「Gmrun」の版間の差分

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=== カスタムショートカットの追加 ===
 
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ショートカットは簡単に追加できます。例えば、'''g''' を Google 検索のショートカットとして使うには、以下を追加:
 
ショートカットは簡単に追加できます。例えば、'''g''' を Google 検索のショートカットとして使うには、以下を追加:
URL_g = firefox 'http://www.google.com/search?q=%s'
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URL_g = firefox 'https://www.google.com/search?q=%s'
   
 
以下のように入力して使います:
 
以下のように入力して使います:

2018年2月6日 (火) 23:44時点における版

Gmrun (Gnome Completion-Run) は GNOME Run, Application Finder, KRunner などと似ている軽量なアプリケーションランチャーです。

インストール

Gmrun は公式リポジトリgmrun パッケージでインストールできます。マルチディスプレイ対応版は AURgmrun-multiheadAUR パッケージでインストールできます。

使用方法

  • GUI アプリケーションは名前を入力してエンターを押すだけで実行できます。ターミナルアプリケーションは Ctrl+Enter を使うことで実行できます。入力ボックスを空にして Ctrl+Enter を押すとターミナルウィンドウが開きます。
  • Gmrun にはタブ補完が備わっています: tab を押すとマッチするアプリケーションのリストが表示されます。リストはスクロールできます。
  • Gmrun にウェブアドレスを入力するとウェブブラウザが自動的に起動します。
  • メールアドレスも同じく mailto: を前に付けることで (例: mailto:foo@bar.com) メールクライアントが起動します。
  • ショートカットは ~/.gmrunrc (下を参照) に追加することができ、システム全体の設定ファイルは /usr/share/gmrun/gmrunc です。
  • 最初の文字に ! を入力することで検索モードを起動することができ、タイトルが Run program から Search に変更されます。文字列を入力すると自動的にコマンド履歴にヒットするサジェストが表示されます。
  • Ctrl-r は履歴を後方検索します。
  • Ctrl-s は履歴を前方検索します。
  • Ctrl-g は検索をキャンセルします。
  • 設定ファイルで拡張子を定義していた場合、ファイルの名前を入力することで適当なプログラムでファイルが起動します。
  • Gmrun を終了するには Esc を押します。何も実行されません。

設定

設定ファイルは /usr/share/gmrun/gmrunrc にありますがユーザーごとの設定を ~/.gmrunrc に作成することができます (推奨)。%u は入力されたフルコマンドに展開され、%s はショートカットの後ろの部分になります (例えば https://www.archlinux.org という URL を入力すると、%uhttps://www.archlinux.org に展開し %s//www.archlinux.org に展開します)。

サンプル設定ファイル:

~/.gmrunrc
# gmrun configuration file
# gmrun is (C) Mihai Bazon, <mishoo@infoiasi.ro>
# GPL v2.0 applies

# Set terminal
Terminal = urxvt
TermExec = ${Terminal} -e
AlwaysInTerm = ssh telnet ftp lynx mc vi vim pine centericq perldoc man

# Set window geometry (except height)
Width = 400
Top = 300
Left = 450

# History size
History = 256

# Shows last history line selected when invoked
ShowLast = 1

# Show files starting with '.'
# Default is 0 (off), set it to 1 if you want "hidden" files to show up
# in the completion window
ShowDotFiles = 0

# Timeout (in milliseconds) after which gmrun will simulate a TAB press
# Set this to NULL if do not like this feature.
TabTimeout = 0

# URL handlers
# If the entered text is "http://www.google.com" then:
#   - %u gets replaced with the whole URL ("http://www.google.com")
#   - %s gets replaced with "//www.google.com".  This is useful for URL-s
#     like "man:printf" --> %s will get replaced with "printf"
URL_http = firefox %u
URL_mailto = firefox -remote "mailto(%s)"
URL_man = ${TermExec} 'man %s'
URL_info = ${TermExec} 'info %s'
URL_pd = ${TermExec} 'perldoc %s'
URL_file = pcmanfm %s
URL_readme = ${TermExec} 'less /usr/doc/%s/README'
URL_info = ${TermExec} 'info %s'
URL_sh = sh -c '%s'
URL_paci = ${TermExec} 'pacman -S %s'
URL_pacs = ${TermExec} 'pacman -Ss %s'

# extension handlers
EXT:doc,rtf = AbiWord %s
EXT:txt,cc,cpp,h,java,html,htm,epl,tex,latex,js,css,xml,xsl,am,php,css,js,py,rb = gedit %s
EXT:mpeg,mpg,avi,mkv,flv = vlc %s
EXT:mp3,ogg,m4a,wmv,wma = deadbeef %s
EXT:ps = gv %s
EXT:pdf = epdfview %s
ShowDotFiles (1 または 0)
自動補完メニューにドットファイル (例: .gmrunrc) を表示。
TabTimeout (1 または 0)
何かが入力されたときに自動的にタブ補完のメニューを表示。
Terminal
何も入力されずに Ctrl+Enter が押されたときに実行するコマンド。
TermExec
ターミナルで特定のコマンドを実行するときに実行するコマンド (例: ls ~)。
URL_http
ウェブアドレスが入力されたときに実行するコマンド。
URL_mailto
メールアドレスが入力されたときに実行するコマンド。
EXT
extension: 特定の拡張子のファイルを開くアプリケーション。
Top と Left
Gmrun ウィンドウの位置 (それぞれの端からのピクセル数で指定)。
Width
ウィンドウの幅のピクセル数。
History
保存するコマンド履歴の長さ。

カスタムショートカットの追加

ショートカットは簡単に追加できます。例えば、g を Google 検索のショートカットとして使うには、以下を追加:

URL_g = firefox 'https://www.google.com/search?q=%s'

以下のように入力して使います:

g:Arch

キーバインディング

デスクトップ環境ウィンドウマネージャのキーバインディング設定を使って Gmrun のキーバインディングを設定してください。