「Remind」の版間の差分
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{{ic|-p}} オプションで ''remind'' から出力される文字列は ''rem2ps'' で処理できます。''rem2ps'' はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで ''evince'' などのプログラムで開くことができるようになります。 |
{{ic|-p}} オプションで ''remind'' から出力される文字列は ''rem2ps'' で処理できます。''rem2ps'' はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで ''evince'' などのプログラムで開くことができるようになります。 |
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+ | ''PostScript'' ファイルは {{ic|ps2pdf}} で変換できます。Ps2pdf は {{Pkg|ghostscript}} パッケージに入っています。 |
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2018年3月30日 (金) 22:23時点における版
Remind は高性能なカレンダー・アラームプログラムです。以下の機能を備えています:
- 洗練されたスクリプト言語と休日や例外の賢い処理。
- プレーンテキスト, PostScript, HTML での出力。
- リマインダーやポップアップアラームの設定。
- スクリプト言語を学ぶ気のない人のためのフレンドリーなグラフィカルフロントエンド。
- グレゴリオ暦とユダヤ暦に対応。
- 12カ国語をサポート。
インストール
設定
インストール後、remind スクリプトファイル (.rem) を使ってリマインダーを定義できます。作成したファイルは ~/.reminders
や ~/.config/remind
に置くと良いでしょう。
以下は remind スクリプトで書いたリマインダーの例です:
~/.config/remind/reminders.rem
REM Jan 1 MSG Remind every year on new years day REM January 1 2015 MSG Remind only on new years day 2015 REM Sunday 2 MSG Remind every second Sunday REM March Monday 1 --7 MSG remind on the last Monday of February REM December 25 +30 MSG Christmas
最後から2番目のリマインダーは次の月から7日間を引いています。+
記号は指定した日付よりも早くメッセージを表示します。
remind の設定について詳しくは remind(1) の man ページを見てください。
インクルード
リマインダースクリプトでは他のスクリプトをインポートすることができます。例えば、以下のようにして誕生日のリマインダーと休日のリマインダーを別のファイルに分けることができます:
include ~/.config/remind/birthdays.rem include ~/.config/remind/holidays.rem
使用方法
remind を使うことでリマインダーの確認ができます。リマインダーファイルを remind に指定してください:
$ remind ~/.config/remind/reminders.rem
上記のコマンドはユーザーに通知することが予定されているリマインダーのリストを出力します。
テキストベースのカレンダーを出力するには -c
オプションを使用:
remind -c1 ~/.config/remind/reminders.rem
上記のコマンドは現在の月のカレンダーを出力します。来月以降を出力するには、1
を出力したい月数に置き換えてください。
PostScript / PDF カレンダー
PostScript 形式でカレンダーを作成することもできます:
$ remind -c2 -p ~/.config/remind/reminders.rem | rem2ps > calendar.ps
-p
オプションで remind から出力される文字列は rem2ps で処理できます。rem2ps はデフォルトでは標準出力に出力するので、ファイルにリダイレクトすることで evince などのプログラムで開くことができるようになります。
PostScript ファイルは ps2pdf
で変換できます。Ps2pdf は ghostscript パッケージに入っています。
参照
- remind(1) — man ページ