「Logrotate」の版間の差分
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==設定== |
==設定== |
2020年6月7日 (日) 11:28時点における版
関連記事
https://github.com/logrotate/logrotate より:
- ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。
logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log
は /var/log/syslog.log.1
に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1
が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2
に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。
インストール
Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。base グループのパッケージとしてデフォルトでインストールされています。
デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します:
logrotate.timer
。
日次でlogrotateの実行を有効にするには次のコマンドを利用します。
% sudo systemctl enable logrotate.time % sudo systemctl status list-timers NEXT LEFT LAST PASSED UNIT ACTIVATE Mon 2020-06-08 00:00:00 JST 12h left n/a n/a logrotate.timer logrotate.service
設定
logrotate の一番重要な設定ファイルは /etc/logrotate.conf
です。また、/etc/logrotate.d
ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。
logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマンドを実行してください。デバッグ出力が生成されます:
logrotate -d
logrotate スクリプトをテストするには (例えば /etc/logrotate.d
ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください:
logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx
トラブルシューティング
exim のログがローテーションされない
/etc/logrotate.conf
に olddir
変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:
error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied
この問題を修正するには、ユーザー exim
をグループ log
に追加してください。そして olddir
(/var/log/old
) のグループをデフォルトの root
から log
に変更してください。
logrotate の状態を確認
cat /var/lib/logrotate.status
を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0 "/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0 "/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0