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[[Category:XMPP]] [[en:Openfire]] {{Related articles start}} {{Related|Prosody}} {{Related articles end}} [http://www.igniterealtime.org/projects/openfire/ Openfire] (旧名 Wildfire, Jive Messenger) は [[Java]] で書かれた [[XMPP]] サーバーを使用するインスタントメッセージ (IM) とグループチャットサーバーである。ライセンスは Apache License 2.0。 == LAN 内のローカル PC にインストール == === インストール === Openfire サーバーを動作させる PC が安全であること、[[ファイアウォール]]が使われていることを確認してください。インストールするとすぐに、ポート 9090 と 9091 から誰でも管理者インターフェイスにアクセスできるようになります。 PC にローカルサーバーを立てるだけであれば、Openfire の統合データベースで大抵の場合は間に合います。トラフィック量が予測できない場合や PC のメモリが足りない場合、[[MySQL]] データベースを使うことができます ([[#リモートでデータベースを作成]]を参照)。 {{pkg|openfire}} を[[インストール]]して {{ic|openfire.service}} を起動してください。 セットアップを完了するにはウェブブラウザで {{ic|127.0.0.1:9090}} を開いて、{{ic|admin}} としてログインしてから設定を確認してください。 === リモートサーバーからの接続を許可する === [[ダイナミック DNS]] サービスを使ってください。 == リモートサーバーにインストール == === リモートでデータベースを作成 === {{Warning|データベース関連の設定を変更した場合、正しく移行したとしても部分的あるいは完全な再設定が必要になります。}} Openfire は独自のフラットファイルデータベース (mysql コマンドのリストからなり、メモリ上で実行される) を作ることができますが、java プログラムは unix ソケットをサポートしていないため、あくまで代替として考えるべきです。TCP/IP が無効になっているかどうか確認: {{hc|<nowiki>$ grep -n skip-networking /etc/mysql/my.cnf</nowiki>|<nowiki> 50:skip-networking</nowiki>}} オプションをコメントアウトしたり {{ic|<nowiki>bind-address = 127.0.0.1</nowiki>}} を使うことでループバック TCP/IP を許可したり [[#unix ソケットのサポートを追加]]することが可能です。 [[MySQL]] サーバーをインストールしたら以下のように Openfire 用のデータベースを作成する必要があります: {{hc|mysql|<nowiki> > CREATE DATABASE openfire_db; > CREATE USER 'openfire_usr'@'localhost'; > GRANT ALL PRIVILEGES ON openfire_db.* TO 'openfire_usr'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password'; > quit;</nowiki>}} === リモートで Openfire をインストール・起動 === {{Pkg|openfire}} パッケージをインストールしてください。 Openfire 管理者インターフェイスはデフォルトで[[サーバー]]のポート {{ic|9090}} と {{ic|9091}} を使います。{{ic|<nowiki><inteface>127.0.0.1</inteface>"</nowiki>}} を使うことでポートが[[ファイアウォール]]で塞がれていない場合に一時的にサーバーをセキュアにすることが可能です。 {{hc|/etc/openfire/openfire.xml|<nowiki> <adminConsole> <!-- Disable either port by setting the value to -1 --> <port>9090</port> <securePort>9091</securePort> <inteface>127.0.0.1</inteface> </adminConsole></nowiki>}} リモートサーバーで {{ic|openfire.service}} を[[起動]]してください。{{pkg|curl}} を使ってローカルから管理者インターフェイスにアクセスできることをテスト: $ curl -v 127.0.0.1:9090 && echo Yay, it works! === 設定 (PC から) === まだクライアントからサーバーにアクセスすることはできません: $ curl -v example.com:9090 && echo Oh no, it works! PC からサーバーに [[SSH]] トンネルを起動してください: $ ssh -L -N 9090:localhost:9090 yourserver.example.com -p22 これでリモートのウェブインターフェイスに接続できるようになります。ウェブブラウザを使って {{ic|127.0.0.1:9090}} にアクセスしてセットアップを行ってください。 セットアップ用データベース: jdbc:mysql://localhost:3306/openfire_db?rewriteBatchedStatements=true 先に作成したものと同じユーザー名・パスワードを使ってください。 セットアップが完了したら、ユーザー名 {{ic|admin}} でログインしてください (ただの "admin" です。ウェブフォームで提案される "the email address for admin" ではありません)。 === デフォルト設定の変更 === Openfire はデフォルトですぐに使えるように設定されます。サーバーを全世界に公開する前に、以下の設定を確認してください。 * Server > Server Settings > Registration & Login: ** アプリケーション経由で誰でも自動的に新しいユーザーアカウントを作成可能 ** アカウント不要の匿名ログインを許可 * Server > Server Settings > Offline Messages: ** ユーザーごとに 100kb までのデータを保存可能 * Server > Server Settings > File Transfer Settings: ** Openfire をファイル転送プロキシとして使用 === 設定後のリモートサーバー === ポートのリストは管理者インターフェイスのインデックスページにあります。または {{ic|<nowiki>netstat -tulpen | grep java</nowiki>}} で確認できます。有効にしたコンポーネントが UDP (jingle メディアプロキシなど) を必要とせず管理者ウェブインターフェイスを使わない場合、Openfire を動作させるには以下の [[iptables]] ルールで十分です: {{hc|<nowiki>$ openfire_ports=(5222:5223 7070 7443 5269 5275:5276 5262:5263 7777 5229); $ for port in $openfire_ports; do echo iptables -A INPUT -p tcp --dport $port -j ACCEPT; done;</nowiki>|<nowiki> iptables -A INPUT -p tcp --dport 5222:5223 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 7070 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 7443 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 5269 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 5275:5276 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 5262:5263 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 7777 -j ACCEPT iptables -A INPUT -p tcp --dport 5229 -j ACCEPT </nowiki>}} == ヒントとテクニック == === unix ソケットのサポートを追加 === Java アプリケーションで unix ソケットを使ってデータベースに接続するには socketFactory を実装した jdbc ドライバーが必要です。MariaDB Connector/J はバージョン 1.4 からソケット経由の認証に対応しており、{{AUR|mariadb-jdbc}} でインストールすることができます。unix ソケットを使うには {{AUR|jna}} (Java Native Access) も必要です。両方をインストールしてください。 {{hc|/etc/systemd/system/openfire.service.d/override.conf|<nowiki> [Service] #override ExecStart ExecStart= # added the 2 AUR packages to class path ExecStart=/usr/bin/java -server -DopenfireHome=/usr/share/openfire -Dopenfire.lib.dir=/usr/lib/openfire -cp "/usr/lib/openfire/startup.jar:/usr/share/java/mariadb-jdbc/mariadb-java-client.jar:/usr/share/java/jna.jar" -jar /usr/lib/openfire/startup.jar</nowiki>}} 以下のようにすることで動作します: # ln /usr/share/java/mariadb-jdbc/mariadb-java-client.jar /usr/lib/openfire/ # ln /usr/share/java/jna.jar /usr/lib/openfire/ 既に同一のデータベースに TCP/IP を使って接続するようにセットアップ済みの場合、xml 設定を変更して新しいドライバーに切り替えてください: {{hc|/etc/openfire/openfire.xml|<nowiki> <driver>org.mariadb.jdbc.Driver</driver> <serverURL>jdbc:mariadb://localhost:3306/openfire_db?localSocket=/run/mysqld/mysqld.sock&writeBatchedStatements=true</serverURL></nowiki>}} セットアップインターフェイスを使用する場合、"MySQL" を選択してドライバーとサーバーの URL の値を "JDBC Driver Class" と "Database URL" フィールドに入力してください。 その後 {{ic|openfire.service}} を再起動してください。 === マルチドメインの使用 === Openfire は [[prosody]] のようにマルチドメイン・バーチャルホストはサポートしていませんが、マルチドメインの認証を行う [[LDAP]] サーバーを使うことが可能です。 他のドメインからユーザーは通常通りログインできるようになりますが、以下のような副作用があります: * 未記載のユーザー * ユーザーを手動で作成する必要あり * 他のドメインのユーザーもデフォルトドメインのメンバーとして表示されます * 他のドメインのユーザーが同じユーザー名で衝突する可能性があります * SSL 証明書のエラー (ドメインごとに別々の証明書を使うことはできません)
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