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3. ブートローダー ''(任意、{{ic|/}} (root) を reiser4 でフォーマットしたい場合は必須)'' |
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2017年12月29日 (金) 23:34時点における版
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Reiser4 は Namesys と Hans Reiser によってスクラッチから開発された、ReiserFS の後継ファイルシステムです。小さなファイルをとても効率的に扱うことができ (そのため /var
でよく使われます)、安価な透過圧縮やブロックのサブアロケーションなどの機能を備えています。Reiser4 はアトミックなファイルシステムなので"ファイルシステムの操作は完全に行われたか、あるいは完全に行われていないかのどちらかしかなく、中途半端に行われることでファイルシステムが破損することはありません"。他の Linux ファイルシステムとの ベンチマーク もあります。
目次
注意事項
- Reiser4 を使うにはパッチが適用されたカーネルが必要です。
- 他のファイルシステムよりも消費する CPU は多少、少なくなります。
- LILO が唯一公式に Reiser4 をサポートしているブートローダーですが、
/boot
を Reiser4 でフォーマットすると問題が発生します。 - まだ安定している状態とは言えません。
パッケージ
1. reiser4progsAUR パッケージをインストールしてください。
2. reiser4 のパッチが適用されたカーネルが必要です。パッチは https://sourceforge.net/projects/reiser4/files/ にあります。
3. ブートローダー (任意、/
(root) を reiser4 でフォーマットしたい場合は必須)
a) 推奨: GParted を使って Reiser4 以外のファイルシステムで /boot
用の小さな (20-200mb) パーティションを作成して、/boot
フォルダをそのパーティションにコピーする。ブートローダーの設定を更新してください。例えば Grub2 を使用する場合:
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
b) Reiser4 パーティションに /boot
を含むあらゆるファイルを置きたい場合、LILO を使う必要があります。lilo.conf
を更新するときにおそらくエラーが表示されるため、推奨されません:
# lilo
4. 再起動
Reiser4 に移動
次に、現在の root パーティションから新しい Reiser4 パーティションにデータをコピーします。Reiser4 パーティションに十分なディスク容量が存在することを確認してください:
# df -h
サンプル環境
# fdisk -l * /dev/sda1: (10 Gb, 5 Gb free); Reiserfs /mnt/reiser4 * /dev/sda2: (10 Gb, 10 Gb free); Reiser4 / * /dev/sda3: (200 Mb, 180 Mb free); ext2 /boot
フォーマット
以下のコマンドを実行:
mkfs.reiser4 /dev/sdaX mkdir /mnt/reiser4 mount -t reiser4 /dev/sdaX /mnt/reiser4
以下のコマンドでフォーマットして Cryptcompress プラグインを使うことを推奨します:
mkfs.reiser4 -o create=ccreg40,compress=lzo1 /dev/sdaX
システムをコピー
パーティションをフォーマットしたら、現在のシステムを新しいパーティションにコピーしてシステムディレクトリを作成します。Arch Linux からコピーすることもできますが、Gparted LiveCD を起動して新しい Reiser4 パーティションと現在の root パーティションをマウントする方が簡単です (後で makedev を使う必要がありません)。その後、以下のようにして (root で) 全てをコピーします:
cd /mnt mkdir oldroot mkdir reiser4 mount /dev/sdaX oldroot mount /dev/sdaY reiser4 (the Reiser4 partition) cp -R -a /mnt/oldroot/* /mnt/reiser4/
そして、/boot
パーティションが既に存在する場合はマウントして、元の root パーティションから /boot
をコピーする必要があります:
mkdir bootpart mount /dev/sdaZ bootpart cp -R -a /mnt/oldroot/boot/* /mnt/bootpart/
ブートローダーの設定を忘れずに適切に編集してください (記事の下方にある例を参照)。
/etc/fstab:
# # /etc/fstab: static file system information # # <file system> <dir> <type> <options> <dump> <pass> /dev/sda1 / reiser4 defaults,noatime,notail 0 1 /dev/sda2 /mnt/oldroot ext4 defaults 0 0 /dev/sda3 /boot ext2 defaults 0 1
ブートローダーの例
/boot/grub/grub.cfg:
# (0) Arch Linux title Arch Linux set root=(hd0,msdos3) kernel /vmlinuz-linux root=/dev/sda3 ro noatime notail acl init=/usr/bin/bootchartd initrd /initramfs-linux.img # (1) Arch Linux title Arch Linux Fallback set root=(hd0,msdos3) kernel /vlinuz-linux root=/dev/sda3 ro initrd /initramfs-linux-fallback.img
grub-mkconfig
を実行して設定を更新:
# grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
/etc/lilo.conf:
# # /etc/lilo.conf # boot=/dev/hda # This line often fixes L40 errors on bootup # disk=/dev/hda bios=0x80 default=Arch4 timeout=20 lba32 prompt compact image=/boot/vmlinuz-linux label=Arch4 root=/dev/hda5 append="video=vesafb:1024x768-24@56,ywrap,mtrr splash=verbose,theme:darch console=tty1 resume2=swap:/dev/hdb1" initrd=/boot/initramfs-linux.img read-only image=/boot/vmlinuz-linux label=Arch root=/dev/hda3 append="video=vesafb:1024x768-24@56,ywrap,mtrr splash=verbose,theme:darch console=tty1 resume2=swap:/dev/hdb1" initrd=/boot/initramfs-linux.img read-only
lilo を実行して設定を更新:
# lilo
トラブルシューティング
- パーミッション: chown -R username.group <userdir>
- ファイルシステムを変更した後に su コマンドに問題が発生するようになった場合、coreutils パッケージを再インストールしてください。