスを参照)。

~/.config/termite/config
[options]
font = Monospace 9
font = xos4 Terminus 12px
font = Droid Sans Mono 8

カラー

色は24ビットの16進数 (例: #4a32b1) あるいは rgba ベクトル (例: rgba(16, 32, 64, 0.5)) で指定します。色のプロパティとしては foreground, foreground_bold, foreground_dim, background, cursor, colorN (N は0から254までの整数値に置き換えます。ターミナルの colorN の24ビット色の値を指定するのに使います) が使えます。

termite のカラースキームは次のページにまとまっています: https://github.com/khamer/base16-termite/tree/master/themes

~/.config/termite/config
[colors]
foreground = #dcdccc
background  = #3f3f3f

透過

バージョン 9 から、Termite は色の定義でアルファチャンネルの値を指定することで完全透過をサポートしています [1]PicomXcompmgr などのコンポジタを動作させる必要があります。Termite で透過を使うのにコンポジタに特別な設定をする必要は基本的にありません。

~/.config/termite/config
[colors]
background = rgba(63, 63, 63, 0.8)
ノート: i3 のスタック・タブレイアウトでは、Termite の後ろに直接デスクトップ (ルートウィンドウ) が表示されるのではなく積み重ねられた全てのウィンドウが表示されます。タイルモードでは i3 はウィンドウを非表示にするのではなく順番を置き換えるためです。_NET_WM_STATE=_NET_WM_STATE_HIDDEN を使ってウィンドウを完全に透過させることで問題を解決できます。例:
~/.picom.conf
opacity-rule = [
  "0:_NET_WM_STATE@:32a *= '_NET_WM_STATE_HIDDEN'"
];

トラブルシューティング

Ctrl+Shift+t

Ctrl+Shift+t で新しいタブを開こうとすると no directory uri set というエラーで失敗する場合、/etc/profile.d/vte.shsource してください。GNOME/ヒントとテクニック#新しいターミナルを開いた時に現在のディレクトリを引き継ぐようにするを参照。

Remote SSH error

TermiteがリモートSSH接続を使用している場合、エラーが発生することがあります: Error opening terminal: xterm-termite. or Open terminal failed: missing or unsuitable terminal: xterm-termite.

このエラーは、vimまたはnanoでファイルを編集しようとしたときに発生する可能性があります。この問題を修正するには、リモートシステムで次のコマンドを実行する必要があります。

$ export TERM=xterm-color

TermiteのGithubも参照してください、それでもうまく行かない場合こちらを参照 [2]

参照