NTFS
Wikipedia より:
- NTFS (New Technology File System) は、Microsoft が開発した独自のジャーナリングファイルシステムです。 Windows NT 3.1以降、これは WindowsNT ファミリのデフォルトのファイルシステムです。
ntfs3 カーネルドライバーはファイルシステムの読み取りと書き込みをサポートしています。
目次
ヒントとテクニック
パフォーマンスの向上
prealloc
mount(8) オプションを有効にすると、並列書き込み操作の場合に断片化を減らすことができます (HDD の場合に最も役立ちます)
Windows で許可されていない名前の作成を防止する
NTFS 自体には使用する文字と名前に対する制限はありませんが、Windows には制限があります
カーネルバージョン 6.2 以降、ntfs3 は windows_names
mount(8) オプションをサポートします。互換性を厳密に維持するために使用します。
既知の課題
マウントに必要な明示的なファイルシステムタイプ
ntfs3
をマウントにはファイルシステムタイプが必要です。
ファイルシステムをマウントするには、ファイルシステムタイプを ntfs3
と指定します。例えば、mount(8) の -t
/--types
オプションを使用します。
# mount -t ntfs3 /dev/sdxY /mnt
トラブルシューティング
unknown filesystem type 'ntfs'
NTFS をマウントする際に、以下のようなエラーが発生することがあります。
mount: /mnt: unknown filesystem type 'ntfs'
マウントに必要な明示的なファイルシステムタイプ を参照してください。
ntfs
パーティションのデフォルトドライバとして、ntfs3
を使用したい場合、このような udev ルールが役立ちます。
/etc/udev/rules.d/ntfs3_by_default.rules
SUBSYSTEM=="block", ENV{ID_FS_TYPE}=="ntfs", ENV{ID_FS_TYPE}="ntfs3"
ただし、この方法は推奨されず、一部のサードパーティツールを混乱させるがあります。
パーティションがダーティとマークされているため、ntfs3 でマウントできない
正常な NTFS パーティション (つまり、NTFS-3G で正常にマウントされ、ntfsfix --no-action
がエラーを報告しないパーティション) をマウントしようとすると、次のエラーが発生する場合があります:
mount: /mnt: wrong fs type, bad option, bad superblock on /dev/sdb1, missing codepage or helper program, or other error. dmesg(1) may have more information after failed mount system call.
ntfs3 は、強制オプションを使用しないと、ボリュームがダーティとしてマークされているパーティションをマウントしません。dmesg
は次のように言って、状況の認識を明示的に支援します:
sdb1: volume is dirty and "force" flag is not set!
引数の --clear-dirty
を ntfsfix
に渡してクリーンアップしてみてください。[1]
参照
- NTFS3 kernel documentation
- NTFS3 Driver FAQ – Paragon Software Group
- NTFS3 performance comparison