シェルパッケージガイドラインのソースを表示

[[Category:Arch パッケージガイドライン]]
[[en:Shell package guidelines]]
{{Related articles start}}
{{Related|コマンドラインシェル}}
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{{Package Guidelines}}

== インストール方法 ==

ユーザが [[コマンドラインシェル#デフォルトシェルの変更|シェルの変更]] を行うには、シェルを {{ic|/etc/shells}} に記述する必要があります。ほとんどのシェルパッケージには以下のようなインストールスクリプトがあります。

{{hc|''shellname''.install|
post_install() {
    grep -Fqx /bin/''shellname'' /etc/shells {{!}}{{!}} echo /bin/''shellname'' >>/etc/shells
    grep -Fqx /usr/bin/''shellname'' /etc/shells {{!}}{{!}} echo /usr/bin/''shellname'' >>/etc/shells
}

post_upgrade() {
    post_install
}

post_remove() {
    sed -i -r '/^(\/usr)?\/bin\/''shellname''$/d' etc/shells
}
}}

== シェルの補完機能 ==

ほとんどのシェルは、いくつかの一般的なコマンドの補完セットを内蔵しており、同時に他のパッケージによって提供されるかもしれない関数のために少なくとも1つのシステムディレクトリをスキャンします。次の表は、パッケージが補完ファイルを置く場所と、そのファイル名をまとめたものです。

{| class="wikitable"
! シェル !! ディレクトリ !! ファイル
|-
| [[Bash]] || {{ic|/usr/share/bash-completion/completions}} || {{ic|''binary_name''}}
|-
| [[fish]] || {{ic|/usr/share/fish/vendor_completions.d}} || {{ic|''binary_name''.fish}}
|-
| [[Zsh]] || {{ic|/usr/share/zsh/site-functions}} || {{ic|_''binary_name''}}
|}

その他のシェル

* [[コマンドラインシェル#代替シェル|Elvish]] はいくつかのデフォルトの補完を提供しますが、補完を提供するシステム全体のディレクトリはまだ [[https://github.com/elves/elvish/issues/1004] ありません。Elvish シェル補完関数を生成するパッケージの場合、一つの解決策は {{ic|/usr/share/elvish/completions/''binary_name''.elv}} をパッケージ化して {{ic|post_install()}} 関数を使用して、ユーザーが {{ic|$XDG_CONFIG_HOME/elvish/lib/}} ディレクトリにシンボリックリンクできるように tip を表示することでしょう。

{{Tip|一般的なルールとして、パッケージはシェルに ''depend'' や ''optdepends'' を持つべきではありません。たまたまそのための補完を提供したからといって、パッケージの依存関係を示唆するものではありません。補完機能はデフォルトのシェルパッケージには存在しませんが、補足の収集パッケージ {{Pkg|bash-completion}} や {{Pkg|zsh-completions}} によって ''提供'' されます。これらのパッケージに補完ファイルが存在する場合、それらを {{ic|optdepends}} に追加してください。}}