「Gajim」の版間の差分
(翻訳) |
(同期) |
||
1行目: | 1行目: | ||
− | [[Category: |
+ | [[Category:XMPP]] |
[[en:Gajim]] |
[[en:Gajim]] |
||
− | [ |
+ | [https://gajim.org/index.php?lang=en Gajim] は機能豊富で使いやすい XMPP クライアントです。 |
== インストール == |
== インストール == |
||
10行目: | 10行目: | ||
バージョン 0.16.6 現在、D-Bus のサポートはデフォルトでは無効になっています。有効化するには 'Advanced Configuration Editor' (Preferences -> Advanced -> 'Advanced Configuration Editor') で ''remote_control'' を有効にして Gajim を再起動してください。 |
バージョン 0.16.6 現在、D-Bus のサポートはデフォルトでは無効になっています。有効化するには 'Advanced Configuration Editor' (Preferences -> Advanced -> 'Advanced Configuration Editor') で ''remote_control'' を有効にして Gajim を再起動してください。 |
||
+ | |||
+ | == OpenPGP の有効化 == |
||
+ | |||
+ | {{Pkg|python2-gnupg}} と {{Pkg|python2-gnupginterface}} パッケージをインストールしてください。python3 パッケージだけでは十分ではありません。 |
||
== 名簿の表示・非表示 == |
== 名簿の表示・非表示 == |
||
15行目: | 19行目: | ||
スクリプトを使って名簿を表示・非表示にしたい場合、ターミナルから以下のコマンドを使ってください: |
スクリプトを使って名簿を表示・非表示にしたい場合、ターミナルから以下のコマンドを使ってください: |
||
$ gajim-remote toggle_roster_appearance |
$ gajim-remote toggle_roster_appearance |
||
+ | |||
+ | 変更を適用するには Gajim の再起動が必要です。 |
||
==サスペンド時に自動ログアウト== |
==サスペンド時に自動ログアウト== |
||
48行目: | 54行目: | ||
== Off-the-Record Messaging == |
== Off-the-Record Messaging == |
||
− | [[Wikipedia:Off-the-Record Messaging|OTR (off-the-record) メッセージ]]はインスタントメッセージのための強力なエンドツーエンドの暗号化プロトコルです [ |
+ | [[Wikipedia:Off-the-Record Messaging|OTR (off-the-record) メッセージ]]はインスタントメッセージのための強力なエンドツーエンドの暗号化プロトコルです [https://www.cypherpunks.ca/otr/]。OTR はクロスプロトコルなので XMPP XEP はありません。Gajim はデフォルトでは OTR をサポートしていません。 |
=== インストール / 設定 === |
=== インストール / 設定 === |
||
66行目: | 72行目: | ||
== OMEMO のサポート == |
== OMEMO のサポート == |
||
− | [ |
+ | [https://conversations.im/omemo/ OMEMO Multi-End Message and Object Encryption] はセキュアなマルチクライアントのエンドツーエンド暗号化のための XMPP Extension Protocol (XEP) です。自由に使うことができ誰でも実装が可能な Axolotl と PEP ベースのオープン標準です。最近、Gajim 用に実験的な [https://github.com/kalkin/gajim-omemo プラグイン] が作られました。 |
Gajim で OMEMO を使うには {{AUR|gajim-plugin-omemo}} パッケージをインストールしてください。 |
Gajim で OMEMO を使うには {{AUR|gajim-plugin-omemo}} パッケージをインストールしてください。 |
||
76行目: | 82行目: | ||
# "OMEMO Multi-End Message and Object Encryption" プラグインを有効にしてください。 |
# "OMEMO Multi-End Message and Object Encryption" プラグインを有効にしてください。 |
||
# ダイアログを閉じて変更を保存してください。 |
# ダイアログを閉じて変更を保存してください。 |
||
− | 詳しくは [https:// |
+ | 詳しくは [https://dev.gajim.org/gajim/gajim-plugins/wikis/OmemoGajimPlugin#running 公式ドキュメント] を参照してください。 |
2017年10月19日 (木) 21:01時点における版
Gajim は機能豊富で使いやすい XMPP クライアントです。
目次
インストール
D-Bus のリモート制御を有効化
バージョン 0.16.6 現在、D-Bus のサポートはデフォルトでは無効になっています。有効化するには 'Advanced Configuration Editor' (Preferences -> Advanced -> 'Advanced Configuration Editor') で remote_control を有効にして Gajim を再起動してください。
OpenPGP の有効化
python2-gnupg と python2-gnupginterface パッケージをインストールしてください。python3 パッケージだけでは十分ではありません。
名簿の表示・非表示
スクリプトを使って名簿を表示・非表示にしたい場合、ターミナルから以下のコマンドを使ってください:
$ gajim-remote toggle_roster_appearance
変更を適用するには Gajim の再起動が必要です。
サスペンド時に自動ログアウト
コンピュータをサスペンドした場合、gajim は約15分間接続したままになります。メッセージの取りこぼしを防ぐには、サスペンド・ハイバネートする前にステータスをオフラインに設定する必要があります。ステータスメッセージは変わりません。
Gajim の D-Bus インターフェイスを使用する systemd ユニット gajim-suspend@.service
を作成してください:
/etc/systemd/system/gajim-suspend@.service
[Unit] Description=Suspend Gajim Before=sleep.target StopWhenUnneeded=yes [Service] Type=oneshot User=%I RemainAfterExit=yes Environment=DISPLAY=:0 ExecStart=-/usr/bin/bash -c ". /home/%I/.dbus/session-bus/$(</var/lib/dbus/machine-id)-0 && /usr/bin/gajim-remote change_status offline" ExecStop=/usr/bin/bash -c ". /home/%I/.dbus/session-bus/$(</var/lib/dbus/machine-id)-0 && /usr/bin/gajim-remote change_status online" [Install] WantedBy=sleep.target
systemd ユニットを使うには D-Bus のリモート制御機能を有効にする必要があります。以下のコマンドでテストできます:
$ gajim-remote check_gajim_running
Gajim が実行しているのに "False" と返ってくる場合は D-Bus のサポートを有効にしてください。
ユニットを作成したらサービスを有効化してください。
Off-the-Record Messaging
OTR (off-the-record) メッセージはインスタントメッセージのための強力なエンドツーエンドの暗号化プロトコルです [1]。OTR はクロスプロトコルなので XMPP XEP はありません。Gajim はデフォルトでは OTR をサポートしていません。
インストール / 設定
- "contact-window" メニューを開いてください ("Edit => Plugins")。
- "Plugin Installer" を有効化してください。
- "plugins-window" から "Available" タブを選択してください。
- "Off-the-record encryption" プラグインを有効にしてください。
- プラグイン設定ボタンをクリックしてください。
- "Generate key" で OTR 鍵を生成してください。
- 他の設定も確認してください。
- ダイアログを閉じて変更を保存してください。
gajim-otr のバージョン衝突
gajim-otr には別々に開発されているバージョンが2つ存在します。片方は github で開発されていましたが gajim の plugin-repository にマージされている予定です。多数のプラグインの開発に こちらのリポジトリ が使われており、ftp.gajim.org から "Plugin Installer" ("view => plugins menu") 経由でプラグインをインストールすることができます。github/gajim-otr のソースは古くなっており メンテナンスされていない ため使用しないでください。
OMEMO のサポート
OMEMO Multi-End Message and Object Encryption はセキュアなマルチクライアントのエンドツーエンド暗号化のための XMPP Extension Protocol (XEP) です。自由に使うことができ誰でも実装が可能な Axolotl と PEP ベースのオープン標準です。最近、Gajim 用に実験的な プラグイン が作られました。
Gajim で OMEMO を使うには gajim-plugin-omemoAUR パッケージをインストールしてください。
設定
OMEMO プラグインをインストールしたら、Gajim Plugin Manager で有効化する必要があります:
- メニューから Edit => Plugins を開いてください。
- "OMEMO Multi-End Message and Object Encryption" プラグインを有効にしてください。
- ダイアログを閉じて変更を保存してください。
詳しくは 公式ドキュメント を参照してください。