「FluidSynth」の版間の差分
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fluidsynth を ALSA デーモンとして動作させたい場合、{{ic|/etc/conf.d/fluidsynth}} を編集して、使いたいサウンドフォントを追加してください。例えば fluidr3 の場合: |
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− | SYNTHOPTS="-is -a alsa -m alsa_seq -r 48000" |
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その後、fluidsynth サービスを起動させてセッションを実行できます: |
その後、fluidsynth サービスを起動させてセッションを実行できます: |
2020年7月6日 (月) 22:42時点における版
FluidSynth は SoundFont 2 の仕様に基づいたリアルタイムソフトウェアシンセサイザーです。gst-plugins-bad の依存パッケージになっているため、gnome グループをインストールしたときに一緒にインストールされます。
FluidSynth のインストール
まずは公式リポジトリから fluidsynth をインストールしてください。
ただし、これだけでは FluidSynth はまだ音を出せません。FluidSynth には音源サンプルが含まれていないためです。音を出すには、音源パッチまたはサウンドフォントをインストールして、fluidsynth がそれを見つけられるように設定する必要があります。SoundFont サンプルをインストールすることができます。
FluidSynth の使い方
FluidSynth を使う方法は2つあります。MIDI プレイヤーとして使うか、ALSA に MIDI サポートを追加するデーモンとして使うかです。
スタンドアロンモード
簡単に fluidsynth を使って MIDI ファイルを再生することができます:
$ fluidsynth -a alsa -m alsa_seq -l -i /usr/share/soundfonts/FluidR3_GM2-2.sf2 example.midi
ここでは公式リポジトリから soundfont-fluid をインストールしていると仮定しています。
fluidsynth には他にもたくさんのオプションが存在しています。man ページを見たり -h を使ってヘルプを表示してください。
-a オプションを指定することで alsa の代わりに pulseaudio を使うこともできます。
ALSA デーモンモード
fluidsynth を ALSA デーモンとして動作させたい場合、/etc/conf.d/fluidsynth
を編集して、使いたいサウンドフォントを追加してください。例えば fluidr3 の場合:
SOUND_FONT=/usr/share/soundfonts/FluidR3_GM.sf2 OTHER_OPTS='-a alsa -m alsa_seq -r 48000'
その後、fluidsynth サービスを起動させてセッションを実行できます:
# systemctl start fluidsynth
起動時に毎回サービスが起動するようにしたい場合、systemd で有効化してください:
# systemctl enable fluidsynth
以下の設定で (システムのハードウェア MIDI ポートに加えて) ソフトウェア MIDI 出力ポートができます:
$ aconnect -o
client 128: 'FLUID Synth (5117)' [type=user] 0 'Synth input port (5117:0)'
aplaymidi などでこのポートを使うことができます:
$ aplaymidi -p128:0 example.midi
MIDI を OGG に変換する方法
midi を ogg に変換するシンプルなコマンドライン:
$ fluidsynth -nli -r 48000 -o synth.cpu-cores=2 -T oga -F example.ogg /usr/share/soundfonts/fluidr3/FluidR3GM.SF2 example.MID
以下は同時に複数の midi ファイルを ogg に変換する小さなスクリプトです:
#!/bin/bash maxjobs=$(grep processor /proc/cpuinfo | wc -l) midi2ogg() { name=$(echo $@ | sed -r s/[.][mM][iI][dD][iI]?$//g | sed s/^[.][/]//g) for arg; do fluidsynth -nli -r 48000 -o synth.cpu-cores=$maxjobs -F "/dev/shm/$name.raw" /usr/share/soundfonts/fluidr3/FluidR3GM.SF2 "$@" oggenc -r -B 16 -C 2 -R 48000 "/dev/shm/$name.raw" -o "$name.ogg" rm "/dev/shm/$name.raw" ## Uncomment for replaygain tagging #vorbisgain -f "$name.ogg" done } export -f midi2ogg find . -regex '.*[.][mM][iI][dD][iI]?$' -print0 | xargs -0 -n 1 -P $maxjobs bash -c 'midi2ogg "$@"' --