ソリッドステートドライブ/NVMe
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NVM Express (NVMe) は PCI Express バスから SSD に接続するための規格です。論理デバイスインターフェイスとして NVM Express は新規に設計されています。PCI Express SSD の低遅延と並行性を活かすために、最新の CPU やプラットフォーム、アプリケーションの並列性を複製するように開発されました。
インストール
Linux の NVMe ドライバーはカーネルバージョン 3.3 から含まれています。NVMe デバイスは /dev/nvme*
下に認識されます。
NVMe のユーザースペースツールは nvme-cliAUR または nvme-cli-gitAUR に含まれています。
サポートされているファイルシステム、パフォーマンスの最適化・ディスクの読み書きの最小化などはソリッドステートドライブを見てください。
パフォーマンス
セクタサイズ
Advanced Format#HDD が 4k セクタを使用しているかどうか判断する方法を見てください。
Discard
ext4 や LVM を使用する普通のセットアップではデフォルトで Discard は無効になりますが、ファイルシステムによっては明示的に無効化する必要があります。
SSD メーカーの Intel はファイルシステムレベルで discard を有効にすることを非推奨としており、代わりに fstrim で定期的に TRIM を適用する方法を提案しています [1]。
エアフロー
NVMe SSD は負担時に高熱になることが知られており、特定の閾値に達すると性能が制限されます [2]。
テスト
デバイスの性能テストは hdparm で実行できます:
# hdparm -Tt --direct /dev/nvme0n1
省電力 APST
NVME 省電力パッチ
Andy Lutomirski は Linux における NVMe デバイスの省電力機能を修正するパッチセットをリリースしています。現在、パッチはまだメインラインにマージされていません。以下の AUR パッケージでパッチを使用できます。
Linux-nvme — Andy の NVME 省電力 APST パッチが含まれたメインラインの Linux カーネル。
カーネル 4.11 以上では、パッチはメインラインにマージされているため不要です。
NVME の電源管理が動作しているかテストするには、nvme-cliAUR をインストールして nvme get-feature -f 0x0c -H /dev/nvme
を実行してみてください。
次にように出力されれば動作しています: Autonomous Power State Transition Enable (APSTE): Enabled
。