「PC スピーカー」の版間の差分
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{{ic|/etc/inputrc}} や {{ic|~/.inputrc}} に以下の行を加える、もしくはアンコメントする方法もあります: |
{{ic|/etc/inputrc}} や {{ic|~/.inputrc}} に以下の行を加える、もしくはアンコメントする方法もあります: |
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set bell-style none |
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+ | [[less]] ページャを {{ic|less -q}} で起動することで最終行イベントのビープ音を無効化できます。{{ic|less -Q}} で全てのイベントのビープ音を無効化できます。[[man ページ]]で PC スピーカーを無効にしたいときは {{ic|man -P "less -Q"}} を使用するか {{ic|$MANPAGER}} または {{ic|$PAGER}} [[環境変数]]を設定してください。 |
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2018年3月17日 (土) 20:47時点における版
こちらの思惑とは関係なく、コンピュータはいろいろな場面でビープ音を頻繁に鳴らします。設定によって、ビープ音を鳴らすか、鳴らすならいつ鳴らすかを設定することができます。サウンドカードやスピーカーが使えない場合にシンプルな音声通知を使用したい場合は #Beep を見てください。
コンピュータが発する音にはケース内のスピーカーによるものと、サウンドカードに接続されたスピーカーによるものがあります (その場合、急にうるさくなることがあります)。
目次
PC スピーカーの無効化
音声自体をオフにしないで、特定のサウンドだけをオフにするには、そのサウンドが使用している環境のどの部分から生まれているのか認識する必要があります。カスタマイズできるサウンドの選択範囲はいろいろあるため、他のユーザーにとっても有益であるような設定の組み合わせ例を見つけた時はこの wiki ページに追加していただけると幸いです。
グローバル
PC スピーカーは pcspkr
モジュールをアンロードすることで無効化できます:
# rmmod pcspkr
起動時から無効にするには pcspkr
モジュールをブラックリスト入りさせて udev にロードさせないようにします:
# echo "blacklist pcspkr" > /etc/modprobe.d/nobeep.conf
カーネルコマンドラインを使ってブラックリストに入れることも可能です。ブートローダーの kernel 行に modprobe.blacklist=pcspkr
を追加するだけです。
コンソール
以下のコマンドを /etc/profile
や /etc/profile.d/disable-beep.sh
のようなファイル(実行可能にする必要があります)に加えてください:
setterm -blength 0
/etc/inputrc
や ~/.inputrc
に以下の行を加える、もしくはアンコメントする方法もあります:
set bell-style none
Less ページャ
less ページャを less -q
で起動することで最終行イベントのビープ音を無効化できます。less -Q
で全てのイベントのビープ音を無効化できます。man ページで PC スピーカーを無効にしたいときは man -P "less -Q"
を使用するか $MANPAGER
または $PAGER
環境変数を設定してください。
~/.bashrc
に以下の行を追加することでも設定できます:
alias less='less -Q' alias man 'man -P "less -Q"'
Xorg
$ xset -b
/etc/xprofile
などのスタートアップファイルにこのコマンドを加えることで、設定を永続的にすることができます。詳しくは xprofile を見てください。
ALSA
大抵のサウンドカードでは ALSA のチャンネルとして PC スピーカーが認識されます。名前は PC Speaker, PC Beep, Beep のどれかです。スピーカーをミュートにするには alsamixer または amixer を使います:
$ amixer set channel 0% mute
チャンネルのミュートを解除する方法は Advanced Linux Sound Architecture#チャンネルのミュートを解除するを見てください。
GNOME
GSettings を使用:
$ gsettings set org.gnome.desktop.wm.preferences audible-bell false
Cinnamon
Cinnamon では"水滴"サウンドが流れますが、dconf で無効に設定できます:
$ dconf write /org/cinnamon/desktop/wm/preferences/audible-bell false
GTK+
~/.gtkrc-2.0
に以下の行を追加:
gtk-error-bell = 0
同じ行を $XDG_CONFIG_HOME/gtk-3.0/settings.ini
の [Settings] セクションに追加:
[Settings] gtk-error-bell = 0
上記の設定は Gnome Developer Handbook に載っています。
Beep
Beep は PC スピーカーのビープ音を鳴らす高度なプログラムです。サウンドカードやスピーカーが利用できない環境で音声による通知を使いたい場合に有用です。
インストール
Beep を使うには ALSA で PC スピーカーをアンミュートする必要があります。
root 以外のユーザーによる使用
デフォルトでは beep
は root からしか実行することができません。通常ユーザーは sudo を使って呼び出すことができます。users
グループのユーザーがパスワードを入力しなくても sudo beep
を (スクリプトなどで) 使えるようにするには、/etc/sudoers
を編集してください:
%users ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/bin/beep
もしくは、特定のユーザーだけに実行を許可するには:
username ALL=(ALL) NOPASSWD: /usr/bin/beep
/usr/bin/beep
にスティッキービットを設定するという方法もあります:
# chmod 4755 /usr/bin/beep
ただし、上記の設定では誰でも /usr/bin/beep
を root 権限で実行できるようになってしまいます。また、pacman -Qkk
でローカルコピーとパッケージに差異があると表示されるようになります。
ヒントとテクニック
大抵の場合は伝統的なビープ音で満足するとおもいますが、音色をちょっと変えたいと思う人がいるかもしれません。以下のコマンドは少しだけ高音で短い音を2回鳴らします:
# beep -f 5000 -l 50 -r 2