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[[Category:ビデオ]] [[Category:オーディオ]] [[cs:MPlayer]] [[de:MPlayer]] [[el:MPlayer]] [[en:MPlayer]] [[es:MPlayer]] [[fr:MPlayer]] [[it:MPlayer]] [[ru:MPlayer]] [[uk:MPlayer]] [[zh-hans:MPlayer]] {{Related articles start}} {{Related|mpv}} {{Related articles end}} [http://www.mplayerhq.hu/ MPlayer] は GNU/Linux 向けの人気のある動画プレイヤーです。多くの動画・音声フォーマットをサポートしており、動画の再生以外にも多目的に使用することができます。 == インストール == {{Pkg|mplayer}} パッケージを[[インストール]]してください。開発版は {{AUR|mplayer-svn}} パッケージでインストールできます。 注目すべきバリエーションとしては、[[VA-API]] を有効にする {{AUR|mplayer-vaapi}} です。 === フロントエンド / GUI === [[アプリケーション一覧/マルチメディア#MPlayer-based]] をご覧ください。 == 設定 == システム全体の設定は {{ic|/etc/mplayer/}} に、ローカルユーザーの設定は {{ic|~/.mplayer/}} に保存されます。{{ic|/etc/mplayer/}} に含まれているデフォルトのファイル: * {{ic|codecs.conf}} - コーデックの設定を記述します。 * {{ic|example.conf}} - {{ic|mplayer.conf}} のサンプルファイルです。{{ic|mplayer.conf}} はインストールしただけでは自動で作成されません。 * {{ic|input.conf}} - ホットキーの設定を記述します。 {{ic|~/.mplayer/}} にはデフォルトで ''config'' という名前のファイルが作成されます。 参照: [http://mplayerhq.hu/DOCS/man/en/mplayer.1.html#CONFIGURATION%20FILES MPlayer サンプル設定ファイル], {{man|1|mplayer}}。 === キーバインディング === システム全体のキーバインディングは {{ic|/etc/mplayer/input.conf}} で設定します。ユーザー別のキーバインディングは {{ic|~/.mplayer/input.conf}} に保存されています。以下はデフォルトの MPlayer の基本的なキーの一部です。キーボードショートカットの完全なリストは {{man|1|mplayer}} を見て下さい。 参照: [[LQWiki:XF86 keyboard symbols]] == ヒントとテクニック == === 自動レジューム再生 === 自動レジュームのために、{{AUR|mplayer-resumer}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} パッケージをインストールすることができます。このパッケージには MPlayer の Perl ラッパースクリプトが含まれており、最後に停止した箇所から自動でレジューム再生することが可能です。 使用するには、MPlayer の代わりにラッパースクリプトを呼び出すようにしてください: $ mplayer-resumer ''options'' ''path/to/file'' MPlayer を閉じたすぐ後 (デフォルトでは5秒以内) にこのスクリプトを再起動すると、動画のレジューム位置を保存するのに使われるファイルが削除されてしまいます。結果的に動画の最初から再生されることになります。 再生する動画ファイルが読み取り専用のファイルシステム上など、ファイルを書き込むことができない場所にある場合、レジュームは失敗します。現在の実装では、タイムコードを保存するファイルを動画ファイルと同じ場所に保存するためです。 === ハードウェアアクセラレーション === [[ハードウェアビデオアクセラレーション]]を見てください。 ==== VDPAU の有効化 ==== 以下をシステム全体の設定ファイル ({{ic|/etc/mplayer/mplayer.conf}}) かユーザー別の設定ファイル ({{ic|~/.mplayer/config}}) どちらかに追加してください: vo=vdpau, vc=ffh264vdpau,ffmpeg12vdpau,ffodivxvdpau,ffwmv3vdpau,ffvc1vdpau,ffhevcvdpau, {{Note| * 最後のカンマは意味があります。指定されたドライバーが見つからない時に他のドライバーとコーデックにフォールバックします。 * {{ic|-vo}} オプションは VDPAU ビデオ出力ドライバーを選択します。{{ic|-vc}} オプションは VDPAU ビデオコーデックを選択します。 * {{ic|ffodivxvdpau}} コーデックは、最新シリーズの NVIDIA ハードウェアでのみサポートされています。特定のハードウェアに基づいて省略することを検討してください。詳細については、[[ハードウェアビデオアクセラレーション#NVIDIA]] を参照してください。}} ==== VA-API の有効化 ==== メインラインの MPlayer は VA-API をサポートしていませんが、サポートを追加する {{AUR|mplayer-vaapi}} フォークが存在します。 {{bc|$ mplayer -vo vaapi -va vaapi ''foobar.mpeg''}} *'''-vo''' - vaapi ビデオ出力ドライバの選択 *'''-va''' - vaapi ビデオデコードドライバの選択 MPlayer ベースのプレイヤー: * {{pkg|gnome-mplayer}}: ハードウェアアクセラレーションを有効にするには: {{ic|編集 -> 環境設定 -> プレイヤー}} からビデオの出力を "''vaapi''" に設定してください。 * {{pkg|smplayer}}: ハードウェアアクセラレーションを有効にするには: {{ic|オプション -> 環境設定 -> 全般 -> ビデオ}} から出力ドライバーを "''vaapi''" に設定してください。 === Radeon カードで Composite が有効になった状態の半透明再生 === X で半透明のビデオ出力をするには MPlayer のテクスチャビデオを有効にする必要があります: $ mplayer -vo xv:adaptor=1 ''file'' もしくは {{ic|~/.mplayer/config}} に以下の行を追加してください: vo=xv:adaptor=1 {{ic|xvinfo}} を使うことでビデオモードがあなたのグラフィックカードをサポートしているかどうか確認できます。 === ビデオストリームの再生 === ビデオストリーム (例: {{ic|ASX}} リンク) を再生するには次のコマンドを使って下さい: $ mplayer -playlist link-to-stream.asx ストリームは実際はプレイリストなので再生するには {{ic|-playlist}} オプションが必須です。 ==== DVD の再生 ==== MPlayer で DVD を再生するには: $ mplayer dvd://''N'' ''N'' は再生したいタイトル番号に置き換えてください。よくわからない場合は 1 から順に使ってみて下さい。特定のチャプターを再生するには '-chapter' フラグを使って下さい。例えば、コマンドに '-chapter 5' を追加すればタイトルのチャプター5から dvd の再生が始まります。 Mplayer はデフォルトでは {{ic|/dev/dvd}} を確認します。コマンドラインで {{ic|dvd-device}} を使うか {{ic|~/.mplayer/config}} で {{ic|dvd-device}} 変数を使うかして {{ic|/dev/sr0}} を利用するようにしてください。 DVD イメージファイルを再生するには: $ mplayer -dvd-device movie.iso dvd://''N'' DVD のメニューを有効にするには: $ mplayer dvdnav:// {{Note|矢印キーで移動して {{ic|Enter}} キーで選択できます。}} DVD のメニューでのマウスサポートを有効にするには: $ mplayer -mouse-movements dvdnav:// 音声言語を確認するには、{{ic|-v}} スイッチをつけて MPlayer を実行するとオーディオ ID を出力します。音声トラックは {{ic|-aid ''audio_id''}} で選択します。デフォルトの音声言語は {{ic|~/.mplayer/config}} を編集して設定します、英語音声なら {{ic|1=alang=en}} という行を追加してください。 MPlayer では、DVD のボリュームが低く設定されているかもしれません。最大ボリュームを 400% にまで増加させるには、{{ic|1=softvol=yes}} と {{ic|1=softvol-max=400}} を使って下さい。最初のボリュームがソフトウェアボリュームの 100% にデフォルトが設定され、全体的なミキサーのレベルはそのままになります。{{ic|9}} と {{ic|0}} キーを使うことで、ボリュームを 0 から 400 パーセントまで調整可能です。 alang=en softvol=yes softvol-max=400 ==== DVB-T ストリーミング ==== 詳しくは [[DVB-T]] を見て下さい。 === JACK サポート === MPlayer のオーディオ出力先を [[JACK Audio Connection Kit|JACK]] にするのをデフォルトにするには、{{ic|~/.mplayer/config}} を編集して次を追加してください: ao=jack JACK を常時実行していない場合は、次のようにしてコマンドラインから MPlayer を呼び出すことで必要に応じて MPlayer を JACK に出力することができます: $ mplayer -ao jack [path/to/file] === 高度な字幕 === Advanced SubStation Alpha (ass) または SubStation Alpha (ssa) フォーマットの字幕を正しく表示するには、{{ic|~/.mplayer/config}} を編集して以下を追加するか: ass=true もしくはコマンドラインに -ass を追加する必要があります: $ mplayer -ass ''path/to/subtitledVideo.mkv'' 上記のフラグを有効にする必要があるのは字幕に数字が表示される場合などです。位置情報が誤って画面に表示するテキストとして認識されると発生します。また、Mplayer によって字幕が長すぎる、改行が多すぎるとエラーが吐かれることもあります。 {{ic|ass}} を有効にすると埋め込みフォントも有効になります。mplayer のマニュアルページによれば {{Pkg|fontconfig}} がバージョン 2.4.2 以上であれば {{ic|1=embeddedfonts=true}} の追加は不要です。埋め込みフォントが存在しない場合は Fontconfig によって使用するフォントが選択されます。OSD の字幕レンダラーと異なるフォントが使われるようになる場合があります。 === インターネットラジオ === 以下は事前に定義したラジオ局を再生・停止するスクリプトの例です [http://www.linuxforums.org/forum/miscellaneous/199396-mplayer-flash.html#post941062]: {{bc|<nowiki> #!/bin/bash XX="X"$1; PLAYIT='mplayer -loop 0 -playlist http://*.*.*.*:8000/listen.pls'; if [ "$XX" == "Xstop" ]; then killall mplayer; else if [ 'EX' == 'EX'"$(pidof mplayer)" ]; then if [ "$UID" -ne 0 ]; then nohup $PLAYIT &> /dev/null & disown; else echo The "root" user is not allowed to run this script. fi else echo mplayer is already running by user: $(ps -eo user,comm | grep -i "mplayer"$ | sed 's/ mplayer/,/m') | sed "s/ ,$/./m"; fi fi </nowiki>}} 実行中の mplayer インスタンスを確認するには: $ ps -eo pcpu,pid,user,comm | grep -i "mplayer"$ | sed "s/ mplayer$//m" == トラブルシューティング == === 再生中に Mplayer がランダムで停止する === Mplayer は alsa での再生に問題を抱えているようです。pulseaudio に切り替えれば、動画再生で発生する mplayer のランダムな停止を回避できます。 === MPlayer で空白を含むファイルを開けない === 空白の入っているファイルを開こうとすると (例: 'The Movie')、ファイル {{ic|file:///''The%20Movie''}} が開けないと表示して MPlayer がファイルのオープンに失敗することがあります (空白は全て {{ic|%20}} に変換されます)。この問題は {{ic|/usr/share/applications/mplayer.desktop}} を編集して以下の行を: Exec=mplayer %U 次のように変更することで修正できます: Exec=mplayer "%F" MPlayer のフロントエンド/GUI を使用している場合は、{{ic|<nowiki>Exec=gui_name "%F"</nowiki>}} としてください。 === SMPlayer: 動画が表示されない問題 === SMPlayer が {{ic|MP4}} (または {{ic|FLV}}) ビデオを開いたときに問題が起こることがあります。音声だけが流れて動画が出ない場合、{{ic|~/.mplayer/config}} ファイルに以下の行を追加すると直るかもしれません: [extension.mp4] demuxer=mov これでも問題が直らない場合、SMPlayer が特定のファイルの設定を維持してしまっているのが原因です。SMPlayer が使っている全てのファイルの設定を削除すれば問題が解決するでしょう: $ rm -rf ~/.config/smplayer/file_settings === SMPlayer: 一時停止した後、再生ができない === オーディオ出力ドライバーが間違って設定されていると SMPlayer は動画の再生を停止します。オーディオドライバーの設定を正しくすることで修正できます。例えば、PulseAudio を使っている場合、{{ic|-ao pulse}} 引数を付けて MPlayer を起動するか、{{ic|~/.mplayer/config}} ファイルに以下を追記することで解決可能です: ao=pulse また、SMPlayer で ''Options > Preferences > General > Audio'' を開いて ''Output Driver' オプションを ''pulse'' に設定することでも変更できます。 === SMPlayer: GNOME で透過を使うと動画が表示されない === Compiz を使って透過を行っている場合に GNOME でこの問題が発生することがあります: SMPlayer は透過画面で音声を再生しますが、動画が表示されません。この問題を修正するには、(root で) 以下のファイルを作成してください: {{hc|/usr/local/bin/smplayer.helper|<nowiki> export XLIB_SKIP_ARGB_VISUALS=1 exec smplayer.real "$@" </nowiki>}} そして以下を実行: # chmod 755 /usr/local/bin/smplayer.helper # ln -sf /usr/local/bin/smplayer.helper /usr/local/bin/smplayer === SMPlayer: OSD のフォントが大きすぎる / 字幕の文章が小さすぎる === SMPlayer 0.8.2.1 (と MPlayer2 20121128-1) から、字幕フォントと OSD フォントの比率がおかしいことになっています。そのために、OSD のテキストが画面全体を覆って、字幕は異常に小さく読めない事態になることがあります。この問題は以下を SMPlayer から MPlayer に渡されるオプションに追加することで解決できます: -subfont-osd-scale 2 オプションは ''Options > Preferences > Advanced > Options for MPlayer'' にあります。また、以下の行を {{ic|~/.mplayer/config}} に追加することでも同じように問題は解決します: subfont-osd-scale=2 === MPlayer で字幕の文字がクエスチョンマークで表示される === 字幕のコードページが utf8 の場合、以下を使ってみてください: -subcp utf8 字幕のコードページは次のコマンドで確認できます: file subtitles.srt [https://www.linuxquestions.org/questions/slackware-14/mplayer-shows-question-marks-for-some-characters-on-subtitle-works-fine-on-xine-906077/ mplayer-shows-question-marks-for-some-characters-on-subtitle] を参照。 === 音楽 CD の再生が途切れがちになる === CDROM のスピンダウンが発生すると CDDA の再生に数行ごとに割り込みが入ります。問題を解決するには {{ic|-cache}} オプションを使ってキャッシュあるいはバッファを設定してください: mplayer cdda://:1 -cache 1024 {{ic|:1}} で CDROM の速度が低くなり安定して回転してノイズが減ります。 == 参照 == * [https://wiki.multimedia.cx/index.php?title=MPlayer_FAQ MPlayer FAQ] * [https://help.ubuntu.com/community/MPlayerTips MPlayer ヒント] * [http://how-to.wikia.com/wiki/How_to_configure_MPlayer How to configure MPlayer] * [https://github.com/acrisci/playerctl playerctl]: メディアプレイヤーを操作するためのコマンドラインユーティリティとライブラリ
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