「PS3 Mediaserver」の版間の差分

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[https://github.com/ps3mediaserver/ps3mediaserver PS3 Media Server] はクロスプラットフォームの DLNA 対応 UPnP メディアサーバーです。[[Java]] で書かれています。
Java で実装されたサーバーです。様々なクライアントに対応したトランスコードプロファイルをデフォルトで内蔵していますが、ヘッドレスサーバーとして使うための情報はあまりありません。
 
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様々なクライアントに対応したトランスコードプロファイルをデフォルトで内蔵していますが、ヘッドレスサーバーとして使うための情報はあまりありません。
   
 
== インストール ==
 
== インストール ==
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{{Note|{{AUR|tsmuxer}} が32ビットのパッケージで依存しているため、64ビット環境で使用するには [[multilib]] リポジトリを有効にする必要があります。}}
[[Arch User Repository|AUR]] から {{AUR|pms}} をインストールしてください。
 
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{{AUR|pms}} パッケージを[[インストール]]してください。
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==
デフォルトのインストール場所は /opt/pms で、設定ファイルは /opt/pms/PMS.conf です。設定ファイル内にそれぞれのオプションの説明が書かれています。
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デフォルトのインストール場所は {{ic|/opt/pms}} で、設定ファイルは {{ic|/opt/pms/PMS.conf}} です。設定ファイル内にそれぞれのオプションの説明が書かれています。
   
ヘッドレスのサーバーで動かす場合
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ヘッドレスのサーバーで動かす場合:
 
{{hc|Operating Mode|
 
{{hc|Operating Mode|
 
minimized = true}}
 
minimized = true}}
   
ファイルシステム全体から表示する場所を絞りたい場合
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ファイルシステム全体から表示する場所を絞りたい場合:
 
{{hc|Media Locations|
 
{{hc|Media Locations|
 
folders = /directory.you.want.shareuser name to run it asd/,/another.directory
 
folders = /directory.you.want.shareuser name to run it asd/,/another.directory
 
}}
 
}}
   
オーディオトラックが間違っている場合 (例: 英語)
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オーディオトラックが間違っている場合 (例: 英語):
 
{{hc|Audio language priority|
 
{{hc|Audio language priority|
 
mencoder_audiolangs = eng,und
 
mencoder_audiolangs = eng,und
 
}}
 
}}
   
英語の動画ではサブタイトルを出さず、それ以外では英語のサブタイトルを表示する場合
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英語の動画ではサブタイトルを出さず、それ以外では英語のサブタイトルを表示する場合:
 
{{hc|Subtitle language priority|
 
{{hc|Subtitle language priority|
 
mencoder_sublangs = loc,eng,und
 
mencoder_sublangs = loc,eng,und
 
}}
 
}}
   
全てのオプションの一覧は[http://ps3mediaserver.org/forum/viewtopic.php?f=3&t=254&hilit=pms.conf#p15283 ここ]にあります。
+
全てのオプションの一覧は [http://ps3mediaserver.org/forum/viewtopic.php?f=3&t=254&hilit=pms.conf#p15283 ここ] にあります。
 
システム全体の設定ファイルを編集してください:
 
{{hc|/etc/conf.d/pms|2=
 
PMS_USER='<pms を実行するユーザー名>'
 
}}
 
設定ファイルは /home/<pms を実行するユーザー名>/.config/PMS/PMS.conf に置くようにしてください。
 
 
{{hc|以下の作業はシステムによっては必要ありません|
 
# mkdir /opt/pms/database
 
# chown <ユーザー名> /opt/pms/database
 
}}
 
 
== デーモンとして実行 ==
 
=== SysVinit ===
 
 
以下の修正デーモンスクリプト (オリジナルは pms-svn) を使って下さい。
 
{{hc|/etc/rc.d/pms|
 
#!/bin/bash
 
 
. /etc/rc.conf
 
. /etc/rc.d/functions
 
. /etc/conf.d/pms
 
 
PID&#61;`cat /var/run/pms.pid 2> /dev/null`
 
[ -z "$PID" ] && PID&#61;`ps -Ao pid,command &#124; grep java &#124; grep pms.jar &#124; awk '{print $1}'`
 
 
case "$1" in
 
start)
 
stat_busy "Starting PS3 Media Server"
 
if [ -z "$PID" ]; then
 
if [ -n "$PMS_USER" ]; then
 
su -s '/bin/sh' $PMS_USER -c "/usr/bin/ps3mediaserver &>> /var/log/pms.log" &
 
else
 
/usr/bin/ps3mediaserver &>> /var/log/pms.log &
 
fi
 
PID&#61;$!
 
if [ $? -gt 0 ]; then
 
stat_fail
 
else
 
echo $PID > /var/run/pms.pid
 
add_daemon pms
 
stat_done
 
fi
 
fi
 
;;
 
stop)
 
stat_busy "Stopping PS3 Media Server"
 
[ ! -z "$PID" ] && kill $PID &> /dev/null
 
while ps -p $PID &> /dev/null; do sleep 1; done
 
if [ $? -gt 0 ]; then
 
stat_fail
 
else
 
rm /var/run/pms.pid 2> /dev/null
 
rm_daemon pms
 
stat_done
 
fi
 
;;
 
restart)
 
$0 stop
 
sleep 1
 
$0 start
 
;;
 
*)
 
echo "usage: $0 {start&#124;stop&#124;restart}"
 
;;
 
esac
 
exit 0
 
}}
 
 
# /etc/rc.d/pms start
 
 
* (任意) 'tail -f /var/log/pms.log' や 'tail -f /opt/pms/debug.log' で問題が起こった時に出力が見れます。
 
 
=== systemd ===
 
   
  +
== 実行 ==
現在 (1.71.0-2 から) パッケージには systemd のユニットファイルがデフォルトで含まれています。インストール後に以下を実行してください:
 
   
  +
{{ic|pms@'''user'''.service}} を[[起動]]してください。{{ic|'''user'''}} は PMS を実行するユーザーの名前に置き換えてください。
# systemctl daemon-reload
 
# systemctl start pms@<ユーザー名> # pms を実行
 
# systemctl enable pms@<ユーザー名> # 起動時に自動実行
 
# journalctl -u pms@<ユーザー名> # ログファイルにデバッグ出力
 
   
 
== インデックス化(索引付け) ==
 
== インデックス化(索引付け) ==
   
  +
インデックスの作成はサービスの起動時に自動的に行われるはずですが、行われない場合は手動で行うことができます:
 
* ウェブブラウザを使って次のページに行き: <nowiki>http://<サーバーの ip アドレス>:5001/console/home</nowiki>
 
* ウェブブラウザを使って次のページに行き: <nowiki>http://<サーバーの ip アドレス>:5001/console/home</nowiki>
 
* 'index files and folders' をクリック
 
* 'index files and folders' をクリック

2017年10月30日 (月) 23:18時点における版

PS3 Media Server はクロスプラットフォームの DLNA 対応 UPnP メディアサーバーです。Java で書かれています。

様々なクライアントに対応したトランスコードプロファイルをデフォルトで内蔵していますが、ヘッドレスサーバーとして使うための情報はあまりありません。

インストール

ノート: tsmuxerAUR が32ビットのパッケージで依存しているため、64ビット環境で使用するには multilib リポジトリを有効にする必要があります。

pmsAUR パッケージをインストールしてください。

設定

デフォルトのインストール場所は /opt/pms で、設定ファイルは /opt/pms/PMS.conf です。設定ファイル内にそれぞれのオプションの説明が書かれています。

ヘッドレスのサーバーで動かす場合:

Operating Mode
minimized = true

ファイルシステム全体から表示する場所を絞りたい場合:

Media Locations
folders = /directory.you.want.shareuser name to run it asd/,/another.directory

オーディオトラックが間違っている場合 (例: 英語):

Audio language priority
mencoder_audiolangs = eng,und

英語の動画ではサブタイトルを出さず、それ以外では英語のサブタイトルを表示する場合:

Subtitle language priority
mencoder_sublangs = loc,eng,und

全てのオプションの一覧は ここ にあります。

実行

pms@user.service起動してください。user は PMS を実行するユーザーの名前に置き換えてください。

インデックス化(索引付け)

インデックスの作成はサービスの起動時に自動的に行われるはずですが、行われない場合は手動で行うことができます:

  • ウェブブラウザを使って次のページに行き: http://<サーバーの ip アドレス>:5001/console/home
  • 'index files and folders' をクリック
  • それでインデックスが作られます。