Cagebreak

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

関連記事

CagebreakWayland 用のタイル型コンポジタです。cage をベースとしており、キーボードや UNIX ドメインソケットで簡単に操作できる ratpoison の影響を受けています。

インストール

cagebreakAUR または cagebreak-binAURインストールしてください。もしくは リリース版 tarball をダウンロードするか リポジトリ をクローンしてください。

任意の依存パッケージ

設定

cagebreak の全般設定は $XDG_CONFIG_PATH/cagebreak/config に存在します。デフォルトは ~/.config/cagebreak/config です。

詳しくは 設定の man ページ を見てください。#ソケットによる操作を使って設定を追加することも可能です。

設定ファイルの例は Github にあります。

使用方法

他のバイナリと同じように cagebreak を実行してください。

はじめに

以下は Github にある設定ファイルを使って cagebreak をインストール・使用する例です。

  1. #インストールにあるように cagebreak をインストール。特に理由がなければ cagebreak-binAUR を使うことを推奨します。
  2. Github から $XDG_CONFIG_PATH/cagebreak/config にサンプル設定をコピー。ドキュメントは configuration man page に存在します。
  3. xterm をインストールするか設定ファイル内の xterm を適当なターミナルエミュレータに置き換えてください。
  4. 以下のコマンドを実行するか ~/.bash_profile に追加してログイン時に cagebreak を起動するように設定:
    • MOZ_USE_WAYLAND=1 GDK_BACKEND=wayland XKB_DEFAULT_LAYOUT=us cagebreak
  5. Cagebreak が起動すると上記で指定したターミナルエミュレータが表示されます。C-t t を押して新しいターミナルを開いたり C-t S で画面を分割できます。また、Alt-<number> でワークスペースを <number> に切り替えられます。利用可能なキーバインドについては設定ファイルや documentation を参照してください。
  6. 必要に応じて、UNIX ドメインソケットを使用して Cagebreak と対話することもできます。詳細については、ソケットによる操作 を参照してください。
  7. また、バグを見つけたら報告してください。

キーボードレイアウト

環境変数 XKB_DEFAULT_LAYOUT に希望のキーボードレイアウトを設定します。詳しくは、man page をご覧ください。

ソケットによる操作

起動時に、cagebreak は unix ドメインソケットを開き、ランタイムにコンポジターとのインタラクションが可能になります。このソケットへのパスは CAGEBREAK_SOCKET 環境変数に格納されます。例えば、openbsd-netcat は次のように呼び出すことができます。

$ nc -U $CAGEBREAK_SOCKET

実行中に cagebreak の設定を送信します。構文は、構成ファイルの構文と同じです。

参照

  1. github
  2. pkgbuild on github