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FreeNX
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[[Category:リモートデスクトップ]] [[cs:FreeNX]] [[en:FreeNX]] [[ru:FreeNX]] [[zh-hans:FreeNX]] [http://freenx.berlios.de/ FreeNX - the free NX] より: :NX はリモートディスプレイの新技術です。低速度の接続でもローカルと変わらないアプリケーションの反応性を実現します。NX のコアライブラリは [http://www.nomachine.com/ NoMachine] によって GPL で配布されています。FreeNX は NX サーバーと NX クライアントの GPL 実装です。 == インストール == {{AUR|nx3-all}} または {{AUR|nomachine}} パッケージで FreeNX/Nomachine をインストールできます。サーバーとクライアントの両方が含まれています。使用するには sshd デーモンのインストール・実行が必要です ({{Pkg|openssh}} パッケージでインストールできます)。 == 設定 == === サーバー === ==== SSHD ==== freenx の認証を機能させるには、sshd のセットアップが必要です。RSA 認証とパスワード認証を許可して、AuthorizedKeysFile で公開鍵を指定してください。 全体でのパスワードログインを許可したくない場合、以下のように {{ic|/etc/ssh/sshd_config}} ファイルの末尾に match ブロックを追加してください: RSAAuthentication yes PubkeyAuthentication yes PasswordAuthentication no PermitEmptyPasswords yes AuthorizedKeysFile /usr/NX/home/nx/.ssh/authorized_keys /usr/NX/home/nx/.ssh/authorized_keys2 # # # Match Address 127.0.0.1 PasswordAuthentication yes ==== メイン設定 ==== メインの設定ファイルは {{ic|/usr/NX/etc/node.cfg}} です。 デフォルトの22番ポート以外で SSH デーモンを実行する場合、{{ic|SSHD_PORT=22}} をアンコメントして編集してください。 KDE や GNOME デスクトップ環境を使用しているのであればファイルの編集は不要です。その場合デフォルトの MD5SUM コマンドが動作します。Fluxbox/Openbox や Xfce など別のウィンドウマネージャを使用している場合、ファイルを編集する必要があります (下を参照)。 Xfce を使用している場合は CDE 行を以下のように編集してクライアントから cde を起動してください: CommandStartCDE = "/usr/bin/startxfce4" nx3-all パッケージのインストール後、{{ic|sudo /usr/NX/scripts/setup/nxserver --help}} を実行することでインストール・アンインストールの手順を確認できます。 {{Note| * サーバー側には {{Pkg|xdialog}} もインストールしてください。インストールしないとウィンドウを閉じようとしたり {{ic|Ctrl+Alt+t}} を押したときに "suspend/terminate" ダイアログが表示されません。 * 一部の操作では {{Pkg|xterm}} も必須になります。 }} ==== 鍵 ==== サーバーでクライアントを認証するときはデフォルトで鍵が使われます。インストール時に生成されるデフォルトの鍵を使うこともできますし、新しく作成することも可能です。自分でキーペアを生成する場合、{{ic|sshd_config}} の authorizedkeyfiles と {{ic|node.cfg}} の SSHAuthorizedKeys に公開鍵のディレクトリを追加してください。そしてクライアントに秘密鍵を送信してください。 公開鍵は以下のディレクトリに存在します: /usr/NX/home/nx/.ssh/authorized_keys2 秘密鍵は以下のディレクトリに存在します: /usr/NX/share/keys/server.id_dsa.key ランダムな鍵を生成するには: /usr/NX/bin/nxserver --keygen 以下のコマンドで nxserver が動作しているか確認できます: /usr/NX/bin/nxserver --status また、指定したユーザーでログインできるかどうか確認するには: /usr/NX/bin/nxserver --usercheck USERNAME ==== サーバーの起動 ==== nxserver をインストールすると自動的に起動しますが、設定後にサーバーを再起動する必要があります: /usr/NX/bin/nxserver --restart === クライアント === ==== Arch Linux ==== {{AUR|opennx}} と {{AUR|nx3-all}} パッケージのどちらか片方、または両方のパッケージをインストールしてください。 ==== Windows ==== nomachine のホームページからクライアントを入手してください: http://www.nomachine.com 。 {{Tip|今後 Nomachine が古いクライアントを消去する可能性があります。クライアントが動作することを確認できたらバックアップを取ることを推奨します。}} ==== 設定 ==== クライアントにはサーバーに接続するための鍵が必要です。インストール時に生成されたカスタム鍵を使用する場合、以下の場所にクライアントの鍵をコピーしてください: * Windows: {{ic|''your_install_dir_on_windows''/share/keys/client.id_dsa.key}} * Arch Linux: {{ic|/usr/lib/nx/share/keys/client.id_dsa.key}} 鍵を移動したら nxclient の GUI を使ってインポートできます。設定ダイアログから 'Key...' ボタンを押して新しいクライアント鍵をインポートしてください。 == 実行 == Arch Linux に nxclient をインストールしたら、起動することができます。{{ic|/usr/bin/nxclient}} を初めて実行すると、ウィザードが表示されます。 == ヒントとテクニック == === キーボードショートカット === {| class="wikitable" ! ショートカット ! 説明 |- | {{ic|Ctrl+Alt+f}} | フルスクリーンモードの切り替え。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+t}} | 中止ダイアログを表示。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+m}} | ウィンドウの最小化・最大化。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+Mouse}} | ビューポートのドラッグ。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+Arrows/Keypad}} | ビューポートを移動。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+s}} | "screen-scraping" モードを有効化。クライアントからの GetImage は全て実際のディスプレイに転送されます。同じショートカットをもう一度押すことで、nxagent は通常の "fast" モードに戻ります。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+e}} | 遅延イメージエンコード。 |- | {{ic|Ctrl+Alt+Shift+Esc}} | 緊急終了とウィンドウを閉じる。 |} === フルスクリーンの離脱 === 全ての nx アプリケーションではフルスクリーンモードで右上隅にピクセルが表示されます。ピクセルを左クリックするとアプリケーションウィンドウはアイコン化されます。 === DPI の設定 === 全てのクライアントセッションでフォントサイズと dpi のサイズを同一にしたい場合、[[X resources]] で {{ic|Xft.dpi}} を設定してください。例えばデスクトップを 100dpi にしたい場合、以下の行を {{ic|~/.Xresources}} に追加します: Xft.dpi: 100 === 既存のディスプレイに FreeNX === 通常、NX サーバーに接続するときは新しい X セッションが作られます。既存の X セッションに接続することは NX のデフォルト設定では不可能ですが、{{AUR|tightvnc}} と {{Pkg|x11vnc}} を使うことで可能になります。NX サーバーに両方のパッケージをインストールしてください。 {{ic|$HOME/.x11vncrc}} ファイルを作成して x11vnc のオプションを指定してください: display :0 shared forever localhost rfbauth /home/''user''/.x11vnc/passwd VNC パスワードファイルを作成: $ mkdir $HOME/.x11vnc $ x11vnc -storepasswd PASSWORD $HOME/.x11vnc/passwd $ chmod 600 $HOME/.x11vnc/passwd x11vnc サービスを起動するシェルスクリプトを作成します。起動していない場合は vncviewer を起動します。 {{bc|<nowiki> #!/bin/sh VNC_VIEWER=vncviewer VNC_SERVER=x11vnc VNC_RESOLUTION=1024x786 VNC_PASSWD=/home/USER/.x11vnc/passwd VNC_PORT=5900 if [ -z "$(pgrep ${VNC_SERVER})" ]; then echo $VNC_SERVER not running, starting... exec $VNC_SERVER & sleep 5 fi exec $VNC_VIEWER -geometry $VNC_RESOLUTION -passwd $VNC_PASSWD localhost::$VNC_PORT </nowiki>}} スクリプトは {{ic|$HOME/shell/nxvnc.sh}} などに保存し、実行可能属性を付与してシンボリックリンクを作成してください: $ chmod +x $HOME/shell/nxvnc.sh # ln -s /home/USER/shell/nxvnc.sh /usr/local/bin/nxvnc 作成できたらテストしてみると良いでしょう: $ /usr/local/bin/nxvnc x11vnc サービスと vncviewer セッションが起動すれば問題ありません。以下のオプションで NX クライアントを使って X セッションに接続できるはずです: {{bc| Login, Password, Host, Port: your default entries Desktop: Unix -> Custom - Settings: - Run the following command: /usr/local/bin/nxvnc - New virtual desktop Display: - Fullscreen or Custom with you preferred resolution }} 詳しくは [https://en.opensuse.org/SDB:FreeNX_to_existing_display FreeNX to existing display (opensuse.org)] を参照。 === KDE や GNOME 以外のデスクトップマネージャを設定 === GNOME や KDE セッションに接続するのは容易ですが、他のウィンドウマネージャ (Fluxbox や Xfce など) に接続するとなると話が少し違います。 "custom" を選択して startx などのコマンドを使うと !M ロゴの後に画面が表示されなくなるか、X サーバーが存在しないというエラーが吐かれます。解決するには別のセッションで "startx" コマンドを実行して、もうひとつのセッションでウィンドウマネージャのコマンドを実行するしかありません。 そうしたくない場合、[[ディスプレイマネージャ]]で X を起動してください。 == トラブルシューティング == === キーボードマッピングの問題 === キーボードレイアウトは en_US にフォールバックしてしまいます。 ログイン後、setxkbmap を実行してレイアウトを設定してください。 例: $ setxkbmap -layout br または {{ic|/usr/share/X11/xkb/keymap.dir}} ファイルを作成: # touch /usr/share/X11/xkb/keymap.dir 上記のファイルを作成することでレイアウトの問題は修正されます。 === デバッグの問題 === nxserver 設定ファイルを {{ic|/etc/nxserver/node.conf}} 編集して以下の行を: #SESSION_LOG_CLEAN=1 以下のように変更してください: SESSION_LOG_CLEAN=0 接続した成功した場合は以下のログファイルが作られ: $HOME/.nx/T-C-''hostname''-''display''-''session-id'' 失敗した場合は以下のファイルでログが確認できます: $HOME/.nx/F-C-''hostname''-''display''-''session-id'' === 認証は成功するが接続が上手く行かない === KDE を起動しようとしている場合、{{ic|/etc/nxserver/node.conf}} を編集して以下の行を: COMMAND_START_KDE=startkde 以下のように置き換えてください: COMMAND_START_KDE=/usr/bin/startkde === セッションの起動時に NX がクラッシュする === NX クライアントに NX ロゴが表示されてから Connection Problem ダイアログが表示されてしまう場合、フォントが原因の可能性があります。 NX サーバーとクライアントに {{pkg|xorg-fonts-misc}} パッケージを[[インストール]]してください。 {{Note|freenx 0.6.1-3 以上ではこの問題は起こりません。}} === NX ロゴの後に画面が表示されない === NX ロゴ (!M) が表示された後に画面に何も映らなくなる場合、ログインマネージャを起動することで解決できます。freenx クライアントからは startx などが機能しません。ログインマネージャの設定方法は[[ディスプレイマネージャ]]の記事を参照してください。 ログインマネージャを設定しても問題が解決しない場合、{{ic|.bashrc}} から bash_completion を削除することで問題が解決することがあります。 === KDE や GNOME 以外のデスクトップマネージャで GDM/XDM のセッションメニューエラー === "chooseSessionListWidget" と書かれたセッションメニューがされてウィンドウマネージャがロードされない場合、{{ic|.xinitrc}} に実行可能属性が付与されているか確認してください: $ stat -c "%A" ~/.xinitrc 実行可能にするには: $ chmod +x ~/.xinitrc === command sessreg not found というエラーで接続できない === 以下のエラーが表示される場合: /usr/bin/nxserver: line 941: sessreg: command not found NX> 280 Exiting on signal: 15 {{Pkg|xorg-sessreg}} パッケージをインストールしてください。 === Cairo 1.12.x で復帰が上手く機能しない === 最新の cairo のアップデートでレンダリング拡張が機能しなくなっています。セッションを復帰してもサスペンド前の文字が全てレンダリングされません。{{ic|/etc/nxserver/node.conf}} に以下の行を追加することで解決します: AGENT_EXTRA_OPTIONS_X="-norender" === Eclipse でファイルを編集しようとするとクラッシュする === The program 'Eclipse' received an X Window System error. This probably reflects a bug in the program. The error was 'BadValue (integer parameter out of range for operation)'. (Details: serial 8414 error_code 2 request_code 149 minor_code 26) 以下のコマンドで eclipse を起動してください (https://bugs.eclipse.org/bugs/show_bug.cgi?id=386955 を参照): $ eclipse -vmargs -Dorg.eclipse.swt.internal.gtk.cairoGraphics=false
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