「Lenovo ThinkPad X230」の版間の差分

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一部のモデルには USB UMTS モデムが内蔵されています:
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$ geteltorito.pl g2uj24us.iso > update.img
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$ sudo dd bs=512K if=update.img of=/dev/sdX
   
 
== 省電力設定 ==
 
== 省電力設定 ==

2017年4月9日 (日) 14:15時点における版

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設定

カーネル

/etc/mkinitcpio.conf
MODULES="i915"

上記のファイルを保存して mkinitcpio -p linux コマンドを実行して initramfs イメージを再生成し、カーネルパラメータに書かれている手順に従ってください。

ディスプレイ

X230 は 125.37 DPI の IPS または TN ディスプレイを使っています。詳しくは HiDPI のページを見てください。.xinitrc などの自動起動ファイルで xrandr --dpi 125.37 コマンドを実行することで設定できます。

ドライバーについては Intel を見てください。

タッチパッド

デフォルト設定ではマウスがとびとびになってタッチパッドがまともに使えません。Ubuntu Bugtracker に以下のファイルを追加する解決方法が載っています:

/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
Section "InputClass"
        Identifier "touchpad"
        MatchProduct "SynPS/2 Synaptics TouchPad"
        # MatchTag "lenovo_x230_all"
        Driver "synaptics"
        # fix touchpad resolution
        Option "VertResolution" "100"
        Option "HorizResolution" "65"
        # disable synaptics driver pointer acceleration
        Option "MinSpeed" "1"
        Option "MaxSpeed" "1"
        # tweak the X-server pointer acceleration
        Option "AccelerationProfile" "2"
        Option "AdaptiveDeceleration" "16"
        Option "ConstantDeceleration" "16"
        Option "VelocityScale" "20"
        Option "AccelerationNumerator" "30"
        Option "AccelerationDenominator" "10"
        Option "AccelerationThreshold" "10"
	# Disable two fingers right mouse click
	Option "TapButton2" "0"
        Option "HorizHysteresis" "100"
        Option "VertHysteresis" "100"
EndSection

dconf で設定するマウスのアクセラレーションの値は 2.8 が最適です。

バックライト制御キー

ノート: ほとんどの X230 では、バックライトはデフォルトで問題なく動作します。問題がある場合だけ以下を見てください。

一部の ThinkPad はファームウェアの問題によってバックライトの制御キー (X230 では fn + F8/F9) が正しく機能しません。GNOME の電源管理パネルや sysfs を使うことでバックライトの明るさを設定できます。

acpi_osi="!Windows 2012" カーネルパラメータを追加することで問題が解決することもあります。ただしキーで設定できる明るさは8段階だけになります。詳しくは [1] を見てください。

サスペンド

システムデバイスを認識できない省電力ツールを使うと問題が起こります。systemd のシャットダウントリガに変更を加えないとマシンをシャットダウンしたときに再起動してしまいます。以下を /etc/rc.local.shutdown に追加してサービスを更新・有効化してください。

/etc/rc.local.shutdown
#!/bin/bash
# /etc/rc.local.shutdown: Local shutdown script.
# A script to act as a workaround for the bug in the runtime power management module, which causes thinkpad laptops to restart after shutting down. 
# Bus list for the runtime power management module.
buslist="pci i2c"
for bus in $buslist; do                                                             
  for i in /sys/bus/$bus/devices/*/power/control; do                              
    echo on > $i
  done
done
/usr/lib/systemd/system/rc-local-shutdown.service
[Unit]
Description=/etc/rc.local.shutdown Compatibility
ConditionFileIsExecutable=/etc/rc.local.shutdown
DefaultDependencies=no
After=rc-local.service basic.target
Before=shutdown.target

[Service]
Type=oneshot
ExecStart=/etc/rc.local.shutdown
StandardInput=tty
RemainAfterExit=yes

UMTS モデム

一部のモデルには USB UMTS モデムが内蔵されています:

$ lsusb -d 0bdb:1926
Bus 003 Device 004: ID 0bdb:1926 Ericsson Business Mobile Networks BV H5321 gw Mobile Broadband Driver

NetworkManager でモデムを使うには modemmanager パッケージのインストールが必要です。

カーネルモジュールオプションを設定することで ModemManager から認識されるようになります:

/etc/modprobe.d/umts-modem.conf
options cdc_ncm prefer_mbim=N

USB BIOS アップデート

geteltoritoAUR を使うことで BIOS アップデート ISO からブータブル USB イメージを作成できます:

$ geteltorito.pl g2uj24us.iso > update.img 
$ sudo dd bs=512K if=update.img of=/dev/sdX

省電力設定

省電力設定を見てください。

acpi_backlight=vendor カーネルパラメータを使うことでメーカー固有の ACPI ドライバー (thinkpad_acpi) をロードでき、輝度調整キー (Fn + F8 や Fn + F9) が使えるようになります。

標準の Arch カーネル (3.7.10-1 現在) では acpi_backlight=vendor カーネルオプションを使う方法もあり、キーボードライトも制御できます (Fn + スペースバー)。

TLP

TLP を使用する場合はハードウェアのバグに注意してください。充電の閾値は上下どちらかしか使わないことを推奨します。TLP の開発者は以下の設定を推奨しています [2]:

/etc/default/tlp
START_CHARGE_THRESH_BAT0=67
STOP_CHARGE_THRESH_BAT0=100

x230T (タブレット版)

マルチタッチディスプレイ

ノート: 一部の x230t には wacom タブレットに加えてマルチタッチディスプレイが装備されています。

xf86-input-libinput で使うことができます。

Wacom タブレット

xf86-input-wacom を使うことで機能します。Wacom タブレットを見てください。

動作しない機能

  • マイクのオンオフキーは機能しません。
ノート: GNOME では問題なく動作します。

参照