「Acer Aspire E11 シリーズ」の版間の差分
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2018年6月10日 (日) 19:00時点における最新版
デバイス | 動作 |
Intel Graphics | Yes |
ネットワーク | Yes |
Broadcom ワイヤレス | 手動 |
Atheros ワイヤレス | Yes |
ALSA | Yes |
タッチパッド | 手動 |
ウェブカメラ | Yes |
カードリーダー | Yes |
電源管理 | No |
目次
インストール
インストールする前に、Acer から最新のファームウェアアップデートをダウンロードして Windows でインストールしてください。古いバージョンのファームウェアでは (黒色の) USB 2.0 端子からしか起動できません。
後で Windows キーをリカバリするには、以下のコマンドを実行:
$ hexdump -C /sys/firmware/acpi/tables/MSDM
上記のキーは特定のノートパソコンに結び付けられており 他のハードウェアでは使えません 。[1] も見てください。
回復ドライブの作成
プリインストールされている Acer eRecovery Management アプリケーションを使うことで回復ドライブを作成できます。USB 接続のフラッシュドライブかハードドライブが必要で、最低でも 16 GB の空き容量が要ります。また、C:/OEM
ディレクトリが存在しないと作成できません。接続したドライブのデータは全て消去されます。
Create Factory Default Backup オプションを選択して、Windows がインストールされているパーティションを選択してください。その後ドライブを取り外してください。回復ドライブから起動するとリカバリソフトウェアが走ります。詳しくは [2] を参照。
起動
Acer E3-111 には光学ドライブが存在しません。他の起動方法はカテゴリ:Arch の入手とインストールを見てください。
UEFI とレガシーブート (BIOS) の両方がサポートされています。モードを切り替えるには、起動ロゴ画面で F2
を押して EFI の設定に入ってください。そして Boot タブを選択してください。もしくは、Windows で再起動 して EFI の設定を開いてください。
インストールガイドに従ってインストールを行ってください。ワイヤレスドライバーはインストールメディアに含まれていないため有線接続を推奨します。
UEFI を使う
UEFI で Arch Linux を使うには、EFI の設定で F12 ブートメニューオプションを有効にしてセキュアブートを無効にしてください。セキュアブートを無効化するには、管理者パスワードを先に設定する必要があります。セキュアブートを無効化したら、設定を保存して再起動し、F12 を押して Arch Linux のセットアップファイルが含まれた USB ドライブを選択してください。
最初のパーティションは EFI システムパーティションにしなければなりません。initramfs と vmlinuz-linux ファイルを EFI パーティションに含めて、/boot
にマウントされるようにしてください。コンピュータの EFI 設定でカーネルのブートパラメータを指定することはできないためブートローダーを設定する必要があります。gummiboot をインストールしてブートエントリを作成するのが簡単です:
/boot/loader/entries/archlinux.conf: title Arch Linux linux /vmlinuz-linux initrd /intel-ucode.img initrd /initramfs-linux.img options root=/dev/mmcblk0p2 rootwait
上記の設定ではルートパーティションを2番目のパーティションとして (1番目のパーティションは EFI パーティション)、カーネルの起動直後には内蔵のフラッシュストレージにアクセスできないため rootwait を指定しています。Arch をセットアップできたら、再起動して F2 で EFI の設定を開いてください。再度セキュアブートを有効にしたら、'select an UEFI file as trusted for executing' オプションを選択して gummiboot/gummibootx64.efi
ファイルをさがしてエンターを押してください。それからセキュアブートを無効化して、ブートメニューの一番上に gummiboot ローダーを配置してください。それから管理者パスワードを削除してください。設定を保存して再起動したら Arch を起動できます。
設定
ワイヤレス
Broadcom BCM43142 チップセットを使用するには AUR から broadcom-wl をインストールしてモジュールをロードしてください:
# modprobe wl
これで wlp2s0
として無線インターフェイスを認識するようになります。詳しくは Broadcom ワイヤレスやワイヤレス設定を見てください。
タッチパッド
E11 シリーズには 高精度タッチパッド が搭載されており、様々なタッチジェスチャーがサポートされています。タッチパッドを有効にするには、i8042.nopnp
カーネルパラメータを追加してください。設定方法は Synaptics タッチパッドを参照。
電源管理
完全なサポートを得るには linux-lts カーネルを使う必要があります。
サスペンドとハイバネート
サスペンド・ハイバネートは問題なく動作します。サスペンドとハイバネートを見てください。
トラブルシューティング
GPU
Intel Graphics#アクセラレーションメソッドの選択を見てください。
起動時やシャットダウン時にフリーズする
起動やシャットダウンでコンピュータがフリーズするという問題が発生して、何回も再起動が必要な場合、/etc/modprobe.d/blacklist.conf
に以下を追加してみてください:
blacklist dw_dmac blacklist dw_dmac_core
Bluetooth でデバイスを見つけられない
一部のノートパソコンには Atheros AR9565 Wifi/Bluetooth コントローラが組み込まれています:
# lsusb ... Bus 001 Device 005: ID 04ca:3014 Lite-On Technology Corp. Qualcoom Atheros Bluetooth ...
Wi-Fi は問題なく動作し、Bluetooth コントローラも認識されますが Bluetooth デバイスを見つけることができません。Linux 4.3.3 現在でファームウェアファイルをロードする ath9k.ko
にデバイスが載っていないのが原因です。
モジュールに USB ID を追加するフィックスが存在します (参照: https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1433352):
$ cp -i ath3k.ko.gz ath3k.ko.gz.ori $ cp -i btusb.ko.gz btusb.ko.gz.ori $ gunzip ath3k.ko.gz btusb.ko.gz $ sed -e 's/\xca\x04\x10\x30/\xca\x04\x14\x30/g' ath3k.ko > a $ sed -e 's/\xca\x04\x10\x30/\xca\x04\x14\x30/g' btusb.ko > b $ mv a ath3k.ko $ mv b btusb.ko $ gzip ath3k.ko btusb.ko
2つのファームウェアファイル (AthrBT_0x31010100.dfu
と ramps_0x31010100_40.dfu
) を /lib/firmware/ar3k
にコピーしてください。
ありがたいことに、Ubuntu フォーラムのユーザーがファームウェアファイルが含まれている Windows ドライバーのアップデート圧縮ファイル (.cab) へのリンクを貼っています: https://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2260501&p=13207809#post13207809