Android テザリング

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

テザリングとはスマートフォンのネットワーク接続を使って PC からインターネットにアクセスする手法です。Android 2.2 (Froyo) から USB テザリングと Wi-Fi アクセスポイントテザリングがネイティブでサポートされています。

Wi-Fi アクセスポイント

Android 2.2 "Froyo" から (3G/4G モバイルネットワークに接続して) Android スマートフォンを Wi-Fi アクセスポイントとして使うことができるようになっています。

以下の設定で有効にすることができます:

  • Settings > Wireless & networks > Internet tethering > Wi-Fi access point
  • Settings > More... > Tethering & mobile hotspot > Mobile Wi-Fi hotspot
ノート: 一部のスマートフォンでは、Wi-Fi アクセスポイントを有効にするとバッテリーを急速に消費し、著しい発熱をすることがあるので注意してください。

USB テザリング

Froyo (Android 2.2) 以降ではネイティブで USB テザリングが可能です。

  • USB ケーブルを使ってスマートフォンをコンピュータに接続します (USB 接続モード -- Phone Portal, メモリカードまたは充電のみ -- は重要ではありませんが、テザリング中に USB モードを変更することはできないので注意してください)
  • スマートフォンからテザリングオプションを有効にします。以下の設定で有効にできます:
    • Settings --> Wireless & Networks --> Internet tethering (最近のバージョンでは Tethering & portable hotspot)
    • Settings -> More... -> Tethering & mobile hotspot -> USB tethering
  • ネットワーク設定 に従って設定します。
警告: 使用する USB ポートによってネットワークインタフェース名は変わることがあります。インターフェース名を変更して USB ポートと無関係な固有の名前をデバイスに付けると良いでしょう。
  • モバイルデータ通信を使用して、かつ次の課金期間に入ったばかりの場合は、課金後にスマートフォンの再起動が必要になることがあります。

systemd-networkd と udev を使う

systemd-networkd を使うことで接続した携帯をゲートウェイとして自動的に使うようにネットワークを設定できます。

/etc/udev/rules.d/90-android-tethering.rules
# Execute pairing program when appropriate
ACTION=="add|remove", SUBSYSTEM=="net", ATTR{idVendor}=="18d1" ENV{ID_USB_DRIVER}=="rndis_host", SYMLINK+="android", RUN+="/usr/bin/systemctl restart systemd-networkd.service"

idVendor の値はあなたの使用している携帯に合わせて変更してください。udevadm を使うことで確認できます:

$ udevadm info /sys/class/net/enp0s26u1u2

そして適当な systemd-networkd ファイルを作成:

/etc/systemd/network/50-enp0s26u1u2.network
[Match]
Name=enp0s26u1u2

[Network]
DHCP=ipv4

EasyTether を使って USB テザリング

Linux の easytether クライアントソフトウェアを入手してください。以下のように設定・実行してください:

# pacman -U easytether-0.8.5-2-x86_64.pkg.tar.xz
# easytether-usb
# dhcpcd tap-easytether

接続するスマートフォンには Android アプリの EasyTether をインストールしてください。

ノート: Lite アプリでは接続が使えないことがあり完全に機能させるには有料アプリが必要になります。そのため、AziLink を使うことを推奨します。

Bluetooth でテザリング

Android (4.0 以降。前のバージョンでも出来ることあり) はアクセスポイントモードの Bluetooth パーソナルエリアネットワーク (PAN) に対応しています。

NetworkManager がこのアクションを実行できネットワークの初期化を処理します。詳しくはドキュメントを見て下さい。

もしくは: Bluetooth の記事の記述に従って、ペアリングをしてコンピュータと Android デバイスを接続できるようにしてから、次を実行 (デバイスのアドレス (AA_BB_CC_DD_EE_FF) は置き換えて下さい):

$ dbus-send --system --type=method_call --dest=org.bluez /org/bluez/hci0/dev_AA_BB_CC_DD_EE_FF org.bluez.Network1.Connect string:'nap'

これでネットワークインターフェース bnep0 が作成されます。最後に、このインターフェースでネットワーク接続を設定してください。Android はデフォルトで DHCP を提供します。

SOCKS プロクシを使ってテザリング

このテザリング方法はスマートフォンから PC へのポートフォワーディングによって行います。ブラウジングだけに使うことができます。Firefox の場合、about:confignetwork.proxy.socks_remote_dnstrue に設定してください。

必要なツール

手順

Tetherbot

[1]Using the Socks Proxy の指示に従って下さい。

Proxoid

[2] で説明されている手順に従って下さい。