Xfce

提供: ArchWiki
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Xfce - About より:

Xfce はモジュール化と再利用性という伝統的な UNIX の哲学を体現しています。そして、現代のデスクトップ環境に期待されている機能をフルに提供する数々のコンポーネントで構成されています。コンポーネントはそれぞれ独立にパッケージ化されており、あなたは利用可能なパッケージ群からパッケージを選択して最適な個人の作業環境を作り出すことができます。

Xfce は GNOMEKDE などと同じデスクトップ環境です。ルートウィンドウアプリ、ウィンドウマネージャ、ファイルマネージャ、パネルなどのアプリケーションを一通り取り揃えています。Xfce は GTK2 ツールキットを使って書かれており、他の DE と同じように開発環境(ライブラリやデーモンなど)が含まれています。Xfce の特徴は:

  • 他の有名なデスクトップ環境 (KDE, GNOME) に比べて動作が速い。
  • ほとんどの設定は GUI によって行えます、Xfce は設定をユーザーから隠そうとはしません。
  • Xfwm には任意で使えるコンポジタを含んでおり、完全透過を使ったり GPU アクセラレーションを最大限利用できます(ティアリングの解消など)。
  • マルチモニタでもうまく動作します。

目次

インストール

以下の作業を行う前に、X サーバーがインストールされていて正しく動作することを確認しておいてください。詳しくは Xorg を見て下さい。

ノート: Xfce はモジュール化されています。どういうことかというと、あなたは以下のすべてのパートを実行する必要はありませんし、そのいくつかを取捨選択してもよいということです。

ベースとなる Xfce システムは公式リポジトリから利用できる xfce4 グループでインストールできます。Pacman はインストールするパッケージを選ぶように尋ねますが、Enter を押すことで全てのパッケージをインストールできます。もしパネルプラグイン・通知・システムツールのような追加パッケージをお望みなら、xfce4-goodies グループからインストールできます。

ヒント:
  • Gamin (FAM の後継) をインストールすることが強く推奨されています。
  • リムーバルディスクのマウントや圧縮ファイルの解凍などの作業は Thunar を使って行うことができます。xfce4-goodies をインストールしないでそうしたことを行いたい場合は、Thunar のページを読んで下さい。

Xfce を起動しよう

ブート時に自動で起動させる

ブート時に Xfce (とデスクトップやウィンドウマネージャ) を起動する方法は2つあります:

手動で起動する

Xfce を手動で起動する方法は2つあります:

  • コンソールから直接 startxfce4 を実行する。
  • ~/.xinitrcexec startxfce4 を設定してコンソールから xinitstartx を実行する。詳しくは xinitrc を見て下さい。
ノート: Xfce を起動する正しいコマンドは startxfce4 です、直接 xfce4-session を実行しないでください。

自動マウント

一般的なトラブルシューティング#セッションのパーミッションを参照してください。

シャットダウンや再起動に問題がないのに外部メディアやディスクを自動マウントできない場合は、gvfs をインストールする必要があるかもしれません。リムーバルデバイスのセクションを見て下さい。

設定

Xfconf 設定

Xfconf は設定オプションを保存するための XFCE のシステムであり、XFCE の設定のほとんどは Xfconf にある設定を編集することで行います。これらの設定を変更する方法は複数存在します:

  • 一番簡単な方法はメインメニューの "Settings" からカスタマイズしたいカテゴリを選択することです。しかし、この方法では全てのカスタマイズオプションを使うことはできません。
  • やや扱いにくいですが一般的な方法は Main menu -> Settings -> Settings Editor を開くことです。ここから全てのカスタマイズオプションを編集することができます。ここで編集した設定はすぐに変更が適用されます。設定エディタはコマンドラインから xfce4-settings-editor を実行することでも起動できます。
  • xfconf-query プログラムを使えばコマンドラインからカスタマイズを完全に行うことができます。詳しくは XFCE のオンラインドキュメント を見て下さい。この wiki でも多くのサンプルを載せています。設定はすぐに適用されます。
  • 設定は ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/ 下の XML ファイルに保存されます。このファイルを手動で編集することが可能です。しかし、手動の変更は直ちには適用されません。
  • 参照: Xfconf ドキュメント

グラフィカルセッティングマネージャのコマンド

実行されるコマンドに対する公式のドキュメントは存在していません。なので、/usr/share/applications/ フォルダにある .desktop ファイルを見なければいけません。何が起きようとしているのかを正確に知りたい人のために、その調べる努力を回避するための handy list がここにあります:

xfce4-accessibility-settings
xfce4-power-manager-settings
xfce4-settings-editor
xfdesktop-settings
xfce4-display-settings
xfce4-keyboard-settings
xfce4-mouse-settings
xfce4-session-settings
xfce4-settings-manager
xfce4-appearance-settings
xfwm4-settings
xfwm4-tweaks-settings
xfwm4-workspace-settings
orage -p

すべての利用可能なセッティングマネージャのコマンドを見るには、以下のコマンドをターミナルで実行します:

$ grep '^Exec=' /usr/share/applications/xfce*settings* | sed -e 's_^.*=_ _'

パネル

Xfce panel の背景をカスタマイズする方法

~/.gtkrc-2.0 を編集します。 設定ファイルと同じディレクトリ、つまり ~/ に画像ファイルを置かなければならないことに注意してください。画像ファイルへのパスをあなたが指定することはできませんし、もしそうした場合はうまく動かないでしょう。

 style "panel-background" {
   bg_pixmap[NORMAL]        = "foo.bar"
   bg_pixmap[PRELIGHT]      = "foo.bar"
   bg_pixmap[ACTIVE]        = "foo.bar"
   bg_pixmap[SELECTED]      = "foo.bar"
   bg_pixmap[INSENSITIVE]   = "foo.bar"
 }
 widget_class "*Panel*" style "panel-background"

Xfce パネルのフォント

~/.gtkrc-2.0 を編集して下さい。

 style "panel-font" {
     font_name = "Droid Sans Bold 10"
 }
 widget_class "*Panel*" style "panel-font"

メニュー

代替メニューアプレット

Whisker Menu をデフォルトの Xfce メニューアプレットの代わりに使うことができます。パネルに追加して、初めから入っているデフォルトメニューを削除してください。

xfce4-whiskermenu-plugin パッケージとして公式リポジトリから利用できます。

システムメニューからメニューの項目を取り除く方法

方法 1

組込みのメニューエディタでは、システムメニューからメニューの項目を取り除くことはできません。メニューの項目を隠してしまう方法:

  1. ターミナル (Xfce menu > System > Terminal) を開き /usr/share/applications フォルダに移動します:
    $ cd /usr/share/applications
  2. このフォルダは .desktop ファイルでいっぱいのはずです。どれだけあるのか見てみましょう。次を入力してください:
    $ ls
  3. NoDisplay=true.desktop ファイルに追加してください。例えば、Firefox を隠したい場合、ターミナルで次のように入力してください:
    # echo "NoDisplay=true" >> firefox.desktop
    このコマンドは .desktop ファイルの一番下に NoDisplay=true を加えます。
方法 2

グローバルなアプリケーションディレクトリの中身を全部、ローカルのアプリケーションディレクトリにコピーしてから、不必要な .desktop エントリを修正・無効にするという方法もあります。この方法だとアプリケーションの更新によって /usr/share/applications/ の変更を上書きされても大丈夫です。

  1. ターミナルで、/usr/share/applications から ~/.local/share/applications/ に全てのファイルをコピーしてください:
    $ cp /usr/share/applications/* ~/.local/share/applications/
  2. メニューで非表示にしたいエントリに、NoDisplay=true オプションを追加してください:
    $ echo "NoDisplay=true" >> ~/.local/share/applications/foo.desktop

テキストエディタで .desktop ファイルの Categories= 行を編集することでアプリケーションのカテゴリを編集することも可能です。

方法 3

3番目の方法は一番クリーンであり Xfce wiki で推奨されている方法です。

ファイル ~/.config/menus/xfce-applications.menu を作って以下をその中にコピーしてください:

<!DOCTYPE Menu PUBLIC "-//freedesktop//DTD Menu 1.0//EN"
  "http://www.freedesktop.org/standards/menu-spec/1.0/menu.dtd">

<Menu>
    <Name>Xfce</Name>
    <MergeFile type="parent">/etc/xdg/menus/xfce-applications.menu</MergeFile>

    <Exclude>
        <Filename>xfce4-run.desktop</Filename>

        <Filename>exo-terminal-emulator.desktop</Filename>
        <Filename>exo-file-manager.desktop</Filename>
        <Filename>exo-mail-reader.desktop</Filename>
        <Filename>exo-web-browser.desktop</Filename>

        <Filename>xfce4-about.desktop</Filename>
        <Filename>xfhelp4.desktop</Filename>
    </Exclude>

    <Layout>
        <Merge type="all"/>
        <Separator/>

        <Menuname>Settings</Menuname>
        <Separator/>

        <Filename>xfce4-session-logout.desktop</Filename>
    </Layout>

</Menu>

<MergeFile> タグにはデフォルトの Xfce メニューを含めます。これが重要です。

<Exclude> タグにはメニューに表示したくないアプリケーションを指定します。ここでは Xfce のデフォルトのショートカットをメニューから外していますが、firefox.desktop など他のアプリケーションも除外可能です。

The <Layout> タグはメニューのレイアウトを定義します。フォルダを使ってアプリケーションをまとめることができます。詳しくは上述の Xfce wiki のページを見て下さい。

方法 4

xame という名前のツールを使うことも可能です。XAME は Gambas で書かれた GUI のツールで、Xfce に限定してメニューエントリを編集することができます。他の DE では動作しません。XAME は AURxameAUR パッケージで利用できます。XAME の他に Xfce でも動くツールとしては menulibreAUR もあります。

方法 5

GNOME のメニューエディタ alacarte は Xfce でもほぼ問題なく動きます。エントリとサブメニューをカスタマイズすることが可能です。Alacarte における唯一の問題は OnlyShowIn=Xfce; という行を含む .desktop ファイルから作られたメニューアイテムが Alacarte エディタで表示されないということです。また、OnlyShowIn=GNOME; という行を含む .desktop ファイルから作られたメニューアイテムは Alacarte で表示するようにしていても Xfce メニューに表示されません。AUR には Alacarte にパッチをあてた2つのバージョンが存在します: alacarte-xfceAURalacarte-lxdeAUR です。後者のパッケージは、その名前にかかわらず、LXDE だけでなくほとんど全てのデスクトップ環境で使えます。

/usr/share/applications にアプリケーションが存在しない場合

Wine のアプリケーションは、インストールしても /usr/share/applications にファイルが作られないことがあります。そういうときは"他の"ディレクトリを見て下さい: ~/.local/share/applications/wine/

デスクトップ

デスクトップアイコンタイトルに透明の背景を使う

デスクトップアイコンタイトルのデフォルトの白色背景から、何か他の適当なものに変えるためには、GTK の設定ファイルを編集(あるいは、必要があればそのファイルを作成)してください:

~/.gtkrc-2.0
style "xfdesktop-icon-view" {
    XfdesktopIconView::label-alpha = 10
    base[NORMAL] = "#000000"
    base[SELECTED] = "#71B9FF"
    base[ACTIVE] = "#71B9FF"
    fg[NORMAL] = "#fcfcfc"
    fg[SELECTED] = "#ffffff"
    fg[ACTIVE] = "#ffffff"
}
widget_class "*XfdesktopIconView*" style "xfdesktop-icon-view"

特定のパーティションを非表示にする

デスクトップに特定のパーティションやドライブを表示したくない場合は、udev ルールを作って下さい (例: /etc/udev/rules.d/10-local.rules):

KERNEL=="sda1", ENV{UDISKS_PRESENTATION_HIDE}="1"
KERNEL=="sda2", ENV{UDISKS_PRESENTATION_HIDE}="1"

これでデスクトップには sda1 と sda2 以外の全てのパーティションが表示されます。udisk2 を使っている場合、UDISKS_PRESENTATION_HIDE がサポートされていないため上記のルールは使えません。代わりに以下のように UDISKS_IGNORE を使って下さい。

KERNEL=="sda1", ENV{UDISKS_IGNORE}="1"
KERNEL=="sda2", ENV{UDISKS_IGNORE}="1"

右クリックの Thunar オプションを削除する

xfconf-query -c xfce4-desktop -v --create -p /desktop-icons/style -t int -s 0

Kill Window ショートカット

Xfce は kill window ショートカットを直接はサポートしていませんが、シンプルなスクリプトを使うことでショートカットを追加できます。まずは xorg-xkill パッケージをインストールしてください。

以下の内容で ~/.config/xfce4/killwindow.sh というスクリプトを作り、スクリプトに実行可能属性を与えて下さい (chmod 755 killwindow.sh で出来ます)。

xkill -id "`xprop -root -notype | sed -n '/^_NET_ACTIVE_WINDOW/ s/^.*# *\|\,.*$//g p'`"

そして Settings -> Keyboard を使ってショートカットをこのスクリプトに関連付けてください。

キーボードショートカットの管理

キーボードショートカットは xfce4-settings パッケージxfce4 グループからインストールできる Xfce Settings Manager アプリケーションを使って管理することができます。Settings Manager はアプリケーションメニュー (Settings -> Keyboard をクリック) やコマンドライン (xfce4-keyboard-settings を実行) から開けます。Xfce のドキュメントには Settings Manager によるショートカットの管理の詳しい説明 が載っています。

ウィンドウマネージャ

Xfce のデフォルトのウィンドウマネージャは Xfwm です。

コンポジタを有効にする

Xfwm には、派手なウィンドウエフェクト、影や透過などのためのオプションを追加するコンポジタが入っています。Window Manager Tweaks の中で有効にすれば、すぐに動きます。/etc/xorg.conf に追加の設定をする必要はありません。設定を有効にして適用するためには以下の場所に行ってください:

Menu  -->  Settings  -->  Window Manager Tweaks
ヒント: Xfwm (Xfce window manager) の内蔵コンポジタはアプリケーションの中でティアリングを起こすことがあります。最小限のエフェクトしかない軽量なコンポジタを使いたい場合は Compton を使って下さい。

ウィンドウの巻き上げ

タイトルバーをダブルクリックするかウィンドウメニューをクリックして'ウィンドウを巻き上げる'を選択するとタイトルバーを残してウィンドウの中身が表示されなくなります。この機能を無効にしたいときは、グラフィカルに xconf エディタを使うかコマンドラインによって同じように無効にできます。

xfconf-query -c xfwm4 -p /general/mousewheel_rollup -s false

画面端でのウィンドウの自動タイルの切り替え

XFWM4 には、ウィンドウを画面の端に移動すると自動的に画面の上半分を占めるようにリサイズしてウィンドウを並べる機能があります (公式の XFCE ウェブサイトには XFCE 4.10 ではこの機能はデフォルトで無効になっていると書かれていますが、Arch Linux ではデフォルトで有効になっています)。この挙動を有効・無効にするには Window Manager Tweaks --> Accessibility --> Automatically tile windows when moving toward the screen edge から変更するか以下のコマンドを使います:

xfconf-query -c xfwm4 -p /general/tile_on_move -s false  # To disable
xfconf-query -c xfwm4 -p /general/tile_on_move -s true   # To enable

ウィンドウマネージャの置き換え

Xfwm を他のウィンドウマネージャに置き換えるにはターミナルで 'name of window manager' '--replace' というコマンドを使って下さい。

例えば:

  • openbox のコマンドは: openbox --replace
  • metacity のコマンドは: metacity --replace

ウィンドウマネージャを元に戻すには、まず CTRLc を押してコマンドをキャンセルして、それから次のコマンドを入力してください:

$ xfwm4 --replace

他のウィンドウマネージャが引き継いだらセッションの保存をすることができます。logout... ダイアログボックスで Save session for future logins オプションが利用できます。またセッション中に xfwm4 を復活させる場所をメモするのも重要です。変更を永続的にするために Save session for future logins オプションを有効にする必要があります。これを行っていないと以前保存したセッションが代わりにロードされて Openbox がまた復活してしまうことがあります。しかしながら、xfwm4 に戻した場合、次のセッションから将来のセッションを保存する必要はなくなります。

他の方法として Xfce の自動起動リストにウィンドウマネージャを追加することもできます。メインメニューから、Settings Manager をまず選択し、session and startup を選んで下さい。アプリケーションウィンドウが開いたら、Application Autostart タブを選択して自動起動するアプリケーション・プログラムを全て表示してください。Add ボタンをクリックして Add Application ウィンドウを立ち上げます。

各フィールドには以下の情報を入力します:

  • Name: openbox-wm
  • Description: openbox-wm
  • Command: openbox --replace
ヒント:
  • name と description フィールドはあまり重要ではありません、ただ単にエントリが何なのか示すためだけのものです。command セクションには上のエントリと同じように入力します (例: 'Name of window manager' '--replace')。
  • Compiz には起動する方法が複数あるため異なるコマンドが必要です。詳しくは Compiz の記事を見て下さい。

完了したら、OK クリックして、openbox-wm エントリの横のチェックボックスにチェックを入れ、変更を適用するためにセッションを再起動してください。この方法の利点は自動起動するアプリケーションを自動起動のチェックボックスによって好きなときに簡単に有効化・無効化できることです。従って、openbox-wm チェックボックスのチェックを外して再起動すればネイティブウィンドウマネージャ xfwm4 に戻すことができます。

コンポジット効果を再度有効にする

xfwm4 をコンポジットマネージャがないウィンドウマネージャに置き換える場合 XcompmgrCompton などの独立したコンポジットマネージャを使うことができます。

セッション

自動起動するアプリケーションのカスタマイズ

設定メニューを使う

Xfce の起動時にカスタムアプリケーションを実行するには、Applications Menu -> Settings -> Settings Manager から "Session and Startup" オプションを選択して "Application Autostart" タブをクリックしてください。 起動時に実行されるプログラムのリストが表示されます。エントリを追加するには、"Add" ボタンをクリックして、実行したい実行可能ファイルのパスを記入したりしてフォームを埋めて下さい。

スタートアップスクリプト

また、この方法を使ってアプリケーションを起動するコマンドラインスクリプトを実行することが可能です。この作業には、必要な環境変数を GUI ランタイムの中に入れてやることが含まれています。

  • /etc/xdg/xfce4/xinitrc ファイルを ~/.config/xfce4/ にコピーします。
  • そして、そのファイルを編集します。例えば、ファイルの中程のどこかに以下のような記述を加えることができます:
source $HOME/.bashrc
# start rxvt-unicode server
urxvtd -q -o -f

画面をロックする

Xfce4 セッションを (xflock4 で) ロックするには xscreensaver, gnome-screensaver, slock, xlockmore パッケージのうちどれかひとつをインストールする必要があります。XScreenSaver が推奨です、詳しくは wiki ページを参照してください。

xflock4 のローカルコピーを作成することもできます (例: /usr/local/bin/xflock4)。

ユーザーの切り替え

Xfce4 はユーザー切り替え機能があるディスプレイマネージャによるユーザーの切り替えをサポートしています - 例えば lightdmgdm など。詳しくはディスプレイマネージャの wiki ページを参照してください。ディスプレイマネージャを正しくインストール・設定すればパネルの 'action buttons' メニューアイテムからユーザーを切り替えられます。

XML 設定の手動修正

~/.config/xfce4/xfconf/ フォルダ内の .xml ファイルを手動で編集するのは、特にアップグレードの際に便利かもしれません。例えば、アプリケーションのキーボードショートカットを変更する場合、編集するファイルは ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/xfce4-keyboard-shortcuts.xml です。

セッションの無効化

Xfce のキオスクモードを使うことでセッションの保存を完全に無効化することができます。セッションを無効化するには、/etc/xdg/xfce4/kiosk/kioskrc ファイルを作成または編集して以下を追加してください:

[xfce4-session]
SaveSession=NONE

キオスクモードが動作しない場合、セッションディレクトリに r/o パーミッションを設定してください:

$ rm ~/.cache/sessions/* && chmod 500 ~/.cache/sessions

これによって Xfce が設定に関わらずセッションを保存しないようになります。

ルックアンドフィール

XFCE にテーマを追加する

1. www.xfce-look.org へと飛んで、左側のナビゲーションバーにある "Themes" をクリックします。気に入ったテーマを見つけたら "Download" をクリックしてください。

2. ダウンロードした tarball/file があるディレクトリに移動して、file-roller などのアーカイブマネージャを使ってそれを展開します。

3. 展開されたフォルダを /usr/share/themes (すべてのユーザ向けの場合) か ~/.themes (自分だけの場合) に移動させます。/usr/share/themes/abc には、xfwm4 という名前のフォルダがありテーマに含まれている全てのファイルが入ります。

4. GTK のテーマはここから利用可能です:

Menu --> Settings --> Appearance

xfwm4 のテーマはここから選びます:

Menu --> Settings --> Window Manager

アプリケーションテーマの一貫性

アプリケーションはいつでも見た目に一貫性があるわけではありません。これには2つの理由が考えられます:

1. 使用しているテーマがサポートしていないツールキットをアプリケーションが使っている。GTK+ 2 ツールキットを使っているアプリケーションは GTK+ 2 テーマを必要とする一方、GTK+ 3 ツールキットを使うアプリケーションは GTK+ 3 テーマを必要とします。

2. テーマが古くなってしまっている。

全てのアプリケーションで見た目を統一するため、Adwaita などの最新の GTK+ 3 テーマを使うことが推奨されています。GTK+ 3 テーマには GTK+ 2 アプリケーションのサポートが始めから入っているからです。Adwaita は gnome-themes-standard パッケージからインストールできます。Qt ツールキットを使っているアプリケーションは qtconfig-qt4 ダイアログを使うことで GTK+ テーマのように見た目を模することができます。

詳しい情報は次の wiki ページを参照してください: gtk3 は GTK+#GTK+ 3.x、qt は Qt と GTK アプリケーションの外観の統合

カーソル

次の記事を参照してください: カーソルテーマ

X カーソルテーマをインストールしている場合、Xfce では以下で見つけることができます:

Menu --> Settings --> Mouse --> Theme

アイコン

  1. まず好きなアイコンパックを見つけてダウンロードしてください。Customize.org, Opendesktop.org, Xfce-look.org などからアイコンをダウンロードするのを推奨します; AUR にはアイコンパックの PKGBUILD が複数存在します。
  2. アイコンパックをダウンロードしたディレクトリに移動して解凍してください。例: tar -xzf /home/user/downloads/icon-pack.tar.gz
  3. 解凍したアイコンを含むフォルダを ~/.icons (アイコンを使うのがあなただけの場合) または /usr/share/icons (システム上の全てのユーザーでアイコンを利用したい場合) に移動してください。後者の方を使う場合はアイコンパックの PKGBUILD を作成することを推奨します。
  4. 任意: アイコンキャッシュを更新するために gtk-update-icon-cache -f -t ~/.icons/<theme_name> を実行する
  5. 次の設定からアイコンを切り替えて下さい:
Menu --> Settings --> Appearance --> Icons

アイコンテーマに問題が起こる場合は、hicolor-icon-theme パッケージをインストールすることを推奨します (まだインストールしていない場合)。

フォント

もし標準のフォントが少し太いように思えたり、少しボケてるように思えるなら、 Settings>Appearance を開いて Fonts タブをクリックして、 ヒンティングを Full に変更します。

また、カスタマイズした DPI の設定を試してみるのもいいかもしれません。

サウンド

xfce4-mixer の設定

xfce4-mixer は Xfce チームによって作られた GUI のミキサーアプリ・パネルプラグインです。xfce4 グループに含まれているため、おそらくインストールしているはずです。Xfce 4.6 はコントロールボリュームのバックエンドに gstreamer を使います。そのためまずは gstreamer が xfce4-mixer と協力するようにする必要があります。xfce4-mixer の任意の依存パッケージとして表示される gstreamer プラグインのパッケージを一つか二つインストールしなくてはなりません。必要なパッケージが欠けていると、パネルのミキサーをクリックしたときに以下のエラーが表示されます。

  GStreamer was unable to detect any sound devices. Some sound system specific GStreamer packages may be missing.

必要なプラグインはハードウェアによって異なります。ほとんどのユーザーは公式リポジトリからインストールできる gstreamer0.10-base-plugins で問題ないはずです。

プラグインパッケージをインストールする前に xfce4-mixer のパネルアイテムを動かしていた場合は、一度ログアウトしてからログインするか、パネルからミキサープラグインを削除してからもう一度追加して見て下さい。それで動かない場合、おそらく他の gstreamer プラグインが必要です。gstreamer0.10-good-pluginsgstreamer0.10-bad-pluginsインストールを試して下さい。

オーディオミキサーでサウンドカードを変更した場合は、ログアウトしてからログインしなおせば音が聞こえるはずです。

デフォルトのサウンドカードの設定方法など、詳細については Advanced Linux Sound Architecture を見て下さい。また、PulseAudiopavucontrol と一緒に使うことも可能です。

Xfce4-mixer と OSS4

xfce4-mixer を動かそうと上のセクションを試しても全くうまくいかない場合は、gstreamer0.10-good-plugins を自分自身でコンパイルする必要があります。必要な PKGBUILD と他のファイルを ABS かここからダウンロードしてから、PKGBUILD を編集して --enable-oss を追加してください。

 ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc --localstatedir=/var \
   --enable-oss \
   --disable-static --enable-experimental \
   --disable-schemas-install \
   --disable-hal \
   --with-package-name="GStreamer Good Plugins (Archlinux)" \
   --with-package-origin="https://www.archlinux.org/"

それから、makepkg -i を実行します。

 makepkg -i

他のリンク: OSS フォーラム

Xfce4-mixer と pulseaudio

xfce4-settings-editor を開いて、xfce4-mixer まで移動してください。active-card の値を変更すると良いでしょう。sound-cards の下を確認すると PlaybackInternalAudioAnalogStereoPulseAudioMixer というような行があるのを見つけられます。これは xfce4 によって認識された pulseaudio です。これをデフォルトにする必要があります。コピーして active-cardsound-card の値を置き換えて下さい。再起動するか xfce4-mixer のリスタートが必要です。

キーボードのボリュームボタンでボリュームを変更する

Settings --> Keyboard

から "Application Shortcuts" タブをクリックして "Add" ボタンをクリックしてください。コマンドを入力して以下を追加し、次のウィンドウで対応するボタンを押してみて下さい:

ALSA

ボリュームアップ:

amixer set Master 5%+

ボリュームダウン:

amixer set Master 5%-

ミュート:

amixer set Master toggle

また、上述のコマンドを標準の XF86Audio キーにセットしてコマンドを実行させることもできます:

xfconf-query -c xfce4-keyboard-shortcuts -p /commands/custom/XF86AudioRaiseVolume -n -t string -s "amixer set Master 5%+ unmute"
xfconf-query -c xfce4-keyboard-shortcuts -p /commands/custom/XF86AudioLowerVolume -n -t string -s "amixer set Master 5%- unmute"
xfconf-query -c xfce4-keyboard-shortcuts -p /commands/custom/XF86AudioMute -n -t string -s "amixer set Master toggle"

もし amixer set Master toggle がうまく動かないなら、PCM チャンネル (amixer set PCM toggle) を代わりに試してみてください。

このチャンネルは、うまく動かすためにトグルコマンド用の "ミュート" オプションを持っていなければなりません。Master チャンネルがミュートをトグルする機能をサポートしているかどうかチェックするために、ターミナルで alsamixer を実行して、マスターチャンネルの下に二つの M (MM) があるか探してください。もしなければ、ミュートオプションをサポートしていないということです。トグルボタンを変更して PCM チャンネルを使う必要がある場合などは、Xfce の Mixer プロパティで PCM チャンネルが Mixer Track に設定されているかも確認してください。

OSS

次のスクリプトのどれか一つを使用します: http://www.opensound.com/wiki/index.php/Tips_And_Tricks#Using_multimedia_keys_with_OSS

ossvol (推奨) を使っているなら、以下を追加してください:

ossvol -i 1

ボリュームアップボタン用です。

ossvol -d 1

ボリュームダウンボタン用です。

ossvol -t

ミュート/アンミュートボタン用です。

PulseAudio

ボリュームアップ:

sh -c "pactl set-sink-mute 0 false ; pactl set-sink-volume 0 +5%"

ボリュームダウン:

sh -c "pactl set-sink-mute 0 false ; pactl -- set-sink-volume 0 -5%"

ミュート:

pactl set-sink-mute 0 toggle

これらの設定はコントロールするデバイスが index 0 だと仮定しています。pactl list sinks short を使って sink を表示してください。

Xfce4-volumed

AUR にある xfce4-volumedAUR デーモンは自動的にキーボードのボリュームキーを Xfce-mixer に割り当てます。さらにボリュームを変更すると Xfce4-notifyd を通して OSD が表示されます。Xfce4-volumed には設定が必要なく、Xfce と一緒に自動的に起動します。

pulseaudio と xfce4-volumed を使っていてアンミュートが動作しない場合は、キーボードコマンドを pulseaudio の pactl コマンドに変更してください (上の pulseaudio セクションを見て下さい)。

ヒント: PulseAudio のユーザーは xfce4-volumed-pulseAUR パッケージを使って Xubuntu からのフォークをインストールすることもできます。

xfce4 のデフォルトサウンドカードを pulseaudio に変更するのも良いでしょう - #Xfce4-mixer と pulseaudio

Volumeicon

community リポジトリの volumeicon は xfce4-volumed の代わりになるもので、xfce4-notifyd を通してキーバインドや通知も管理することができます。

ノート: Volumeicon は ALSA のキーバインドしか管理できません。Pulseaudio を使っている場合 Volumeicon でメディアキーを管理させると、ボリュームをアンミュートできなくなったりする問題が発生します。
特別なキーボードキー

他のディストロから来た場合、キーボードにある特殊なキーを有効にする方法を見るとよいかもしれません、特別なキーボードキーを参照してください。

起動音を追加する

Arch には起動音の設定ツールがありませんが、アプリケーションの自動起動設定に以下のコマンドを追加することで起動音を鳴らすことができます:

aplay /boot/startupsound.wav

ファイルの位置とファイル名は自由に出来ますが、ことを簡単にするために分かりやすい名前をつけて /boot に置いて下さい。

キーボードショートカット

キーボードショートカットは2つの場所で定義されます: Settings > Window Manager > KeyboardSettings > Keyboard > Shortcuts です。

複雑なショートカット

公式リポジトリの Xfce4 は、Super+Shift+j など特定のショートカットを設定することができません。たとえ keyboard.xml ファイルを手動で編集したとしても設定は不可能です。このようなショートカットを設定するには、xbindkeys などの別のアプリケーションを使用するか、AUR から libxfce4ui-develAUR をインストールしてください。

Polkit 認証エージェント

Xfce には Polkit 認証エージェントが含まれていません。Polkit#認証エージェント を見て下さい。

Tips & Tricks

xdg-open の統合 (規定のアプリケーション)

ほとんどのアプリケーションは指定されたファイルや URL を開くのに適切なアプリケーションを選ぶのに xdg-open を使っています。

xdg-open と xdg-settings が XFCE デスクトップ環境を正しく認識し統合されるようにするには、xorg-xprop パッケージをインストールしてください。

それをしていないと、(exo-preferred-applications による) 規定のアプリケーションの設定が適用されません。パッケージをインストールして xdg-open が Xfce を動かしていることを検出できるようにすることで、全てのコールが exo-open に転送され、規定のアプリケーションの設定が正しく使われるようになります。

xdg-open の統合が正しく動作しているか確認するには、xdg-settings にデフォルトのウェブブラウザを尋ねてみて、結果を見て下さい:

# xdg-settings get default-web-browser

以下のように返ってきた場合:

xdg-settings: unknown desktop environment

使用しているデスクトップ環境は Xfce だということが検出されていません。xorg-xprop パッケージをインストールしていないのが原因です。

スクリーンショット

XFCE にはスクリーンショットツールがあります、xfce4-screenshooter。これは xfce4-goodies グループに含まれています。

Print Screen キー

メニューから:

XFCE Menu  -->  Settings  -->  Keyboard  >>>  Application Shortcuts.

"xfce4-screenshooter -f" コマンドを追加して "PrintScreen" キーでフルスクリーンのスクリーンショットを撮れるようにしてください。screenshooter の man ページに他にも使える引数の説明があります。

また、scrot などの独立したスクリーンショットプログラムも使えます。

ターミナルの F1 と F11 のショートカットを無効にする

xfce ターミナルは F1 と F11 をそれぞれヘルプとフルスクリーンに結びつけており、htop などのプログラムが使いにくくなってしまうことがあります。これらのショートカットを無効にするには、ターミナルの設定ファイルを作成または編集して、ログインしなおしてください。F10 は Preferences メニューで無効にすることができます。

~/.config/xfce4/terminal/accels.scm
(gtk_accel_path "<Actions>/terminal-window/fullscreen" "")
(gtk_accel_path "<Actions>/terminal-window/contents" "")

ターミナルのカラーテーマ・パレット

ターミナルのカラーテーマ・パレットは GUI を使って Preferences の Appearance タブで変更することができます。EmacsVi などほとんどのコンソールアプリケーションで利用することができる色です。設定はシステムユーザー別に ~/.config/xfce4/terminal/terminalrc ファイルに保存されます。また、多数のテーマを選択することができます。選択できるテーマについてはフォーラムスレッド Terminal Colour Scheme Screenshots を確認してください。

デフォルトのカラーテーマを変更する

XFCE の extra/terminal パッケージには暗い色のパレットが付いていますがデフォルトの黒背景ではカラー文字が見えづらくユーザーの可読性を著しく下げています。terminalrc ファイルに以下を追加して明るいカラーテーマにすれば、暗いターミナル背景でもよく見えるようになります。

~/.config/xfce4/terminal/terminalrc
ColorPalette5=#38d0fcaaf3a9
ColorPalette4=#e013a0a1612f
ColorPalette2=#d456a81b7b42
ColorPalette6=#ffff7062ffff
ColorPalette3=#7ffff7bd7fff
ColorPalette13=#82108210ffff

ターミナル tango カラーテーマ

tango カラーテーマに切り替えるには、好きなエディタで次のファイルを開き:

~/.config/xfce4/terminal/terminalrc

以下の行を追加 (置換) してください:

ColorForeground=White
ColorBackground=#323232323232
ColorPalette1=#2e2e34343636
ColorPalette2=#cccc00000000
ColorPalette3=#4e4e9a9a0606
ColorPalette4=#c4c4a0a00000
ColorPalette5=#34346565a4a4
ColorPalette6=#757550507b7b
ColorPalette7=#060698989a9a
ColorPalette8=#d3d3d7d7cfcf
ColorPalette9=#555557575353
ColorPalette10=#efef29292929
ColorPalette11=#8a8ae2e23434
ColorPalette12=#fcfce9e94f4f
ColorPalette13=#72729f9fcfcf
ColorPalette14=#adad7f7fa8a8
ColorPalette15=#3434e2e2e2e2
ColorPalette16=#eeeeeeeeecec

カラーマネージメント

xfce4-settings-manager にはカラーマネージメントやキャリブレーションの設定はありません。また、モニターの設定を変更する特定の XFCE プログラムも存在しません。

プロファイルをロードする

起動時にディスプレイを調整する icc プロファイルをロードしたい場合 (以前に作成またはダウンロードしたプロファイルがある場合)、AUR から xcalibAUR をダウンロードして、Xfce4 設定マネージャを開いて、Session and Startup アイコンをクリックし、Autostart タブを開いて、新しいエントリを追加してください。コマンドは /usr/bin/xcalib /path/to/your/profile.icc です。また、表示する画像の色が管理されるように、アプリケーションにどのディスプレイプロファイルを使うのか指定する必要があります。

Dispwin を使う方法もあります。Dispwin はディスプレイの調整を行うだけでなく、X の _ICC_PROFILE atom も設定するため、ユーザーが手動でディスプレイプロファイルを設定しなくともアプリケーションによっては "system" ディスプレイプロファイルを使用するようになります (GIMP, Inkscape, darktable, UFRaw など)。

詳しくは ICC プロファイル#ICC プロファイルのロードを参照してください。

プロファイルを作成する

使用しているディスプレイの icc プロファイルを作成したい場合 (キャラクタライズまたはプロファイリング。ColorHug などを使用するか、測色計や分光光度計を使う、もしくは"目視"する)、AUR から dispcalgui をインストールするのがおそらく一番簡単です。

gnome-settings-daemongnome-color-manager をインストールする方法もあります (extra からインストール可能)。コマンドラインからキャリブレーションを実行するには、まず /usr/lib/gnome-settings-daemon/gnome-settings-daemon & を実行して (注意: このコマンドはキーボードレイアウトなどを変更することがあるので、使い捨てのアカウントで実行すると良いでしょう)、colormgr get-devices であなたのモニターの "Device ID" 行を確認してください。例えば "xrandr-Lenovo Group Limited" だったならば、次のコマンドでキャリブレーションを起動できます: gcm-calibrate --device "xrandr-Lenovo Group Limited"

ノート: The reason you need gnome-settings-daemon running is because XFCE does not yet have a session component for colord: https://bugzilla.xfce.org/show_bug.cgi?id=8559 . A lightweight daemon, xiccd, may (and probably should) be used instead.

詳しくは ICC プロファイルを参照してください。

マルチモニター

If you have configured X.org so that your display spans multiple monitors, usually when you login to an XFCE session, it will appear as if your monitors are simple clones of one another. You can use an xrandr tool to tweak your setup but if this is not called at an appropriate time in the startup sequence, some functionality may be lost with parts of your display being inaccessible to the mouse pointer.

A better way is to configure XFCE to match your desired display arrangement. However, at present (xfce-settings 4.10), there is no tool available to assist with configuring multiple monitors directly.

  • The Settings -> Display tool does allow configuration of screen resolution, rotation and enabling individual monitors; warning: using this tool to adjust display settings will reset or lose settings made manually for properties not explicitly offered as buttons in the tool (see below).
  • The Settings -> Settings Editor allows manipulation of all configuration items in particular the displays settings which are saved in the file displays.xml below
~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml
  • Alternatively, the displays.xml can be edited using your favourite editor.

The main requirement for multiple monitors is their arrangement relative to one another. This can be controlled by setting the Position properties (X and Y) to suit; an (x,y) position of 0,0 corresponds to the top, left position of the monitor array. This is the default position for all monitors and if several monitors are enabled they will appear as a cloned display area extending from this point.

To extend the display area correctly across both monitors:

  • for side-by-side monitors, set the X property of the rightmost monitor to equal the width of the left-most monitor
  • for above-and-below monitors, set the Y property of the bottom monitor to equal the height of the upper monitor
  • for other arrangements, set the X and Y properties of each monitor to correspond to your layout

Measurements are in pixels. As an example, a pair of monitors with nominal dimensions of 1920x1080 which are rotated by 90 and placed side-by-side can be configured with a displays.xml like this:

<channel name="displays" version="1.0">
 <property name="Default" type="empty">
   <property name="VGA-1" type="string" value="Idek Iiyama 23"">
     <property name="Active" type="bool" value="true"/>
     <property name="Resolution" type="string" value="1920x1080"/>
     <property name="RefreshRate" type="double" value="60.000000"/>
     <property name="Rotation" type="int" value="90"/>
     <property name="Reflection" type="string" value="0"/>
     <property name="Primary" type="bool" value="false"/>
     <property name="Position" type="empty">
       <property name="X" type="int" value="0"/>
       <property name="Y" type="int" value="0"/>
     </property>
   </property>
   <property name="DVI-0" type="string" value="Digital display">
     <property name="Active" type="bool" value="true"/>
     <property name="Resolution" type="string" value="1920x1080"/>
     <property name="RefreshRate" type="double" value="60.000000"/>
     <property name="Rotation" type="int" value="90"/>
     <property name="Reflection" type="string" value="0"/>
     <property name="Primary" type="bool" value="false"/>
     <property name="Position" type="empty">
       <property name="X" type="int" value="1080"/>
       <property name="Y" type="int" value="0"/>
     </property>
   </property>
 </property>
</channel>

Usually, editing settings in this way requires a logout/login to action them.

A new method for configuring multiple monitors will be available in the forthcoming xfce-settings 4.12 release.

XDG ユーザーディレクトリ

freedesktop.org はデスクトップフォルダやミュージックフォルダなどの"お馴染みの"ユーザーディレクトリを規定しています。詳しくは Xdg ユーザーディレクトリを見て下さい。

SSH エージェント

Xfce 4.10 はデフォルトでセッションの初期化中に gpg-agent または ssh-agent をこの順番でロードしようとします。これを無効にするには、次のコマンドを使って xfconf キーを作成してください:

xfconf-query -c xfce4-session -p /startup/ssh-agent/enabled -n -t bool -s false

gpg-agent がインストールされている場合にも ssh-agent を強制的に使うようにするには、次のコマンドを実行してください:

xfconf-query -c xfce4-session -p /startup/ssh-agent/type -n -t string -s ssh-agent

GNOME Keyring を使うには、Xfce の設定の Session Manager にある Advanced タブの Launch GNOME services on startup というチェックボックスをチェックしてください。また、これによって gpg-agent と ssh-agent が無効になります。

ソース: http://docs.xfce.org/xfce/xfce4-session/advanced

Bluetooth 機能

Xfce で Bluetooth を使う方法は3つあります:

  • コマンドラインツールを使って Bluetooth 機能にアクセスすることができます。Obex を使ってファイルを送受信したり bluetoothctl を使ってデバイスのペアリングが可能です。詳細は Bluetooth の記事を見て下さい。

ウィンドウが最大化されたときにタイトルバーを隠す

現在、Xfwm はこの機能をサポートしていません。これを実装するには、AUR パッケージ xfwm4-titleless-devAUR が必要です。パネル上に最大化されたウィンドウのタイトルを表示したい場合は xfce4-windowck-pluginAUR もインストールすることを推奨します。

インストール後、

Main Menu -> Settings -> Window Manager Tweaks -> Accessibility tab

から Hide title of windows when maximized にチェックを入れて下さい

ノート: xfwm4-titleless-devAUR はオリジナルの xfwm4 と衝突します。

フォーカスを移さずに背景のウィンドウをスクロールする

Main Menu -> Settings -> Window Manager Tweaks -> Accessibility tab

から Raise windows when any mouse button is pressed のチェックを外して下さい。

トラブルシューティング

ファイルマネージャでドライブをマウントしようとすると "Not Authorized" と表示される

ドライブをマウントするには polkit 認証エージェントが必要ですが (polkitGVFS)、Xfce には含まれていません。polkit#認証エージェント を読んで、どれか一つインストールしてログイン時に自動で起動するようにしてください。

xfce4-power-manager

電源関連の ACPI イベントは systemd を使って設定することができます。/etc/systemd/logind.conf のオプションによって xfce4-power-manager にコントロールを与えます。

/etc/systemd/logind.conf
HandlePowerKey=ignore
HandleSuspendKey=ignore
HandleHibernateKey=ignore
HandleLidSwitch=ignore

This also solves the problem when the computer registers multiple suspend events.

xfce4 によってディスプレイが消える

Xfce4 (4.12 現在) はどうも xfce4-power-manager のモニター電源設定を反映しないようです。スクリーンセーバーを10分毎に実行しようとします。このことは $ xset q の出力を読むことでわかります。$ xset s noblank を実行すればスクリーンセーバーが止まります。または以下の設定を /etc/X11/xorg.conf.d/ に追加してください (例: 20-noblank.conf):

Section "ServerFlags"
	Option "BlankTime" "0"
EndSection

xkb-plugin のキーボード設定が保存されない

There is a bug in version xfce4-xkb-plugin 0.5.4.1-1 which causes xfce4-xkb-plugin to lose keyboard, layout switching and compose key settings. As a workaround you may enable Use system defaults option in keyboard settings. To do so run

xfce4-keyboard-settings

Go to Layout tab and set the Use system defaults flag, then reconfigure xfce4-xkb-plugin.

GDM でロケールが無視される

あなたの locale を /var/lib/AccountsService/users/$USER に追加してください (ja_JP.UTF-8 は使っている locale に置き換えて下さい):

[User]
Language=ja_JP.UTF-8
XSession=xfce

sed で設定することもできます。.UTF-8 の前のバックスラッシュに注意してください:

# sed -i 's/Language=.*/Language=ja_JP\.UTF-8/' /var/lib/AccountsService/users/$USER

GDM を再起動して変更を適用してください。

デフォルトの設定をリストアする

何らかの理由でデフォルトの設定に戻す必要があるなら、~/.config/xfce4-session/~/.config/xfce4/ をリネームしてみてください:

$ mv ~/.config/xfce4-session/ ~/.config/xfce4-session-bak
$ mv ~/.config/xfce4/ ~/.config/xfce4-bak

ログアウトしてログインすると、変更の影響が現れます。ログイン時に "Unable to load a failsafe session" という名前の付いたエラーウィンドウが表示される場合は、セッションエラーのセクションを見て下さい。

Xfce のデスクトップアイコンが並び替えられる

You may find that at certain events (such as opening the panel settings dialog) the icons on the desktop rearrange themselves. This is because icon positions are determined by files in the ~/.config/xfce4/desktop/ directory. Each time a change is made to the desktop (icons are added or removed or change position) a new file is generated in this directory and these files can conflict.

To solve the problem, navigate to the directory and delete all the files other than the one which correctly defines the icon positions. You can determine which file defines the correct icon positions by opening it and examining the locations of the icons. The topmost row is defined as row 0 and the leftmost column is defined by col 0. Therefore an entry of:

[Firefox]
row=3
col=0

means that the Firefox icon will be located on the 4th row of the leftmost column.

NVIDIA と xfce4-sensors-plugin

nvidia の gpu のセンサーを検出・使用するには libxnvctrl をインストールしてから xfce4-sensors-plugin パッケージをリコンパイルする必要があります。

セッションエラー

ウィンドウマネージャが正しくロードされない場合、おそらくセッションエラーが起こっています。エラーによる典型的な症例として以下が挙げられます:

  • マウスが X になっていたり全く表示されなかったりする
  • ウィンドウ装飾が表示されずウィンドウが閉じられない
  • "ウィンドウマネージャ"設定ツール (xfwm4-settings) は起動せず、以下のエラーが表示される
These settings cannot work with your current window manager (unknown)
  • slim などのログインマネージャによって以下のようなエラーが表示される
No window manager registered on screen 0

xfce やシステムを再起動すればおそらく問題は解決しますが、もっと問題なのは破損したセッションです。.cache 下のセッションフォルダを削除してください:

$ rm -r ~/.cache/sessions/

Conky の背景が真っ黒

xfce4 で conky の壁紙が黒くなってしまう場合、ディスプレイコンポジットを有効にすることで修正できます。

有効にするには:

Settings (main xfce4 settings) --> Window Manager Tweaks --> Compositor (tab) --> Enable display compositing (tick it)
ノート: conky-luaAUR をインストールしても、同じような問題が起こることがあります。この場合は Conky#AUR_パッケージ を参照してください。

規定のアプリケーションの設定が効かない

exo-preferred-applications で規定のアプリケーションを設定したのに、そのアプリケーションが使われていない場合、#xdg-open の統合 (規定のアプリケーション) を見て下さい。

アクションボタンのアイコンが表示されない

This happens if icons for some actions (Suspend, Hibernate) are missing from the icon theme, or at least do not have the expected names. First, find out the currently used icon theme in the Settings Manager (→Appearance→Icons). Match this with a subdirectory of /usr/share/icons. For example, if the icon theme is GNOME, make a note of the directory name /usr/share/icons/gnome.

icontheme=/usr/share/icons/gnome

必要なアイコンが含まれている xfce4-power-manager がインストールされていることを確認して下さい。現在のアイコンテーマから hicolor アイコンテーマにシンボリックリンクを作成します:

ln -s /usr/share/icons/hicolor/16x16/actions/xfpm-suspend.png   ${icontheme}/16x16/actions/system-suspend.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/16x16/actions/xfpm-hibernate.png ${icontheme}/16x16/actions/system-hibernate.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/22x22/actions/xfpm-suspend.png   ${icontheme}/22x22/actions/system-suspend.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/22x22/actions/xfpm-hibernate.png ${icontheme}/22x22/actions/system-hibernate.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/24x24/actions/xfpm-suspend.png   ${icontheme}/24x24/actions/system-suspend.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/24x24/actions/xfpm-hibernate.png ${icontheme}/24x24/actions/system-hibernate.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/48x48/actions/xfpm-suspend.png   ${icontheme}/48x48/actions/system-suspend.png
ln -s /usr/share/icons/hicolor/48x48/actions/xfpm-hibernate.png ${icontheme}/48x48/actions/system-hibernate.png

ログアウトしてからログインしなおせば、全てのアクションにアイコンが表示されるはずです。

もしくは、必要なアイコンが含まれているアイコンテーマをインストールすることもできます。例えば以下のようなアイコンテーマがあります:

  • faenza-icon-themefaience-icon-theme (faenza に依存) は公式リポジトリからインストールできます。
  • GNOME-colorsGNOME アイコンテーマに似ているアイコンのセットで、Xfce をサポートしています。インストールするには、tarball 内のフォルダを ~/.local/share/icons (ユーザー個別) または /usr/share/icons (全てのユーザーで共通) にコピーします。
  • Echo Icon Theme の git バージョンは Xfce をサポートしています。AURecho-icon-theme-gitAUR パッケージからインストールできます。
  • gnome-icon-theme-xfceAURAUR にある小さなパッケージで、GNOME のアイコンテーマに欠けているテーマを追加します。
  • elementary-xfce-iconsAUR - Xubuntu のデフォルトのアイコンテーマ。

ć/Ć の代わりにセディーユ ç/Ç を有効にする

When you select the keyboard layout "U.S., alternative international" in Settings --> Keyboard --> Layout to enable accents, the typical combination for the cedilla ' + c results in ć instead of ç.To change this suffice edit files gtk.immodules for gtk-2.0 and immodules.cache for gtk-3.0 in line that contains "cedilla" adding both "en" in the list "az:ca:co:fr:gv:oc:pt:sq:tr:wa" but in alphabetical order, staying that way in /etc/gtk-2.0/gtk.immodules

"/usr/lib/gtk-2.0/2.10.0/immodules/im-cedilla.so" 
"cedilla" "Cedilla" "gtk20" "/usr/share/locale" "az:ca:co:en:fr:gv:oc:pt:sq:tr:wa"

and this in /usr/lib/gtk-3.0/3.0.0/immodules.cache

"/usr/lib/gtk-3.0/3.0.0/immodules/im-cedilla.so" 
"cedilla" "Cedilla" "gtk30" "/usr/share/locale" "az:ca:co:en:fr:gv:oc:pt:sq:tr:wa"

Then, do

# echo "export GTK_IM_MODULE=cedilla" >> /etc/environment

Done. Simply just close and reopen the gtk programs like gedit.

USB スティックのマウント時に非 ASCII 文字が表示されない

fat ファイルシステムでフォーマットされた USB スティックを自動マウントするときによくおこる問題は ñ, ß などのウムラウトを正しく表示できないことです。この問題は、標準の iocharset を UTF-8 に変更することで解決されるかもしれません。これは簡単で、/etc/xdg/xfce4/mount.rc に以下の行を追加するだけで行えます:

[vfat]
uid=<auto>
shortname=winnt
utf8=true
# FreeBSD specific option
longnames=true
flush=true

utf-8 を使う際に、システムが大文字と小文字を区別することで、ファイルを壊してしまう可能性があることに注意してください。十分お気をつけて。

また、USB スティックのデータをコピーするときにより頻繁に flush させるように、flush オプションを付けて vfat のデバイスをマウントすることが可能です。そうすることで、 データがディスク上にある限り thunar のプログレスバーを休ませないようにできます。代わりに async を追加することで Write ops を向上させることができますが、Thunar の Eject オプションを使ってスティックをアンマウントするようにしてください。システム全体で、起動時のストレージデバイスのマウントオプションを fstab に設定でき、他のデバイスのオプションは udev ルールで設定できます。

Xfwm のコンポジットが有効になった時に画面にティアリングが発生する

これは既知の問題です。ComptonXcompmgr などの独立したコンポジタを使うことを考えて下さい。または、Compiz や Kwin (kwin-standalone-gitAUR) など固有のコンポジタが含まれているウィンドウマネージャに置き換えることもできます。

コンポジットを有効にすると文字がぼやける (Intel graphics)

Intel graphics のユーザーはコンポジットを有効にすると文章にブラーがかかったようになることがあります。これは xf86-video-intel ドライバーがデフォルトで SNA アクセラレーションバックエンドを使っていることが原因です。このバグは昔の UXA メソッドにバックエンドを変更することで直せます。詳しくは Intel Graphics のページを見て下さい。

マルチモニターで GTK テーマが使えない

設定ツールには displays.xml を破壊してしまうものがあり、そのために Applications Menu -> Settings -> Appearance で GTK テーマが使えなくなってしまうことがあります。これを修正するには、~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/displays.xml を削除して画面を再設定してください。

Qt で作られたアプリケーションの右クリックメニューでアイコンが表示されない

何らかの理由で、Qt で作成されたアプリケーションには右クリックしてもアイコンが表示されないものがあります (qbittorrent や VirtualBox など)。この問題は以前未解決で Xfce でのみ発生します。これを修正するには、以下の2つのコマンドを実行してください:

$ gconftool-2 --type boolean --set /desktop/gnome/interface/buttons_have_icons true
$ gconftool-2 --type boolean --set /desktop/gnome/interface/menus_have_icons true

GNOME アプリケーションでタイトルバーが二重になる

現在多くの GNOME アプリケーションはアプリケーションに埋め込まれたタイトルバーを持っています (クライアントサイドデコレーションまたは CSD)。今のところ Xfwm は CSD の認識に問題を抱えておりアプリケーションに自身の装飾を追加してしまってアプリケーションにタイトルバーが2つできてしまうことがあります。Xfwm のコンポジタを有効にすることでこの問題が修正されることがあります。コンポジタを有効にしても直らない場合は、Xfce で他のウィンドウマネージャを使用してみて下さい。

デスクトップ上のコンテキストメニューエントリがおかしい

ノート: It has been tested that Xfce 4.10(with Thunar 1.63, xfdesktop 4.10.2) has this bug. Not sure if this bug is related to xfdesktop.

When you create a new empty(text) file on desktop, right click it then you will find that that there is a buggy menu entry Set as wallpaper. It's a bit annoying and useless. To disable this menu entry you need to rebuild thunar with this flag: --disable-wallpaper-plugin.

参照