「MATE」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎アクセシビリティ: リンクを修正。espeakは公式リポジトリではなくAURにある。)
(同期)
 
(同じ利用者による、間の4版が非表示)
1行目: 1行目:
 
[[Category:デスクトップ環境]]
 
[[Category:デスクトップ環境]]
 
[[en:MATE]]
 
[[en:MATE]]
[[es:MATE]]
 
[[it:MATE]]
 
[[ko:MATE]]
 
[[ru:MATE]]
 
 
[[zh-hans:MATE]]
 
[[zh-hans:MATE]]
 
{{Related articles start}}
 
{{Related articles start}}
{{Related|GNOME}}
 
 
{{Related|Cinnamon}}
 
{{Related|Cinnamon}}
 
{{Related|デスクトップ環境}}
 
{{Related|デスクトップ環境}}
 
{{Related|ディスプレイマネージャ}}
 
{{Related|ディスプレイマネージャ}}
  +
{{Related|GNOME}}
 
{{Related|Qt と GTK アプリケーションの外観の統合}}
 
{{Related|Qt と GTK アプリケーションの外観の統合}}
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
16行目: 12行目:
 
[https://mate-desktop.org/ MATE のホームページ] より:
 
[https://mate-desktop.org/ MATE のホームページ] より:
   
:''MATE デスクトップ環境は GNOME2 のフォークであり、伝統的なやり方を好む Linux ユーザーに魅力的で直感的なデスクトップを提供します。新しい技術をサポートしつつ伝統的なデスクトップを維持するために MATE は[https://github.com/mate-desktop 活発に開発されています]。''
+
:''MATE デスクトップ環境は [[Wikipedia:ja:GNOME 2|GNOME 2]] のフォークであり、伝統的なやり方を好む Linux ユーザーに魅力的で直感的なデスクトップを提供します。新しい技術をサポートしつつ伝統的なデスクトップを維持するために MATE は[https://github.com/mate-desktop 活発に開発されています]。''
   
 
== インストール ==
 
== インストール ==
   
MATE は[[公式リポジトリ]]から使うことができ以下のパッケージから[[pacman|インストール]]できます:
+
MATE は以下のパッケージから[[インストール]]できます:
  +
 
* {{Grp|mate}} グループには標準的な MATE を使うのに必要なコアのデスクトップ環境が含まれています。
 
* {{Grp|mate}} グループには標準的な MATE を使うのに必要なコアのデスクトップ環境が含まれています。
 
* {{Grp|mate-extra}} グループには MATE デスクトップと統合された追加のユーティリティ・アプリケーションが含まれています。{{Grp|mate-extra}} グループをインストールするだけでは依存として {{Grp|mate}} グループ全体がインストールされることはありません。全ての MATE パッケージをインストールしたい場合は、両方のパッケージをインストールする必要があります。
 
* {{Grp|mate-extra}} グループには MATE デスクトップと統合された追加のユーティリティ・アプリケーションが含まれています。{{Grp|mate-extra}} グループをインストールするだけでは依存として {{Grp|mate}} グループ全体がインストールされることはありません。全ての MATE パッケージをインストールしたい場合は、両方のパッケージをインストールする必要があります。
78行目: 75行目:
 
また、Caja の高度な機能を活用するためにインストールする必要があるパッケージもあります。[[ファイルマネージャの機能]]を参照。
 
また、Caja の高度な機能を活用するためにインストールする必要があるパッケージもあります。[[ファイルマネージャの機能]]を参照。
   
== 起動 ==
+
== MATE を起動 ==
   
MATE はディスプレイマネージャを使う手動で起動することがきます
+
[[ディスプレイマネージャ]]のメニューら ''MATE'' を選んください
   
  +
あるいは、[[startx]] で MATE を起動させるには、{{ic|~/.xinitrc}} ファイルに {{ic|exec mate-session}} を追加してください。
=== グラフィカルログイン ===
 
 
[[ディスプレイマネージャ]]を使ってセッションリストから MATE を選んで下さい。
 
 
=== 手動ログイン ===
 
 
コンソールから手動で MATE を起動したい場合は、次の行を {{ic|~/.xinitrc}} ファイルに追加してください:
 
{{hc|~/.xinitrc|<nowiki>
 
exec mate-session
 
</nowiki>}}
 
 
これで {{ic|startx}} と入力することで MATE を起動できます。
 
 
logind セッションの維持など、詳細については [[xinitrc]] を見て下さい。
 
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==
120行目: 104行目:
 
$ gsettings set org.mate.interface accessibility true
 
$ gsettings set org.mate.interface accessibility true
   
変更適用するために再起動すれば {{ic|System -> Preferences -> Assistive Technologies}} からアクセシビリティアプリケーションを設定できます。
+
MATE を再起動すれば、''System > Preferences > Assistive Technologies'' アクセシビリティアプリケーションを設定できるようになります。しかし、Orca が必要な場合、文章の読み上げ機能を使うには {{ic|Alt-F2}} から Orca を実行する必要があります。
   
 
=== 通知 ===
 
=== 通知 ===
128行目: 112行目:
 
バッテリー使用時の通知を無効にするには:
 
バッテリー使用時の通知を無効にするには:
   
$ gsettings set org.mate.power-manager.notify-discharging false
+
$ gsettings set org.mate.power-manager notify-discharging false
   
 
;輝度
 
;輝度
136行目: 120行目:
 
== ヒントとテクニック ==
 
== ヒントとテクニック ==
   
=== コンポジットを効にする ===
+
=== コンポジットを効にする ===
   
コンポジットはデフォルトで有効になっていませんするには {{ic|System -> Preferences -> Windows}} から {{ic|General}} タブ {{ic|Enable software compositing window manager}} の横のボックスにチェックを入れさい。もしくは、ターミナルから以下を実行することでも有効にきます:
+
コンポジットはデフォルトで有効になっていまするには、システム設定の ''ルック&フィール > ウインドウ > コンポジットマネージャ'' を開き、''ソフトウェアコンポジットウインドウ・マネージャを有効にする'' の横にあるチェックを解除しください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:
   
$ gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager true
+
$ gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager false
   
=== 新規ウィンドウの位置変更する ===
+
=== 新規ウィンドウを中央に置かないようにする ===
   
デフォルトで、新しいンドウが開く位置左上決まっています。新しいンドウを真ん中に持ってくるには、{{ic|System -> Preferences -> Windows}} から {{ic|Placement}} タブの {{ic|Center new windows}} の横のボックスにチェックを入れさい。もしくは、ターミナルから以下を実行することでも変更きます:
+
デフォルトで、新ンドウは中央配置されます。新ンドウを中配置しないようにするには、システム設定の ''ウインドウ > 場所'' を開き、''新規ウインドウを中央に配置する'' の横にあるチェックを解除しください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:
   
$ gsettings set org.mate.Marco.general center-new-windows true
+
$ gsettings set org.mate.Marco.general center-new-windows false
   
=== ウィンドウのスナップを効にする ===
+
=== ウィンドウのスナップを効にする ===
   
ンドウスナップはデフォルトで有効になっていません効にするには {{ic|System -> Preferences -> Windows}} から {{ic|Placement}} タブ {{ic|Enable side by side tiling}} の横のボックスにチェックを入れさい。もしくは、ターミナルから以下を実行:
+
ンドウスナップはデフォルトで有効になっていま効にするには、システム設定の ''ウインドウ > 場所'' を開き、''ウインドウタイルを有効にする'' の横にあるチェックを解除しください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:
   
$ gsettings set org.mate.Marco.general side-by-side-tiling true
+
$ gsettings set org.mate.Marco.general allow-tiling false
  +
  +
=== 最大化されたウインドウで装飾を表示しない ===
  +
  +
最大化されたウインドウで装飾を表示させないようにするには、{{AUR|mate-tweak}} ツールを使ってください。インストール後に、システム設定の ''ルック&フィール > MATE Tweak > ウインドウ'' を開き、''ウインドウの挙動'' セクションにある ''最大化されたウインドウを装飾しない'' を有効化してください。
  +
  +
{{Tip| このオプションがグレイアウトしていて利用できない場合、{{Pkg|mate-netbook}} がインストールされていることを確認してください。}}
   
 
=== デスクトップアイコンを表示・隠す ===
 
=== デスクトップアイコンを表示・隠す ===
161行目: 151行目:
   
 
$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false
 
$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false
  +
  +
これにより2番目のモニターにグラフィックの問題が発生するかもしれません。
   
 
==== 個々のアイコンを隠す ====
 
==== 個々のアイコンを隠す ====
   
 
コンピューターのアイコンを隠す:
 
コンピューターのアイコンを隠す:
  +
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop computer-icon-visible false
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop computer-icon-visible false
   
 
ユーザーディレクトリのアイコンを隠す:
 
ユーザーディレクトリのアイコンを隠す:
  +
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop home-icon-visible false
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop home-icon-visible false
   
 
ネットワークのアイコンを隠す:
 
ネットワークのアイコンを隠す:
  +
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop network-icon-visible false
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop network-icon-visible false
   
 
ゴミ箱のアイコンを隠す:
 
ゴミ箱のアイコンを隠す:
  +
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop trash-icon-visible false
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop trash-icon-visible false
   
 
マウントボリュームのアイコンを隠す:
 
マウントボリュームのアイコンを隠す:
  +
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop volumes-visible false
 
$ gsettings set org.mate.caja.desktop volumes-visible false
   
 
逆にアイコンを表示させるには {{ic|false}} を {{ic|true}} に置き換えてください。
 
逆にアイコンを表示させるには {{ic|false}} を {{ic|true}} に置き換えてください。
   
=== MATE で他のウィンドウマネージャを使う ===
+
=== のウィンドウマネージャを使う ===
   
MATE のデフォルトのウィンドウマネージャは GNOME 2 のウィンドウマネージャ {{pkg|metacity}} のフォークである ''marco'' です。以下の方法を使って ''marco'' を他のウィンドウマネージャに置き換えることが可能です:
+
以下の方法を使って ''marco'' ウィンドウマネージャを他のウィンドウマネージャに置き換えることが可能です:
   
 
;gsettings を使う (推奨)
 
;gsettings を使う (推奨)
  +
以下のコマンドを実行して MATE で使うウィンドウマネージャを指定してください:
   
  +
$ gsettings set org.mate.session.required-components windowmanager ''WMの名前''
以下のコマンドを実行して MATE のウィンドウマネージャを指定してください、''wm-name'' は使用したいウィンドウマネージャの名前に置き換えてください (例: ''openbox'', ''metacity''):
 
$ gsettings set org.mate.session.required-components windowmanager ''wm-name''
 
   
 
;MATE セッションの自動起動を使う
 
;MATE セッションの自動起動を使う
  +
''mate-session-properties'' を使ってウィンドウマネージャを自動起動させることができます。自動起動されたウィンドウマネージャがログイン時にデフォルトになっていたウィンドウマネージャを置き換えます。''システム'' メニューを開いて、''設定'' メニューまで行き ''自動起動するアプリ'' をクリックしてください。ダイアログで ''追加'' をクリックして名前とコメントを入力して次のような形式でコマンドを追加してください: {{ic|''wm-name'' --replace}}。
 
''mate-session-properties'' を使ってウィンドウマネージャを自動起動させることができます。自動起動されたウィンドウマネージャがログイン時にデフォルトになっていたウィンドウマネージャを置き換えます。''System'' メニューを開いて、''Preferences'' メニューまで行き ''Startup Applications'' をクリックしてください。ダイアログで ''Add'' をクリックして名前とコメントを入力して次のような形式でコマンドを追加してください: {{ic|''wm-name'' --replace}} (例えば、openbox なら次のコマンドを使って下さい: {{ic|openbox --replace}})。ログアウトしてからログインしなおせば ''marco'' は選んだウィンドウマネージャに置き換えられているはずです。''macro'' に戻すには ''Startup Applications'' で作ったエントリを削除してください。
 
 
''marco'' を置き換えた後もいくつか設定が必要です。例えば、[[PC スピーカーのビープ音の無効化]]を見て下さい。
 
   
 
=== Caja にデスクトップを管理させないようにする ===
 
=== Caja にデスクトップを管理させないようにする ===
201行目: 195行目:
   
 
$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false
 
$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false
$ killall caja # Caja will be restarted by session manager
+
$ killall caja # セッションマネージャによって Caja が再起動されます
   
 
=== ウィンドウのボタンの順番を変更する ===
 
=== ウィンドウのボタンの順番を変更する ===
220行目: 214行目:
   
 
$ gsettings set org.mate.media-handling automount false
 
$ gsettings set org.mate.media-handling automount false
 
=== スクリーンセーバー ===
 
 
MATE は {{pkg|mate-screensaver}} を使ってセッションをロックします。デフォルトでは限られた数のロック画面しか使うことができません。もっと多くのロック画面を使うには、{{AUR|mate-screensaver-hacks}} パッケージをインストールしてください。これで {{pkg|mate-screensaver}} で [[Xscreensaver]] のロック画面を使えるようになります。
 
 
=== ロック画面 & 既定の壁紙 ===
 
 
次のファイルを作成することでロック画面の壁紙を変更できます:
 
 
{{hc|/usr/share/glib-2.0/schemas/mate-background.gschema.override|2=
 
 
[org.mate.background]
 
picture-filename='/path/to/the/background.jpg'}}
 
 
その後、スキーマを再コンパイルします:
 
 
# glib-compile-schemas /usr/share/glib-2.0/schemas/
 
 
X セッションを再起動して、変更を反映させて下さい。
 
   
 
=== Caja の空間モード ===
 
=== Caja の空間モード ===
   
新しいフォルダは新しいウィンドウで開くようにするには (空間モード)、Caja の設定ダイアログを開いて、behaviour タブをクリックして 'Open each folder in its own window' オプションにチェックを入れて下さい。もしくは、以下のコマンドを実行することでも同じ設定が行われます:
+
新しいフォルダは新しいウィンドウで開くようにするには (空間モード)、Caja の設定ダイアログを開いて、'動作' タブをクリックして '各フォルダーをそれぞれ別のウインドウで開く' オプションにチェックを入れて下さい。もしくは、以下のコマンドを実行することでも同じ設定が行われます:
 
$ gsettings set org.mate.caja.preferences always-use-browser false
 
$ gsettings set org.mate.caja.preferences always-use-browser false
   
 
=== フォントの DPI 設定を変更 ===
 
=== フォントの DPI 設定を変更 ===
   
デスクトップを右クリックして ''Change desktop background > Fonts > Details > Resolution'' を選択することで MATE におけるフォントの DPI (dots per inch) を変更することができます。
+
デスクトップを右クリックして ''背景の変更 > フォント > 詳細 > 解像度'' を選択することで MATE におけるフォントの DPI (dots per inch) を変更することができます。
   
 
=== アプリケーションメニューのアイコンを変更 ===
 
=== アプリケーションメニューのアイコンを変更 ===
279行目: 254行目:
 
=== コンポジットの切り替え ===
 
=== コンポジットの切り替え ===
   
nvidia のプロプライエタリドライバーとコンポジット型ウィンドウマネージャを使用している環境では、ソフトウェアによってグラフィックレンダリングに問題が発生することがあります。
+
nvidia のプロプライエタリドライバーとコンポジット型ウィンドウマネージャを使用している環境では、ソフトウェアグラフィックレンダリングに問題が発生することがあります。
   
 
コンポジット機能を簡単に切り替えられるようにしたい場合、以下のスクリプトをホームディレクトリのどこかに保存してください、例: {{ic|~/.scripts/compositing.sh}}:
 
コンポジット機能を簡単に切り替えられるようにしたい場合、以下のスクリプトをホームディレクトリのどこかに保存してください、例: {{ic|~/.scripts/compositing.sh}}:
   
  +
{{hc|~/.scripts/compositing.sh|2=
{{bc|<nowiki>
 
#!/bin/bash
+
#!/bin/sh
if $(gsettings get org.mate.Marco.general compositing-manager) == "true"
+
if [ "$(gsettings get org.mate.Marco.general compositing-manager)" = "true" ]
 
then
 
then
 
gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager false
 
gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager false
291行目: 266行目:
 
gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager true
 
gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager true
 
fi
 
fi
  +
}}
</nowiki>}}
 
   
 
そしてこのファイルを実行するカスタムキーボードショートカットを作成してください。例: {{ic|Ctrl+Alt+C}} で {{ic|sh ~/.scripts/compositing.sh}} を実行。
 
そしてこのファイルを実行するカスタムキーボードショートカットを作成してください。例: {{ic|Ctrl+Alt+C}} で {{ic|sh ~/.scripts/compositing.sh}} を実行。
303行目: 278行目:
 
=== カーソルテーマの修正 ===
 
=== カーソルテーマの修正 ===
   
カーソルテーマを修正するには、{{ic|~/.icons/default/index.theme}}編集し以下を含めて下さい:
+
[[カーソルテーマ#デスクトップ環境]]ください
 
[Icon Theme]
 
Inherits=mate
 
   
 
=== LightDM でグラデーション背景を使う ===
 
=== LightDM でグラデーション背景を使う ===
339行目: 311行目:
 
MATE のパネルのウィンドウリストでは、マウスやタッチパッドを使ってウィンドウをスクロールすることができます。この機能は時には迷惑であったり、あるいは誤ってウィンドウをスクロールしてしまう可能性もあります。
 
MATE のパネルのウィンドウリストでは、マウスやタッチパッドを使ってウィンドウをスクロールすることができます。この機能は時には迷惑であったり、あるいは誤ってウィンドウをスクロールしてしまう可能性もあります。
   
MATE の設定からこの機能を無効化することはできませんが、[[Arch Build System]] を使って {{Pkg|libwnck3}} にパッチをあてることで無効化することが可能です。その場合、こちらの [https://pastebin.com/raw/q66p3dtj パッチ] を使って libwnck3 をリビルドしてください。パッチを適用してパッケージをリビルドする方法の詳細は [[ABS でパッチを適用#パッチの適用]]を参照。
+
MATE の設定からこの機能を無効化することはできませんが、[[Arch build system]] を使って {{Pkg|libwnck3}} にパッチをあてることで無効化することが可能です。その場合、こちらの[https://pastebin.com/raw/q66p3dtj パッチ]{{Dead link|2023|07|30|status=404}}を使って libwnck3 をリビルドしてください。パッチを適用してパッケージをリビルドする方法の詳細は [[ABS でパッチを適用#パッチの適用]]を参照。
   
 
=== at-spi-registryd によってログアウトやシャットダウンが遅くなる ===
 
=== at-spi-registryd によってログアウトやシャットダウンが遅くなる ===
   
 
ログアウトやシャットダウン時に、{{ic|A program is still running: at-spi-registryd.desktop}} というポップアップが表示されることがあります。''at-spi-registryd'' を起動しないようにすることでポップアップを回避できます。[[GTK+#accessibility bus に関する警告を表示させない]]を見てください。ただしアクセシビリティの機能に影響があるかもしれません。
 
ログアウトやシャットダウン時に、{{ic|A program is still running: at-spi-registryd.desktop}} というポップアップが表示されることがあります。''at-spi-registryd'' を起動しないようにすることでポップアップを回避できます。[[GTK+#accessibility bus に関する警告を表示させない]]を見てください。ただしアクセシビリティの機能に影響があるかもしれません。
  +
  +
=== Caja のテキストファイルプレビュー ===
  +
  +
GTK 3 への移行後、この機能は動作していません[https://github.com/mate-desktop/caja/issues/1047]。
  +
  +
=== GTK 2 アプリケーションがデフォルトの MATE テーマを適用しない ===
  +
  +
{{Pkg|mate-themes}} のテーマは、GTK2 のテーマを適切に機能させるために任意の依存パッケージである {{Pkg|gtk-engines}} と {{Pkg|gtk-engine-murrine}} を必要とします。
  +
  +
=== CSD アプリケーションに余分な装飾が付く ===
  +
  +
ウインドウの最大化を解除すると、余分な装飾が CSD アプリケーション(Firefox, Visual Studio Code...)に現れることがあります。[https://github.com/mate-desktop/mate-netbook/issues/14]
  +
  +
{{Pkg|mate-netbook}} をアンインストールすることでこの問題は解決します。
  +
  +
=== キーボードレイアウトセレクタ ===
  +
  +
複数のキーボードレイアウトを有効化していると、システムトレイにレイアウト選択のアイコンが表示されます。バグ([https://github.com/mate-desktop/libmatekbd/issues/28]) により、現在使用しているテーマによっては、明るい背景に白いフォントでアイコンが表示されることが時々あります(または、緑のフォントなどのように読みにくい状態になります)。
  +
  +
この問題はフォントの色を手動で設定することで回避できます(例: 黒色の {{ic|'0 0 0'}}):
  +
  +
$ gsettings set org.mate.peripherals-keyboard-xkb.indicator foreground-color '0 0 0'
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
351行目: 345行目:
 
* [https://mate-desktop.org/gallery/1.8/ ''MATE デスクトップスクリーンショット'']
 
* [https://mate-desktop.org/gallery/1.8/ ''MATE デスクトップスクリーンショット'']
 
* [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1018647 ''The MATE Desktop Environment''] - MATE に関する Arch Linux フォーラムの議論
 
* [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1018647 ''The MATE Desktop Environment''] - MATE に関する Arch Linux フォーラムの議論
  +
  +
{{TranslationStatus|MATE|2024-11-07|820126}}

2024年11月7日 (木) 16:35時点における最新版

関連記事

MATE のホームページ より:

MATE デスクトップ環境は GNOME 2 のフォークであり、伝統的なやり方を好む Linux ユーザーに魅力的で直感的なデスクトップを提供します。新しい技術をサポートしつつ伝統的なデスクトップを維持するために MATE は活発に開発されています

目次

インストール

MATE は以下のパッケージからインストールできます:

  • mate グループには標準的な MATE を使うのに必要なコアのデスクトップ環境が含まれています。
  • mate-extra グループには MATE デスクトップと統合された追加のユーティリティ・アプリケーションが含まれています。mate-extra グループをインストールするだけでは依存として mate グループ全体がインストールされることはありません。全ての MATE パッケージをインストールしたい場合は、両方のパッケージをインストールする必要があります。

基本的なデスクトップは marco, mate-panel, mate-session-manager で構成されます。

MATE のアプリケーション

MATE は主に GNOME2 のアプリケーションとユーティリティで構成されており、GNOME 3 のアプリケーションとの衝突を避けるためにフォークされて名前が変更されています。以下は MATE で名前が変更された GNOME のアプリケーションの一覧です。

アプリケーション GNOME 2 MATE
メニューエディタ Alacarte mozo
ファイルマネージャ Nautilus caja
ウィンドウマネージャ Metacity marco
テキストエディタ Gedit pluma
画像ビューア Eye of GNOME Eye of MATE (eom)
ドキュメントビューア Evince atril
アーカイブマネージャ File Roller engrampa

GNOME の名を冠した他のアプリケーションや主要なコンポーネント (GNOME Panel, GNOME Menus など) はそのまま GNOME を MATE に変えられています (MATE Panel, Mate Menus など)。

追加の MATE パッケージ

以下は MATE コミュニティによって作成・管理されている非公式の MATE アプリケーションで、matemate-extra グループには含まれていません。

  • Dock Applet — MATE パネルのアプリケーションドック。
https://github.com/robint99/dock-applet || mate-applet-dock
  • Online Radio Applet — ワンクリックで好きなネットラジオを再生することができる MATE パネルアプレット。
http://www.zavedil.com/online-radio-applet/ || mate-applet-streamer
  • MATE Menu — MATE パネル用の先進的なメニュー。MintMenu のフォーク。
https://github.com/ubuntu-mate/mate-menu || mate-menuAUR
  • MATE Tweak — MATE の設定ツール。mintDesktop のフォーク。
https://github.com/ubuntu-mate/mate-tweak || mate-tweakAUR
  • BriskMenu — SolusOS ディストリビューションの MATE デスクトップ環境用の新しい効率的なメニュー。
https://github.com/solus-project/brisk-menu || brisk-menuAUR

また、Caja の高度な機能を活用するためにインストールする必要があるパッケージもあります。ファイルマネージャの機能を参照。

MATE を起動

ディスプレイマネージャのメニューから MATE を選んでください。

あるいは、startx で MATE を起動させるには、~/.xinitrc ファイルに exec mate-session を追加してください。

設定

MATE の設定は Control Center アプリケーション (mate-control-center) から行うことができます。このアプリケーションは mate-control-center パッケージに入っています。ハードウェアを管理したい場合、追加でツールをインストールする必要があります。

オーディオ
mate-media パッケージは ALSAPulseAudio バックエンドをサポートしています。
Bluetooth
Bluetooth 端末のサポートが必要な場合、blueman パッケージをインストールしてください。Blueman を参照。
ネットワーク
ネットワークを設定したい場合、network-manager-applet パッケージをインストールしてください。NetworkManager を参照。
電源管理
mate-power-manager パッケージは UPower バックエンドをサポートしています。
プリンター
プリンターを設定したい場合、system-config-printer パッケージをインストールしてください。

アクセシビリティ

MATE は視覚や身体に障害を持つ人も使用することができます。orcaespeakAUR (目が見えない人のためのスクリーンリーダー)、そして onboard (身体に障害を持つ人のためのオンスクリーンキーボード) をインストールしてください。

そして MATE を起動する前にアクセシビリティ機能が必要なユーザーで次のコマンドを実行してください:

$ gsettings set org.mate.interface accessibility true

MATE を再起動すれば、System > Preferences > Assistive Technologies でアクセシビリティアプリケーションを設定できるようになります。しかし、Orca が必要な場合、文章の読み上げ機能を使うには Alt-F2 から Orca を実行する必要があります。

通知

バッテリーの放電

バッテリー使用時の通知を無効にするには:

$ gsettings set org.mate.power-manager notify-discharging false
輝度

バックライト#カーネルコマンドラインオプションを見てください。

ヒントとテクニック

コンポジットを無効にする

コンポジットはデフォルトで有効になっています。無効化するには、システム設定の ルック&フィール > ウインドウ > コンポジットマネージャ を開き、ソフトウェアコンポジットのウインドウ・マネージャを有効にする の横にあるチェックを解除してください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:

$ gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager false

新規ウィンドウを中央に置かないようにする

デフォルトでは、新規ウインドウは中央に配置されます。新規ウインドウを中央に配置しないようにするには、システム設定の ウインドウ > 場所 を開き、新規ウインドウを中央に配置する の横にあるチェックを解除してください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:

$ gsettings set org.mate.Marco.general center-new-windows false

ウィンドウのスナップを無効にする

ウインドウスナップはデフォルトで有効になっています。無効にするには、システム設定の ウインドウ > 場所 を開き、ウインドウのタイルを有効にする の横にあるチェックを解除してください。あるいは、以下をターミナルから実行することでも可能です:

$ gsettings set org.mate.Marco.general allow-tiling false

最大化されたウインドウで装飾を表示しない

最大化されたウインドウで装飾を表示させないようにするには、mate-tweakAUR ツールを使ってください。インストール後に、システム設定の ルック&フィール > MATE Tweak > ウインドウ を開き、ウインドウの挙動 セクションにある 最大化されたウインドウを装飾しない を有効化してください。

ヒント: このオプションがグレイアウトしていて利用できない場合、mate-netbook がインストールされていることを確認してください。

デスクトップアイコンを表示・隠す

デフォルトで、MATE はデスクトップに複数のアイコンを表示します: デスクトップディレクトリの中身、コンピュータ、ホーム、ネットワークディレクトリ、ゴミ箱、マウントされたデバイス。gsettings を使ってアイコンを個別に、もしくはまとめて表示・隠すことができます。

全てのデスクトップアイコンを隠す

$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false

これにより2番目のモニターにグラフィックの問題が発生するかもしれません。

個々のアイコンを隠す

コンピューターのアイコンを隠す:

$ gsettings set org.mate.caja.desktop computer-icon-visible false

ユーザーディレクトリのアイコンを隠す:

$ gsettings set org.mate.caja.desktop home-icon-visible false

ネットワークのアイコンを隠す:

$ gsettings set org.mate.caja.desktop network-icon-visible false

ゴミ箱のアイコンを隠す:

$ gsettings set org.mate.caja.desktop trash-icon-visible false

マウントボリュームのアイコンを隠す:

$ gsettings set org.mate.caja.desktop volumes-visible false

逆にアイコンを表示させるには falsetrue に置き換えてください。

別のウィンドウマネージャを使う

以下の方法を使って marco ウィンドウマネージャを他のウィンドウマネージャに置き換えることが可能です:

gsettings を使う (推奨)

以下のコマンドを実行して MATE で使うウィンドウマネージャを指定してください:

$ gsettings set org.mate.session.required-components windowmanager WMの名前
MATE セッションの自動起動を使う

mate-session-properties を使ってウィンドウマネージャを自動起動させることができます。自動起動されたウィンドウマネージャがログイン時にデフォルトになっていたウィンドウマネージャを置き換えます。システム メニューを開いて、設定 メニューまで行き 自動起動するアプリ をクリックしてください。ダイアログで 追加 をクリックして名前とコメントを入力して次のような形式でコマンドを追加してください: wm-name --replace

Caja にデスクトップを管理させないようにする

Caja にデスクトップを管理させないようにするには以下を実行してください:

$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false
$ killall caja  # セッションマネージャによって Caja が再起動されます

ウィンドウのボタンの順番を変更する

グラフィカルの dconf-editor を使うか gsettings コマンドラインツールを使って変更してください:

$ gsettings set org.mate.Marco.general button-layout 'close,maximize,minimize:'

menu, close, minimize, maximize をお望みの順番でカンマで区切って指定してください。コロンはウィンドウのタイトルになります (変更を適用するのに必要です)。

ドライブをマウントしたらファイルマネージャを自動で開くのを止める

デフォルトで、ドライブがマウントされたとき MATE は新しいファイルマネージャのウィンドウを自動で開きます。これを無効にするには、gsettings で以下のキーを変更してください:

$ gsettings set org.mate.media-handling automount-open false

自動マウントを無効化するには:

$ gsettings set org.mate.media-handling automount false

Caja の空間モード

新しいフォルダは新しいウィンドウで開くようにするには (空間モード)、Caja の設定ダイアログを開いて、'動作' タブをクリックして '各フォルダーをそれぞれ別のウインドウで開く' オプションにチェックを入れて下さい。もしくは、以下のコマンドを実行することでも同じ設定が行われます:

$ gsettings set org.mate.caja.preferences always-use-browser false

フォントの DPI 設定を変更

デスクトップを右クリックして 背景の変更 > フォント > 詳細 > 解像度 を選択することで MATE におけるフォントの DPI (dots per inch) を変更することができます。

アプリケーションメニューのアイコンを変更

デフォルトでは、アプリケーションメニューのアイコンは start-here に設定されています。別のアイコンを使いたい場合、アイコンを /usr/local/share/pixmaps などのフォルダにコピーして次のコマンドを実行してください:

$ gsettings set org.mate.panel.menubar icon-name icon

icon はアイコンの名前に置き換えて下さい。アイコンの名前にファイルの拡張子を含めてはいけません。最後に、MATE Panel を再起動してください。

パネルの速度設定

表示が出たり消えるときの時間

自動的に隠すようにしている場合にパネルが消えたり現れたりするのにかかる時間を調整したい場合、次のコマンドを実行:

$ dconf write /org/mate/panel/toplevels/panel/(un)hide-delay time

paneltopbottom に、time はミリ秒の値に置き換えて下さい (例: 300)。

アニメーション速度

パネルのアニメーションの速度を設定したい場合、次を実行:

$ dconf write /org/mate/panel/toplevels/panel/animation-speed value

paneltopbottomvalue"'fast'", "'medium'", "'slow'" のどれかに置き換えて下さい。

caja-open-terminal で使用するターミナルを設定

caja-open-terminal 拡張は GSettings を使って使用するターミナルを決定します。デフォルトは mate-terminal です。使用するターミナルを変更するには、以下のコマンドを実行してください:

$ gsettings set org.mate.applications-terminal exec my-terminal

my-terminal は実行したいターミナルの実行ファイルの名前に置き換えてください。例: xterm

トラブルシューティング

コンポジットの切り替え

nvidia のプロプライエタリドライバーとコンポジット型ウィンドウマネージャを使用している環境では、ソフトウェアのグラフィックレンダリングに問題が発生することがあります。

コンポジット機能を簡単に切り替えられるようにしたい場合、以下のスクリプトをホームディレクトリのどこかに保存してください、例: ~/.scripts/compositing.sh:

~/.scripts/compositing.sh
#!/bin/sh
if [ "$(gsettings get org.mate.Marco.general compositing-manager)" = "true" ]
then
  gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager false
else
  gsettings set org.mate.Marco.general compositing-manager true
fi

そしてこのファイルを実行するカスタムキーボードショートカットを作成してください。例: Ctrl+Alt+Csh ~/.scripts/compositing.sh を実行。

コンポジットの垂直同期

Mate のウィンドウマネージャである marco は DRI3/Xpresent によってちらつきを抑えるソフトウェアコンポジットをサポートしています [1]

グラフィックドライバーが DRI3 をサポートしていない場合 (例: NVIDIA のプロプライエタリドライバー)、marcoOpenGL による垂直同期をサポートしていません。そのためコンポジットを有効にするとティアリングが発生することがあります [2]。その場合は Picom など OpenGL をサポートしている別のコンポジットマネージャを使用してみてください。

カーソルテーマの修正

カーソルテーマ#デスクトップ環境 を見てください。

LightDM でグラデーション背景を使う

LightDM から MATE にシームレスな移行ができるように、デフォルトの MATE (1.8) の Stripes 壁紙を LightDM の背景としても使いたい場合、MATE がグレイスケール PNG から動的に作成することがわかり、それを LightDM がサポートしていないということが判明するでしょう。どうしても使いたい場合、/org/mate/desktop/background/show-desktop-icons を一時的に false を設定して、System Tools メニューの dconf-editor ツールを使うか、Alt-F2 を押して出る Run Application から以下を実行してください:

$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons false

そしてダイアログから killall mate-panel を実行してパネルが再度表示される前に Print Screen を押します。LightDM にピッタリ合う画面サイズの PNG を保存する Save As ダイアログが表示されます。その後、もう一度デスクトップアイコンを表示させるために次を実行してください:

$ gsettings set org.mate.background show-desktop-icons true

パネルの影の有効化

競合状態があるために、コンポジットを有効にしても、MATE デスクトップにログインした後にパネルの影は表示されません [3]

/usr/share/applications/marco.desktop をコピーして遅延時間を追加してください:

~/.local/share/applications/marco.desktop
X-MATE-Autostart-Phase=Applications
X-MATE-Autostart-Delay=2
X-MATE-Provides=windowmanager
X-MATE-Autostart-Notify=true
ノート: 遅延時間は applications フェイズでしか設定できません。X-MATE-Autostart-PhaseApplications に設定する必要があります。

効果がない場合は、遅延時間を増やしてください。

タスクバーのスクロールを無効化

MATE のパネルのウィンドウリストでは、マウスやタッチパッドを使ってウィンドウをスクロールすることができます。この機能は時には迷惑であったり、あるいは誤ってウィンドウをスクロールしてしまう可能性もあります。

MATE の設定からこの機能を無効化することはできませんが、Arch build system を使って libwnck3 にパッチをあてることで無効化することが可能です。その場合、こちらのパッチ[リンク切れ 2023-07-30]を使って libwnck3 をリビルドしてください。パッチを適用してパッケージをリビルドする方法の詳細は ABS でパッチを適用#パッチの適用を参照。

at-spi-registryd によってログアウトやシャットダウンが遅くなる

ログアウトやシャットダウン時に、A program is still running: at-spi-registryd.desktop というポップアップが表示されることがあります。at-spi-registryd を起動しないようにすることでポップアップを回避できます。GTK+#accessibility bus に関する警告を表示させないを見てください。ただしアクセシビリティの機能に影響があるかもしれません。

Caja のテキストファイルプレビュー

GTK 3 への移行後、この機能は動作していません[4]

GTK 2 アプリケーションがデフォルトの MATE テーマを適用しない

mate-themes のテーマは、GTK2 のテーマを適切に機能させるために任意の依存パッケージである gtk-enginesgtk-engine-murrine を必要とします。

CSD アプリケーションに余分な装飾が付く

ウインドウの最大化を解除すると、余分な装飾が CSD アプリケーション(Firefox, Visual Studio Code...)に現れることがあります。[5]

mate-netbook をアンインストールすることでこの問題は解決します。

キーボードレイアウトセレクタ

複数のキーボードレイアウトを有効化していると、システムトレイにレイアウト選択のアイコンが表示されます。バグ([6]) により、現在使用しているテーマによっては、明るい背景に白いフォントでアイコンが表示されることが時々あります(または、緑のフォントなどのように読みにくい状態になります)。

この問題はフォントの色を手動で設定することで回避できます(例: 黒色の '0 0 0'):

$ gsettings set org.mate.peripherals-keyboard-xkb.indicator foreground-color '0 0 0'

参照

翻訳ステータス: このページは en:MATE の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2024-11-07 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。