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FAT
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[[Category:ファイルシステム]] [[en:FAT]] [[ru:FAT]] {{Related articles start}} {{Related|ファイルシステム}} {{Related articles end}} [[Wikipedia:ja:File Allocation Table]] より: :File Allocation Table (FAT) はコンピュータファイルシステムの構造であり、その構造を利用する業界標準のファイルシステムを指す。FAT ファイルシステムは単純かつ堅牢な旧式のファイルシステムである。簡単な実装でも優れた性能を発揮できるが、新しいファイルシステムのような性能・信頼性・拡張性は持っていない。しかしながら、パーソナルコンピュータや携帯端末、組み込み環境などで動作するほとんど全てのオペレーティングシステムによって FAT はサポートされているため、コンピュータや携帯デバイスなどで相互にデータを交換したい場合に FAT は適している。 == ファイルシステムの作成 == FAT ファイルシステムを作成するには {{Pkg|dosfstools}} パッケージを[[インストール]]してください。 {{ic|mkfs.fat}} は FAT12, FAT16, FAT32 の作成をサポートしています。それぞれの違いについては [[Wikipedia:ja:File Allocation Table#実装]] を参照してください。{{ic|mkfs.fat}} はパーティションの容量にあわせて FAT のタイプを選択します。明示的に特定のタイプの FAT ファイルシステムを作成したいときは {{ic|-F}} オプションを使ってください。詳しくは {{man|8|mkfs.fat}} を参照。 {{Tip|大抵の場合は FAT32 を使うほうが良いでしょう。}} パーティションを FAT32 にフォーマット: # mkfs.fat -F 32 /dev/''partition'' == カーネルの設定 == 以下はカーネルのデフォルトのマウント設定です: {{hc|<nowiki>$ zgrep -e FAT -e DOS /proc/config.gz | sort -r </nowiki>|2= # DOS/FAT/NT Filesystems CONFIG_FAT_FS=m CONFIG_MSDOS_PARTITION=y CONFIG_FAT_FS=m CONFIG_MSDOS_FS=m CONFIG_VFAT_FS=m CONFIG_FAT_DEFAULT_CODEPAGE=437 CONFIG_FAT_DEFAULT_IOCHARSET="iso8859-1" CONFIG_NCPFS_SMALLDOS=y }} オプションを説明すると: * 言語の設定: {{ic|CONFIG_FAT_DEFAULT_CODEPAGE}}, {{ic|CONFIG_FAT_DEFAULT_IOCHARSET}} * FAT パーティションのファイル名を全て小文字にする: {{ic|CONFIG_NCPFS_SMALLDOS}} * FAT ファイルシステムのサポートを有効にする: {{ic|CONFIG_FAT_FS}}, {{ic|CONFIG_MSDOS_FS}}, {{ic|CONFIG_VFAT_FS}} * 86x PC で FAT でパーティションされたハードディスクのサポートを有効にする: {{ic|CONFIG_MSDOS_PARTITION}} mount によって検出されたパーティションタイプが VFAT だった場合 {{ic|/usr/bin/mount.vfat}} スクリプトが実行されます: {{hc|/usr/bin/mount.vfat|2= #!/bin/bash #mount VFAT with full rw (read-write) permissions for all users #/usr/bin/mount -i -t vfat -oumask=0000,iocharset=utf8 "$@" #The above is the same as mount -i -t vfat -oiocharset=utf8,fmask=0000,dmask=0000 "$@" }} == FAT32 に標準ユーザーとして書き込み == FAT32 パーティションに書き込みを行うには、[[fstab]] ファイルに修正を加える必要があります。 {{hc|/etc/fstab|2= /dev/sdxY /mnt/some_folder vfat user,rw,umask=000 0 0}} {{ic|user}} フラグは全てのユーザーが (つまり root でなくても) {{ic|/dev/sdX}} パーティションをマウント・アンマウントできることを意味しています。{{ic|rw}} は読み書きの許可を与えます; {{ic|umask}} オプションは選択した権利を削除します - 例えば {{ic|1=umask=111}} は実行権限を削除します。問題は、このエントリはディレクトリからも実行権限を削除してしまうことであり、それを {{ic|1=dmask=000}} で修正しなくてはなりません。[[Umask]] を参照。 これらのオプションがないと、全てのファイルは実行可能になります。umask や dmask オプションの代わりに {{ic|showexec}} オプションを使うことができ、全ての Windows の実行可能ファイル (com, exe, bat) を実行可能な色で表示します。 例えば、FAT32 パーティションが {{ic|/dev/sda9}} にあって、{{ic|/mnt/fat32}} にマウントしたい場合、次のようにします: {{hc|/etc/fstab|2= /dev/sda9 /mnt/fat32 vfat user,rw,umask=111,dmask=000 0 0}} 上記のように設定することで、誰でも以下のようにマウントできるようになります: $ mount /mnt/fat32 アンマウントしたい場合: $ umount /mnt/fat32 == 参照 == * [http://www.nslu2-linux.org/wiki/HowTo/MountFATFileSystems MountFATFileSystems]
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