「ThinkPad OSD」の版間の差分

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2019年4月12日 (金) 19:49時点における版

この記事はアーカイブすることが検討されています。
理由: reason (議論: トーク:ThinkPad_OSD)

新しいデスクトップ環境 (GNOME, KDE, Xfce) は重要なイベント (ボリュームの上げ下げやミュート、輝度の上げ下げなど) を通知する OSD をサポートしています。TPB によって提供されている通知ではなくデスクトップ環境の通知を使うには、適当なキーコードにキーボードイベントをマッピングする必要があります。

起動時に nvram をロードして /dev/nvram へのアクセス権限を付与

  • 起動時に nvram モジュールがロードされているか lsmod で確認してください。
  • ロードされていない場合、/etc/rc.confMODULES=(... nvram) と追加してください。
  • /dev/nvram permissions を確認してください。ユーザーから読み取りアクセスできるようにする必要があります。
  • /etc/udev/rules.d/51-arch.rules を編集してください:
KERNEL=="nvram",   NAME="misc/%k", SYMLINK+="%k", GROUP="kmem", MODE="0660"
警告: udev がアップデートされるとファイルは上書きされます。
  • ユーザーによっては以下のように設定したほうが良い場合もあります:
KERNEL=="nvram", GROUP="kmem", MODE="0660"
ノート:
  • /etc/udev/rules.d/ ディレクトリに nvram と書かれた行が既に存在しないか確認してください。存在する場合、既存のエントリを編集してください。tpb.rules を作成してはいけません。
  • nvram への書き込み権限は MIXER ON でボリュームを設定するときに必要になります。/etc/tpbrc を見て下さい。

色と位置を設定

/etc/tpbrc
OSDCOLOR    Green
OSDVERTICAL 0
OSDHORIZONTAL 0
OSDPOS      MIDDLE
OSDALIGN    CENTER

KDE で起動

~/.kde/Autostart/tpb-startup.sh
# Start Thinkpad OSD daemon
if [ -x /usr/bin/tpb ] &&  [ -w /dev/nvram ] && [ -r /dev/nvram ]; then
    /usr/bin/tpb -d
fi

Fluxbox で起動

~/.fluxbox/startup
# Start Thinkpad OSD daemon
if [ -x /usr/bin/tpb ] &&  [ -w /dev/nvram ] && [ -r /dev/nvram ]; then
    /usr/bin/tpb -d
fi

ボリュームの変更で音を鳴らす

ボリュームボタンを押した時に (mac のように) 音を鳴らすことができます。

/etc/tpbrc
CALLBACK /usr/local/bin/callback_volume.sh
/usr/local/bin/callback_volume.sh
#!/bin/sh
[ "$1" = "volume" ] && exec canberra-gtk-play --file=/usr/share/sounds/freedesktop/stereo/audio-volume-change.oga

そして:

# chmod +x /usr/local/bin/callback_volume.sh

最後に、tpb を再起動してください。

参照