「コンソールマウスサポート」の版間の差分
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GPM (General Purpose Mouse の略) は Linux の仮想コンソールでのマウスサポートを提供するデーモンです。 |
GPM (General Purpose Mouse の略) は Linux の仮想コンソールでのマウスサポートを提供するデーモンです。 |
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− | ==インストール== |
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− | ===デスクトップ=== |
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− | [[pacman|pacman]] で {{Pkg|gpm}} をインストールしてください。 |
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+ | == インストール == |
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− | ===ノートパソコン=== |
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− | [[pacman|pacman]] で {{Pkg|gpm}} と {{Pkg|xf86-input-synaptics}} をインストールしてください。 |
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+ | {{Pkg|gpm}} パッケージを[[インストール]]してください。ノートパソコンのタッチパッドのサポートが必要な場合、{{Pkg|xf86-input-synaptics}} もインストールしてください。 |
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− | ==設定== |
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− | {{ic|-m}} パラメータは使用するマウスの宣言の前に置きます。{{ic|-t}} パラメータはマウスのタイプの前に起きます。{{ic|-t}} オプションで使えるタイプのリストを表示するには、{{ic|-t help}} を付けて {{ic|gpm}} を実行してください。 |
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− | $ gpm -m /dev/input/mice -t help |
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+ | == 設定 == |
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− | マウスにボタンが2つしかない場合、{{ic|GPM_ARGS}} に {{ic|-2}} を指定すれば2番目のボタンで貼り付け操作ができます。 |
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− | {{ |
+ | {{ic|-m}} パラメータで使用するマウスを、{{ic|-t}} パラメータでマウスのタイプを定義します。{{ic|-t}} オプションで使用できるタイプのリストを確認するには、{{ic|-t help}} を付けて {{ic|gpm}} を実行してください: |
+ | # gpm -m /dev/input/mice -t help |
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+ | {{Pkg|gpm}} パッケージは複数のパラメータを付けて起動する必要があります。パラメータは {{ic|/etc/conf.d/gpm}} ファイルで指定したり、あるいは ''gpm'' を実行するときに直接使用できます。2016年現在、[[systemd]] 用の {{ic|gpm.service}} ファイルには USB マウスのパラメータが指定されています。他のタイプのマウスを使用する場合はパラメータを編集する必要があります。 |
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* PS/2 マウスの場合、既存の行を以下のように置き換えてください: |
* PS/2 マウスの場合、既存の行を以下のように置き換えてください: |
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GPM_ARGS="-m /dev/psaux -t ps2" |
GPM_ARGS="-m /dev/psaux -t ps2" |
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* USB マウスの場合: |
* USB マウスの場合: |
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GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t imps2" |
GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t imps2" |
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− | * IBM トラックポイントの場合: |
+ | * IBM [[トラックポイント]]の場合: |
GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t ps2" |
GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t ps2" |
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+ | {{Note|マウスにボタンが2つしかない場合、{{ic|GPM_ARGS}} に {{ic|-2}} を指定すれば2番目のボタンで貼り付け操作ができます。}} |
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− | 満足のいく設定が決められたら、[[systemd|systemd]] を使って {{ic|gpm}} を起動できます: |
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+ | |||
− | systemctl start gpm.service |
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+ | 満足のいく設定が決められたら、{{ic|gpm.service}} を[[起動]]・[[有効化]]してください。 |
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− | また、ブート時に自動的に起動するには: |
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− | systemctl enable gpm.service |
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− | 詳しい情報は {{ |
+ | 詳しい情報は {{man|8|gpm|url=http://linux.die.net/man/8/gpm}} を参照。 |
2017年7月27日 (木) 20:03時点における版
GPM (General Purpose Mouse の略) は Linux の仮想コンソールでのマウスサポートを提供するデーモンです。
インストール
gpm パッケージをインストールしてください。ノートパソコンのタッチパッドのサポートが必要な場合、xf86-input-synaptics もインストールしてください。
設定
-m
パラメータで使用するマウスを、-t
パラメータでマウスのタイプを定義します。-t
オプションで使用できるタイプのリストを確認するには、-t help
を付けて gpm
を実行してください:
# gpm -m /dev/input/mice -t help
gpm パッケージは複数のパラメータを付けて起動する必要があります。パラメータは /etc/conf.d/gpm
ファイルで指定したり、あるいは gpm を実行するときに直接使用できます。2016年現在、systemd 用の gpm.service
ファイルには USB マウスのパラメータが指定されています。他のタイプのマウスを使用する場合はパラメータを編集する必要があります。
- PS/2 マウスの場合、既存の行を以下のように置き換えてください:
GPM_ARGS="-m /dev/psaux -t ps2"
- USB マウスの場合:
GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t imps2"
- IBM トラックポイントの場合:
GPM_ARGS="-m /dev/input/mice -t ps2"
満足のいく設定が決められたら、gpm.service
を起動・有効化してください。
詳しい情報は gpm(8) を参照。